家庭教師田口の視点(44ページ目)

目が疲れるというような方は、ぜひ、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)

2010年5月28日 12:10:59
 視点余話。今回は、CMさんの息子さんの話をしましょう。CMさんの息子さんというよりも「理詰め」のことをリズムか何かと勘違いした子、と申したほうがピンとこられる方が多いかもしれませんね。
 なかなか楽しい、でも、私としては、すこしさびしい話です。本人には、ホームページに載せるね、と了解をえながら、しばらく書き込まずにいたのですが、いよいよ今回、書き出してみますね。彼らしい陽気な性格が表れた、楽しいエピソードです。
 彼は、中2から教えています。もう、4年間教えていることになるのですね。
 掲示板で、CMさんが、息子さんのやる気のなさをこぼされていて、それが縁で教えることになりました。今高3です。来春受験ですね。
 今、とてもがんばっていますよ。やる気満々です。CMさん、彼にがんばってくれてありがとうとお伝えください。私は、明るくがんばる彼が大好きです。

 このホームページを、ずっと読んで下さっている方の中には、「彼の妹さんは?」とお聞きになりたい方もおられるかもしれませんね。あのとても優秀な子です。今もすごいですよ。相変わらず、、。この子がすごいところは、単に頭がいい、というだけでないところですけどね。ハートがいいです。私の中では、彼女は別格の存在なので、私は、今の彼女には、何もいうことはありません。小6にはじめて、教えたときに、少しだけ注意しましたが、それ以降、信頼しています。この子なんかみても、できるだけ早い時期に教えたほうが結果がいいというのが、私の感じるところなんです。ほんの微調整程度の「注意」ですみますから、、。
 掲示板1にも書きましたが、テストで先生が間違って丸をつけたのを、隠すどころか、「間違えています」と先生に言いにいって、わざわざバツにしてもらったという話など、心の強さを感じますね。(なかなかいませんでしょ、こういう子。皆さんが学生のころは、どうでしたか?ほとんどの子が「先生間違えて丸つけてくれた、ラッキー!」ってな感じでしたでしょ。)

 ということで、CMさんの息子さんです。CMさんによると、一時期、だらんとしていたときがあって、それから、また、再びやる気をだして、がんばってくれているのですが、で、CMさんが、「ずうっと続くといいのですが、また、一時的なもので終わってしまうのでは」とおっしゃっていましたが、私の「魔法」にかかってくれて、ずうっとがんばってくれています。とてもいい子です。性格が明るいのもいいですね。その楽天的な性格がお母さんにとっては、かえって、「悪い点をとっても、すぐそのことを忘れたかのようにふるまい、また同じことの繰り返し」という感じで、勉強には、悪く作用しているようだったのですが、私には、彼の天性の明るさは、決して勉強の足を引っ張るものではなく、むしろ、ノリノリでがんばれる要素にさえなりうると思っていました。実際そのとおりでしたね。
 今は、とってもがんばっているようで、CMさんが毎回授業前にファクスを下さるのですが、いつも「がんばっている」様子が書かれていて、うれしいです。
 その頑張りぶりは、とても信頼が置けます。
 最近立派なのは、計算間違いをまったくしないということですね。高1のころまでは、解いてもらうと、長い計算問題は、必ずといっていいほど計算間違いをしていたのですが、最近はそれがほとんどないのです。
 計算は、ゆっくり書くほうが早く、正確という、一言で言うと、こんな表現になってしまうのですが、この「境地」を彼は、今、やっと頭でなく体でわかりだしたという感じでしょうか?

 さて、本題のエピソードです。授業が終わった後、天性の明るさを持った彼は、「あ〜」とか、「わ〜」とか「だめだ〜」とか叫ぶのですが、それを聞くのは私のひそかな楽しみでした。パソコンの通話を切る直前の一瞬なのですけどね。彼は、私にそれを聞き取られているとは、まったく知らず、大声を上げてくれるんです。とくに、「だめだ〜」とかいうときは、私のチェックの結果、まだ勉強が甘いということがわかったときなんですけどね。私(パソコンの)の前では、すこしだけ抑えぎみの感情が授業後本性を出して、爆発するのでしょうか?
 で、あるとき、彼が自分が授業中答えられなかったのが悔しかったのか、お母さんは知らないだろうとか思ったのか、「お母さん、certainの意味は?」と授業後、聞いたところ、「ある」とお母さん(CMさん)から即座に返ってきたのです。例の授業直後で、こちらには、丸聞こえなのですけどね。私は、それを聞いて驚きました。CMさんよく覚えてらっしゃるって、、。
 で、次の授業のとき、つい、その話に触れて、「お母さん賢いね」と言ってしまいました。そうしたら、彼は、「えっ、聞こえていたんですか?」といってきて、私が、彼の授業直後の「奇声(?)」をひそかに楽しんでいたのが、ばれてしまった感じになってしまいました。
 ここで知らんぷりをするのもどうかなと思い、「毎回、聞こえていたよ。『えー』とか、『あー』とか『だめだあ』とか、、」と正直に話してあげました。
 それ以来、私のひそかな楽しみの一つがなくなってしまいました。授業後彼は、一言もしゃべらなくなってしまいました。この文章の最初に「すこしさびしい」と記したのは、これが理由です。
 今、彼は、授業後、彼にしては妙に静かです。あらしの去った後のなぎのように、、。
 ああ、もったいないことをしました!
 私のひそかな楽しみの一つが奪われてしまいました。

2010年6月11日 11:55:43
 上の文章に対するCMさんからの、ファクスです。そのまま書き出してみますね。
 
 メールありがとうございました。子供達もHP読みました。励みになると思います。
 「さびしい話」とあったので、ちょっとびっくりしましたが、最後まで読んで納得しました。
 きっと私の声も入っていただろうな、と思うと、冷や汗が出ますが、’もう終わったこと’と気にしないことにしました、、、。(こういう時こそ、A(
田口注:息子さんの名前が記されていますが、プライバシーのためAとしました)の’楽天的な性格’を見習おうと思います)
 定期テストは、これまでよりはずい分良くなりました。このところ先生がほめてくださっていた、その効果が目に見えてきた、と感じています。


 CMさんの息子さん、今でもがんばっていますよ。ほめられて、当然の子だと思います。授業での計算間違いの少なさは、相変わらずです。明るく授業を楽しんでくれているようで、うれしいです。
 そいえば、この前は、授業後「あ〜」と出しかけた声が止まってしまいました。もう、あの大声は聞こえないのですね。私は嫌いでないのですが、、。
 CMさんの声も、確かに、昔聞こえてきたことがありましたが、大体がよく聞き取れなかったですし、聞こえたものも、彼の声のインパクトのかげで、忘れてしまったという感じです。CMさん、ご安心ください。

 もうひとつ、四国の方からのメールも、ご了解いただいていたので、載せさせていただきますね。
 北海道のお宅とは逆に、メールをいっぱいやり取りしたのち、あるとき、体験授業を希望されてきたお宅です。あとで、わかったのですが、本人が私の授業にそれほど乗り気でなかったみたいですね。体験授業の前に、「ペンタブレット買って、どうするの?次からは、教えてもらわないと思うよ」というようなことをいっていたらしく、それが、体験授業後、とても乗り気になってくれた感じです。本人が乗り気でないのに、あえてお母さんが体験授業を希望してくださったことに感謝しています
 母子とも「勉強嫌い」ということでしたので、正直、どんな子なのかなあ、と少し心配していましたが、とても頭のいい、感じのいい、字のとってもとってもきれいな、礼儀正しい子だったので、驚きました。勉強嫌いということが、今もって少しも感じられたことがありません。
 自分から、私の薦めたテキストを、買ってほしいといってくれるし、宿題もきちんとしてくれるし、、。
 お母さんは、パソコンの設定にお詳しくないようで、メールの設定ひとつにも苦労され、普段は携帯から、メールを送られるほどの方でしたのに、がんばって、私のメールでの案内にそって、授業に向けた設定をしてくださったこと、とても感謝しています。パソコンの設定、そんなに難しくありませんでしたでしょ?ネットで買い物ができる方でしたら、多分大丈夫かと、、。
 ちなみに、下のメールも、携帯からのものです。私自身とても参考になるお話でしたので、皆さんにもと思いまして、掲載をしてもいいか、お聞きしたところご快諾いただきました。
 このホームページも掲示板も熱心に読まれている方です。おそらく、下のメールで、私の申していることの一端をご理解いただけるかと思います。では、、。

 こんにちは。お世話になっています。B(田口注:これもプライバシーのため匿名に)に先生が誉めていた事伝えると「ふ〜ん 」ってでも嬉しそうでした。先生の視点の牛の話〜すごく解ります。ストレス ですよね。私が怒りすぎると熱が出たり喘息が出たりしていました。そしてもう 弱いんだからって言ってました。何てひどい事言ってたんだろうって思います。 病気の子供に…子供の先回りをしない。これもまさに私です。母親ってどうして するのでしょう?いつも主人に言われます。自分でさせろと、失敗して初めて自分でわかるんだからって…でも私はしていました。先生の視点を読んで、あ〜や っぱりしてはいけなかったんだ〜って反省です。主人が聞くと怒るでしょうね。 俺の言う事は聞かないのにって…今の私の目標は子供の先回りをしない。管理しないで見守る。です。私も変わればBも少しづつ変わってくれると思います。長々 とすみませんでした。またメールさせてもらいます

 いつもいっぱいメールを下さり、その中で、彼がいいほうにどんどんと変わっているのがわかります。ありがとうございます。本来頭のいい子で、ものの分別のとてもつく子なのですね。お世辞でなく、いい子です。いつもがんばってくれて、授業を気に入ってくれてありがとう、とお伝えください。

 なお、上で「管理をしない」という表現が使われていますが、あのお宅のあのお母さんの現状では、あてはまる言葉でしょうが、すべての方に当てはまるものではないということは、ご承知おきくださいね。正確には、「不必要な管理をしない」ということです。自由放任主義をお勧めしているわけでは、決してありませんので、誤解されませんよう。私は、「ポイントをおさえてほうっておく」と表現をしていますし、ポイントをおさえ間違えたかかわりは、いい結果を生まないでしょう。
 そういうところからいうと、自由放任主義は、糸をもたずに、たこを飛ばすようなもので、教育、子育てとは、程遠いものになってしまう危険性を持っているといえるでしょう。

2010年9月2日 14:37:04
 実は、私自身は、「管理」という言葉に、違和感を感じるほうで、皆さんが教育上で使われている言葉の中に、私のかかわり全体をまとめて、表現する適当な表現がないので、「ポイントを押さえて、ほうっておく」と表現しているのですが、その具体的事例は、いままで、かなりの量記してきているかと思いますので、そちらでご理解いただければ、と思います。本では、そのエッセンス(私がやっているかかわりの多くは、実は、今までの経験から直感的にやっていたりすることなのです。で、あとで、自分の行動を振り返り、ゆっくり分析してみるということも多々あるのです)を、細分化して、一つ一つに分析的説明(といってもどなたでも理解できるような表現にしていますけどね)を加えていっているという感じです。
 
 
 さて、最近の「椿」さんからのメールから、、。ご参考になりそうだったので、お母さん(「椿」さん)と本人のご了解をえて(お母さん、ありがとうございます。本人にもありがとうとお伝えください)、載せることにしました。
 もっとも、このご了解をえたのは、1ヶ月以上前でしょうか?椿さん、遅れてすいませんでした。
 夏休みは、私自身、とても忙しくて、体の心配をしながらでしたので、極力ほかのことはしない、というようにしました。それで、掲載が遅れてしまいました。すいません。ご理解ください。

 最近の「ドラくん」(椿さんの息子さん。プライバシーを考え、メールの本文中も彼の名前のところは、「ドラ」とさせていただいていますので、ご理解ください)のがんばりぶりの立派さがよくわかると思います。
 あ〜〜化学が、まだおもしろくないわ。覚えんのがなあ、覚えられへん、、、という彼の言葉こそ、まさに、勉強の本質をついた言葉ですね。
 強いられて、我慢して勉強しても、面白くなかったら、頭に入りません。もし
それをしいた場合、子どもは、我慢強い子は頭が悪くなり、我慢できない子は、逃げ出すか、反抗するか、いずれにせよ、何らかのゆがんだ行動をとることでしょう。
 では、、。

田口先生へ 

ドラ、相変わらず元気に頑張ってます。

自分のペースでやっているようです。

夕方寝て、夕食後1時間ほど勉強、1時間ほど歩く、

それから何時間か寝るまで勉強というスタイルです。

 

この土日は模試です。定期テストが終わってすぐの模試ですが、

愚痴を言うでもなく、当たり前のようにやっています。

ずいぶんタフになったなあ。と感心します。

(以前だと、テストばっかりいやだ〜〜なんて、言ってそうです。)

 

定期テストの結果もそろそろかえってきているようです。

すべてそろい次第お送りいたします。田口注:これ、ドラくん自身が、送ってきてくれているんですよ。えらいでしょ

よろしくお願いいたします。いつもありがとうございます。

 

そうそう、定期テストが終わった日(七夕の日)ですが、こんなことがありました。

私が外出中にものすごい急な雨があり、洗濯物はビショビショだな、、

とあきらめつつ帰宅したのですが、、

外からベランダを見ると洗濯物はすべて取り込まれていてびっくり。、、、先に帰宅していたドラが入れてくれたようで、、、

 

「ただいま、ありがとう〜〜っ。」といいつつ玄関に入ると、

「なにが???」と。

「いや、洗濯物取り込んでくれて助かったよ〜〜。」

とお礼を言うと、なんだそんなことかという顔でした。

 

部屋に入ると、いつもしているように部屋にちゃんと干して、乾燥機も点けてくれていました。

完璧です!すごい!は〜〜っ当たり前にこんなことができるようになってるんだなあと感心しました。

なんだかとてもうれしく、しみじみしてしまいました。

 

この日は夕方遅くから友達からの電話で外出したので、近くの七夕祭りに出かけたのかな?と思っていたのですが、友人と近くのグランドでサッカーをしてきたとのこと。泥だらけで帰ってきました。

この日も夜はちゃんと勉強も頑張っていたようです。

こうして一緒に気分転換したり、勉強に励んだりできる友人がいることもありがたいことだなあと思います。

 

では、またメールいたします。

 

あ、もうひとつ、

一昨日、模試の前だからかめずらしく自分から大学案内をぱらぱら広げて入試科目などを確認したりしていました。

その時に、言っていたのですが、

あ〜〜化学が、まだおもしろくないわ。覚えんのがなあ、覚えられへん、、、。」と弱ったなぁという感じで頭を掻いてました。

 

でも、でも、聞き逃しませんでした私。

『まだ』おもしろくない、といっていたのです。

本人はあまり気にも留めず、さらっと言ったのですが、

きっと、「今は面白くないけどこれから面白くなる」とどこかで思っているんじゃないかな?と勝手に喜んでしまいました。

では、では、失礼いたします。


 
ご家庭のかかわりの成長とともに、彼も成長しているのがわかりますでしょ。
 ところで、椿さんのメールを載せるのは、かなり詳細に彼の様子、お母さんのかかわりなどが記されていて、とても参考になりそうなところが多いと感じたからです。椿さん、いつも、詳しくありがとうございます。ほかのお宅でも、多かれ少なかれ、そんな感じですよ。
 大げさに見えますか?もし、そう思われたら、掲示板で、質問をしてみてください。私の教えているお宅のお母さんのどなたかが、きっと答えてくださることでしょう。私の都合のいいように、書いてほしいなどとは、申していないので、正直にお答えいただけるかと、、。

 ところで、このメールをお読みになるにあたって、ご注意されたほうがいいと、思われる点をひとつ申し上げますね。
 それは、いわば、彼は「離陸状態」とでも言える状態だということです。そうなると、ほとんどほうっておいても、がんばってくれます。で、これを、つまり、
現在の「椿」さんのやり方を、そのまま、やる気のない子のご家庭で、実践されると失敗されるのではないか、ということです。
 この「離陸」が難しく、「離陸状態」にもっていくまでに、多くのご家庭が、素人考えでがんばってしまい、失敗し、この子はだめ、と烙印(らくいん)を押してしまっているというのが、現状かもしれません。私の教えている多くの子で、大変な状態の子が180度くらい変わったりするのですが、
実際「離陸」させるためには、相応の辛抱と教える技術とかかわりの能力が求められるように思っています。それまでに、長くて、半年、短ければ、1週間くらいの時間がかかります。最も多いのが、1、2ヶ月くらいでしょうか?
 最近、ずうっと「頭がいいから、やればできる」といわれてきて、でも、やらなかったという子がいて、中3になって、私が教えるようになって、2ヶ月くらいで、がんばるようになったという子がいます。最初の2,3週間はご両親、どうしたら、いいのかと悩んでられた感じです。でも、その間でも彼の心は変化していたのですね。

 もうすでに、がんばれている子も、私は教えていて、そういう子のご家庭には、この椿さんのメールは、きっとご参考になることでしょうが、もし、お子さんがやる気のない子でしたら、いずれ、将来こういうふうに、お子さんがなれるというイメージを描いて、私のホームページなり、本なりをお読みいただければ、と思っています。
 繰り返すようですが、椿さん宅は、1例で、私の教えている子の多くがこんな感じになっているか、なりつつあります。

 そういえば、北海道の「ヤムチャ母」さんのところも、「離陸」しかかっています。ずいぶん苦労されたようですが、もう彼は、がんばり続けてくれることでしょう。「ヤムチャ母」さん、このホームページご覧になったら、彼にそういっていたとお伝えください。信じて、私のアドバイスなども参考にされ、かかわりを工夫してくださり、ありがとうございます。彼にも、ありがとうとお伝えください。
 また、皆さんに、「ヤムチャ母」さんの「格闘」の様子、今の状況など、「ヤムチャ母」さんのご了解を得て、ホームページで、ご紹介いたしますね。

もうひとつ、こちらの「椿」さんのメールもご参考に、、。

田口先生へ

 

ドラはまた、頑張りだしました。

 

初めて自分から、漫画を段ボールに入れて封印しょうか。と言い出し、

昨日本当に実行して、部屋から漫画をすべて追い出しました。

少し前、大量に漫画が床に重ねてあり、あれこれはずいぶん読み倒したな。と思っていました。

丁度その日に、夏休みはどうしようとか、「もう少し英語ができたらな〜。」

と勉強の話をしだしたので、

「ドラはとりあえず漫画の時間を、少し減らさんといかんのちゃうかな?」

といったところ、「うん、そうやねん、やっぱ、漫画を段ボールに入れて、

びしっとクローゼットに入れてしまわんといかんな。」

と自分で言い出しました。

 

3年生になって、もうそろそろ、漫画を部屋から出した方がいいんじゃないかと提案したこともあったのですが、「いや、無理。」と頑なでした。息抜きになっているのも知ってたので、ほっておいたのですが、

自分から言い出すとはっ!!!

 

勉強の時間も増えてきました。

月曜日に、学校の三者面談があったのですが、

その時に、今の勉強時間を聞かれ、本人は

午前中は学校として、昼から平均6時間と答えていました。

それでは、本人が納得できる大学には行けないのではないか、

君と同じくらいのレベルの大学を目指している子はもっとやってる。

8時間はやらんといかんな。と指摘され、はっぱをかけられていました。

 

今の成績なら、どのあたりの大学が狙えるかの資料(全国の大学の工学部の判定が出ているもの)をもらって、今のままでは自分の納得がいく結果は出ないのではないか?と。この時期から偏差値10あげるのは難しいけど、まあ、そんな子もいるにはいるから、頑張るように。

というような説明もうけました。

あせるとイライラするので、あせらず、イライラせず、その気持ちをうまくコントロールしながら頑張れ。期待してる。とも。

本人は素直にまじめに聞いていたようでした。

 

かえる道々、今、学校あるし8時間は無理やな…と言っていたんですが・・・。

 

この日の夕方、また同じような勉強時間についての話が、耳に入りました。

 幼馴染で中学の時の塾も同じ、今も同じ学校に通う子の話です。

最近通いだした予備校の先生から、成績を見たうえで、夏休みは12時間やな。といわれ、更に、中学まで通っていた塾に遊びに行くと、「センターの模試はどれくらいとれとんねん?」と先生から聞かれ、「半分ちょっと。」と答えると、「は〜〜ん?夏休みは14時間やなっ。」

と言われて、本人は「は〜〜っ2時間また伸びた〜〜。」といって嘆きながら家に帰ってきた。。という話。

幼馴染のこの子も明るく活発、声の大きい、元気な頑張り屋の女の子なので、やり取りが目に浮かんで、ドラも私も笑ったのですが、

この話を聞いてドラは

「じゃ、ドラは15時間や。」と言ってました。

 

あ、それから、日曜日は同志社のオープンキャンパスにも行ってきました。

車ですぐなので、主人と私も一緒に。(学校に着くと、ばらばらで説明を聞く感じなのですが。)

理工学部、機械システム工学科の説明と、実験室の見学を、いつになく熱心に聞いてたようでした。

 

今、いろんなことが本人のやらなければ、頑張りたいという気持にさせてくれているようです。

 

日曜日も、オープンキャンパスから帰ってから、がんばってましたし、月曜日ももちろん。(漫画をすべてかたずけました。)

火曜日、学校から帰って1時間ほど昼ごはんと休憩の後、すぐに勉強。夕方少し仮眠をとって、晩御飯は少し早目にしたいということで、7時から。食べ終わると8時頃からまた、勉強タイム。

何時間やっていたかわからないそうですが、見ていて、勉強することを1番に考えて、その中で食事、睡眠、休憩時間を取り入れながら頑張ってるようでした。

 

月曜日の授業の時、英語を何とかしたいから、先生に夏休みどうしたらいいか、聞いてみる。と言っていたのですが、

授業が終わって、聞けたかどうかを、聞いてみると、

「あっ!忘れたっ!!〜〜〜メールで聞いといてっ!あと、古典も!!」

「あほ〜〜〜っ!!」

ということで、、、

田口先生、お願いします、。更に頑張りたいドラを助けてやってください。

本人、更に頑張るにはどうしたらいいかわからないようです。

 

北海道大学に行けるくらいにまでになりたい。

今の自分じゃどうにもならない。

そこを目指して勉強するにはどうしたらいいか教えてください。

ということでした。

 

難しいのも、本人承知のようです。けど、頑張りたいようです。

よろしくお願いします。

 

月曜の授業の時に、本人に話してやってくださいませんか。

よろしくお願いします。

もし、それで来週月曜日の授業時間が足りなくて、

また、先生のお時間をとって頂けるようでしたら、

その日は30分延長で授業をお願いできませんでしょうか?

(来週月曜日の30分延長はドラも了解しています。)

 

長々とすいません。

今日もきっと頑張ると思います。今は学校に行ってます。

後、1時間ほどで帰ってくるでしょう。

 

私も負けてられません。

 

では、また、メールいたします。失礼いたします。


 彼、立派でしょ。ヤムチャは母さん、子供って、「離陸」してしまうと、何かの拍子に、自分から、変わりだします。今回のマンガ本の話は、その典型ですね。

 あ、それから、皆さん、子育ては、楽しむ、ものですからね。知恵を使ってあれこれ、楽しむものです。けっして、苦しむものではありませんので、、。勉強が楽しむものであるのと、同様です。、
 それと、もうひとつ。私が教えるとなると、こんなに長いメールを書かなければ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありませんので、、。ご家庭のペースでどうぞ、。

 (次回から、ページを変えて、、)
   

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