家庭教師田口の視点(22ページ目)

2006年11月2日 3:20:01
 前のページで見たように、親御さんから見て「要領よく」勉強している子が、本当の意味で、要領がいいかというと、必ずしもそうでない場合も多いです。その見きわめも、難しかったりしますが、本人本人によって、どう伝え、具体的にどう教えていくかはもっと難しいのではないかという気がしています。頭の「構造」という表現が適切かどうかわかりませんが、これは、性格と同じくらい、個性があります。
 ですから、教えるということに関していうと、私は、「個性的な」本人に合わせるということを、基本にしていますから、教科書的な教え方をしないということのほうが、多いです。教科書よりも私のほうがわかりやすいと思うのは、そういうところからもきていると思います。第一、教科書をみいみい教えるようでは、まだ、家庭教師として1人前とはいえないと思ったほうがいいかと思います。
 去年、教えた浪人生で、中2くらいの能力で大学受験をしようとしていた子の話を書いていたかと思うのですが(お父さんがかなり熱意をもって話されたというお宅です)、この子、志望する大学に受かりました。前年専門学校も落ちたという子です。学部は志望するところと違ってしまいましたが、本人としては、納得できる結果だったと思います。私は、教えはじめから、いきなり、大学の入試問題を教え始めたことは、以前、記したとおりです。私は、基礎などは、受験問題を教えながら、補強する形でも、教えることが可能だと思っています。
 彼なんか教えて思ったんですけど、もっと早く教えていたら、もっと受験が楽だったろうという気がしています。決して不真面目な子ではないですから、塾で失敗し、学生の家庭教師で失敗し、予備校で失敗し、と、こんなことを繰り返して、失意の中で、二浪して絶望的な状況になるみたいなことがなかったら、もっといい結果を、早い時期に出せたかとも思います。確かに、理解が遅く、また、頭の固いところはありましたが、決して本来的に頭の悪い子とも思えません。普通の子がつかえないようなところでつかえてしまう、というふうにいったらよいのでしょうか?
 例えば、これは、極端な例かと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、物理の授業で「塔は
なぜ垂直と考えなければならないのか」と聞いてきたり、、。普通の子が当たり前と思っているところでつかえてしまうわけですね。これを、当たり前だろう、何でわからないのか、みたいな言い方ですませてしまうと、彼に失望感だけを植えつけることになります。こういう「個性的な」頭の構造に付き合って、彼の視点から、入試問題を解き明かすことができるか、が私達の能力のひとつのバロメーターでしょう。

2006年11月9日 2:01:21
 閑話休題。私は、希望者には、作文を書いてもらうことがあります。今回、そのなかから、なかなか鋭い、と思われる作文を取り上げましょう。この子は、自分から、毎週のように作文を送ってくれ、大体いつもいい文章を書くのですが、今回は、特に私の気に入りました。今は、ついでに、この文章から、形容詞、形容動詞、連体詞、副詞を探し出す、という作業もしてもらっています。国語の文法と漢字は満点を取れなくてはいけない、と私は思っているので、そのための訓練です。その前は、1文を単語に区切って、品詞、活用などを書いてもらっていたのですが、、、。関東の子です。
 以下、ご覧ください。
 
 最近の子供は、自殺して問題を解決しようとする。今週、僕はニュースで2回も自殺に関する事件をみた。そのうちの1つは、僕と同じ中学2年生だった。その子は、先生や親にいじめられていると相談していなかったそうだ。まず、この時点で間違っている。なぜ相談しなかったのか。相談すれば解決できたかもしれない。命を落とさずにすんだかもしれないのだ。
 最近、自殺で死んでいった子供のほとんどは先生や親、友達に相談していない。つまり、いじめについて何も解決しようとしていないのだ。命を落とす前に、自分で解決する方法を見つけるべきだと僕は思う。

 毎回そうですが、この子にはほとんど誤字脱字、つながりのわからない文などが見当たりません。立派です。切り口は、とてもいいので、あとは、もう少し、長い、突っ込んだ文章が書けるかでしょうか?

 私がこの作文がいいと思ったのは、大方のマスコミの「学校が悪い」式の議論に対して、それをそのまま受け取らないところです。その感覚が気に入りました。私も、学校がどうのこうのよりも、子供本人と親の行動、対応次第で、いじめられている状況、死ぬほどつらいいじめの状況は、多くの場合逃れられるのではないかと思っています。
 私自身はいじめられた子、いじめた子、いじめられた子を救った子、この3種類の子供を教えてきました。そこからの結論は、いじめは、まず本人、家族の問題であろう、ということです。いじめられて自殺して、亡くなった子のご両親が学校の校長先生らを激しく批判するというのは、最近、よく報道されるところですが、校長がいじめの状況を把握しなければならない、という前に、ご家族も状況を冷静に把握、判断し、対応する方法があったかと思います。
 私自身も、いじめられていた子を教えたことがあり、彼にその対処法を教えてあげたことがあります。今、彼はいじめられていません。

2006年11月11日 13:22:42
 上の文章を書いたら、私の教え子のひとりが、もう少し具体的に対処法を記したほうがいい、というので、次回書き記していこうかと思います。私なりの、いじめの分析をしてみましょう。閑話休題のためにちょっと触れてみただけなのですが、いずれ触れなくてはいけないテーマであるので、、。

2006年11月22日 23:02:10
 いじめについて、その時代背景(原因分析)みたいな話も、いろいろ、正直して見たいですが、それは、多くのマスコミのコメンテーターみたいな方々がしてくださっているようですから、私は、それに欠落していると思われる点に触れながら、その対処法に踏み込んで行きたいと思っています。
 いじめが深刻な場合をまず考えて見ます。
 いじめられている子が、たえられないほどの心の痛みを抱え、なおかつ、それからどう脱却したらいいかわからない場合です。きわめて深刻な場合といっていいでしょう。でも、一方でいじめの本質をもっとも理解しやすい状況と言え、これをのべるだけでも、十分いじめに対する皆さんの考えを深めるのに役立つことでしょう。
 その対処法のポイントは、私は、2つであると思っています。ひとつは、いじめの隠蔽(いんぺい)性に着目することです。隠蔽(いんぺい)って、難しい言葉だと思う方もいるかもしれませんが、字の感じからお分かりかと思いますが、「隠す」ということです。「くさいものにはふた」という、人間が、多かれ少なかれ持つ感情からくるものです。いじめのような悪事には、必ず伴ってくるものといえるでしょう。もうひとつは、いじめをいじめであると判断するのは、いじめられている本人である、ということです。この2つをおさえた対処法であれば、あとは、多少の勇気さえあれば、解決に導けるのではないか、と思っています。
 まず、いじめの隠蔽性、つまり、「隠す」ということについて、述べましょう。学校がいじめを隠す。いじめる子供達がいじめを隠す。いじめには、隠蔽性がつきもののようです。子供の人権を無視した、非人道的な、犯罪行為であることは、皆、うすうす気づいて、いじめる側は、これを行う、そして、隠すということです。そして、それが学校に存在することを「認めたくない」学校当局もこの事実を正確に認知する努力を怠る、あるいは、素直に認めようとしない。こんな話は、皆さん、誰でも納得いただける点で、当たり前といえば、当たり前なのですが、でも、これは、いじめる人間達、あるいは、それを放置する人間達に対するのに、考慮すべきもっとも大事な視点だと思っています。
 いじめの隠蔽(いんぺい)性に着目して、どうしようというのかですって?皆さんでしたら、どうしますか?子供が勉強において、いろいろ考えをめぐらさなければならないように、大人たちも思考しなければ、なりません。考えてみてくださいね。

2006年11月30日 11:46:19
 閑話休題。少し、難しい話に立ち入りそうなので、その前に、それほど、頭を悩まさずに(心を悩ます方はいらっしゃるかも?)、読めるようなお話もしましょう。ちょっと(いや、とても)長くなりますが、読みやすい内容だと思います。
 先日、悪質な家庭教師の業者の巧みな手口を、また知らされました。
 私がいそがしいと思われてか、通常の年でしたら、毎週のようにくる問い合わせに、私は、困り果てているという感じなのですが、今年は、問い合わせがずいぶん少ないのです。うれしいような悲しいような気分なのですが、それでも、時々問い合わせがきます。そのとき聞いたお話がこれです。
 業者に「引っかかってしまった」(これは私の表現で、先方の方はもう少しやわらかい話し方をされています。わかりやすいので、とりあえず私の表現で、、)が、今の家庭教師では不安なので、かわりに教えてはもらえまいか、というものです。
 中1の子に3年間分の「独自」テキスト全教科を購入させられ、その代金60万円だったとか、、。私達がよく耳にする話です。大体、そんな高額の先払いを求めるのがおかしい。で、その手口も、なかなかうまいんです。
 まず、京大の学生さんが来て、教えて(体験授業)、この家庭教師の方が、教え方がとても上手だったらしく、本人も気に入り、契約することにしたらしいんです。そうしたら、当の京大生の家庭教師の方は、都合悪くなったということで、次回から急きょ別の学生さんが家庭教師として教えることになりました。つまり、この京大生の方は、体験授業だけ。新しい人は大学名も違うし、でも、きちんと教えてもらえるようだったら、まあいいか、ということでお願いしたらしいんですが、成績も上がらないし、何か、頼りない方のようで、例えば、「社会も教えてほしい」とお話したら、「社会は暗記です。頑張るしかありません」程度の返答で、何も教えてくれないとか、、。とにかく、いろんなところで、最初の京大生とは、比較にならないほど、レベルの低い家庭教師だったらしいんです。

 ところで、これ、どこが巧妙かわかりますか?私の今までの見知った限りからの想像では、おそらく、このはじめに教えに来られた京大生の家庭教師は「さくら」みたいな存在ではなかったか、と思うのです。あたかもこの方が教えるかのように、見せながら、実は、最初からその方が教えつづけるということは、業者さんの腹の中にはなかったのではないかと、、。この京大生の方が教えるように見せかけて、契約までこぎつけて、こぎつけたらしめたもの。「都合が悪くなった」とか、なんとか理由をつけて、家庭教師を違う人(大体は能力が低い)に切り替える。これは、こういう業者さんがよくやる手口です。こういうのを一般の方は知らないものですから、つい、ひっかかってしまうわけですね。
 私もごくたまに、業者さんを通じて、仕事をすることがありますが、なかには、私の時給が倍くらいになって、業者さんからご家庭に請求されて、申し訳ない気持ちでいることもあります。私の能力に加えて、業者さんの「ブランド料」が入っているということでしょうか?教えるのは、同じ「田口」なんですけどね。その業者さんは、「田口先生でしたら、もっと高くしても、だいじょうぶかもしれません」といってこられました。私の取り分は、今の時給とほとんど変わらず、結局私がいただく分と同じくらいのお金が業者にいくという寸法です。ただし、その業者さんは、新聞その他さまざまなところで、広告活動をしているわけで、確かに、そのブランド維持のための経費を考えると、やはり、業者さんのほうも、そうせざるをえないのかな、と思ったりし、ご家庭も、その高い時給に不満を言われる感じでも、まったくないので、私が、あれこれ、口を挟むべき筋のことではないとおもいつつ、どこかしっくり行かないものを感じていました。
 私自身も時給が一見高いことは高いですが、能力、実績からすると、そんなに高くはない(結局安い)と思っています。それは、私が教えてみれば、すぐわかることだと思います。私は、もう150〜200人の間くらい、京大や国立医に受かった子から、オール1の子まで、どの子にも全教科教えてきています。5,6人しか教えたことがない、という方と、能力において、圧倒的な差があって当然と思っています。自信を持ちすぎ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決して気負って申しているわけではなく、自然体で、自分の能力に自信を持っているわけです。
 以前どこかで記したかと思いますが、京大生が説明するのに、1時間以上かかって、しかも、本人には、よくわからなかった、というのを、その人に代わった私は5分くらいで説明したことがあります。こういう経験は、しょっちゅうで、これくらいの能力差はあって当たり前だと思っています。私は自称「家庭教師ばか」ですから、、。
 ただし、家庭教師としての能力に限ってであり、それ以外でも、何でもすぐれている、という人間ではありません。これ(家庭教師)だけで、およそ16年間生活してきたわけで、しかも、学生さんが週3回2時間ずつ教えているのを平均的な家庭教師とすると、月から土まで、毎日、この仕事ばかりをしていて、ちょっと計算してみたら、その平均的な学生家庭教師が1年間教える時間数を、私は2ヶ月ほどで、余裕でこなす計算になります。これを16年続けてきたということです。圧倒的な経験差で、これで自信がないというほうがおかしいと思っています。それを、このホームページで、証明していっているともいえます。私は、家庭教師という仕事に関してだけは、「知識と知恵の塊」だと思っています。その塊の一部を、このホームページで、ご紹介していっているともいえるかもしれません。「気楽に読めて、参考になる」という思いを込めて、、。
 話を戻しますが、今は、直接のお問い合わせだけで、忙しいので、そういう業者さんからお話があっても、「すぐにはあかないと思いますが、、」とか「すこし待ってていただけますか」みたいなお話をすると、大体、「忙しそうですね」ということで、別の家庭教師の方のところに、話がいってしまう感じです。業者さんにとって、今すぐお客さんをとらえて離さない、ということが大事ですから、私のように「いついつまで待っていただけたら」みたいな言い方は、こまるらしいです。しかも、先方のご家庭は私のファンでも何でもないですから、いわば、私でないといやだ、というわけではないですし、、。何回か業者の方から問い合わせがあるたびに、私のほうの忙しい状況をお伝えすると、その業者さんから、だんだん、お話が来なくなってきたりしてくる感じです。幸か不幸か、、。
 この業者さんは、でも、悪い業者とはいえないと思います。なぜなら、ご自分で「目利(めき)き」をして、家庭教師を選別されているわけですから、、。いわば、「ブランド料」は「目利き料」ともいえるわけですね。お金が十分にある、というご家庭にとっては、私のように、どこの馬の骨ともわからないような家庭教師に、直接自分で依頼するよりも、安心とはいえるかもしれません。ただし、こんなまねは、お金に糸目はつけないというご家庭だけしかできませんよね。
 ただ、最初に取り上げた、テキスト代の前払い60万円の「さくら」的やり方は、どんなものかなあ、と思ったりもします。せいぜいテキスト代は、私などでは、3年間で3万円程度ではないかと思います。私は場合によっては、まったく買わない子もいます。いずれにせよ、1冊1000円程度ですから、そんなに高くなるはずはありません。これは、どこかでも触れたかと思いますが、、。しかも、その業者さんの60万円のテキストも、質の高いテキストとはいえない場合が多いです。はじめから、テキスト代目当てかと思われても仕方ないのでは、と思ったりもします。私自身は過大なテキスト代を先に請求してくるような業者の方から依頼を受けたことはないので、なんともいえませんが、私が教えてきたお宅などからも、よくこれに「ひっかかった」という話は聞きます。
 家庭教師の総合情報サイトT&Sさんhttp://www.tands.to/(私のこのサイトのリンク集でもとりあげています)は、家庭教師業者に対する、ご家庭や家庭教師などからの苦情、問題点などを、なまなましく掲載していますから、参考にされるといいでしょう。本当になまなましいです。
 こういうこともあるので、業者さんと契約するときは、よく注意してください。私だって、私はホームページで書いていることと違わないつもりでいますが、でも、話が違う、ということがあるかもしれません。私が、話と違うところがあれば、遠慮なく不満をおっしゃってくださいね。
 他に、私の前に教えてもらった家庭教師の業者さんから、私の時給の3倍近くの時給を請求されたが、女の子にもてる方法みたいな、どうでもいいことは教えてもらったが、肝心の勉強はほとんど教えてくれなかった、という「プロ(?)家庭教師」の話もあります。ずるずると、6ヶ月間「お世話に」なってしまったらしいです。
 私も、その「被害者」の子からアドレスを教えられて、その業者のサイトに行きましたが、とてもきれいな、きちんとしたサイトであったのに、驚きました。でも、そのサイトの問題は、抽象的な、「きれいな」お話ばかりで、具体的な記述がほとんどなかったこと。掲示板がなかったこと。一部先払いを求めていること。そして、先ほど申したように、異常に時給が高いこと。掲示板がないのは、やはり苦情を書き込まれるのがいやなのでしょう。私のサイトと比べれば、体裁だけでは、あちらを選ぶかも、と私は思ってしまいました。私は、家庭教師であって、ホームページ屋さんではないから、これでいい、って負け惜しみ半分で思っていますが、あちらは、これつくるのに、手間ひま(あるいは、お金)がずいぶんかかったろう、と感心してしまいます。「君がだまされても仕方ないくらいきれいだね」と本人には伝えました。その後、次の家庭教師を選ぶにあたっては、本人は、多くの家庭教師サイトをみては比べて、を繰り返し、私に決めてくださったようです。良くぞ選んでくれた、という思いです。
 あまりおすすめできないと、私が思う家庭教師の業者さんを私自身のあり方と比較して、記述しているうちに、私の宣伝になってしまったところもありますね。すいません。でも、この話は、ご家庭だけでなく、他の家庭教師の方々のご参考にもなるかと思っています。ぜひ、ご参考に、、。

2006年12月10日 1:43:56
 上に関連して、そういえば、以前(かなり前です)、1軒だけですけれども、「先生がご自慢なされるのがいや」とおっしゃったお母さんがいらっしゃいました。私は、苦笑しつつ、謝りつつ、これについて、お母さんにご説明して、理解していただきました。
 どんなお話かというと、例えば、トヨタという会社がありますね。私も名古屋大学出身ですから、当然、同級生などがトヨタにいって活躍していたりするんですが、だから皆さんに売り込むわけでもなんでもないのですが、その会社の車は、私は、とてもすぐれた車だと思っています。その会社は、おそらく、自分ところのその商品に、その品質、アフターサービス等に誰もが自信を持ち、日々商品を売っていると思うんですね。で、その会社の社員が、日本人の謙譲(けんじょう)精神よろしく、「うちのものなんか、、」みたいに、心の中では「うちの商品こそ、、、」と思いつつ、わざとおとしめる表現を使ったとしたら、それは社員として失格でしょう。これは、トヨタの社員だけでなく、ホンダの社員についても、どこの社員についても、言えることかと思います。「謙譲(けんじょう)の美徳」は、仕事においては、誤解を招きかねないということです。大げさであったり、うそをついていたりしては、それは、話になりませんが、自分に、自分達の能力に、自分の提供する商品に商品に自信を持っているのでしたら、それを、皆さんにそのままお話したほうが、分かりがいい、と私は思っています。そのかわりに、その方は、自分のいったことに責任を持たなければなりませんが、、。
 これと、自分を自慢するということとは、私は、異質だと思っています。自慢とは、仕事とは関係ないところで、自分は偉いんだと、例えば、近所の人に触れ回るとか、そういう行為をいうのだと思います。仕事の能力については、私達は、能力を日々高める努力をし、その努力の結果、高まった能力については、自信を持って、皆さんに伝えていくべきだと思うんです。そこでは、わかりにくい謙譲(けんじょう)、へりくだった表現などは、あまりすべきでないでしょう。テレビコマーシャルが、うちの商品なんか、、みたいな表現で満たされていたら、消費者はどこまでが本音かを探る能力を求められるわけです。そこまでしてその商品を買う気になりますでしょうか?現実にそのようなコマーシャルがほとんど存在しないことからも、仕事においては、きちんと、自分を訴えるということは、大事であるかと思います。その人が仕事において、自信を持っていなかったら、誰がその方に仕事を頼もうとするでしょう。繰り返すようですが、能力の裏づけのない自信はだめですよ。
 
2006年12月14日 13:04:18
 さて、いじめですね。その前に、私の教えた子で、うつ状態で、高校を中退して(その直後に、私は教え始めた感じです)、大検に受かって、国立大学に受かった(大検から国立大学という子は少ないと思います。でも、たとえば、いじめで悩んでいる子は、中学、高校にきちんといけなければ、大学にいけないと思われるかもしれませんが、こういう手もあるんだと思っていください)、という子がいるのですが(掲示板、あるいは、このホームページを丹念に見てられる方はわかるかも知れませんが、ここから読んでいってもお分かりになようにしていますので、探し回らなくても結構ですよ。掲示板には、勉強をほとんどしない彼に対して、私がどういうかかわりをしたかをもかいているかと思います。すぐにそれを読んでみたいという方は、そちらに行かれたら、いいかと思いますが、ここでも再度触れていくつもりです)、このお宅のお母さんが、最近(といっても、もう1ヶ月くらいたっていますが)、メールを送ってきて下さったので、プライバシーに配慮しつつ、次のページで、紹介していきますね。
 人様からみたら(おそらくは誰からみても、本人自身が見ても)、最悪の状況の子に私がどうかかわったか、ご参考になる部分もあるかと思います。
 うつで、ほとんど勉強しなかった子が、大学生になって、どうなったか。お母さんはどうかかわられたか、そのあたりも、ご参考になるかと思います。
 ここで、このページを終了して、次のページで、このつづきを書き出していきます。




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