2004年1月30日 11:04:53
閑話休題。今年は、仕事以外のところで、ろくでもないことがおこり続けています。そのひとつは、掲示板1あるいはこちらで、mi-kaさんあてに記してありますので、ご参考に、、。この事故、ほんと、ろくでもないでしょ。このホームページを怠り続けていた、罰でしょうか?もっとも、私は、こういうことに縁起かつぎを持ち出して、「新年から、縁起悪いなあ」みたいなことは思わない主義で、これも、「有意義な人生の一こま」位に思うようにしています。
さて、今日あたりから、受験生の指導が終わっていくので、暇になっていきます。このホームページの記入も、コンスタントにできるのではないかと思っています。これにこりずに、よろしくお付き合いください。
2004年2月3日 13:36:28
「田口先生の魔法」と形容してくださったお母さんがいらっしゃいました。そこの娘さんが、お母さんが何も言わないのに、勉強し始めたからです。最初は、いつ途切れるのか、お母さんは、気が気ではなかったみたいです。実際、私の魔法は、途切れることがあったみたいで、2,3週間は、私も本人に、どうかかわって行ったらよいか、いろいろ考えました。お母さん同様私も、特に何も、今は言ってません(少しだけ言っているかな?励ましの言葉とアドバイスを、、)。私は、夕方4時くらいから、真夜中まで、ぶっつづけでこの仕事があることが多いので、しょっているリュックに、アメやおせんべいやチーズを持ち歩き、仕事に差し支えない程度に、食べさせていただくことがあります。まあ、彼女の励ましのために、これを、そっとあげることくらいかと思います(そうすると、次のときに彼女から、「おかえし」がくるのですが、、??)。「きちんとしないと、高校からは田口先生に教えてもらえへんよ」とお母さんは、本人におどされた(?)みたいですが、私は、「君がきちんとしようと、しまいと、僕のほうからお断りすることはないよ」と彼女に伝えておきました。そういうおどしで、仮に勉強するようになったとしても、長続きしないような気がするからです。私は、おどしを使いません。だから、魔法に見えるのでしょうか?このお母さん、お近くの方なのですが、メールで、よく、とても楽しいお話をしてくださる方で、本来おこったりされるのを好まれる方ではなく、仕方なくされていたのだということがよくわかります。
そういえば、「とにかく厳しく言って下さい」といわれていた「たんぽぽ」さんにも、「すべて僕から言いますから、お母さんは、暖かくみまもっていてください」と申し上げたとき、「たんぽぽ」さんから、「本当に大丈夫なのでしょうか?」というメールをいただきました。いま少しずつ、京大に向けた勉強をしています。ぷーたろうくんの友達の多い子なのですが、そして、いまだに彼らと遊んでいるみたいですが、勉強の量(といっても、普通の子では、とてもこなせない量。怠けていそうに見えて、彼は京大レベルに追いつくペースでないものの、かなりの量をこなしているのです)は少しずつ増やしていっています。もちろん教えるのは私だけで、ほかの誰も教えているわけではありません。「予備校や学校よりも私のほうが上」を、今彼はわかってくれていると思います。少しずつ少しずつ増やすというスタイルですが、勉強は根気が大事なので、彼が自分と相談しながら考えたペースでしょうから、それでいいと思っています。お母さんは、今、彼と私を信じて、ただ見守ってくださっています。一度、お母さんが、彼に、「現役で京大に受かりなさい」みたいなことを言われたらしいです。彼が、現役では無理といったのを受けてのことのようですが、京大に現役で受かることの大変さを理解している私としては、少しプレッシャーのかけすぎかな、とは思いました。まあ、彼は受け流してくれたようで、そのくらいの親子の会話は、あってもいいかとも思いますが、、。(今日、先ほど教えた限りでは、やってくれた宿題の量、また増えました)
たとえば、彼に話したこと、ひとつお話しましょうか?言っておきますが、こういうことはすべて、私が事前にこんな話をしようと身構えて話すわけではありません。話のながれのなかで、話したことです。さて、どんな話をしたかと申しますと、「よきにつけ、あしきにつけ、ぷーたろうくんは、発展途上国型の人間であるのではないか」ということです。私にも、ぷーたろうくんっぽい友達がいたので、彼らの生き方を否定するつもりはありません。ただ彼に自分の人生を冷静に見てもらうヒントにしてもらいたかったのです。で、そこから、先進国型の人間と発展途上国型の人間の比較論をして見ました。彼にわかる言葉で、、。それぞれ、いい面と悪い面があります。私は、公平に論じていったつもりです。
次の週まで彼は何か悩んでいたようです。お母さんが、メールで送ってこられた話から想像しますと、、。「ずうっと家にいて、引きこもりになりそうで、心配です」と、、。私も心配でしたが、「おそらく、いろいろと考えをめぐらせているときなのです。ほうって置いてください。彼は大物なんです」と申し上げました。案の定(あんのじょう)、それから、性格的にも、勉強に対する姿勢にも、変化が現れたみたいです。
さて、最初のお宅に話を戻します。魔法(?)の秘訣は、自分で言うのも気が引けるのですが、まず、最大のものは、教え方のわかりやすさだと思います。どんな難しい問題も、私は、その子に引き寄せて、おそらくはもっともわかりやすい方法を示します。それをベースにして、ポイントをついた「語りかけ」をします。「語りかけ」という言葉が適切かどうかわかりません。なぜなら、彼女のほうは、私が、必死になって語りかけているとは思っていなかったでしょうから、、。お母さんにもお願いして、彼女には、おこって、こうしろ、ああしろ、というのを言われないようにお願いしました。とても、気持ちのいいお母さんで、お願いしたら、「はい、わかりました」の一言で、お願いどおり行動してくださいました。私が好きなお母さんの、お一人です。私が忙しいとき、気遣ってか、メールを送ってこられませんでした。その気遣いと明るさは、2人の娘さんにもひきつがれている気がします。
ポイントをついた語りかけというのは結構難しいようで、妻は、私が、その話をすると、「それがむずかしいのよ」と言い出します。仕方ないので、私は、要所要所で、妻が困っているときに、あるいは、妻が、「やりすぎ」ているときに、こうしたら、みたいなことを伝えます。妻は忙しい、眠る時間がない、とこぼします。でも、「やりすぎ」を減らしたら、もっと子育ても楽になるのに、と、「わがまま」に見える娘と、好奇心旺盛な息子に振り回されている妻を見て思ったことがありました。今はだいぶ落ち着いてきたみたいです。
「今人(こんじん。今の人)多忙を説(と)く。然(しか)るに、その多くは皆雑事(むだなどうでもいいようなこと)なり」みたいなことが、「言志四禄」に書かれていたと思います。厳しい指摘ですね。
2004年2月10日 13:10:24
さて、上のお二人のお母さんから、このホームページお読みになったとの、メールいただきました。「ここは違う」というご指摘のメールでしたら、修正しなければ、と思ったのですが、どうもそうでないようで、よかったです。私は、ホームページ上で、「私のほうが、学校や予備校よりも上」と書いていますが、別におおみえを切っているわけでもないのですが、自分を売り込もうと思って、と思われる方もいらっしゃいますよね。きっと、、。でも、「たんぽぽ」さんの息子さんは、本当に「私のほうが上」と思ってくれているみたいで、彼はよくお母さんにその話をしてくれるとのこと。彼に感謝です。
ちなみに私は、授業で、彼と世間話は、実のところは、めったにしません。ぷーたろうくんの話は、その数少ないやり取りのひとつです。普通は、勉強オンリーです。彼のように頭のいい子と勉強するのは、心地よい緊張感があります。見た目(?)やお母さんのお話からは想像つかないくらい、とても丁寧に考える子で、初めておじゃまして(もっともそれが最初で最後の訪問になりそうですが、、。あとは、ずっとパソコンで教えています)、問題を解いてもらったとき、とても粘りづよく考えていたのを今でもよく覚えています。ぷーたろうくんとの付き合いを大事にする彼も、本当の彼であるなら、問題を解くのに集中する彼も本当の彼なのでしょう。なんとなくスケールの大きさを感じさせる子です。そして、本当は、とても神経の細やかな、誠実な子です。
ところで、お二人のお母さんとも、いつも楽しいメールをくださいます。今回は特にはじけてられたようです。ホント、読んでて楽しいですよ。
そういえば、最近少し暇になってきたか、というときに、2軒問い合わせがありました。1軒はもう教えさせていただいているのですが、国立の外国語大を目指して、英語、特に英作を教えてほしいとのこと。2月25日の前期試験まであと15日ほどで何とかしなくてはなりません。予備校で学んだ浪人生のようなのですが、英作がどうも不得意のようで、ちょっと教えてみたら、確かに、磨かれていません。一度教えてみたら、私の能力に納得いってくれたみたいで、その場で、「お願いします」と言ってくださいました。お母さんには、「ご納得いかなかったら、その場でお断りしていただいて結構です。だからと言って、そのこと自身に苦情を申し上げることはありません」とは伝えておきました。家庭教師をお断りするって、結構勇気いりますもんね。予備校で、1年間学んできてだめだったのに、15日でうまくいくかって?私は何とかしようと思っています。彼女は、英単語を知らないから、だめと言っていました。が、少なくとも英作に関しては、必ずしもそれはあたりません。むしろ、平易な単語できれいに表現する能力こそが大事だと、私は、思っています。
そういえば、私にかわって神戸で教えていただいた神戸大医学部の方、初対面のとき、私が、即興で、「、、、、携帯電話の便利さがわからない」を英語にして、とお願いしたところ、「 、、、don't know how useful handy(cellular) phones are」見たいな表現を使われました。普通「便利さ」ときたら、convenience とか、utility とかを思いつくかもしれませんが、迷わず、あのhow useful、、、 を使われたあたりはさすがだなあ、と思いました。このことだけでも、この方の英語のセンスがわかりますよね。これが、英作のコツだと思います。「昔の彼」をwhat he used to be とするのは、結構有名なところですが、これも、そんなに難しい単語ってありませんよね。
英作とか小論文というのは、一人で対策することのとても難しい科目だと思います。多くの場合、答えが無数にあるからです。で、その表現が間違えているか、適当でないのか、なかなか一人で判断することが難しいのです。だから予備校でがんばっている彼女が伸び悩んだのだと思います。でも、いや、だからこそ、私たち家庭教師の能力の発揮できる余地があるのだと思います。
今日は、かの「たんぽぽ」さんの息子さん、宿題の量少なかったみたいです。理由は、難しいところにさしかかっていることなどを言っていました。たとえば、三角比の、「積と和の公式」あたり、勉強された方で、悩んだ方も多いのではないでしょうか?
ところで、うまくいっているお宅ばかり書いては公平性を欠きますね。、一人だけ、私の「魔法」の通じない子がいます。神戸の子です。まったく通じないわけでもないようですが、時間がかかりそうです。今、家で、ほとんど勉強していない状況のようで(本人は学校に居残って勉強しているといっているようですが、、、)、私としても悩ましいです。「首絞めるぞ」とか言っておどすとやるんです(一時、突然やりだしたのは、前に書いたことがあったと思います)が、神戸まで遠いですし、いつでも使える「戦法」でもなさそうです。真面目なのか、不真面目なのか、わからない子で、こちらからメールを送ってもきちんと返事しない、あまりにきつくおこると、自分の殻に閉じこもりがち、など、遠距離でかかわることの難しさを痛感します。同じように、きわめて(おそらく常識では考えられないくらい)おとなしい悠太くん(本人は、名前出してもかまわないとのこと)は、おじゃまできる距離にいるため、結構うまくいっていると思うんです(今クラスで2番)が、神戸の子は難しいです。一言で言うと、自分を表現することのへたな子で、メールを無視(?)しながらも、目上の人に嫌われることを極端に気にしたりするのです。心のうちが、はっきり読み取れません。時にこちらがいらいらすることもあります。でも、だからといって、やめます、と言うのは私の主義ではありません。あきらめずに、私の能力の限りを尽くして、がんばるつもりです。一部、生活面では、変化が現れていることを確認してます。お母さんが、「勉強ほとんどやっていない」とおっしゃる一方、本人は、学校でやっている、とのこと。家でやらない子が、学校で、どのくらいやれるのか、このあたり未知数です。お母さんの不安もよくわかり、ホント悩ましい限りです。週1回日曜日の、パソコンでのかかわりだけでは、心の奥底をわかるのは難しそうです。さてさて、う〜ん。私の能力をさらに引き上げるチャンスかもしれませんね。そう思って取り組み中です。ただ、彼は手ごわい。(後注:今現在はこういう子にもある程度確信を持って対応できるようになってきたかと思います。2008年8月記)
2004年2月17日 14:12:14
(つづき)おととい神戸に行ってきました。「手ごわい」彼のところへ、、。もっとも、私はもっと大変そうにみえる子にもかかわってきたわけで、目の前にいる彼が、どう見てもそれほど大変な子には見えません。例の超無口の悠太君よりコミュニケーションとりやすそうですし、やはり、普段の距離の壁のせいでしょうか、あるいは、私の知恵がまだ足りないのかもしれません。メールを送っても、まったく返事がないか、「はい」くらい、、。私の教え子のSちゃんという女の子とは、ためしにメール紹介したら、にぎやかにやり取りをするらしいのですが、彼女に、勉強の話していってもらったら、途中から、返事なかったとのこと、、。勉強のこととか、やらなければならないこととかになると、急に口を閉ざしてしまいます。まあ、いやなことはやりたくないと言う気持ちわかりますけどね。私のメール、うっとうしいのかもしれませんね。パソコンで教えるとき、彼はしゃべるのがいやなのか、筆談でしてくるんです。で、まったく声を出さない。ほんとですよ。しゃべるのは私だけ。おじゃまするときはまあまあ話す子なんですけどね。で、だからパソコンいやなのかと思いきや、パソコンのほうが、好きみたいなんです。これだけで、やりにくさ、お分かりいただけるでしょ。でも、いいやつなんですよ。お母さんも素敵な方ですしね。これだけ結果がでなければ、苦情のひとつも私に言われて当然なのですが、そんなお言葉もなく、だから、何とかしなくては、と、私のプロ根性が騒ぐんですけど、、。彼に「君の事書くぞー」と言ったら、いいよ、とのことなので、時々書きます。うまくいった話ばかりでなく、私の悪戦苦闘ぶりもご参考になることでしょう。神戸の子なので、Kくんとしました。今後、悠太君とともによろしく、、、。
メール返してくれないKくん。でも、話さないことには、先に進みそうにもないし、、。ストレスたまりますね。おかげで、忍耐のための、いい訓練になります。彼が、目と鼻の先にいてくれたら、もう少し打つ手もあったかもしれません。先方には申し訳ない気もしています。近くにいたらそんなに難しい子には思えません。それは、悠太君でわかっています。距離の壁ですね。それをどう乗り越えるか?
さてさて、掲示板2(ロボット書き込みにさらされて機能しなくなってしまいました。今はこちらの掲示板2です)でおなじみの、関東の「さくら」さんからの最新メール、一部ご紹介いたしますね。皆さんこんなメールを送ってきてくださるんです(押し付けているわけでもありませんし、メール送ってこられない方のほうが多数であることも申しそえておきます)。この仕事をしていてよかったなあと思える瞬間です。いつもはご紹介していませんでしたが、ご了解いただいたものですから、、。こちらも、パソコンで教えさせていただいているお宅です。こういう、いい方向に向かっている子の方が圧倒的に多いんですけどね。私に対するおほめの言葉はともかく、作文の書かせ方、ご参考になるかもしれませんね。ぜひお読みください。、、、、。ところで、下に出てくるチュービングってなんでしょうね??
何時(いつ)もおせわになります。ご心配お掛けしてすみませんでした。
その後、娘は少しずつですが自分なりにやる気を出してきているようです。
田口先生に教えていただく日も楽しみにしています。
家に来てくれる家庭教師の先生には「数学は大丈夫です。」と言って
その他を教えてもらっているようです。
数学のニューコースに『ここまでやった、もう1度やる、宿題』
等、細かく書いてあります。数学が好きになったようです。
(学期はじめテストの数学は189人中12番、前回より60番アップだったようです。)
私も娘も、みなさんと同じです。田口先生は本当に凄い人だと思います。数学が苦手だった子を好きにさせてくれて、その上自信を持たせてくれる、「お医者さんのようだ」という感じがします。
最近では主人も「あんな凄い先生にに教えてもらえるなんて良かったね。」とか、「そろそろ、時間だよ。」とか娘を呼びに言ってくれたりします。
まだまだのんびりしていてお手数をお掛けしていると思いますが宜しくお願いします。
掲示板から、ご参考になりそうなものを、抜き出しました(1)
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