家庭教師田口の視点(100ページ目) 

 このホームページは、最初は、ご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです


2016年1月4日 

 前回のお宅、授業の後、次のようなメールをいただきました。

 とても上手な文面なので、これもできるだけそのまま載せさせていただきますね。私がどういう授業をしたかをとてもよくご理解いただけるかと思います。

 娘さんから、たとえば漢字の「無」を上手に書けない、というようなことを聞き、そのこつをいっしょになって考えていったという感じの授業だったんですけどね。

 

  昨日は突然の授業をしていただき、ありがとうございました。

  本人が漢字のどこの部分が気になり、どう工夫して書くか、私が

  勉強になりました。また、体験授業でも感じたのですが、

  田口先生は、子供に合わせたスピードでお話をしてくださることです。

  だから、娘がとても心が落ち着いていた、穏やかだな

  と感じました。

  

  私が教える時は、私が子供のちょっとした態度や言葉遣いに

  (よく問題を読まずにといたり、思いつきでぽんと答えたり・・・。)

  イライラして、つい感情が高ぶり、それを子どもが敏感にすぐキャッチして

  けんかになるパターンが多いです。

  私が直すのは、ここですね。気持ちの持ち方ですね。

  頑張って、勉強に取り組んでいることを認めな いといけませんね。

  授業後も、最後に先生が出してくださった問題を

  一緒に解きました。

  私が教えると、とたんに怒るので、やはり私の教え方が

  よくないのですね。それでも、私も娘も気を取り直し、

  何とか自分で正解を出し、「やったね!」と

  2人で喜びました。

  その後、漢字ノートの宿題をしました。

  やはり、今まで通りの時間をかけ、

  (1ページに1時間かかりました。)何度も何度も消しましたが、

  明日がお休みである事、漢字の書き取りがいつもより少ない事、

  田口先生にアドバイスをもらって、心が落ち着いた事で、

  暴言を吐かずに宿題をやりました。 

  寝る前に、本人が

  「今日は頑張った!」と、言ったので、頭を撫でて、一緒に寝ました。

  

  今は、漢字のはなまるを連続でとることが娘の一番のプライドのようなので、

  そこは認めて、ニコニコして「よく頑張っているね」と声掛けしていきたいと思います。

  いつかきっと、そのうちほかの宿題とのバランスが取れてくることを信じて

  待ってみようと思います。せっかちのわたしが、明日にでもできてほしいと思ってしまいますが、

  その気持ちは忘れるように努力して、 まずは、本人の頑張りを認めて・・・。

  

  授業後に、Aが、「田口先生、何だかちょっとおもしろい。」と言っておりました。

  先生のお人柄のなせる業ですね、きっと・・・。

  本当にありがとうございました。来年4月までの間で

  田口先生のスケジュールが空いていらっしゃる時で

  また授業をお願いすることもあるかもしれませんが、よろしくおねがいします。

  私のかかわり、難しいと思われる方がおられるようです。このお宅もそんな感じのようです。ぜひ、そちらのペースで、ゆっくりかかわりを工夫されたらいいかと思います。

  お母さん、メールをすべてどのように載せてもいいと言ってくださって、ありがとうございます。

  お言葉に甘えて、また載せさせていただきました。ご覧になったとき、何か気になるところがあれば、ご遠慮なくおっしゃってください。修正、削除させていただきます。

  きっとご参考になるという方がおられるかと思います。いかがでしょう?

 あ、新年あけましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いいたします。

 なぜか、タイミングよく、新年最初の書き込みが「視点」100ページ目の最初になりましたね!

 別に意識してたわけではまったくなかったんですけどね。私の性格上、、。でも、悪いことではないですよね。

 せっかくですから、喜びましょう。

 皆さんにもご多幸がありますように、、。

 

2016年1月11日

  前のページ(99ページ目)で、学年が進むにつれて伸び悩むパターンについて書きだしましたが、最近その典型と思われるようなお宅を教え始めたので、取り上げさせていただきますね。

 そのお宅、レベルの高い私立中学に受かって、今中1で、入学時からある個別指導塾に通っていたらしいのですが、成績がさがる一方で、先月いっぱいでその塾をおやめになったらしいです。

 典型的に「1、塾、予備校の選択で失敗する。」パターンにあてはまりますね。

 この塾、ほとんど京大、府立医大といったレベルの高い大学の学生さんが先生なんですよね。

 でも、実質教えていないに近いんです。

 京大生とか、レベルの高い大学の方は、皆さん、教える能力高いように思われますでしょ。

 正直、私もびっくりすることがあるのですが、必ずしもそうでないという方もおられるようなのです。

 はじめてこのことを知ったときは、驚きましたが、今はもう驚くこともなくなりました。

 もちろん、教え方のしっかりした方もおられるのでしょうけど、、。

 この点に関して、「うん、うん」とうなずいておられる方もいるのではないでしょうか?なぜなのでしょうね?

 次回から、このあたり、書きだしていきますね。

(上の話、ピンとこないという方もおられるかもしれませんね。このお宅のお母さんからのメールも、ご了解いただいたので、次回あたりにでも、掲載させていただきますね。お母さん、ご理解いただき、ありがとうございます!)

 

2016年1月18日 

 なぜ、京大生や府立医大生のような優秀な方々でも、勉強を実質勉強を教えていないみたいなことになるのか、については、いずれ私なりの分析をさせていただくつもりです。

 まず、問い合わせ時のメールを貼り付けさせていただきます。このお宅からのメール、プライバシーに配慮したところ以外は、そのまま載せさせていただきますね。お母さん、いつもメールありがとうございます!

はじめまして。Aに住んでいます、Bと申します。
すごく思い悩み、こちらに辿り着きました。
今年C中学○○コース(かなりレベルの高いコースです)に入学した息子の件で
ご相談です。
中1の一学期初めの中間テストから二学期第二中間テストまで、テストの点数が平均以下ばかりで、
学内順位も下位1/4から抜け出すことが出来ず、日常の勉強も、もちろんテスト勉強もやり方が悪いのかと本人も親も悩んでいます。
せっかく頑張って入学出来たのに、勉強についていけてないのですが、勉強がわかるようになり、テストがあがる勉強って出来るのでしょうか?
入学から今まで国立大生(体験授業のためおじゃましてお聞きしたところ、京大生などのレベルの高い大学の学生さんだったようなんです)が教える個別指導の塾に入れていましたが、成績は下がる一方でしたので、12月いっぱいで辞めました。
でももうすでに、連立方程式、連立不等式に宿題に解けないところがあり一問に一時間かかって解いています。
もし先生と時間等合えば今後も体験授業をして、お願いしたいと思います。

またお返事お待ちしています。 

 

 このお宅、昨年末にお問い合わせいただき、今年1月3日に体験授業しました。問い合わせから年を越えて、体験授業という感じでした。こういう時期に問い合わせてこられるあたりからも切迫感が感じられますよね。メールからもひしひしと感じられますでしょ。

 「代数が特にわかってないみたいか鉛筆を持って一問に付き10分くらいはボーっとしています」みたいな内容のメールも、いただいたのですが、体験授業をしての感想を申しますと、とても集中していて、全然問題を感じませんでした。

 とてもがんばりやさんのいい子ですよ。

 体験授業後、

 「先生と出会って、誉めてもらったのがすごく嬉しかったようで、1日ご機嫌でした。

と、メールでコメントいただきましたが、お母さんがいろいろ指摘されていた問題点がまったく感じられなかったので、私のほうが驚いたくらいです。私からしたら、ほめられて当然の子のように思えるのですが、、。

 こういう経験結構あるんですけどね。

 京都のお宅なので、体験授業はおじゃまして、そのあとの通常授業はパソコンでの遠隔授業ということになりました。彼、この前は、3時間ぶっ続けで教えたのですが、ずっと集中がきれることもなかったんですよ!

 ですから、私は無理してほめているわけではないんです。こういう子が何らかの理由で伸び悩むのは気の毒でなりません。

 

2016年1月25日

 視点余話です。

 ずいぶん前(たぶん1年位前)のことですが、あるお宅からの帰りのことです。今日と同じ寒い日でした。

 そのお宅は、いつもは門の外は、あかりをつけておいてくださるのですが、その日は、あかりがついていませんでした。

 で、何かいつもと少し勝手が違うなあ、と思いながら、でも、そんなに気にせずにバイクのエンジンをかけました。

 で、かけてから、乗っていつものように帰ろうとすると、片方(たぶん右手だったかと、、)の手が冷たいんです。

 えって思って、暗い中で見ると、手袋が手にはまっていない。あれって思って、そのあと手袋を探しまわったのですが、暗い中なので、なかなか見つかりません。

 2,3分探していたと思います。あ~、ない、ない、困ったなあって、一生懸命、、。

 でも、見つかりません。

 仕方ないので、家に帰って、すぐにパソコンで授業をしなければならないので、探すのをあきらめてバイクを走らせました。

 5分くらい走らせたとき、何か頭の上が、つまり、ヘルメットと頭の間がおかしいことに気づきました。

 何か違和感があるんです。

 もしや、と思って、途中でバイクを止めて、ヘルメットを外してみると、ヘルメットの中に例の手袋がありました。あったあ!

 灯台下(もと)暗しとはこのことですね。

 ほっと安心すると同時に、自分のおろかさに苦(にが)笑い。

 でも、だれでも、こんなミスは、ありますよね。

 私だけでしょうか?

 家に帰って、妻にこの話をしたら、妻はうれしそうに大笑い。妻にとっては、私のミスは蜜の味がするのでしょうね。でも、そんなに笑わなくてもいいのに、、。こっちは必死だったんだから!

 そう言えば、妻、ほかのミスの時も、話をしたら、大うけで、よっぽど面白いと思ったのか、実家にまで話をし、お義父さんにものすごく受けたと大喜びでした。そこまでするか?

(次回はページを変えて)

 

 

 

 















もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。

 

 

 

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