家庭教師田口の視点(45ページ目)

目が疲れるというような方は、ぜひ、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)


2010年9月15日 10:47:03
 椿さんの、前のメールに対する付け加えです。

田口先生へ ホームページ、拝見しました。 お知らせありがとうございます。 自分のメールの所を読んでいて 「長っっ!!」と自分で突っ込んでしまいました。(^^); (いつもすいません、、。) そうしたら、先生からも最後に注意書きが、、、 (ご家庭のペースでどうぞのところ。) 大きくうなずいて、笑ってしまいました。 それから、定期テストは、正しくは、 ドラの指導のもと、私が発送してるというか、、 メール便を扱ってるコンビニが遠いもので、、、。 (近ければ、もちろん自分でするでしょうけど。) いつも、ドラから 「それではよろしくお願いします。」 と原稿を渡され、それをコンビニにて、コピー&発送。 (家でコピー出来るものは、ドラ自身でコピーして用意します。) ドラに原稿を返すと、 「どぅも、ありがとうございましたっ。」とペコっと お尻を突き出すお辞儀をもらって終了。といった形です。 共同作業ってところでしょうか。 本人に、「先生、ドラ自身が送ってくれてるってほめてくれてはったで、」 うふふ〜〜ん。と笑って、 「そいうことで。(どうぞそのまま、そういうことに、という意味)」 といって、いたずら小僧の顔で笑ってました。 そんなかんじです。 訂正箇所などは、他にはないです。 ありがとうございました。 また、次回楽しみにしてます。

 下は、四国のお母さんからのメールです。ほかにも、今回は、いろんなお母さん方から、メールをいただきました。しっかり読んで下さっているのだと、きちんとホームページを書きついでいない自分に反省しつつ、でも、いろんなことにがんばって、体を壊して、授業ができないというのが、一番よくないこととも思い、忙しい時は、やはり、手を抜いてしまいます。その代わり、かけるときには、書きまくりますので、ご理解のほどを、、。

こんにちは。授業変更ありがとうございました。ホームページ更新されていまし たね。夏休みはとても忙しくて体の心配をしながらと書かれていましたが大丈夫 ですか?お体大事にして下さい。ドラくん。すごいですね。あ〜うちもそんなふ うになるのでしょうか?今だに「お母さん、醤油かけて」「中2なんだから醤油 くらい自分でかけなさい」「だって量とかわからないもん」ってトホホです。妹 は自分でかけて「あ〜かけすぎた−」と言ってます。最近になって何で醤油もか けられないのかな?と思ったのですが…きっと今まで私がしてたんでしょうね。 A(彼の名前です)にはこういう事多いんです。私が手を出しすぎたんですよね。Aも漫画を片付 ける日が来るといいのですが…まだまだでしょうけど…椿さんのメールを読んで るだけで何だか嬉しくなります。Aもいつかはそうなるのかな?って…Aも早く 離陸してほしいです。でも母も頑張らなければ…でも子育ては楽しくですね。ホ ームページとても参考になります。

 この四国のお宅の彼Aくんは、でも、お世辞でなく、いい子ですよ。このメールをみて、誤解される方もおられるかもしれませんので、彼のために、弁護しておきますが、礼儀正しいですし、頭いいですし、分別もありますし、私には、めずらしく問題を感じない子でした。
 本当にいい子なんですから、、。字がきれいです。男の子なんですが、私の教えている子のなかでは、CMさんの娘さんについで、きれいで丁寧な字を書きます。
 とにかく、行動面、勉強面、どちらでも頭のいい子です。
 四国のお母さん、しっかり認めてあげてくださいね。大丈夫ですよ、彼は、、。そういっていたとお伝えください。
 

 そういえば、このお母さん、
ホームページを信じて、大損、大被害を受けたことがあり、私のホームページで問い合わせてこられたときも、恐る恐る、だったそうです。

 私は、うそやごまかしは、一切していないつもりですが、でも、私も含め、疑ってかかられることは、大事ですよね。皆さんも、お気をつけて、、。私は、「私のほうがだました」というふうにとられないために、前金みたいなものは一切いただかず、やめやすいように入会金みたいなものもいただかず、
すべて後払い、という形をとらせていただいているのですが、、。
 また、私が不誠実なことをすれば、いつでも告発できるように、と意味も込め、掲示板も置いています。
 いかがわしい書き込みは、消すようにしていますが、私への批判は消さないようにしています。当初、ほかの家庭教師の方々から、「自分への批判は、妨害行為だから、削除したほうがいい」というアドバイスをいただき、ずぶの素人だった私は、そういうものかと思い、そのようにしていたのですが、そのうち、それは「公平性に欠く」「自分を実際以上によく見せようという行為ではないか」と思うようになり、削除しないようにしました。
 私も人間ですから、自分への批判は心が痛みますが、だから、削除するというのは、どこか不誠実な感じがしていたんです。どう思われますでしょうか?もっとも、最近は、あらし行為まがいの批判めいた書き込みはなくなってきて、楽しい書き込みがほとんどですが、、。

 以上は、私が皆様に、示すことのできる精一杯の誠意だと思います。
 掲示板も楽しみにしてくださっている方が、とても多くあるということで、感謝しています。
 私と、いろんな方とのメールでのやり取りと同じようなものを、掲示板でも感じていただけるかと思います。こちらも、ご参考に、、。

 最近は、私に共感してくださり、活発にメールをくださる方が多くなり、、真剣に私のメールに向き合ってくださる方が、ますます増え、ここに載せたくなるほどのメールも増え、皆さんのご参考になるかと思い、一部、ほ〜んの一部ですが、ここでご紹介させていただきました。

2010年12月11日 22:11:26
 また、このホームページの書き込みが遅れてしまい、申し訳ありません。ずーっと書きたくてうずうずしていたのですが、無理しないように、と思っていたら、こんなに遅れてしまいました。すいません。一方で、掲示板1のほうは、皆さん熱心な書き込みをしてくださり、とてもにぎわっていますね。ありがとうございます。しばらく、こちらも(このホームページも)がんばって見ますね。頭の中はたまりにたまって、あふれ出ようとしているくらいなのですから、、。ひとつひとつ、あふれ出るままに書き記していきますね。

 さて、また、新しいテーマでお話していきます。

 「子供さんを変えたければ、親御さん自身が変わるほうが近道」というのを、よく感じます。
 逆に言うと、これは、「親が変われば、子供はそれを上回る速度で変わっていく」ということをも意味します。これもまた、私が日々のかかわりの中で、経験し続けていることです。私の教えているお宅のご両親の大半が、このことを実感されていることでしょう。
 子供さんがだらしないとき、子供さんがやる気がないとき、私たち自身のあり方に、どこか問題がないか、と考えることは、とても大事な視点であると思います。つまり、「自分自身を見つめる」ということですね。子供さんに対して以上に自分自身に目線を向けるということを心がけると、自分自身のあり方に目を向けられると、そういう感じで子供さんにかかわっていかれると、結果がいいように感じられます。

 ということで、今回は掲示板でも、一言触れた「子供のために親はイスから腰を浮かさない」ということを極力心がけた方がいい、という話をしましょう。

 先日、あるお宅で、起きたことです。
 あるお母さんから、ファクスが送られてきました。確か「これから息子を迎えにいってきます」というような内容であったかと思います。
 授業の始まる30分ほど前だったか、私は、少し心配してしまいました。
 お母さんは私の授業に間に合うと踏んでおられたようですが、結局私の授業を遅刻してしまいました。
 ことの次第を知れば知るほど、私には、「子供の介護」の具体例をこれほどはっきりと、わかりやすく示している例もないと思われるので、皆さんにご紹介させていただきますね。

 このお母さんの名誉のために申しておきますが、ごく普通のきちんとしたお母さんで、サンプルとしてお見せしたCMさんところのファクスをまねて、毎週きちんと上手な字でファクスを送ってくださり、おかげで、私の授業を、立ち上がって歩きながら聞いていたり、ソファに寝そべりながら聞いていたりして、私の宿題もやったりやらなかったりしていた子が、1年位したころには、まったく別人のように変わってくれました。成績も、低空飛行だったのが、平均点を上回るというところまでになりました。この子も含め、多くの場合、成績があとから、ゆっくりついてくるという感じなのですけどね。全国でも有数の進学校に通っている子なので、平均点を上回ること自体大変なことなのです。もともと頭のよかった子が、その性格のために、私が教える前、能力の停滞を招いていたという感じでしょうか?
 お母さんが「うちの子は厳しい先生でないときちんと宿題をしないのです。先生厳しくしてください」と当初言っておられたのが、いまだに印象深いです。私は、「少し私のやり方で、様子を見ていただけませんでしょうか?」というようなことを申した記憶があります。
 で、今は、彼はきちーんと私の宿題をやってくれ、私の授業に集中してくれています。

 別に、大げさに言うつもりもなく、私自身は、こういうこと(子供さんが急激にやる気をもつようになる)はよく経験していることなのです。まさかって?本当ですよ。

 今まで私が、このホームページで記してきたこと、本に記してきたことなどをお読みになり、私の申していることが本当かどうかを皆さんの経験に照らして、ご理解いただけるのではないかと思いますが、このあとに記す私の分析をご覧いただいても、何かを感じ取っていただけるものと思います。

 このお母さんがとてもしっかりした、立派な方であるということは、皆さんに十分ご理解いただいたうえで、これからのお話をお読みくださいね。

 逆に言うと、私はこの仕事をしているから見えてくる部分があります。つまり自ら「家庭教師馬鹿」というほどの専門家なので、見えてくるところがあり、それらは私がこの仕事をしていなかったら、まったく見えてこなかったことばかりと思います。したがって、こんなに教育熱心で、しっかりしたお母さんでも、つい「介護」をしてしまうという事実を皆さんに知っていただければ、と思います。で、これほど大変な行動(普通ソファに寝そべりながら、私の授業を受ける子はいないでしょう)をする子でも、ほぼ180度といってもいいほど変わるものなのですね。そのヒントは、ホームページじゅうにちりばめられていますが、ここでも、また、ひとつ具体的に記していくつもりです。

 ということで、本題に入りますね。
 遅刻した理由は、お母さんが車で迎えに行って、渋滞に巻き込まれたことにあったようです。彼を駅まで迎えにいったのですね。

 で、私は、遅刻した本人から、その詳しい事情を聞き、お母さんからもお聞きして、本人が困り果てて、お母さんに電話してきて、お母さんがそれに応えて迎えにいったという状況を理解しました。
 どう困り果てたのか。簡単に言いいますと、ICOCAで帰りの電車に乗れなくて、そのときの駅員さんの対応が不親切で、本人が電車で帰ろうにも帰ってこれなかったということのようです。
 お母さんは、「仕方なしに」迎えに行かれたそうです。

 それを知って、私は「子供が困っているときこそ、知恵を伝えるチャンス」ではないかと思い、次のようなことを申しあげました。おそらく迎えに行かれたこと自体に、もう少し工夫の余地があったのではないかと、、。
 迎えに行くという決断をされる前に、つまり、迎えに行くために「腰を浮かせる」前に、考えるべきことがたくさんあったのではないかと、、。

 まず第一に、一人の駅員さんが不親切な駅員さんでしたら、もう少し親切な別の駅員さんを探すとか、あるいは、その駅員さんにもう少し「食い下がる」とかすれば、事態は改善されたかもしれません。もし、本人では、だめそうなら、駅員さんに電話をかわってもらって、お母さんご自身が直接交渉してみるとか、ほかには、彼が持っていた携帯で改札をパスする設定をその場で、してもらうとか(できるかどうかわかりませんが)、5,6個くらいアイデアは出そうな気がします。実際、そのお母さんにはアイデアを5,6個差し上げましたが、当事者でない皆さんに、これを列挙しても仕方ないので、やめますね。知恵はいくらでも出しようがあるということをご理解いただければ、十分かと、、。
 で、それでも解決がつかない場合は、最後の手段として、タクシーで着払いで帰ってきてもらうという手もあったかもしれません。
 で、そういうことを伝えていくことが子育てであり、教育であって、親が子供のためにすぐに腰を上げて、助けようとすると、子供の自主性や知恵が育たないのではないかと心配されます。

 今回の場合も、本人が困っている状況に至ったとき、何かいい方法はないかと、すぐに腰を浮かせることなく、頭をめぐらせたら、きっと、いい解決法を見出し、私の授業に遅刻することもなく、おまけに、本人は知恵の働かせどころ、そのコツみたいなものを理解することができたのでは、と思ったりします。
 で、そういう環境で育てられた子は、いつも、困難にぶち当たったとき、知恵を使って乗り切ろうとしますから、頭がよくなります。自主性が育ちます。勉強においてもそうですし、生きるうえでの、たとえば、人間関係においても、いい影響があることでしょう。いじめにも縁遠い存在でいられることでしょう。

 困難に子供さんがぶち当たったとき、それは、知恵を授けるチャンスと思われて、行動されると、子供さんは、勉強においても、生き方においても、賢い子になるのではないかと思われます。
 親が頑張るとしたら、子供が一人で頑張るようにもっていくように、頑張るのであって、ご自身が「介護的に」頑張るのは、極力避けたほうがいいのでは、と思います。でないと、本人しかいない、とっさのときに、本人の機転がきかず、それこそ困った、深刻な状況をもたらしかねないのでは、と思います。
 大人になってからの生活にも支障が生じるかもしれません。

 日々のほんのちょっとの違いが大違いということですね。
 「介護」の危険性が少しおわかりになりましたでしょうか?
 「子供のために親はイスから腰を浮かさない」ということの意味がお分かりいただけたでしょうか?



 (次回からページをかえて)





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