ある家庭教師からみた、伸びる子・伸びない子(まえがきと目次))


まえがき

 私は京都市の片隅で家庭教師を営んでいるものである。1990年以来、塾講師をやめ、家庭教師業に専念している。まさに、この仕事だけで食べている、家庭教師のスペシャリストのつもりである。
 仕事をしながら、最近「なぜ?」と思うことが多くなった。
 家庭教師というのは、ある意味で、人の家の中に堂々と入っていける数少ない職業のひとつであって、そうしたことから、塾講師のままであったら疑問に思わなかったことがふつふつと疑問になったわきあがり、その家族との接触の中で、その疑問に対する解答の手がかりが、身近なさまざまな事柄から発見されるようになった。
「なぜ、この子の成績は上がらないんだろう?」
「なぜ、この子はこんなにだらしないのに成績が上がるのだろう?」
という具合に、自分が塾講師をしていた時代には、思いもかけなかったような現象、疑問のタネにぶちあたるのである。
 本書では、身近に教えてきた100人(注:今はもっと多いです)ほどの子供たち(京大に受かったような子から成績がオール1だったという子までさまざま)を類型化していく中で、私の疑問に対する自分なりの解答を記してみた。
 きっと、お子様をもたれている方であれば、「ウン、ウン」とうなずかれることも多いであろうし、「なるほど」と感づかれることも多いと思う。
 もちろん受験生自身が読むにも値する本であると自負している。
 スランプにおちいっている学生とか、こんな勉強でいいのかと迷っている学生とかには、わたしのこの本は何らかの指針を示せるのではないかと考えたりもしている。
 読者の皆様の何らかのご参考になれば幸いである。






目次

1、金銭感覚のある子・ない子
2、持続力のある子・ない子
3、集中力のある子・ない子
4、「乱雑な子=勉強ができない」は事実か?
5、言い訳する子の成績は伸びない
6、いかに自分が勉強しているかを訴える子の成績は伸びない
7、親の顔色を見て勉強する子は伸びない
8、頭の切れで勝負できるのは中学受験まで
9、やらなければならないことがあるとき、自分を抑えられる子は伸びる
10、テレビを見ながら勉強する子はだめか?
11、好き嫌いの激しい子の成績は意外と伸びることが多い(?)
12、中学になって急に「勉強しろ」という親はサギ師(?)
13、運良く受かると言うのはまずないと思うべき
14、「できた」と結果の出る前に言う子は親に対する依存心の強い子
15、子供のやる気をそぐ母親
16、子供はよく寝るべし
17、「教育方針」をふりかざす親はこまりもの
18、質の悪い家庭教師に幼いころつく子は最悪
19、感謝の気持ちを知らない子はいろいろなところでルーズ
20、あっという間に勉強時間が過ぎるという子は伸びる
21、要注意!!こんなこの目が悪くなる
22、こたつで勉強する子は伸びない
23、テストは終えた後が勝負!!
24、人にものをすぐあげたがる子は勉強嫌いが多い
25、ほかの子と違った勉強をしようとする子は伸びない
26、字の汚さ、計算の雑さに神経をとがらす親に言いたい
27、勉強のうわすべり現象について
28、わからないと先へすすめない子とわかったふりをして進む子
29、私にお茶はいらない
30、私の幼児期の体験から
31、私自身について




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