家庭教師田口の視点(144ページ目) 

 このホームページは、最初は、ご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです

2019年9月2日(月)

 やめられてよろこぶ家庭教師は私くらいなものでしょうか?

 実は、昨日メールボックスをあけたところ、めずらしく(!)「目が釘付け」のお母さん家庭教師田口の視点(89ページ目)以降ときどきとりあげています。とても参考になる方です。ご参考に)から、偶然メールが来ていることに気づきました。本人の成長ぶりを伝えてくださるものでした。本人今高2です。

 前回ちらっと、とりあげたお宅ですね。久しぶりにとりあげようかなと思って、、。

 「噂(うわさ)をすれば影」ではないですが、ちょうどグッドタイミングですね!

 ずっとメールいただいていなかったんです。

 なぜなら、おやめになったからです。おやめになったのは、今年の3月です。やめられて、田口はさぞショックだったろうって?

 それがそうでもないんです。

 ショックというよりも、さびしいという感じが適切かもしれません。でも、こういうやめ方は、私は大歓迎んです。

 本人から切り出されたとき(かつての彼の性格からは信じられないことですね。自分から「しばらく(田口を)休みたい」旨言ってきたのが彼の成長を感じさせます。お母さんの子育ても上手になり、そのおかげといえるかと)は、少しびっくりしました。だって、私が大学受験まで教えると思い込んでいましたから。CMさんの娘さんたちのように、、。

 でも、よくよく考えたら、人にはっきりものを言えなかった子が、一度予備校を経験してみたいと言って、やめていくというのですから、私の教育観からすると、とてもいいことですね。

 いざとなったら、また私に頼ってくるかもしれませんが、今のところうまくいっているようです。かつての彼と違って、自分でどんどんやっていく子になっているようです。家庭教師田口の視点(89ページ目)以降の「目が釘付け」のお母さんからのメールをお読みになった方は、本人の当初の大変な状況をご理解いただけたかと思いますが、彼は、小6の今ごろ(間際(まぎわ)ですね!)引き受けた子で、中学受験時に急激にやる気を出してくれ、レベルの高いある国立の中学を受かった後も、人間的にとても成長し続けてくれました!

 お母さんのかかわりの変化と本人の成長ぶりも家庭教師田口の視点(89ページ目)以降にときどきとりあげてきてました。(つづく) 

 

 

 

2019年9月5日(木)

 上の「目が釘付け」のお母さんの息子さんもCMさんのところのお兄さんも、メンタルをまず育てていく必要のある子でした。

 勉強のできるできないにかかわらず、メンタルをまず育てなければならない子たちはいます。自分できちんと勉強するようにもっていく必要のある子たちですね。

 CMさんのところのお兄さんは、中3のときに教え始めたとき、成績は平均的な子よりも少しよいという感じでした。「目が釘付け」のお母さんの息子さんは、とても頭のいい子であることはわかりましたが、目指す東京の国立の中学にはとても及ばない感じでした。

 私が教えた子の中でも、最終的にもっともすごい結果(センター試験で96%とり、超難関の国立大と慶応医学部などに受かりました)を出した「天才」くん

家庭教師田口の視点(66ページ目)

家庭教師田口の視点(68ページ目)ご参考に)

も、私が教え始めた高2のときは、学校の定期テストで英語と数Ⅲは0点近い点をとっていたらしい(お母さんからのお話で、テスト結果は見せていただけませんでしたが)というところから、始まりました(何か問題がないと、私なんかが、こんな賢い子を教える機会は生じませんよね!)。

 この子へのかかわりも家庭教師田口の視点(66ページ目)以降にときどきとりあげていますが、お子さんが勉強のできるできないにかかわらず、ご参考になるかと思います。

 そこを読んでくださった方はおわかりかと思いますが、私は授業の質とほめるタイミングにとても注意した記憶があります。そして「前向きの言い訳」を本人がするようにもっていくことにも。また、ドタキャンされても、一切注意しないということも、彼の場合は必要だと判断していました。

 なにせ、教え始めのころ、頻繁にドタキャンしてきた子ですから。(つづく)

 

 

2019年9月9日(月)

 視点余話です。

 昨日、体験授業がありました。

 体験授業後のご両親とのお話のとき、教えていただいたのですが、「アメくれた子」さんのお母さんのご紹介だったみたいです。

 「アメくれた子」さんのお母さん、ありがとうございます!

 「アメくれた子」さん以上に大変な子(やる気がない、反抗的など)みたいで、「塾(個別指導塾です)に行ってもむだ」状態であることを事前に言われ、これは大変な子だと思ったのですが、教えてみたら、とても集中してくれて、頭もいいですし、礼儀正しいですし、びっくりしました。

 「アメくれた子」さんが人見知りというのが信じられないのと同じくらい、この子がやる気がないというのが信じられませんでした。

 帰りがけも私をご両親とともに笑顔で見送ってくれて、とてもいい子でした。

 「頭のいい子ですね」

と体験授業後のお話し合いのときに、お母さんにお伝えしたら、

「そう言われたの初めてです」

とのこと、それが信じられません。そのお話し合いの途中で娘さんがお菓子を持ってきてくれ、私にプレゼントしてくれました。「ありがとうございます」の言葉とともに、、。

 いい子でしょ。

 チョコレート2枚だけでしたけど、とてもうれしかったです!気持ちが伝わってきますね!私には、とても価値のある2枚です!

 改めて、人はいただいたものの量に感動するのでなく、くださった人の気持ちに感動するのだということを気づかされました!

 ありがとね!「チョコくれた子」さん。

 

 

 

2019年9月12日(木)

 そういえば、上でとりあげたチョコくれた子」さんのお母さん、体験授業後のお話し合いで、私が、子育てのコツの一つとして、「しつこくほめる」ことが大事である旨、お伝えしたところ、そのあとのメールで

衝撃的でした

と伝えてこられました。この「衝撃的」という言葉がとても印象的でした。

 私からしたら、当たり前のことなのですが、お子さんたち(実は弟さんも同時に体験授業しました)が、私の体験授業のとき、そして、体験授業後、私からほめられて(私は意識してほめたような記憶はないのですが)、とてもうれしがっている様子をご覧になって、

「私は逆のことをしていました」

というようなことも書いておられました。私と逆のことをして、手を焼いておられたという感じのようです。私からしたら、全く問題のない子たちでしたけど。

 とても熱心なご両親で、いっぱいいろいろお話したので、はっきりと覚えていないのですが、たしか、お母さん、体験授業後のお話合いの最初あたりで、

「どうしたらいいのでしょう?」

とお聞きになって、私は、まず心がけることとして

「勉強を楽しいと思ってもらうこと」

「しつこくほめてあげること」

の2点をお伝えしたかと思います。

 私は、「がんばれ」とか「今のこの成績じゃ、、、」とか、励ましや説教めいたことは一切言っていなかったと思います。

 そのかわり、勉強がよくわかる、楽しい、と思ってもらえるようにもっていったというだけで、で、その際、本当に賢いと思ったので、自然に口からついて出てくるように、そう言った(結果としてほめていた)だけのことなのですが、なかなかそれを実践するのは難しいという方もおられるのですね。

 経験上、その難しさも私は十分承知しています。このホームページでは、その難しさを承知したうえで、少しでも、子育て上手になれるきっかけになれば、と思い、いろんな観点から、かかわりの仕方次第で子供たちがいかに変わるかを書き出していっているとも言えます。

 体験授業は、それ(子供たちがいかに変わるか)を目の前で、ご両親に体験していただく機会でもあるのかもしれません。

  

 

2019年9月16日(月)

 前々回、私のスケジュールをドタキャンする「天才」くん

家庭教師田口の視点(66ページ目)

家庭教師田口の視点(68ページ目)以降ときどきとりあげています。参考に)

をいい方向にもっていくのに「前向きの言い訳」を本人がするようにもっていくことをした、と書きましたが、これについて、とりあげてみますね。どういう子にかかわるにも、ご参考になることかと。

 以前このホームページでも「前向きの言い訳」については、何回かとりあげたことがありますので、皆さんの中にも、これに関してご存じの方もおられるかもしれません。ですが、なにせ巨大なホームページになってしまったので、いざ、どこにあるのか探すとなると、視点目次(サイトマップ)を使っても、大変かもしれません。

 同じことをとりあげても、毎回少しずつ角度を変えて書き出していますので、お時間のあるときに、読みあさっていただくとして、ここでは、その中のひとつにだけしぼって、とりあげてみますね。

 私の本(私の最新刊「伸びる子とそのためのアプローチ」ご紹介いたしますご参考に)でも、「5、前向きの言い訳と後ろ向きの言い訳」という形で、いくつかの具体例とともに詳しくとりあげていますので、そちらをお持ちの方で、詳しくお知りになりたいという方はそれもお読みいただければ。

 ここでは、ドタキャンを彼がしなくなった原因のひとつにフォーカスをあてて、この前向きの言い訳をとりあげてみます。

 当たり前ですが、前向きの言い訳の反対は後ろ向きの言い訳です。

 彼は、私の授業を当日ドタキャンすることが多かったのですが、その主な理由が

「部活で学校から帰れなくなった」

というものでした。事実かはともかく、これ、後ろ向きの言い訳と考えられます。なぜなら、しばらくしてから、同じ彼が、私のスケジュールをほとんどまったく変えてこないようになりましたから。

 いかに、自分が無理(だった)かを言うとき、人は後ろ向きの言い訳をすることがあります。こういう言い訳をする間は、人はだいたい変わらないことが多いです。彼が、私が教え始めたとき、一部科目で落ちこぼれ状態になっていた理由のひとつもこのあたりにあったのかもしれません。(つづく)

 

  

 

2019年9月19日(木)

 そういえば、「チョコくれた子」さん、この「天才」くんの教え始めのとき以上に大変な状況のようです。

 ですが、私には、その大変な状況をご両親が伝えてくださり、問題視されていることのひとつひとつが信じられません。頭もいいですよ。集中力もあります。

ねえ、お父さん、あの子集中力あるってよ。頭いいってよ

というようなことをお母さんが驚いたように、途中から話し合いに加わられたお父さんに話しかけられたのが、とても印象的でした。ご両親ともに、私の申していることがにわかに信じられないという感じでした。

 私は、例年からすると、まだ忙しくない状況かと思うのですが、なかなかスケジュールが合わないらしく、まだ体験授業しかしていない状況で、体験授業直後にメールをいただき、そのあと、もうひとつメールをいただき、そのとき、お近くなのですが、パソコンによる遠隔授業も検討されているというようなことを伝えていただきました。

 次回おじゃましたとき、パソコンによる授業について、ご説明しようかと思っています。

 このもうひとつのメールでは、「チョコくれた子です」と、名乗ってきてくれたことから、おそらく、本人が自らメールをくださっただろうことがわかりますね。ホームページも読んでくれていたことがわかりますね。

 ホームページ上からも、あらためて、

「ありがとうね!!」

と言いたいです。

 「アメくれた子」さんも、そういえば、集中力がないとか、集中が続かないとか、お母さんこぼされていましたが、私の前ではとても集中してくれて、お母さんが信じられない、というような反応をされていましたが、「チョコくれた子」さんも似たような感じですね。

 2人とも集中力があるだけでなく、説明すると、すぐに理解してくれて、とてもカンのいい子たちです。

 あ、一緒に体験授業した「チョコくれた子」さんの弟さんは、もともと問題のあまりない子のようなので、ここではとりあげてませんが、この子ももちろんとてもいい子です!(つづく)

 

 

 

2019年9月23日(月)

 さて、「天才」くんのお話に戻りますね。

 私は、頭のいい子ほど、学力のブレが激しくなるというのを感じることがあります。彼も、そういうタイプでした。

 英語と数Ⅲの勉強をまったくしないのは、学校の先生が好きでないから、というような理由からです。

 学校の先生の人間性が好きになれないのか、教え方がいやなのか、両方なのかなど、具体的には聞きませんでしたが、とにかく何かが気に入らず、勉強をする気が起きなかったらしいです。

 ただ、彼は中学受験を経験していて、それで全国でもトップレベルの中学に受かっていますから、私が教えるときには、すでに頭が鍛えられていたようです。一方で、

「日本語(現代国語)で書かれているものは、何とかなりそうだけど、日本語で書かれていないものは苦手」

と言っていましたが、確かに、古文も漢文も苦手でした。

 でも、やっぱり一番深刻なのは、英語でした。中学受験には、英語がなかったですからね。

 それで、親御さんのご希望もあり、まず英語が楽しい、と思ってもらうことに注力しました。彼の性格だと、楽しいと思ってもらえれば、私の授業を大事にするようになり、ドタキャンもなくなるだろうと。

 読みは当たりました。彼は、後ろ向きの言い訳とともに私の授業を休むということがめったにないようになりました。(つづく)

 

 

2019年9月26日(木)

 もうご存じの方もおられるかもしれませんが、ここではいろいろ書きたいことが出てきて、その中で、私は、皆さんに、一番お伝えしたほうがいいかなというのを選択して、そのつど書きだしています。

 本は、その性質上、体系的に書き出していますが、ここは、もう少し楽しんで、リラックスして書きたい、皆さんには、楽しむように読んでいただければ、で、ついでに、知恵や教育観みたいなものを、知らず知らずのうちに身につけていただければ、と思って書いているんです。よろしくご理解ください。

 何の脈絡もないところから、ポンと新たな話題が出てきますが、それも楽しんでついてきてくださると、うれしいです。きっと、皆さんの子育て、教育に役立つかと。

 読みにくく感じられる方もおられるかもしれませんが、毎回独立した文章だと思ってお読みになってくだされば、と思います。

 ということで、今日は、「子供たちへのかかわりは絶対評価で」というお話をしますね。つまり、子どもたちどうしを比較しないほうがいいということです。

 私は、よく

「この子はきちんとしない。下の子はこういうところはきちんとしているのに」

みたいなお話をよくされたりします。

 これ、一般論で言いますと、嫌がる子多いように思われます。嫌がるそぶりをしない子でも、モチベーションにいい影響を与えない可能性はあります。

 ご自身が、そう言われてどう思うかを想像されたら、おわかりいただけるかと。

 極力だれかと比較をすることなく、もし比較するのでしたら、過去の本人の様子と比較して、できたら、よくなったところを見てあげるというのがいいかと思います。いかがでしょう?

 

 

 

2019年9月30日(月)

 「アメくれた子」さんについて、私の読みがはずれたことがありました。

 私も、この仕事長いので、だいたいは読めるつもりではいるのですが、それでも、読みのはずれることがあるのですね。

 私も人間なので、お許しください。私もまだまだですね。

 実は、「アメくれた子」さんのお母さんが、スケジュール表をプリントアウトされて、それを本人に渡し、本人にスケジュールを書き込ませようとされたのですね。

 私は、そういうもので本人がやる気を出すものではないのでは?と思い、また、そもそもが親が先走って、動くのがどうかな?とも思い、本人もいる前でお母さんにもそう申し上げたのですが、これ、少なくとも彼女についてはまったく(!)まちがっていたようです。

 例の「(一人のときも)集中する」「早めにとりかかる」みたいなのを宿題にいれて、少しきちんとし始めてくれたのですが、その後しばらく停滞している感じだったのですね。で、私が理由をたずねたところ、本人が

「スケジュール表を完成させていないから」

みたいなことを言ってきたのですね。

 へ?あのスケジュール表?って思って、

「じゃあ、スケジュール表を完成させたら、きちんとやれる?」

と聞いたら、

「うん」

と言ってきたのです。どういうわけか、確か2週間ほどしてもスケジュール表が完成していない状態だったのですけどね。

 それでは、と思って、宿題に「スケジュール表を作る」というのを入れて、まずスケジュール表を完成させるのを優先してもらったのです。

 そうしたら、彼女、スケジュール表をきちんと作ってくれて、しかも、それにそって、「集中する」「早めにとりかかる(スケジュール表ができてからは、「8時から(始める)」に変えました)」がほぼきちんとできるようになりました。

 ということで、私の読みははずれました。

 お母さん、申し訳ありませんでした!

 当初覚えるのが苦手そうだった英語も、ものすごく覚えられるようになってきましたよ。やっぱり、賢い子だったのですね!

 これに関しては次回。

(つづく)

(次回は、ページを変えて)

 











もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。

 

 

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