家庭教師田口の視点(23ページ目)

2006年12月21日 11:36:57
 さて、私が教えていたあるお宅のお母さんからのメールご紹介いたします。前のページでも、記したように、うつ状態から、高校を中退した子です。そして、大検から国立大に進んだ子です。もともと、とても頭のいい子なので、それもあって受かったのでしょうが、本当に勉強は、少ししかやれなかった(うつ病のせいか、本人のやる気がないせいか、いまだに私には、わかりません。うつ病というのは、見た目では、わからない病気のようです。あまりくわしくは申せませんが、重症であったことは、確かだと思います。もう大学はだめかという最後の国立大で、彼は受かりました。最後まで、あきらめてはいけませんね)のですが、その後の、大学での彼の様子などが記されています。

お久しぶりです。
相変わらず先生はお忙しそうですね〜!
そのパワーはどこから来るのでしょうね・・・すごいです。
先程本当に久々にホームページ拝見させていただきました。
視点も掲示板も私が知らない間にとっても多くのことが書かれてあり全て読ませてい
ただく気力はありませんでした。
でも最近のところだけちょっと読んでみようと思ったところ、掲示板1のkaeruさん宛ての文章のところにうちの息子のことが書かれていました。正しくあの通りでしたよね〜!長い道のりを今更ながら思い出し、すこし涙が出ました。
本当に先生にはいくら感謝してもし尽くせないくらいです。

当の息子ですが、大学に入ってから最初こそまずまず真面目に行っていましたが、いつ頃からでしたでしょうか・・高校中退してからずっと続いていただらだら生活が抜けずとにかく朝が起きられず、遅刻や欠席が続くようになり、途中から殆ど行かなくなりました。また周りは圧倒的に1つ年下が多いので(浪人してるから当たり前なのですが)あんなガキばっか相手にしてられへんなんて言って、もう辞めてしまうのではないかなと思わせる状況に陥りました。

私は放っておきました。辞めたいなら辞めてもいいや!もう20歳になったし親があれこれ言っても本人がやる気がなければ仕方ないと。ただそのような状況の中でも以前のようなひきこもりにはなりませんでした。転機というか救いというか、息子が小5から中3まで通っていた塾長から「うちに来て中3生を教えてほしい」と電話がありました。即答でOKし週1回だけ授業で分からないところをみんなが質問するという日が作られ、その役目を与えられました。塾長から「本当は今は講師の数は十分足りてるんです。でも来年から授業を受け持ってもらおうと思っているのであえて今の時期から来てもらうことにしました。」とお話がありました。きっと先のためにもなると思ってお声をかけて下さったのでしょうね。クラスを受け持つのは来年からと聞いていたのですが、今は週2回現代社会とか数学とか1クラス15人ほどの授業を受け持っています。
時給も当初聞いていた金額より大分良いみたいです。
「ガキは嫌いや」なんて言ってたのに今ではテスト問題作らなあかんし忙しいとブツブツ言いながらも楽しそうに教えに行ってます。
その頃から並行してローソンの早朝バイトにも行くようになり、次第に朝の寝坊は必然的に解消されていきました。
人と喋るのが嫌いと言ってるような子がコンビニなんかで勤まるのだろうかと心配していましたが、遅刻欠勤一切なく行き、楽しくやっているようです。(こちらは時給はとっても安いです)
またその間に友人の自殺騒ぎもあり、はらはらしましたが彼女ともずっと続いており、精神的な支えがあった分自暴自棄にはならず済んだのではないかと思います。
友人の件に関しては「あいつの気持ちは俺すごく分かる」なんて言ってましたが・・

そして9月末に成績表が郵送されてきましたが、当たり前ですが前期の単位は殆ど取れていませんでした。
試験の日に寝坊して受けられなかった科目もありました。
さすがにそれを見てやばい!と思ったのでしょう。
後期からは遅刻も欠席もせず今のところ真面目に通っています。
後期で8単位落とすと留年確定だから絶対休めないと言ってます。
あんな授業受けても無駄やとか何とかは言っていますが、同級生のことを「ガキやからうざい」などと言うこともなく・・
ガキは中学生相手にしているので慣れたのでしょうか。
大学生協のメリットを生かし少し安くなる自動車教習所にももうすぐ行きます。

こんな感じですが、長かったトンネルを少し抜け出せそうな気配がしています。
先生にはせっかく「そこそこの大学」ではあっても受からせていただけ、お世話になった手前このようなご報告は今まで怖くて出来ませんでした。
でも掲示板を拝見し、あ〜やっぱり先生は見抜いていらっしゃるのだな〜ということが分かりました。
本当は掲示板に書き込んでみようかなとも思ったのですが、さすがに勇気がありませんでしたのでメールでご報告することにしました。

まだまだ見ていて精神的に心配な部分はありますが、こんな感じです。
私も頑張って勉強していますよ。
そうそうなでしこさんとメール上ではありますが仲良くなって色々お話をさせていただいています。



 そこそこの大学は、「決して世間に恥ずかしくない立派な大学」という意味で、記しました。お母さんも本人もそう思っているのではないでしょうか?
 今、いじめられて、あるいは、何かの理由で、引きこもりに近い状態になっている子、不登校の子、あなたには、まだこういう手があります。あきらめないで!!

2007年1月2日 1:57:15
 さて、新年ですので、私の年賀状を今年は載せて見ますね。ホームページ同様文字だらけで、皆さん辟易(へきえき)とされているんではないかと思いつつ、どうしても、こんな感じになってしまいます。まあ、世の中には、こんな文字の塊みたいな年賀状があってもいいでしょう。これだけの内容を年賀状に盛り込むと、遠くから見たら、小さな点々だらけの、多くのアリさんがはったような、年賀状になってしまいます。今回、それを、私のいき方を知っていただくためにも、たまには、載せてもいいかと、、、。

 新年明けましておめでとうございます。
 新年早々、縁起のいいお話ではありませんが、お読みいただけますでしょうか?僕が京都で、もっとも親しくさせていただいた方が、昨年なくなりました。とてもとてもつらかったです。どういうわけか、僕をとてもかわいがってくださいました。僕に塾を継がないかといってくれた方です。○○大出身のとても優秀な方で、塾も当然、はやっていました。その方の収入は僕のとけたが違っていました。僕自身悩みましたが、自分は目先のお金よりも、能力を磨くことと考えたので、その申し出を、結局、辞退しました。塾と家庭教師の違いは大きく、もし塾を経営していたら、経営能力は高まったかもしれませんが、知識、教える能力自体は下がっていたことでしょう。僕にとって、それは、もっともたえられないことです。サラリーマンをやめたのと同じ理由で、僕は自分の能力を高め、発揮できなければ、生きている意味を見出せない人間になってしまったのかと思います。でも、これは、悪くない性癖ですし、長い目で見たら、実を結ぶと信じています。
 僕のホームページは、あの方の申し出を辞退したのち、パソコンをはじめて買って、一から立ち上げました。いっぱいいっぱい恥をかきつつ、、。今、いろんな方がメール、掲示板で話しかけてくださいます。皆さんもよろしかったら、お越しください。僕の名前で検索されたら、たどり着けると思います。お待ちしています。気持ちのいい人たちばかりですよ。ただし、掲示板、、、圧倒されませんよう、、。
 今年もよろしくお願いいたします。


 実物の年賀状を読まれた、「なでしこ」さん母子、大量の字の小さな文字の羅列(られつ)に目が点になられたようで、、。
 今年もよろしくお願いいたします。

2007年1月30日 13:57:04
 さて、忙しい受験シーズンのさなか、パソコンのボタンがいかれてきてしまって(使えることは使えるのですが、壊れたときが怖いです)、新たにパソコンを購入して、少しずつ、使えるようにしていっています。で、今回は、この新しいパソコンで、書き込んでいます。しばらくあいていましたが、順調に行けば、また、書き込みが再開できそうです。よろしくお願いいたします。

2007年2月18日 2:45:48
 さて、忙しさも一段落(ひとだんらく)しつつあります。

 今回は、「せっかち」ということに関して、お話しましょう。
 せっかちというのをよく言うと、決断力がある、ということなのでしょうが、さっささっさと決断を出されて、私などにもこうしてほしい、こうしてください、といってこられるお母さんがいらっしゃいます。ある意味、とても頼もしくも思えますし、できるだけサポートをして差し上げたいという気持ちでいるのですが、でも、そのあり方が、「決断力がある」というよい面として、現れればいいのですが、「せっかち」という悪い面として現れかねないときもあり、私などは、警戒するわけです。「せっかち」と「決断力がある」、というのは紙一重(かみひとえ)で、はきはきと行動しているつもりでも、もしかしたら、ご自分がせっかちに立ち回っているかもと思われて、行動することはとても大事かと思ったりします。少なくとも、子供さんとのかかわりにおいては、、。
 そんなお母さんのお話を別のお母さんにしたりすると、「先生に対して、命令調で言うなんて、失礼な」みたいな言い方をされる方もいらっしゃいますが、私は、私自身がそんなに偉い人間とも思っていないので、どんなご意見、希望にしても、できるだけ、お答えしようという気持ちでいるので、そういうレベルで、私が感情的になることはありません。ここでも、それが不愉快だとか言う意味で書こうとしているのではありませんので、その点は、重々ご理解ください。個人的な好悪(こうお)の感情で書くのは、このホームページには、すくなくとも、ふさわしくない、という気がしています。
 つまり、個人的感情から、申しているわけではありません。というか、このホームページ全体が個人的感情から述べているものではないことは、全体をあらかた読み通された方でしたら、お分かりいただけるかと思います。そういう前提の上でお読みくださいね。

 私は、そういうはきはきと、「こうしてください」といってこられるお母さんに対して、意見を添えて、やはり、こうしたほうがいいのでは、と申し上げることがありますが、「もう決めちゃいました」的な感じで言ってこられるかた、私の意見を聞かずに動こうとされるかたもたまにいらっしゃいます。そういうお母さんのメールなどは、「いついつこうしていただきたいのですが、いかがでしょう」ではなく、多くの場合、間際に、「こうしてください」みたいな感じで来るんです(「間際にばたばた」自体にも、子育てにおいて、危険なものを感じていますが、これについても、いずれ機会を見て、記していきましょう)。きわめて、はきはきしゃきしゃきされているんです。皮肉で申し上げているわけでなく、ある意味、決断力があるということは、生きていく上で、とても大事なことだと思うんですね。ただ、少し待って、よく考えて、と思うこともあるんです。

 もう少し、ゆっくり余裕をもっても、という場面でも、子供のこととなると、一生懸命になってしまわれる方、いらっしゃいますね。でも、そういうところの子供さんのほうはどうかというと、お母さんの意欲のわりには、生気がなかったり、あるいは、どこか、ゆがみを抱えているのでは、と思われることが往々にしてあります。
 どうしてでしょうか?
 なお、私は、せっかちな性格を否定しているわけではありません。もともとの性格でいうと、私だって、せっかちといえるかもしれません。少なくとも、自分自身に対しては、きちんとしようという意識が強く、学生のときも「自分で自分に課した」宿題を大体、予定よりも、はるかに早く終えてしまったということが多いです。この仕事に就いて、教えていて、最初、そういう子が少ないことに驚いたくらいです。
 でも、私は、子育てに関しては、子供に対してはせっかちは危険かもと思うときがあるんです。「親のせっかち、子供のんびり」ということわざを作りたくなるくらい、、。子育てにおける「せっかち」の危険性について、考えてみませんか?
 せっかちにことを進めようとして、かえって、以前以上の忍耐を強いられた、という経験はありませんか?
 
2007年2月23日 11:05:48
 上のように書いたため、もしかしたら、私を怖い先生と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は、基本的にやさしいです。ホームページで怖いというイメージでもあるのでしょうかね。そんな書き方をしているつもりもないのですが、、。実際、お会いしたり、パソコンでつないだりしたら、「優しい方なので、、、」といわれることがあります。私は、ご家庭のお母さんにも、子供さんにも、基本的に優しいです。下で(次のページで、ということになりそうです)、そのうち、触れるように、例外的に、仕方なく、厳しく対応している子がいますが、基本的に私は、優しいですし、ご両親のご意向に沿うように、といつも考えている人間です。で、それで、多くの場合、十分教育的効果を発揮できるものと思っていますし、そうなっています。ご家庭を、学習、子供さんへのかかわりにおいて、どのようにサポートするか、これが私の務めと思っています。威張っている家庭教師というのは、私の中では、能力に対する自信のなさか、余裕のなさの裏返しだとさえ思えます。不必要に怖いというのは、多くの場合、よくない結果を生むのでは、とさえ思っています。少なくとも、ご両親にきつく当たるということはありません。内容的にきつくなってしまうとき、どうしたら、真意が伝わるか、むしろ、そういうところに、神経を使うことのほうが多いくらいです。
 もし、私を怖いとか、思われる方、いらっしゃったら、私のホームページをまた読み直してみてくださいね。適当に、ご興味ありそうなところだけでも、、。私がどういう人間かお分かりいただけるかと思います。掲示板あたりで、「田口先生ってどんな人?」ときいて見られるのもいいかもしれません。どなたか、私の教えてるお宅のお母さんとかが答えてくださるかもしれません。

2007年3月2日 7:55:58
 さて、久々の閑話休題。何にしましょうか?掲示板2でおなじみの「なでしこ」さんのお宅におじゃましたお話をしましょうか。バイク飛ばして、がんばっていってきました。

 私は、もう、ご存知かもしれませんが、パソコンで教えているお宅のほうが多いくらいになっています。日本全国を相手にしているので、当たり前と言えば、当たり前ですね。で、「なでしこ」さんのお宅もパソコンで教えていました。「教えていました」というのは、そこの娘さんめでたく高校受験に合格されて、もう、少なくとも、しばらくは、私の手を離れることになったからです。高校からは、一人でがんばらせるというというご両親の意向があるようで、私自身、彼女がいずれ一人でがんばれるように、という意図のもと、ご両親、本人に、必要な話をしてきたつもりです。ご両親には、娘さんにどうかかわるべきかを中心に、、。娘さんには、勉強のありかた、どういう勉強のしかたが伸び、どういう勉強のしかたが伸びないかなどを中心に、、。ときに、なでしこさんからのなが〜いメール、格闘ぶりのよくうかがえるなが〜いメールに、私の意見、アドバイスを添えながら、、。
 彼女(娘さん)に対する、私の「魔法」の効きかたは、今教えている子達の中では、比較的遅かったですが、ご両親のご協力のもと(ご両親のほうに、先に、私の魔法はきいてしまったかもしれません。普通は子供さんのほうがきくのですが、、)、娘さんも、ずいぶん成長したように思っています。そして、ご両親にも、ずいぶん田口イズムが浸透してしまったように思います。私の仕事は、子供さんの学力を高めることが主ですから、ご両親には、通常大きな変化を求めません(もちろん変わっていただいたら、いろいろ、やりやすいですが、ご両親は、私の言うことを百も承知で、すぐには変わろうとしないのだろうと思います。それは、その方の生きた歴史をしょっているのですから、当たり前ですよね)し、私も含め、大人は、価値観が固定していますから、なかなか田口イズムを浸透させることは難しい面もあるとさえ思っています。おそらく、なでしこさんが私の大ファンみたいな感じになってくださっていたので、変わってこられたのでしょう。実は、私は、最初から、私のファンになって下さっているような方が多くて、最近は、ほかの先生方がよく出会うという、「意思疎通の難しいお母さん」とは、あまり出会いません。私自身も、許容範囲が大きいほうだと思いますし、お母さん方も、ホームページで、私をよく知ってくださっているので、そのせいかな、と思ったりしています。
 私は、基本的に、こうされたほうが、みたいな話し方はしますが、こうしてください、みたいな話は、あまりしません。なでしこさんもそれを踏まえ、ごくたまにですが、私のアドバイスとまったく違った行動をとられたこともあります。なでしこさんなりの理由を添えて、、。で、私は、そのほうがいいと思っています。精神において、私と考えが同じなら、少しの細かい行動の違いは、大きな影響はない、と私は考えるからです。ご家庭には、ご家庭の歩んできた「歴史」があるのですから、多少細かいところでは、違いがあって当然だと思いますし、ご両親が、私のアドバイスを含め、ご自身で考えられて、そののちに出た結論は、根本的なものの考え方さえ、ぶれていなければ、悪い影響をもたらすものではないと思っています。
 相手が、100点満点で60点以上つけられるようであれば、相手にすぐに多くを望まないほうがうまくいく、というのは、人とかかわる上での、とても大事な考え方だと思います。目の前の人間が100%自分の望む方向にすぐに動いてくれる、ということを考えることは、むしろ、傲慢(ごうまん)というべきでしょう。大体、自分が常に正しいなどという保証は、まったくないのですから、、。
 子供は、口先(直接的な言葉)で動かすのではなく、心で動かすべきだ、というところも同じところに根っこがあると思っています。私は、これをこのホームページで、いろいろな角度から触れてきたといえるでしょう。

 掲示板2でも、おおよそご想像つくかと思いますが、ある程度、娘さんの心の成長は達せられた部分もあるかと思います。つまり、ずいぶん、しっかりした行動がとれ、自分の心をコントロールできるようにもなったかと思いますが、高校の内容が、中学の3倍から5倍難しくなることを考えると、まだまだ大変なのではないか、という感じも持っています。でも、ご両親の「自分で、、」というお気持ちもよくわかりますので、私は、それ以上申し上げるつもりもありません。おじゃましたときも、娘さんに、あらかじめ内容の難しさを伝え、励ましてきました。
 今、受験校の高校生をもたれているお宅、中高一貫校の中学生をもたれているお宅でしたら、もしかしたら、私の、「高校の内容は公立中学の内容の3〜5倍難しい」という意味をご理解いただけるかと思います。ついていくだけでも、一苦労というほどの子供さんもいっぱいいるのではないでしょうか?それほどに、高校の勉強は難しいのです。私は、そういう、難しい、わからない、を、よくわかる、一番得意だ、に切り替えていくことを、使命としている、そして、多くの場合、達成してきているわけです。とにかく、苦手科目を得意にする、というのが、私の最初にしようとすることです。これによる効果は、本人のさまざまな言動に影響を与えることが多いです。
 そういえば、私が以前パソコンの前で、感動し、うるうるしたという子、高校で一人でがんばると、こちらは、親御さんの意向でなく、本人の意向で、はじめがんばっていたのですが、理数系の科目と古文で散々な結果になり、私に助けを求めてきました。で、再び教えはじめたのですが、その再開した最初のころ、ずいぶんわかっていないので、何か痛々しかったです。彼女も高校の理数の壁を思い知ったことでしょう。今は、ずいぶん回復してきたように思います。これも、彼女にとって、よい経験だったといえるかもしれません。

 なでしこさんのお宅は、京都市の南のある市のお宅で、我が家から50分くらいかかりました。100CCのバイクで、、。で、もっとかかると思っていたものですから、予定の午前10時を20分も早くついてしまいました。寒かったですが、久しぶりの遠乗り、とても楽しかったです。メールで事前にお誘いがあったので、お昼ごはんをいただき、1時くらいに帰るつもりだったのですが、あれこれ話をしているうちに、知らぬ間に、3時を時計が回ってしまい、いつもの私らしくない時間感覚のなさをわびつつ帰ってきました。ご両親とも気さくで、明るいご家庭でした。当の娘さんは、人なつこい子で、私にも、とてもフランクに話してくれました。通常、教え子たちは、こんなとき、私などに、何を話したらよいかとどぎまぎするところでしょうが、まったくそのような様子もなく、、、。海外で生活してもいいという、物おじしない性格は将来が楽しみですね。
 パソコンを置いてあるところを見せてもらいました。毎朝、ここから私とつないでくれてたのか、と思うと、感慨ひとしおです。
 「なでしこっ子(なでしこさんの娘)」さん、温かく迎えてくれてありがとう。
 弟さんは遠巻きから私を、終始見ている感じでしたが、このほうが普通かもしれませんね。私の帰りがけ、弟さんが、玄関から、少しだけ顔を出してこちらを見ていたらしいことを知って、思わず、にこってしてしまいました。ご両親は、弟さんも私に、と思っておられるようですが、弟さんが一人でがんばると、首を縦に振ってくれないらしいです。これも、一人で勉強できるのでしたら、私は、その方がいいと思っています。いざとなったら、いつでも助け舟を出すつもりですが、、。

 最初私に、1年半ほど前でしょうか、教えてほしい、といってこられたのは、ご主人のほうでした。普通は、お母さんが言ってこられることが多いのですが、、。先ほど申したように、私の教えているお宅は、ほとんどが私のファンみたいな感じのお宅が多いのですが、なでしこさん宅も、ご両親本人ともに、私のことをとても好いてくださり、私の言葉をとても大事にして、いろいろ子供さんとのかかわりに役立ててくださっているようでした。で、なでしこさんの私のホームページに関する知識は相当なものです。それを、日々の生活、娘さんとのかかわりにいかしていただいているようでした。
 ご主人が私にメールを下さって、早朝1時間教えてほしいといってこらたとき、私は、1時間教えるために、2時間ほど往復に時間がかかることを考え、パソコンで、じかに教えるのと同じように、あるいは、わかりやすさで言えば、それ以上に、教えることができる、ということを、お話し、一度、電気屋さんへ行って、遠隔授業に必要な機器(ペンタブレット、ヘッドセットなど、詳しくは家庭教師先募集の要項の下のほうをご参考に、、)をご覧いただければ、というお話をしました。じかに機器に触れていただき、その後納得いただけたようです。そうして、教えることになり、今回の合格につながりました。
 家庭教師をしていて、もっともうれしい瞬間です。(次のページへ)
 

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