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どんなレベルも全教科教える
今回、レベルの高い国立大学の医学部、慶応の医学部、さらに、早稲田、慶応の医学部以外の学部いくつかに受かった子に、私一人で全教科教えたのは、別に、大変なことでも、なんでもなく、ごく当たり前のこと
この仕事にずっと専念していれば、おのずと、出てくる結論
「運」の総量は、理にかなった行動の中で、おのずと、増えてくるもの
「理にかなった」行動をすると、それほど労力を使わなくても、子育ては、スムーズに行きます
理にかなっていないと、どんなに努力しても、というか、努力すればするほど、「泥沼にはまってしまう」というようなところがある
「理にかなった」というのは、「常識的」というのとは、かならずしも一致しません
むしろ、一致しないところにこそ、子育てのポイントがある
「前向きの言い訳」の例
「子育てがうまくいっていますよ〜」というシグナル
「前向きの言い訳」をさせる
言葉遣いも「多少(いや、かなり)汚い」という感じの子だった
聞こえているんだよ、とばかりに、「言葉をもっときれいにしようね」みたいなことをいえば、事態はさらに悪化する可能性があります
実際に行動するときは、直感的に、本能的に、行動することが多く
君、丁寧な言葉遣いをするね
○○部(ある運動部)に入っていますから
「前向きの言い訳」は、前向きな行動の、わかりやすいシグナルといえ、子どもたちは、それを機に、自分から変ろうとしますから、周りから、「命令的に」押し付けられたものに比べ、定着がよくなる
最初、お母さんが「子育てはむずかしい」と言ってられたのですが、ずいぶんお母さんも、かかわりが上手になり、それを上回る感じで、本人が変ってきています
私たちが一番に考えなければならないのは、授業の質
いくら小手先で、上手に振舞っても、授業そのものが集中できるものでなければ、子どもはついてきません
私の授業の実況中継的なもの
中学生の国語の文法に焦点をあてて、プロ家庭教師の質を考えていただきましょう。
いろいろ と 大変 な こと が あって 私 は もう いや に なって しまった
と分けた方おられますか?
次回、実況中継的に、解説していきますね
「いろいろ」は一単語ではありません
「と」の前に、「状態や様子、程度を表す言葉」があると、それは、あわせて一単語
「と」の前に敏感になってもらう必要
「大変」が状態や様子、程度を表す言葉であるから、「大変な」で、一単語
形容動詞の区別の仕方は、「なにだ」
「なにだ」がいえたら一単語
「大変な」、「大変に」、「大変だ」といえますでしょ。形容動詞です
漢字と文法は、落としてはいけないし、落とさなければ、国語は、平均点を下回ることは、めったにない
新聞に興味を持ってもらうきっかけになれば、と思って、「天声人語」のようなところから、抜き出して、という宿題を出している
これ、私が教えているお宅では、「あれね」と思っていただけるお宅もあるかと思いますが、そのあれです
勉強は楽しく集中できなければ、勉強ではない
言い訳に、筋が通っていることを求めるほうに、無理がある
言い訳に筋が通っているかどうかなど、どうでもいい
大事なのは、それが、知らせてくる「かかわりがうまくいっていたかどうかの指標」
正しいことを正しい、として、相手にそのまま伝えることは必ずしも正しいことではない
家庭教師田口の視点(72ページ目)
久しぶりに、「視点余話」です
息子に相談したら、「考える」と言って、下のようなものを作ってくれました
パパは大人なんだから、子どもから、こういうのもらったりしたら、だめだよ
進学塾で、理、算はトップレベルなのに、国語だけものすごく苦手で、国語は「逃げ回っている」(おかあさんの弁)という子
とても集中しているので、驚きました
私の授業で、集中しない子を探すほうが難しいくらい
一番上の男の子のことで、いろいろと悩まれていて
短期的視点から、こうすべきだ、ということほど、彼の思考に反するものはない
模擬テストや中間期末の結果を送ってくださるとのことで、チェックと分析をさせていただこうと思っています
教えることの前には、分析が必要なことが多い
信じて任せてもらわなければ、いい結果は出せない
合理的な分析や教えてみての「嗅覚(きゅうかく)」みたいなものに、基づいて、授業をしていく
今回は、「こっそり」というテーマで
「こっそり」という発想、子育て、教育において、致命的なこともある
子育てにおいても、人間関係と同様に、「礼儀は人をいい方向に導く武器」
「こっそり」は、せっかくの子育てのチャンスを逸している行為とも言える
メールのやりとり、連絡ノートのやりとりは、原則、誰にでも公開する(つまり、誰でも、いつでも見られるようにする)、というものでないと、子供たちを、いい方向に持っていくことは困難なのではないか
進学塾で、理、算はトップレベルなのに、国語だけものすごく苦手で、国語は「逃げ回っている」(おかあさんの弁)という子
私は、プロなので、ある程度高いレベルを期待されるのは、仕方ない
正答率の高さに、これまた、お母さんが驚かれていました
ものすごく大変そうな子たちを相手に、結果を出している方法
家庭教師田口の視点(73ページ目)
「それでは、こちらの手の内がわかってしまう」とおっしゃる方
私は、最初から、手の内を見せっぱなしですよ
難しい子ほど、一歩一歩、ひとつひとつ、ステップアップしていってもらう、一気にすべてを期待しない、くらいの、かかわりの余裕みたいなのが必要になってくる
このフォローが大事
下で、少しだけ、フォローについて、どんな感じか具体的に、触れておきますね
「あ、ほんととだ。集中している」と自分で、自分が集中していることに気づくようなタイミングで、言葉をかけてあげると、ますます集中してくれたります
信頼関係が蓄積されているか、不信感が蓄積されているか、ということのほうが、本人の反応に大きな影響を与える
実は、私は、めったに誕生日プレゼントをあげたことないんです
こういうものの考え方は、勉強その他の、先を見越して行動する、という類のもののときにも、いい影響を与える
君たちを、きちんと行動できる、友達が寄ってくる、頭のいい子にしてあげることが僕からの『最高のプレゼント』
視点余話
殺人的忙しさですね
私は、この仕事大好きなので、まったく疲れません
厳しく接すれば、がんばるというものではないと思います
私にとって、そういうお言葉は、エネルギー源
私の前の家庭教師の方から、「返事は人の顔を見てしようね」と言われ、「はい(そっぽ向いて)」という子
「中学に行きだしてからは勉強を嫌い、家では携帯をいじっているかテレビを延々見てるかの毎日」という状況に悩まれて、質問してこられて
体験授業をさせようとしない業者は、避けられた方がいいでしょうね
トラブルは、子育ての最高のチャンス
トラブルが起きたときこそ、私たちの知恵の発揮のしどころ
この子、私は、パソコンで教えているのですよ
私の「武器」は、「授業の質」と「言葉」と「ご両親へのアドバイス」だけです
子育て、教育は、楽しいし、楽しいものであるべきだ
どんなにがんばりやでも、勉強嫌いになってしまうと、動けない、逃げ回る、ということをしかねない
勉強の成否を決めるのは、本人がその勉強を楽しいと思えるか
お膳立てをしすぎないこと(私の言葉で申しますと、「子どもの介護」をしすぎないこと)、「環境」(世間で言う机や部屋を整える、というのとは違います。むしろ正反対に近い概念です)と「言葉」を考えること直接命令的な言葉をかけないこと、引っ張りあげようとしないこと、自分から動くようにもっていって、フォローをしてあげること、タイミングよくほめてあげること、というのが大事になるかと思います
家庭教師田口の視点(74ページ目)
頑張りがきく子が育つような「環境」(机をあてがうとか、部屋をあてがうとかいうものとは、違いますが、かといって、人工的に過酷な環境を、いうことでもありません)を意識し、適切なタイミングと内容をともなった「言葉」を意識すれば、おそらくは、ほとんどどの子も、いい子に育つのでは
「環境」と「言葉」に関しては、ほかのページで書き出していますので、ご覧いただければ
私は、「がんばれ」みたいなことを言ったことはほとんどないんですよ
「どうして、僕は、作文得意なんだろう?」
こういうの親のおかげとか、思うようだとまだ子育ては、改善の余地がある
子育ては、教育は、楽しいものです。そのためにも、私たちは、自分たちを否定的にみるのではなく、なるほど、と思って、挑戦者の気持で、かかわりを工夫してみることが大事なんでしょうね
子どもたちが必要なのは、守られることではなくて、自分で自分を守る知恵である
学校へ行けば、守ってくれる親とかはいない
親が見守ることのできないところでものをいうのは、子ども自身の「思考力」「自制心」
すでにお母さんの似たような「はっきりした指示」によって、その子は、かつていじめられたことがあった
お母さんの言うとおり、「先生に従う」ということを忠実に押し通したら、彼女は、かつてのように、またいじめをうけたかもしれません
極力(致命的な場合以外は)物理的に守ろうとしない、そのかわりに、いろいろな知恵を授けてあげる
視線を子どもに向けず、自分のありかたに向ける
奈良県のお宅
そのお宅のその後
片道3時間半ほど(奈良は、予想外に遠かったのですね!)して、バイクで、おじゃまして、体験授業をして、お話をさせていただいた、というお宅
「朝起きない」が一番大きなご家庭の悩み
田口先生のホームページを読んで、うちの子は、どうして、こう変わらないんだろう、とため息が出ます
1ヶ月くらいして、朝起きられるようになった
気持の問題だよね
まだ、勉強がきちんとできる、というところは、まだ克服されてなくて
責任を感じつつ、なかなか、ご理解いただけないかもしれませんが、このとき「チャンス!」と思った
何度、「うちの子は田口先生の失敗例になってしまうかも」と言われたことか
私の「ホームページに載せてもよろしいでしょうか」というお願いに対する、ご返答のメール
要所での声かけとチェックはまだ必要ですが、結果を度外視して過程を褒めてあげたいと思います
掘り下げていくと全体的に不安点は多いとのことですが、そのなかでも英語は一番不安が多いと言っておりました
本人がいい点をとろうと、自分のことを自分で心配している様子がわかります
先生の奥様は、子育てでストレス感じたことないのですか?
妻に質問したところ、「別に」
本人は、小3なのですが、勉強に対する姿勢は、すぐに変わるでしょう、と申し上げました。難しくない子ですね。私にとっては、。
私は、ご両親にすぐ変わってほしい、みたいなことを申し上げることは、ほとんどないんです
打つべき手を打って、じっと待つ
「うちの子、頑固なんです!」
ストーブにあたっていて、なかなか勉強するテーブルについてくれなかったという子
進学塾や個別指導塾で、15分とか10分とかしか集中できなかったという子
「素直じゃないですか。僕は頑固なところなんて、ぜんぜん見当たりませんけど」
「先生」「先生」などと、繰り返し言われていると、無意識のうちに、自分が偉い人間だと勘違いしかねないので、気をつけなくてはいけませんね
「先生」などと呼ばれている人間には、ろくなやついない、と言われることがある
「親子ともども、ステップバイステップで、一歩ずつ変っていこうと思っています」
実は、頑固ではなかった
家庭教師田口の視点(75ページ目)
視点余話
私の本(私の新しい本紹介いたしますご参考に)を、あるお母さんが、校長先生に差し上げたと
このホームページも、繰り返し読むに足る内容
一気にがんばってお読みになる、というお母さん結構おられるのですね
別に気負っているわけでもなく、思いっきり売れていい本だと思っている
中身が認められ、中身自身が、より多くの読者をひきつける、というホームページ、本、私でありたい
mihomamaさん(この方もご参考になる方ですよ。もう、ものすごく長いお付き合いです。田口イズムの一番の理解者のひとりかも)
ブレない、誠実な生き方をしたい
なんといっても、子育ては楽しくなければ
私ひとりのかかわりだけでも、かなり子どもたちは、変ってきます
周りの人間は、その面倒くささを解消しようとして、「あとは勉強するだけ」という状態にもっていったりする
でも、これが、本人の面倒くさがりの性格を生じさせ、さらに助長する可能性
「あとは、勉強するだけ」というふうにしたつもりなのですが、その勉強をしてくれない
人間というものが、楽か楽ではないか、とは、違う部分で動く動物だから
私たちのすることは、お膳立てをすることではなくて、お膳立ても含めて、勉強を自分でやるように、上手にインセンティブを与えてあげること
そこまでいけたら、「離陸」(「離陸」については、どこかで説明しているかと思います。一度「離陸」すると落ちてくることはありません。つまり、前のようにやる気のない状態に戻ることはめったにありません。そこまで、もって行くのに、少し手間と時間がかかるのですが、、、)まで、もう少し
これが、教育の本質
「子どもの介護」の危険性の本質でもあります
塾で理科と算数でトップレベルだけど、国語が最下位のほう、という子
もうコツをつかんだので、そんなに成績が落ちることはないでしょう
どんなレベルも全教科
一番大事なのは、子どもたちをどうサポートしていくか
センターの数学?Bを聞いてもいいですか
数?と数C も聞いていいですか?
社会も聞いてきた
そのために、私以外の誰かが、また、教えなければならないというと、とても効率悪い
嫌いな先生、教え方の下手な先生だと、文字通り、「まったく勉強しない」という子
どんなレベルも全教科
視点余話
掲示板1に、mihomamaさんが書き込んでくださいましたね
私の尊敬する方のひとり
支えて差し上げるつもりが、いつも、こちらが支えられて
この方が「大きな心の闇」をもちながら、私が想像していた以上に、たくましくなっていかれたのには、驚くばかり
ある国家試験を一発で合格
その方のまっすぐな、心の純粋さ
mihomamaさんにとって、自分はどうあるべきか
損得は度外視しよう
私は、いつどんなときも、あなたの味方です
局部的に、深刻なほど、「落ちこぼれ」
局部的にわからないところが解決されていくのに、並行して、得意な科目についても聞いてきたりする
意味なく、プレッシャーをかけるだけ
なぜなら、それは、わかりきったことですから
動けない子に「動け」と言われても、困る
「こうすれば、動ける」ということを具体的に指し示すだけ
「読まなくてもいいよ」
その読み取るスピードがものすごく速い
家庭教師田口の視点(76ページ目)
視点余話
体験授業、2軒連続
体験授業ができませんでした
その代わり、ご両親と、いっぱい話をさせていただきました。
西宮北口駅近くの阪急西宮ガーデンズというところに入っている「ブックファースト」という本屋さん
午後6時からおじゃましたお宅の娘さんは、「勉強大大大嫌い」とお母さんから、メールで、事前にお伝えいただいていた子
数学ひとけたの点の子とは思えないほど、かしこい子
2時間ぶっ続けで教えて、集中が切れませんでした
「あ、西嶋英俊に確かに似ている」
実物を見て、どう思ったかは、聞いてませんけどね。聞けませんよね!
勉強が大大大嫌いというそぶりも感じられません
「ぜんぜんわからない」というとおりの状態でしたが、教えてみて、飲み込みのよさに、おどろきました
私が「かしこいね!」と言っても、ぜんぜん信じないんですよね。「そんなこと言われたの、初めて」とか言ってきて、、。
びっくりするようないい点を、いずれとらせてあげて、本人や周りを驚かせてあげたいですね
「ここをこうしたほうが、、」みたいなことを言うと、その次には、きちんと修正してくるんです。
頭のいい子だということは、こういうところからも、言えますよね。
「いやな科目は、ぜんぜんやる気にならない」
いまだにそれが信じられないです。だって、私は、そのいやな科目から、もっともいやな科目から、教えていっているのですから
こんな素敵なメールなので、載せない手は、ない!
A曰く「理科や数学でも出来る気がする」「私に可能性とか希望を持たせて下さる」そうです。
疲れるような教え方をしない
あっという間に終わる授業
娘さん、理科の2つのプリントのうちひとつは、「もうできそうだ」と思って、自分で考えて、全部やってしまった
自分の能力を磨いていくにつれて、厳しい言葉を言うことがなくなっていった
どんなだらしない子でも、厳しい言葉なしで、ほとんどの子の場合、変えることは可能
「お世辞でなく、かしこいね」と言ったのですが、信じてもらえたかどうか?
いつものように、明るく、「先生のホームページ読ませていただきました」
「先生、このあとすぐに授業があるんですか?」
多少延長して教えてほしいと、自分のほうから、言ってきてくれるんです
「そんなこと言われたのはじめて。みんなあたしのこと、集中力がないんだよね、みたいなことをいうんです」
「今まで教えてくださった先生全員」
2人いっぺんに教えるということで、うまく行くかな?
それまで、おじゃましていたのを、パソコンに切り替えていただいた、最初の授業のあとのメール
2人同時でも、いけそうですね
お母さんも2人の娘さんも、数学が嫌いみたいで、でも、体験授業のときから、まったくそんな感じがありませんでした。
二人とも、と〜っても集中していました。
家庭教師田口の視点(77ページ目)
視点余話
小5の息子が、学校の担任の先生に、私の本をお見せした
先生いわく、「その本、新聞で見たことがある気がする」
その本を貸してくれないか
その新品の本を差し上げると言っておいてと、、。ヨレヨレはまずいですよね。
丁寧に読んでくださり、必要な箇所に線を引きながら、読んでくださった
私の本からも、知識を吸収しようという、その熱心さに、敬服しました
私の本をさして、「私のバイブルです」と
このホームページ、読んでいて、のめりこまれて、とまらなくなったとおっしゃる方も
「怖いお母さん」が急にやさしくなられたりしたとしますでしょ。そうすると、本人が「気持悪い」と言ってくる
、私からほめられて、「うれしい」という同じ子が、たとえば、お母さんからやさしくされて、ほめられて「気持悪い」と言うのは、奇妙は奇妙ですが、それなりの理由がある
いつ、前の(厳しい)お母さんに戻るんだろう、と疑心暗鬼
その急激な変化そのものが、まさに気持悪い
気持悪いとか言われたときは、とりあえず、ご自身がかかわりを変えた理由はお伝えになるべきでしょう
ただやさしくされるだけで、ほめられるだけで、子どもたちが変わってくれれば、苦労はない
そういう場合のヒントは、このホームページ(本からも得られるかと思いますが、ホームページからも、十分えられます)をあれこれ拾い読みしながら、えていただければ
理系(理科、数学)が得意な子になるには、というお話
「おとなしい子で、何を考えているのか、はっきり言わない子ですので、、」
「とてもはきはきしていて、いい子でしたよ。集中力もものすごくありますし」
じかに教えるのとパソコンでとちゃんぽんで、教えているお宅
ひとつは、計算ミスが多かったという点
もうひとつは、問題をどう解くかが、問題をみて、すぐに思いつかない、あるいは、問題を解く公式みたいなものが、すぐに思いつかない、という感じの問題点
計算ミスのほうは、対策をしたので、今は、ほとんどなくなり、ミスするということのほうが珍しいというくらいになっています
理系が得意になりにくい勉強とは、簡単に言いますと、「冒険しない勉強」という感じ
「どうして、先生は、そんなにゆったりと構えていられるのですか?」
体験授業のときに、彼は、一文も「読めなかった」
「教える職人」「子どもへのかかわりの職人」「家庭教師馬鹿」を自認する私
そうやって必死になること自身が、危険なものに思われて
「怒ること、しかることによって、子どもが成長することはないと思います」
うちの子は、親よりもしっかりしています
「しっかりした子だね」
「うちでは、子どものほうが親よりもしっかりしています」
「子どものことで、悩んだことがあるのですか?」 妻は「別に」
かなりきちんとしていなかったりしていた子たちを、怒ることなく、変えてきた
子どもにかかわるとき、怒ることはない、というのは、経験から言える実感
上の子、その次のとき、きちんと起きてきましたよ
念押しも、おどしめいた言葉も、命令的な言葉も、怒ったような言葉も使用していない
これだけで、起きるの?と思われますでしょ
彼を信じていると言うメッセージ
結果を出すように指導してきた(ものすごい結果でしょ)
彼は、きっと、全力で、私の期待に応えるだろう
ご両親の予想以上にがんばってくれた彼
人は、誰も、感激の中で、行動を改めていく
私以外の人間が「時計のセット」をしたほうがいい、と伝えても、きっと彼は、朝起きれなかったかもしれません
家庭教師田口の視点(78ページ目)
お母さんが「言わないと宿題をしない」というようなことをおっしゃっていた
私の授業での集中ぶりなどから、お母さんが心配されなくても、自分から宿題をやっていってくれる子だと思っていた
やっぱり、きちんと宿題してくれました
点数よりも、本人のがんばりを評価してあげるべき
彼が国語に苦手意識をもっていると、感じたことはない
だれでも、ほめてほしいんだと思います
学校で、家でと同じ行動をしたら、いけないこともある
こんなに難しい問題、がんばってこなすなんて、国語得意な子でも、難しいのでは
前のページの最後で、朝なかなか起きられなかった子が起きるようになってきたという話
彼、次のときも、朝起きてきました
最終的にはしっかり起きる、という方向に、動くことは、間違いない
がんばりを認めてあげることが何よりも、大事です
苦手な国語を教えているうちに、比較的得意な算数も聞いてくる、というパターン
よく経験するパターン
1枚のプリントをやるのに1時間ぐらいかかってやっていたのに最近は、ささっと出来るように
大事なことは、高校生くらいになっても、きちんと勉強できる子、言われなくても勉強する子に育てること
「離陸するのは、どのくらいかかりますか?」
「国語の成績が上がるのは、いつぐらいですか?」
一見楽なようで、かえって、しんどい
「お子さんを、変えようとしない方がいいですよ。」
田口先生のホームページを何回も読み直し
学ぼうという謙虚さ
授業中のものすごい集中力
ぼくが宿題を早くやり終えるようにすればいいんだよね?
いろ〜んなお宅のいろ〜んなかかわりがあっていいのですよね。それをしやすいようにサポートをして差し上げるのが、私の仕事
家庭教師田口の視点(79ページ目)
視点余話です
「ケッカン見せて」
看護師さんの、「勇気ある」お言葉のおかげ
ある女の子の作文
日本語とフランス語、どちらもぺらぺらという子
国語が苦手
書きあがったとき、両手を上にあげて、「やったー」と、とてもうれしそうに、叫んでいました
彼女、私のことを「最強!」と言ってくれた
私が「ありがとうって言っていたいただけますか?よろしくお願いいたします」と申し上げたら、頭を抱えられたこともあります
娘さん、「どんだけ私のことほめたくないの?」と笑っていた
彼女、いやそうなそぶりもなく、これまた、とても集中してくれている
病気、きっと治るよ!
お母さん、この前の授業でおじゃましたとき少し変化がありました。
「ほめてあげてもらえませんか?」
「はい」
その子が書いたそのままの言葉を生かす形で、いい文章を書けるようにもっていきます
添削されまくって、書いたような文章からすると、「自分で書いた」感がとても感じられ、彼女がしたように、「やったー!」と叫ぶ、ということになるのかなと思います
作文に限らず、本人の能力に合わせて、ポイントだけをおさえて、あとは、ほうっておく、というようなことは、私は、よくするところ
だいたいいい方向に行っていたら、見守ります
ここというところ(ポイント)で、必要なだけ、アドバイスをしてあげる
きちんとできていたら、ほめてあげます
「天網恢恢(てんもうかいかい)疎(そ)にして漏らさず」(天の網は、あらいようだが、ぜんぜん漏らすことがない、という意味)
動きにくくさせておいて、そのために、本人の成績、行動がおもわしくない、とわかると、さらにプレッシャーをかけるという悪循環
たとえば、我が家、「ルールめいたもの」もない
かかわりに熟達してきたら、そういう命令的な言葉やルールによる「縛り」は、いらなくなる
子どもをルールでしばらざるをえない、ということのほうが、むしろ問題ではないか
肩の力をぬいて、知恵を使って、子育て、楽しみましょ
家庭教師田口の視点(80ページ目)
「バナナ事件」
「バナナの皮を捨てなさい」と言った妻が、息子から拒否され、そういうことを一言も言わない私の言葉ののちに、息子が皮を捨てに行った
伝えるタイミングと伝える内容さえ、きちんとおさえられていたら、子供たちは、命令的な言葉を使わなくても、動いてくれる
「この気持ちよく」というの大事
私は、わが子に、「勉強しなさい」というようなことを言ったことない
タイミングと伝える言葉
「事前の注意」の危険性
私の子どもたちに関して、この子たちが、もともと、つまり、生まれつき、賢い子だとか、きちんとしている性格だとか、そういうふうに思われる方もいるかもしれませんね
うちの子がもともと「友達が周りから寄ってくる」という人間であったわけでもなく、もともと、勉強時間を自分で決めて、その時間になると、見ているテレビを自分から消して、勉強しだす、という子であったわけでもなかった
頭は、筋肉同様鍛えられていくもの
妻があるとき
「この子、あまりかしこくないかもしれない」
と言ってきた
この子の頭、診てもらったほうがいいのか、とか、平均的な子よりも賢くないのでは、とか、いろいろ、質問を受けたり
ほとんどの場合、私の教えてみた印象と違ったり
妻の「この子、あまりかしこくないかもしれない」をくつがえしていった
先日、体験授業してくれた子は、事前のお母さんからのメールでは、結構インパクトの強い子
「勉強はしないよ」
リラックスして、体験授業を受けてくれていいですよ。あっという間に授業が終わったと言ってもらえるようにするつもりです
「ものすごくわかりやすかった」
数学が一番苦手だという話だったので、教えていったのですが、そんなことないでしょ。普通の子よりも、よくできる、という感じだったと思います
動けない(自分から勉強できない)状態を、表面には、つまり、言葉には、出さなかったものの、何とかしなければ、くらいには、思っていたのでは
そんなこと言えば、お母さんから、「じゃあなぜがんばらないの?」と詰め寄られるのがおち
学校の先生があきれられてしまう、というのが、信じられないほど、いい子
私の授業のときだけ、がんばるというのでは、意味がない
お母さん「田口先生の授業、すごい」というような内容のメールを送ってくださったようですが、「(私の)授業が楽しい、わかりやすい」で終わらせては、私の仕事は、いけませんよね
作文の楽しさ、簡単さを感じてもらえる
とても集中していますね。夜遅い時間なのに、本当にえらい
厳しいことを言わなくても、教え方次第で、かかわり次第で、子どもはしっかりと動くし、ご両親も、協力をしてくださる
子育ては、楽しいもの
その様子をお教えいただければ、、。それに基いて、声かけをしていくつもりです。彼は、それだけで、動いてくれると思います。
視点目次(1〜10ページ目)
視点目次(21〜30ページ目)
視点目次(31〜40ページ目)
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