家庭教師田口の視点(114ページ目) 

 このホームページは、最初は、ご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです

2017年3月6日

 (前回のつづき)

 彼は英検3級にずっと受からずにいたのですね。

 学校で英検受験を義務化されているようです。

 今高1(もうすぐ高2)ですから、何度挑戦してきたのでしょうね。

 おそらく周りの子は、だいたい英検3級はとっているでしょうから、彼にとっては、これはかなり屈辱的な、というよりも、切迫した問題と言えるでしょう。

 で、最近英検のテストがあったのですが、1次試験には受かることができました。残念ながら2次試験(いわゆる面接試験ですね)では、落ちてしまったのですが(彼が言うには、テキストで事前に練習した内容よりも難しかったらしいです)、でも、中1レベルの英語がわかっていない子で、おそらくは何度も落ちてきたと想像される子なので(教えながら、それは十分想像できました)、これは、ずいぶんな進歩だと思います。

 で、私が彼に伝えたのは、きわめてシンプルな解き方ばかりなんです。

 彼に難しいことなど言いません。

 いろいろ伝えていったのですが、その中でも、もっとも基本的な解き方は、

(英語を訳すときは)主語を訳して、後ろから

 というものです(前回ご紹介した「分詞構文は、『分詞で始めなさい』もシンプルですが、これもシンプルでしょ。本人の理解度に応じてだんだん細かい話はするとして、最初はこういう子にはできるだけシンプルなのがいいですね)。

 これは、英語を日本語にするときも、日本語を英語にするときも有効です。

 例によって、多くの勉強には、例外が多少あり、この英語の勉強にも例外があるわけですが、で、それは個別に教えていくとして、まずこの「大原則」で、7、8割がたの英検3級の問題文は訳せると言えるでしょう。単語をかなり知らないので、それを覚えてもらうのが大変でしたが、、。

 実際、彼はほとんど訳せなかった英検3級対策のテキストに出てくる英文の7,8割を自力で訳せた感じです。

 繰り返すようですが、英単語等の知識がなかったので、知らない英単語、英熟語はそのつど伝えていきましたが、それでも本人は「訳せません」「わかりません」を連発していた子でしたから、これは、本人にとって画期的なことではなかったかと思います。 

(つづく)

 

2017年3月13日

 英語と言えば、目が釘付けのお母さん」家庭教師田口の視点(89ページ目)のはじめのところからときどき取り上げてきている方ですのところの息子さん、英作でトップになったみたいです!あれこれ、私が述べ立てるより、お母さんの文面をじかにご覧になったほうがわかりやすいですね。ご承諾いただいた(いつもありがとうございます!)ので、そのことをお伝えいただいたメールを下に貼り付けさせていただきますね。
 
昨日はありがとうございました。今日もよろしくお願いします。
 
テストの準備は自分で戦略を立てて取り組んでいるようです。(そうですか。彼は、いつもきっちりと勉強していますよ。もともと英語は苦手としていましたが、その英語も今は上位になり、それ以外の科目は、中学受験後すぐに、中1の英数の勉強を予習的にしていったこともあり(英数以外もわからないところはそのつど説明していきました)、はじめからよくできる子です
 
今日は英語があったそうで、まずまずの出来だったそうです。1年生の時は英語に苦手感を持っていたので心配しましたが、先生に寄り添って指導していただいたおかげで、ずいぶん力も自信がついてきたようです。ありがとうございます。(いえ、下に書きましたように、お母さんのご努力となによりも本人の努力のたまものです!
 
本人からお伝えしたかもしれませんが、先日学校で、GTECと言う英語検定試験があり、なんと!ライティングの校内順位が78人中1位となっていました!!すごいですね!レベルのものすごく高い学校なので、これは立派ですね!おっしゃるように、英語から逃げ回っていたようなことをお母さんからお伝えいただいて、しかも、学校の初めての英語の定期テストで、英作の部分は何も書けずに白紙だったという話は、以前、この「視点」で記しましたが、で、そのため、急きょ、毎回の授業を英作対策中心にしばらくしたことがありますが、そのころから比べると、「隔世(かくせい)の感」がありますね!
(もちろん、〇〇のクラス(たしか帰国子女の多いクラスかと)30名位は除いてですが(たぶん帰国子女たちの中にいても、上位に来ると思います!)
 
毎週課題として英作文を書く練習をし励ましていただいたおかげだと思います。(彼立派ですよね!毎回英作の宿題を私のテーマ(たとえば、「今一番行きたい国は?」)にそって100語前後の英語で(学校の定期テストがそんな感じなので)書いてもらい、ファクスで送ってもらっている(ほかの宿題も含め、最近は忘れたことがないです!それどころか、範囲のところはスミからスミまで完ぺきかほぼ完ぺきです。毎回とても丁寧に仕上げていることは、チェックしていてよくわかります!)のですが、私が添削してあげると、それを毎回きちんとメモしてくれて覚えておいてくれてます。そのおかげで、だんだん上手になって、今は中学レベルを超えている見事な英語を書けるようになっています。この毎回の努力が実りましたね。かつて悩んでおられたお母さんも上手にかかわるようになられて(この「視点」の以前の書き込みでその様子をご覧になれるかと)、彼もそれにこたえるように、今はがんばってくれていますね。彼は、ものすごく賢い子なので、周りのかかわり方にも敏感に反応すると感じていましたが、これも「隔世(かくせい)の感」がありますね!
 
Aもとても嬉しかったようで、帰宅後すぐに教えてくれました。
 
引き続きよろしくお願いします。(はい。こちらこそよろしくお願いいたします。
  
 実は、このメールいただいたのとほぼ同じ時期に、私が大変な失敗をして謝ったのですが、お母さん
いえいえ、大丈夫です!!
って、メールで言ってくださりました。
 実は、この失敗、どいうわけかこのお宅だけなんですが、2度目で、もう穴があれば、入りたい気分です。次回、これについて、詳しく、穴の中に入った気分で皆さんにお伝えしますね。はぁ。
 
 お母さん快く対応してくださり、ありがとうございます!
 

2017年3月20日

 大変な失敗とは、遅刻です。
(今回は、視点余話的な内容になっています。そういえば、視点余話=失敗談というわけではないのですが、どういうわけか失敗談が多いですね。なぜでしょうね?あまり意識して失敗談を書いてきたつもりもなかったのですが??たぶん、皆さんに一息ついていただこうと思ったら、失敗談あたりが思いつき、で、他人様の失敗談は仮にほほえましいものでも、もしかしたら、失礼にあたるとか思って、結局自分のものを、となってしまったのでしょうね??無意識のうちに、、。自分でもよくわからないのですが、、)
 厳密に言いますと、寝過ごしです。
 
 私は、連続して、5,6時間以上教えることは日常的にあるのですが、そのために、事前に仮眠をとることが多い(授業の質は絶対落としたくないので)のですが、で、めったに寝過ごすことがないのですが、そのめったにない例がいずれも、このお宅にあたってしまったわけですね。
 
 まったくの私の失敗だったのですが、お母さんの電話でのお言葉は穏やかでとても優しいんです。
 それだけに、恐縮してしまって。
 つい、同じ失敗で遅刻したことを言えず、お母さんには、違う理由を言ってしまいましたが、実は、情けないことに、同じ理由でした。お母さんすいません!うそをついてしまって、、。
 ここで、心からお詫びいたします。このホームページでは、うそを書かないようにと、とても気を付けているのに、これではいけませんね!
 でも、私も人間なのです。お許しください。うそをついたことも含めて、ここでは正直に書きだしますね。
 
 この大失敗のときの私の様子を実況しますと、、。
 電話のルルル、、が聞こえた瞬間にもしやと思って、飛び起きるようにして時計を見ると、約束の時間を過ぎています。
 電話を急いでとって、
 「すいませ~ん!」
と私。
 「いいえ。大丈夫ですか?」
 と、先ほど申したような、おだやかで優しい、お母さんの声。心が凍り付くとはこのことですね。不意を突かれた子羊のように、私はうそをついてしまったという感じでしょうか?
 
 すぐにパソコンを立ち上げて、授業をするのですが、自分の間抜けぶりにいい加減あきれてしまい、授業を終えてから、自分を「総括」するわけです。それで対策を考えて、もうこんなへまはするまいと心に誓うのです。
 今回も、2個のアラーム時計の置き場所を変えることにしました。前回の失敗のときも、置き場所を変えたのですが、今回はまた別の場所に、、。
 
 2回の失敗のとき、どういうわけか、時計は、「私の耳に聞こえてこなかった」のです。きちんと時刻はセットされていますし、2個とも鳴らなかったということは考えにくいので、寝ながら、無意識のうちに、私が時計のアラームを切ってしまっていたのでしょうね。
 置き場所を、寝ぼけ眼(まなこ)で、(今度こそ)すぐに押せないところにしました。
 これで、解決がつけばいいのですが。。。はぁ。
 
 そういえば、本人、授業しているときも、その後の時間延長(遅刻した分の振替)をお願いしたときも、まったくいつもと変わらず、快く対応してくれました。
 勉強もできますが、ものすごく礼儀正しい子でもあります!お母さん、いつもありがとう!とお伝えください。本当にごめんねとも、、。
 
 2回の遅刻は、それぞれ15分前後だったと思います。
 合わせて、30分ほどでしょうか。
 たかが30分、されど30分!痛恨の30分!
 (自己弁護みたいになりますが、パソコンは、通常は約束時間のプラスマイナス10秒以内につないでいます。
 また、おじゃまするときは、だいたい約束時間の手前5分以内でおじゃましていると思います。
 ですから、そうでないときは、このお宅のように何かおかしいと思って、すぐにご連絡くださるお宅が多いと思います。常日頃は、時間通り行動することのメリットですね!)

 

2017年3月27日 

 もう一つ視点余話です。

 お口直しに(?)今回はトイレのお話です。

 実は、仕事柄、豪邸みたいなお宅におじゃますることがあるんです。

 ちなみに、私の家は、ごく普通の建売の家(最上不動産という建設業者が建てられた家です。もう建てて8年以上たつというのに、ここの担当者の方、毎年カレンダーを、私の希望を踏まえて置いていってくださるのです。サポートも早く的確です。地味ですが、素晴らしい、事前の評判以上の会社です。おすすめです!最上不動産さんご自身が宣伝をあまりされないところなので(京都の会社らしいですね)、私が代わりに宣伝しておきますね!)が、個人的には、自分の家が一番好きな人間なので、はじめのころに、階段が私の身長の1.5倍くらいの幅をもっている豪邸におじゃまし始めたときは、「でか~!」「すごー!」って驚いたものでしたが、今は、「どんなに狭くても、やっぱり自分の家」と思うようになっています。

 特に息子が掃除を週2回してくれる階段の上り下りがなぜか好きです。理由はいまだにわからないですけど、なぜか階段を上り下りするとき、幸せな気分になります。

 先日も、

「うちみたいな狭い家、、、」

みたいなことをおっしゃっている方がおられたので、

「家は自分の今住んでいる家が一番ですよ!」

と申し上げました。これは、ひがみもなにもなく、心からそう思っています。

 ところで、豪邸っていっても色々あるんですよ。

 6階建てくらいのビルの上2階くらいをご自宅に使用されていて、その家の壁は、南、東、西側がほとんど窓で、そこから、前の森が大きな堀を挟んで一望できる家とか、昔からある「お屋敷」という感じの家とかです。

 自分の家が一番と思っている私も、その豪邸ぶりにはいつも感動します。「きれ~」「でか~」って、、。ほとんどミーハーですね。

 で、そういう豪邸は、昔からのたたずまいを持っているものでも、ハイテクをきわめているようなお宅も多いんです。

 そのハイテクの一つがトイレなのですね。

 (このつづき、書き始めると長くなりそうなので、次回にしますね。

 前ふりが長くなってしまって、本当にすいません。)

(つづく)

(次回は、ページを変えて)

 

 















もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。

 

 

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