家庭教師田口の視点(198ページ目) 

 このホームページは、最初はご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです
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2024年3月4日(月)

 (前々々回の、

「最近ある方から、

家庭教師は塾に比べて効率が悪いのではないですか?

というような質問をされたことがあります。」

というお話のつづきです。)

 そういう天才君、天才少女たちが先に進めずにいるときは、「それ数Ⅰだよ(数Ⅰの知識で解けるよ)」くらいの、普通の子からしたら信じられないほどのおおざっぱなヒントをあげるのですが、彼らはそれくらいのヒントでも実際解いてしまうことが多いですし、それ以上の細かい、丁寧なヒントはかえっていやなのでは?と思われるような感じもしています。

 子どもたちは、なんとか解けるぎりぎりのヒントをあげた方が、手ごたえとか達成感を感じやすく、勉強にのめりこみやすいというのがあるかと思います。

 たとえば、子どもたちがどこぞのゲームをしているとき、あまりに簡単なゲームだとあきてしまいますし、逆にあまりに難しいゲームだといやになってやる気を失うみたいなことになったりするというのはご理解いただけるでしょう。

 それは、ゲームについてだけでなく、勉強についても言えます。しかも勉強のよくできる子でも、できない子でも同じことかと思います。

 子どもたちが勉強にのめりこめるかどうかは、このヒントの与え方いかんにかかっているということも言えるかと思います。

 子どもたちがのめりこんでいるうちにあっという間に時間が過ぎて、

え、もう2時間もたったの?

みたいな反応を示すとき、子どもたちは勉強におもしろさ、楽しさを感じるのではないかと思います。(つづく)

 

 

 

 

2024年3月7日(月)

 (前々回のどうしてもスマホがないと、という事態に陥ったというお話のつづきです。)

 で、とにかくスマホを使いだしたのですが、そのスマホのパワーはものすごいものがありますね。皆さんお使いになるわけだ。

 パソコンしかないときは、一部のツールが、スマホでの認証を必要としていたので使えなかったりしていて、多少不便を感じていました。これが解決!

 道に迷いそうな状況になっても、スマホが助けてくれる。多くの人がスマホを見ながら、場所探しをしている理由も合点がいきました。人に聞くより正確で便利なこともありますね。

 この小さな道具は私たちに多くの便益を与えているのですね。今頃知ったの?と驚かれるかもしれませんが。

 パソコンで電子機器には慣れていたので、スマホをこなすのも難しく感じたことはなかったですが、で、初めてパソコンを買った時のような戸惑いもなかったですが、驚いたのはパソコン以上の手広い機能ですね!(つづく)

 

 

 

 

2024年3月11日(月)

(前々回の、

「最近ある方から、

家庭教師は塾に比べて効率が悪いのではないですか?

というような質問をされたことがあります。」

というお話のつづきです。)

 まだ勉強がよくできないという状況の子でも話は同様です。

 徹底的に本人の状況を見きわめて、それに合わせるというのが大事だと思っています。それができるのが家庭教師であり、それが家庭教師の能力差のを決める一つの要素といってもいいかもしれません。

 塾などですと、あらかじめ「今日はどこからどこまで進む」みたいなことが決められていて、それに沿ってトップダウン的に型通りの授業をしていくというスタイルをとることが多いわけですが、家庭教師の場合、本人の能力、知識に合わせて、あえて不要な説明を省くことができますし、一方で丁寧に本人の能力に合わせて、ポイントのところはゆっくり説明していくことも可能です。

 少し前に教え始めた「発達障害」を指摘された子などを教えていても感じるのですが、結構「とても鋭い感性」みたいなのがあって、ただそれにむらがあるため、特に数学のような、1か所でもネックがあると先に進めないという科目ですと、場合によっては「全くできない」というような印象を与えてしまったりするし、テストでいい点がとれなかったりするんですね。(つづく)

 

 

 

 

2024年3月14日(木)

 (前々回のつづきです。)

 で、昨年末に大変なことが起きたんです。

 毎年、お世話になっているある会社から手帳をいただいていたのですが、とうとういただけなくなったのですね。これは、私にとって大事件。気に入っていた手帳だったので。

 で、買おうかと思ったのですが、ただでいただいていたものを買うのに多少抵抗があり、しかもお店に行っても、自分にぴったりの手帳がなかなか見つからない。

 で、最悪の場合買おうと思って、試しにだめもとでスマホに口コミの一番よさそうなlifebearという手帳をダウンロードしてみました。

 そうしたら、今までなぜ使わなかったんだろうというくらい便利。紙の手帳はもういらないな、と思うようにさえなりました。

 たとえば、思いついたら書き込めるというのは、スマホのほうが気軽にできますね。紙の手帳だと、いちいち筆記用具を持ち出さなければならないけど、スマホはそれが必要ないというのが大きいですね。

 それに、1年後でも2年後でもスケジュールに書き込みできるのも便利。紙の手帳の場合、翌年のスケジュールの書き込みは翌年の手帳が手に入るまで書き込めず不便だったですね。

 おそらく、皆さんはこんなこととっくにご存じ(「田口、今頃わかったの?」という声が聞こえてきそう)で、とっくにスマホの手帳に移行されていて、そういうことを背景にきっとその会社も紙の手帳の支給を中止したのでしょうね。スマホのパワーおそるべし!

 紙の手帳をいただけなくなったおかげで、かえって、便利になったという不思議な経験をしました。一見マイナスなことも、柔軟に思考し行動すればやり方次第でプラスに転化しうるということのいい例と言えるかもしれません。

 

 

 

 

2024年3月18日(月)

前々回の、

「最近ある方から、

家庭教師は塾に比べて効率が悪いのではないですか?

というような質問をされたことがあります。」

というお話のつづきです。)

 この学習障害と言われた子なのですが、4月から高校生になるので、その予習の勉強をしていっているのですが、お世辞でなくよくできます。どこにも学習障害の「が」の字も感じません。こんなことを書くと驚かれる方もおられるかもしれませんが、私は本当に感じないんですよ。大げさでも何でもないんです。

 例えば、因数分解のなかでも比較的とっつきにくい「たすきがけ」は、一度いっしょにやりながら説明していったら、で、そのあと類題を1問解いてもらったら、一発で解けたんですよね。これって、普通の子でも一発でマスターするのは難しいです。

 3乗足す3乗の公式:a³+b³=(a+b)(a²-ab+b²)という公式を使った因数分解も一発でした。

 すごくないですか?

 これ、彼のお母さんも読まれているかもしれないので、うそはつけませんし、このホームページは「うそを書かない」を基本ポリシーにしてますので、うそではないんですよ。

 こういう子に「学習障害」というレッテルをはられている方がおられるのですね。(つづく)

 

 

 

2024年3月21日(木)

 計算間違いをよくしてしまったり、基礎がきちんとマスターできていなかった子に、簡単な問題をいっぱい練習させたほうがいいと考えられる方がおられますが、難しい問題をやらせた方が効果的な場合がある、というお話をしますね。

 不思議なことなのですが、簡単な問題ばかりやっていると、かえって定着が悪いという現象が起きたりするんですよね。

「この子は定着が悪いから、基礎的な問題をいっぱいやらなければ」

というのは、一見とても合理的にみえますよね。

 でも、必ずしもそうでもないのです。最近でも、お母さんからも塾からも数学の定着が悪いと言われていたある子に関して、少し難しめのテキストを使って、数学でももっとも苦手な子が多い証明のところを教えていったのですが、彼は完ぺきにマスターして、証明のところだけで言いますと、学年末テスト満点でした。

 その子に、

「君には学年末の証明の問題簡単だったでしょ」

と言ったら、

 本人いわく、

「はい。もっと証明の問題いっぱい出してほしかった」

とのこと。「定着が悪い子」というレッテルがくつがえされたわけですね。

 ということで、私なりに今のところ考えている、このあたりのメカニズムについて、考察していきますね。(つづく)

  

 

 

 

 

2024年3月25日(月)

 前々回の、

「最近ある方から、

家庭教師は塾に比べて効率が悪いのではないですか?

というような質問をされたことがあります。」

というお話のつづきです。)

 こういう子に学習障害というレッテルをはることは、私にはとても危険にみえるのですね。この言葉が本人や周囲に与える影響はかなり大きいように思います。少なくとも、そういうレッテルをはられて、落ち込んだり、悲しんだり、気落ちしたりする子がいることは想像に難(かた)くないです。

 そういうことをお考えになって、学習障害の診断が下されているのでしょうか?そもそもそういう診断をされる方はどのくらい教育的知見、経験を持たれているのでしょう?

 おそらくいろんな子の「わからない」に向き合ってこられた熟練した教育者たちが同じ診断を下そうとされたら、まったく違う結果になることでしょう。名称も「学習障害」という耳ざわりの悪いものではなくなることでしょう。

 「こういうところに気を付ければ伸びる子」みたいなもっとポジティブな、前向きな表現になるかと思います。

 確かに、彼は理解がゆっくりなところがありますが、でも、そういう子はしっかり頭の中に入れることができて、上で申したように、一発で類題を解くというようなことをしますし、その類題を解いているときに

「そこまで考えているんだ」

と感心させたりもします。平均的な子供たちよりもしっかり理解しようとしているのだと感じたことはあっても、学習障害と形容するようなものはまったく感じられません。

 

 

 

 

2024年3月28日(木)

 (毎回ページの最後は私が遭遇した、大変なこと、興味深いことなどを載せています。今回も「和食さとでのお話」のつづきです。)

 おばあさんほどでなくても、おじいさんも速く歩けないということがわかり、このお二人がサトの玄関のドアにつかえるようにしてなかなか中に入れずにいる理由が分かった気がしました。

 ここに老々介護の実態を目の前にみるように思いました。一方で、このお二人が終始つらそうなしぐさをみせず、むしろ表情は明るく幸せそうにみえたのも印象的でした。

 きっとこのお二人は幸せなんでしょうね。

 ところで、そのときも思ったのですが、このお二人は、この郊外店にどうやって来られたのでしょうか?車で来られたと考えるのが普通でしょうが、そうだとすると、車の運転に支障はなかったのでしょうか?

 誰かから車の運転をしないように注意されたことはなかったのでしょうか?

 余計なお世話でしょうが、こんなことをあれこれ考えてしまいました。

 で、しばらく私が食事をゆっくりしていると、このご夫婦がお店を出ていこうとするのがみえました。私は走って行って、ドアを支えてあげました。

 おばあさんは相変わらず、歩行に集中してか、下を向いたまま言葉を一言も発しませんでしたが、おじいさんから

「すいませんねえ」

という言葉を聞きました。笑顔をたたえたとても柔和な表情でした。

 私は、今回もほかの言葉がみつからず、

「いえ、大変ですねえ」

という、平凡な返答をしただけでした。(このお話はこれで終わりです)

(次回はページを変えて)

 

 

 

 

 高校生になって、中学の問題が簡単に見える

ネックになるところを見きわめて丁寧に

天才君には一言、理解の遅い子にはゆっくり

以前教えた子で学校の授業中寝ていた子。京大に受かった

いもづる式にチェックする

 国語はセンスで解くものだという思い込み

 わかっていただける人にはわかっていただける

 教科書的に正しいことがいつも正しいとは限らない

 正しい事実を正しい事実としてそのままつたえるのは正しくない。

私たちは教育者であって、警察ではない

 田口にサポートを受けたというのを忘れて。私たちは黒子。

 天才少女のセンター試験の問題を解くやり方 遠回り 賢くなるが、時間内にとかなければ

「無理をしないことのリスク」

天才君、天才少女のほかの子たちとの勉強方法の違い

採点者に優しい答案を書く

赤ちゃんがなんでもなめるのはなぜ 除菌の危険性

泥をなめる子と除菌の成分をなめる子

お母さんもよく質問してこられた

 「先生と言われる人間にはろくなやつはいない」と言ったとき

「理屈は死んでいる。世間は生きている」

ぼそぼその先生

「ちょっと変わった子」苦手だった科目が、一番に逆転。得意不得意はこんなもの。

テスト後復習に力を入れる。

評論家にならぬこと。「少し変わった子」が「wrongの意味は何ですか」と聞いたら、「そんなの自分で調べれば」という子より、「少し変わった子」のほうが伸びているという現実。理屈で正しそうに見えることが実は正しいとは限らない例

高田元社長 試練

学校でトラブルをよく

学校の先生、会社の社長が子どもたちや部下に厳しくても通用するのは、いざとなったら、「切り捨てる」ことができるから

 その知恵の発揮どころは、子どもたち一人ひとりによって異なるようなところもあります。

 私は、ある意味、この仕事に体をはっている、人生をかけている、文字通りの「家庭教師馬鹿」なのです。

 

 

 

 

 

  

 

 


もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。

  

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