家庭教師田口の視点(113ページ目) 

 ぜひ、楽しむようにお読みくださいね。いい知恵をもらった、という具合に、、。目が疲れるというような方は、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう

2017年2月6日

 1月半ばに次のようなメールが来ました!

 おはようございます。

 2015年の11月、お世話になった愛知県のAの母です。

 (先生のHPの視点99、100ページ(家庭教師田口の視点(99ページ目)

家庭教師田口の視点(100ページ目)ご参考に)に娘の事を載せて頂いております。)(はい。もちろん覚えていますよ!メールありがとうございます!

 娘は、小6です。

 6年生になって、部活、学校生活も頑張っています。(以前は、大変な状態であったこともあり、途中から私の授業さえ受けられなくなってしまったのですが、本当に本当によかったですね!お母さんと本人のご努力が実を結びましたね!それにしても、あれからずいぶんたつのですね

 4月から中学生(地元の公立)で、

 「田口先生に2月から勉強を習う。」
 と、自分で決めました。(「ありがとう!!うれしいです!」そうお伝えください
 先生のスケジュールを確認させていただき、
 2月中に
 金曜日の午後6時30分~8時の時間が空くとなっていましたので、
 その時間帯で授業をお願いしたいのですが、いかがでしょうか?(はい。承知しました。というか、すでに1回授業をしてますよね。とても集中して取り組んでくれましたね!ありがとうとお伝えください。そのときの様子も、あとでお母さんからメールいただきましたね。後ほどここでご紹介してもよろしいでしょうか?以前、「メールの掲載どうぞご自由に。お任せします」というようなことを言っていただき、今回のこの掲載も事後承諾という感じになってしまったのですが、よろしくご理解ください。いつもすいません) 
 教科は、新中1 の 数学、 英語 でお願いしたいのです。(はい。承知しました。私は全教科教えることができるので、また何かご希望とかあれば、おっしゃってください
 もしくは、木曜日の7時5分から8時35分を空いた時点~
 というのは、いかがでしょうか?
 大変お忙しい中、どうぞよろしくお願いいたします。(はい。こちらこそ。私が時間的に余裕ができるようになった、その瞬間を見計らってこのメールくださったのですよね。この「視点」やスケジュール(私の今のスケジュールご参考に)をしっかり読んでくださってありがとうございます!
 失礼いたします。  

(つづく)

 

2017年2月13日

 前回につづき、授業後の上のお母さんの愛知県のお宅からのメールご紹介しますね。

 お母さん、掲載にご快諾いただき、ありがとうございます!

田口先生
 おはようございます。
 昨日6時30分~8時にお世話になりました、Aです。
 娘は、
 「先生によく集中してましたね、って言ってもらえた。」
 
 「難しい問題も、教えてもらったら解けた。」
 「1時間半がアッという間だった。」と上機嫌でした。(よかったです!確かにとても集中していましたね!精一杯がんばっていることがよくわかりました。前からそうでしたが、とってもまじめないい子ですね!
 毎日、勉強が苦手で、宿題を嫌々している娘が、
 集中して勉強する姿を見て、私が嬉しくなりました。
 本当にありがとうございます。(いえ。こちらこそありがとうございます。そうですね。もう、今日までに、実は、もう2回教えているのですが、一時期大変な状況だったことを思うと、ずいぶんいい方向に変わりましたね。私も本当にうれしいです!!勉強苦手なのですか?とてもそうは見えませんでしたが、、。2回ともものすごく集中していましたよ!
 (中略)
 今後ともよ ろしくお願いいたします。(はい。こちらこそよろしくお願いいたします!
 失礼いたします。

 

 

2017年2月20日

 今回は、最近教え始めたお宅ご紹介しますね。

 京都のお宅です。

 京都のお宅で、しかも私の100CCのバイクで10分以内というお宅なのですが、パソコンで教えています。

 理由は、本人(今度中1の女の子)が「人見知りのある」子で、しかも、塾で「問題児」扱いされていたということもあり、じかに教えるという形よりもパソコンのほうがいいと親御さんが判断されたということのようですこのお宅のすぐ近くのお宅で、やはりパソコンで教えているお宅があるので、私にとっては、こんなことは、もう驚くべきことでもないのですが、、)。

 で、教えたのですが、とても賢いです。

 で、礼儀正しいです。

 お母さんが驚かれていたのが、本人がとても集中していることだったようです。私からしたら、驚かれるのが不思議でしたけど。

 で、私は申し上げました。

「確かにパソコンで教えていて問題ないですが、じかに教えても全然問題のない、いい子ですよ」

 この子、

「正解!よくできるね!」

みたいなことを言うと、たまに、

「ふふ」って、笑ったりします。うれしいのでしょうね。とても素直でいい子ですよ。

 算数が苦手だということで、中1の先取りで数学を教えていきました。

 それがよくできます。

 算数が苦手ということは、お母さんの最初のメールで(問い合わせ時のメールで)お伝えいただいたのですが、正直信じられないです。今春中堅の中学校に進む予定ですが、もったいないくらいな子ですね。まあ、大学受験で結果を出せばいいだけのことですけどね!

 宿題もきちんとしてくれていますし、自分で考えて多めにやってくれさえします。お母さんのおっしゃることから、ある程度の難しさを覚悟していたのですが、拍子抜けするほどいい子なので、驚いています。はっきりしたことを言えませんが、塾に問題があったというべきかもです。

 実は、この子の下の子(今度小5の男の子)も教え始めているのですが、この子もとてもよくできます。全国でもトップレベルの中学を目指しているのですが、それだけのことはありますね。ある大手の塾(塾に行くのならここだろうと私が思っているところです)に通っています。

 先日は、計算ミスがあったり、計算が遅かったりするので、どうしたらいいか?という相談を受けたので、具体的に目の前で解いてもらったところ、最初の5,6問はまったく問題なく解けて、

「よく解けています。このスピードで、これだけ正確に解ければ、十分でしょう」

と本人に伝えたのですが、そのあとの少し複雑な計算問題で、ミスが出ました。

 ああ、なるほど、と思って、彼に計算のコツを伝えました。このコツについては、次回説明していきますね。ちょっとした工夫で、彼は、そのあとの類題をずっと速いスピードで、正確に解いてしまいました(多くの場合大げさな工夫はよくないのですね。本人が適応するのに、時間がかかりますし、定着も悪かったりします)。

 一般的に、計算ミスが多いとただ指摘するのは、ほとんど意味のないことで、ただ本人にいらぬプレッシャーを与えるだけなのですね。(ミスの予防法に関しては家庭教師田口の視点(93ページ目)ご参考に)

(つづく)

 

2017年2月27日

 たとえば、3-2+4-1という計算(実際彼が解いた問題ははるかに難しいですが、不特定多数の方に、難しい問題を取り上げても、楽しく読めないという方もおられると思うので、わかりやすい例として、これをとりあげますね。もちろん難しい問題にも応用できるお話です。どの学年の子にも応用がききます)をしたとしますね。

 彼は、こういう類(たぐい)の問題では3-2を計算して、次に、それに+4をして、最後に-1をするというごくオーソドックスな計算をしたわけです。最初から順番に、という感じですね。これは、教科書どおりの計算の仕方で、とても「行儀のいい」解き方ですね。高いレベルを目指す子でなければ、あるいは、十分はやく計算する能力があって、これで時間内に計算できるという子であれば、それで問題ないのですが、そういう子ばかりではありませんよね。

 実際、複雑な問題になると、この計算手順で異常に時間がかかってしまったり、あせって計算ミスをしてしまったりすることが多いんですね。彼もそれで苦しんでいたわけです。

 私は、どういう工夫を伝えたかというと、プラスの値とマイナスの値をそれぞれ足し合わせてから最後に引くというやり方を伝えたわけです。

 上の例でいいますと、プラスの値である3+4を先に足します。一方で、マイナスの値である-2-1を足し合わせます。つまり、3+4=7を計算して、さらに(-2)+(-1)=-3を計算して、最後に7-3を計算するというやり方です。難しい言葉でいうと、「結合法則」を利用したということになるのですね。賢い方の中には、これをもう使っている、という方もおられるでしょう。

 これのメリットは、引き算が1回だけということです。

 複雑な計算になればなるほど、引き算は足し算よりも難しく、ややこしくなります。ですから、一般的には(もちろん例外はありますが)、引き算の回数はできるだけ減らすような工夫をするといいでしょう。

 この子は、特に複雑な引き算を苦手としていた子なので、この工夫は有効でした。

 本人、パソコンの向こうで、

「そうか」

とか何とかつぶやいていたようでした。

 (「なんだ。そんなに簡単な工夫か」

 と思われた方もおられるかもしれませんね。でも、こんな工夫が必要な子に必要なレベルで伝えられていないというのが現状のようです)

 ほかにも、彼にはいくつか工夫を伝えていっています。多くのことが知恵で乗り切れると本人が信じることは、今後の本人のあり方に大きな影響を与えるとも思いますし、私たちの教育、子育ての眼目(がんもく)はこのあたりにもあるかと思います。

 なぜなら、多くのことが知恵で乗り切れると本人が信じている子と信じていない子とでは、長い人生で大きな差がでると思われるからです。

 

 繰り返すようですが、この例のようなちょっとした簡単な工夫が一番いいのですね。

 難しい工夫をもったいぶって伝える人、難しいことを、難しく言う人、難しいことを難しく解説する人は、こういうことに苦しんでいる子に教える教師には向かないですね。

 そういえば、今、英語が中1レベルからつまずいている高1の子を教えているのですが、で、その子に分詞構文のところを教えていっているのですが、その英語大の苦手の彼に

「『分詞構文』という言葉にビビッてはだめだよ。英語は言葉は難しいけど、大した内容ではないということが多いの。分詞構文は、『分詞で始めなさい』というだけのことだと思って解けばいいだけのこと」

と言ったら(少し粗っぽい言い方だけど、感覚としてわかるということのほうが大事なので)、8割がたの分詞構文の書き換えの問題を解いてしまいました。

 単語の意味がわからないというところは、私が補助をしてあげましたが、それ以外は自力でした。

 本人、「ほー」。

 私の口癖「ちょっとの違いが大違い」はここでも言えそうですね。

 次回は、このあたりの英語の教え方に触れていきますね。

(つづく)

(次回はページを変えて)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。
 

次のページ(114ページ目) 

 

 

前のページ(112ページ目) 

 

 






「とび授業」のすすめ


視点目次(サイトマップ)


優先相談お受けします

いじめられないために。いじめをなくすために。知識のしずく「その1」

学校からいじめをなくすには。知識のしずく「その2」

変質者によって、子どもが殺されないために。知識のしずく「その3」

兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」



「勉強しろと言わないように」ということに関して。知識のしずく「その5}

「選挙制度、政治制度の改革」に関して。知識のしずく「その6」


政治への向き合い方について。知識のしずく「その7}


大学入試改革の問題点について。知識のしずく「その8」




家庭教師先募集の要項




YOSHI MOTO・RCさん(バイクやさん)のご紹介


私の今のスケジュール



私とPCで話をして見ませんか

 

私の新刊「伸びる子とそのためのアプローチ」ご紹介いたします




私の2作目の本紹介いたします





早朝授業のすすめ

トップページ

メール

お問い合わせ、ご質問の方へ



よりよい家庭教師へのアプローチ

私の本「ある家庭教師からみた、伸びる子・伸びない子」紹介いたします

ryoさんの、私の本の手に入れ方

掲示板1

掲示板2(掲示板1が満杯になったので、今後はこちらに書き込んでいただければ)


掲示板3(以前サーバートラブルあり。すでに大量の書き込みあり、ご参考に、、)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system