家庭教師田口の視点(95ページ目)

(ぜひ、楽しむようにお読みくださいね。いい知恵をもらった、という具合に、、。目が疲れるというような方はプリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)


2015年7月21日 9:31:43

 最近、あるお母さんから、
日本人は、どうしてこんなに子どもをほめるのがへたなのでしょう
というようなお話を、メールでいただきました。
 子どもをほめるのはできない、さらには、ほめるのはよくないと思ってさえいる親御さんがおられるように感じられることもあります。

 確かに、欧米の人は自分の子について、人前で
「ありがとうございます。この子は、本当にとてもいい子なんですよ」
と言ったり、平気でしますが、そういうのに抵抗のある日本人は、多いかもしれませんね。

 「自分の子どもの自慢をしているみたいで、気持ち悪い。あたしには、できない」
というような感じでしょうか?
 私も日本人ですから、その気持ちわかる気がします。

 私も、この仕事についていなかったら、きっとそういうようなことを思っていたことでしょう。

 でも、多くの子どもが、人前で親からけなされるのをいやがっているのですよ。きっと、、。
 少なくとも、私の経験上では、そういうことが言えます。

 うそでもほめられたら、そういう子になろうと努力するかもしれませんが、けなされたら、特に、人前でけなされたら、子どもは、よりあまのじゃくな行動をしかねない、というのは、十分想像できますでしょ。

 
欧米の人たちが、人前でわが子をほめるのは、決して自分の子どもの自慢をしたいわけではなく、それによって、子どもがいい方向に変わりうるということを、経験的に知っているせいかと思います。
 ですから、そういうのを、単なる「わが子自慢」と嫌悪するのは、日本人の一種の「教育的無知」から来ているのだと思います。全般的には、きわめて教養の高い日本人が、この点に関しては、あまり知識を持っていないように思えるのは、不思議といえば不思議ですね。

 欧米人に比べ、日本人が、こういう「教育的無知」から、なかなか脱却できずにいたのは、きっと「自分の子どもを人前でほめるのは格好いいものではない」という「倫理観」みたいなのが根強いせいかもしれませんね。

 ある意味、自分の子どもを、人前で卑下するのは、どこか日本人の謙虚さを示す美徳のような感じもしますが、けなされた子どもはたまったものではないですよね。
 もっとも、まだ無自覚な子ども時代は、子どものほうも、「たまったものではない」と思うほど、自分を客観視する余裕はないかもしれませんが、そういう子でも、きっとほめられたら、うれしいはずだ、特に人前でほめられたら、うれしいはずだ、というのは、理解できそうでしょ。

 これに関連して、今回からは、「
子どもの性格のゆがみはどういうところからくるか」について、記していきますね。
 これから、子育てのあるべき姿が浮かび上がってくるかと思います。

 子どもが、あるときから「うそをつく」「テスト結果を見せない」などということをしてきたとしたら、それは、性格のゆがみの一歩手前(ゆがんでいるというところまではいってませんけどね)かもしれず、かかわりのあり方を見直したほうがいいのかもしれません。

 子どもだって、そういうことをすることが、よくないことなど、百も承知ですから、かかわり方次第では、そういうごまかしをしなくなると思います。

 私は、「
ポイントをおさえてほうっておく」「(優しい)言葉と(不必要に守られない、ある意味、厳しい)環境」などと、子育て上、踏まえるべきだと思っていることを、スローガン的に申し上げてきましたが、これについて、詳しくはこのホームページのいろんなところ(たとえば、家庭教師田口の視点(47ページ目)家庭教師田口の視点(48ページ目あたりとか)で、すでに書き出していますので、そこをご覧いただければ、、。

 で、次回から「
(優しい)言葉と(不必要に守られない)環境」という言葉を頭の片隅に入れながら、これ以降の話をお読みいただけるとわかりやすいのではないかと思います。
(つづく)



2015年7月28日 10:17:56
 そういえば、
家庭教師田口の視点(85ページ目)でお母さんともども私のホームページを読んで、問い合わせてきてくれた子ですが、1年半くらいたって、今は高2です。
 がんばってくれて、以前よりもずっといい成績をとるようになってきています。
 全国でもトップクラスの高校なので、大変かと思いますが、平均点もなかなかとれなかったというこの子が、この前聞いたとき、
ひとけたの順位まで上りつめたとか。
 ものすごい「躍進」ですね!

 彼女の場合、物理は、その象徴的存在で、この前、物理の難しい問題で理解に苦しんで、1時間あまり、その問題であれこれ質問してきたり、考え込んだりと、格闘していました。この1問で、彼女は何問分の勉強をしたことか。
 それだけ奥行きの深い問題だということですね。京大レベルの問題です。

 もっとも、私にとっては、そんなに難しい問題ではなかったです(あたりまえですね)し、理系に強い私の娘もこういう問題に苦労することはないと思いますけどね。
 この子だって、中1くらいから教えていたら、もっと理系的センスが磨かれて、これほど格闘する必要もなかったかもしれませんね。
 物理は、わからないという子にとっては「鉄の壁」なんですよね。ある子に言わせると、「努力に比例しない科目」だそうです。なかなか面白い表現ですね。

 確かに、社会とかでしたら、がんばって覚えれば、そこそこ点につながったりするのですが、物理は、覚えるという要素が極めて少ないので、わからないものはわからないという感じで、努力が報われなかったりするんですね。
 ですから、とっても賢い子が物理は、まるっきり苦手、なんてことも起きるんですね。わかると、これほど簡単な科目もないのですけどね。
 学校の先生から「君は物理でトップ」と言われた娘はきっと物理がどうして難しいの?という感じかと思いますけどね。

 その京大レベルの問題ですが、エネルギー保存則でも解けるのを、問題が「仕事をして、エネルギーがその分増えた」という概念で、解くように誘導してきているのですが、彼女、まだ慣れていない解き方だったせいか、実際の問題にぶち当たって、理解しにくかったという感じでしょうか?

 でも、いつもとてもしっかり考えてくれるので、最初物理を教え始めたとき「さっぱりわからない」みたいなことを言っていたのですが、この前の定期テストで、その天才君ぞろいのクラスでも上位の成績をとり、「自分よりもずっと頭のいい子」よりいい点をとってしまったりしたようです。

 がんばりやさんで、あるとき、テスト前のチェックをしてみたら、難しい応用問題をしっかり考えて解いていることがわかり、私は
「物理、かなりしっかり勉強しているね。よくがんばったね。この問題だけで、あなたが物理とてもよくできるようになっていることがわかるね」
と言いました。
 とういうのも、模範解答と違うやり方で最後まで解いてしまっていたからです。

 このあたりに彼女のえらいところがありますね!私がそうしたほうがいいよって言ったんですけどね。
 でも、実行に移したのは、彼女ですからね。

 で、たまに、テキストの問題でこういうやり方(模範解答と違うやり方)で解けますか?とか聞いてくるので、面白い発想だねと言って、彼女独自の解き方に付き合ってあげたりして、その
模範解答をすぐ見ずに、自力で解こうとする精神を具体的に味わってもらい、その感覚を理解してもらおうとしていたんですけど、それが、彼女の努力のもと、結実したという感じですね!

 案の定、先ほど申したようにいい点をとって、物理だけその学校はレベル順に、3つのクラスに分けて夏休み明けから授業をすることになったのですが、
一番上のクラスに入ったらしいです。
 それを淡々と私に語ってくれた彼女でしたが、うれしかったに違いありません。

 家庭教師田口の視点(85ページ目)かどこかで書いたかと思うのですが、あの一橋大学に入ったCMさんの娘さんにちょうどとってかわるように、教え始めた子なのですが、やはり似ていますね。
 実際、あのCMさんの娘さんに関する記述などにお母さんともども刺激を受けて、問い合わせてきてくれた子なんですけどね。
 CMさんの娘さんに雰囲気が似ていて、とてもいい子ですよ!

 家庭教師田口の視点(85ページ目)には、最初に彼女と彼女のお母さんからいただいたメールを転載しています。読んでいただけたら、初めのころの悩みの深さをご理解いただけるかと、、。



2015年8月4日 17:07:00
 上のようなことを書くと、
「うちの子には(そんなに賢くなるのは)無理」というようなことをいわれる方がおられるかもしれませんが、私は、紙一重(かみひとえ)だと思っているんです。
 CMさんの娘さんも、その子と入れ替わるように教えることになった、この彼女も、かかわり方によっては、やる気を失い、絶望の中で、自信を失っていったかもしれないと思うんですよね。
 実際、この彼女は、家庭教師田口の視点(85ページ目)で、彼女やそのお母さんからのメールを読まれた方は、おわかりのように、1年半前まで絶望的な状況にあったといえるかもしれませんよね。
 紙一重(かみひとえ)でしょ!

 
うちの娘が小5のとき、妻から「うちの子あまり賢くないかもしれない」と言われたのは、何度かこのホームページでとりあげてきたと思いますが、私がそれを聞いて、タイミングよく教えていなければ、うちの娘もどうなっていたかわかりませんよね。
 中学のとき、生物が一番好きと言っていた娘は、今、物理が一番得意です。
 これも紙一重(かみひとえ)でしょ!
 かかわり方によっては、物理、やっぱり嫌いとなっていたかもしれませんよね。

 子どもの大半は、かかわり次第で大きく変わりうる存在だ、ということが言えるかと思います。

 そこに、子育て、教育というもののすごさ、すばらしさがあるんだと思います。


 ということで、このページの最初で触れた子どもの性格のゆがみはどういうところからくるか」のお話に入っていきますね。

 昔に比べて、いじめが多くなった、とか、昔に比べて「うつ」になる子が多くなったとか、不登校になった子が多くなったとか、そういう話をよく聞きますし、実際、そういうことが言えるという感じはしますね。

 上の、CMさんの娘さんと入れ替わるように教えることになった子も、とてもまじめな子なので、自分の状況を悲観して、心をゆがめ、場合によっては「うつ」になったりしてもおかしくはなかったという感じがしているんです。
 今教えている「うつ」の子も、とてもまじめな子です。この子なんか、事情により詳しくは書き出せませんが、「甘い環境」と「厳しい言葉」のもと、「うつ」になったといえるような気がしています。
 ご両親も本人も、この私の分析に同意してくださっています。

 子どもって、私が経験している限りでは、環境が厳しいこと自体は、それほど心をゆがめるようなものになったりしないように思うんですね。もともとは、、。

 子どもは、もともとは、厳しい環境にしろ、甘い環境にしろ、それを当然であるかのように受け入れてしまうところがありますからね。

 むしろ、そういう厳しい環境になったとき、周りの人間が「配慮」しすぎて、楽をさせてあげよう、とか、のんびりさせてあげようとか、そういうかかわりをしたときに、で、一方で、周りの人間の言葉がきつかったりしたときに、子どもの心は折れ、場合によって、ゆがみが生じたりするのではないかと思うんです。

 とても単純なたとえとして、子どもがほしいというものを何でも買ってあげて、あるいは、本人がほしいといわないものまでも買ってあげて、なおかつ、子どもに対して言葉がきついとなったら、子どもの心がゆがみやすいのではないか、というのは、ご想像つきますでしょ。

 
「甘い環境」と「厳しい言葉」の危険性が、そのあたりでご理解いただけるのではと思うのですが、、。
 



2015年8月11日 16:21:27
 そういえば、
昨年9月末に教え始めた、あのお宅、約4ヶ月の対策で合格しましたよ。中学受験で、あるトップレベルの国立の中学校に、、。
 あのお宅って、家庭教師田口の視点(89ページ目)の最初で、ご紹介したお宅です。
 メールにインターネットで片っ端から検索している中、偶然見たHPで
釘付けになりました。と書いてきてくださったお宅ですね。
 そういうふうにいってくださり、とてもうれしかったのを覚えています。関東のお宅ですね。

 ほかのお宅でも、結果を出したお宅ありますけど、今回は、このお宅を少しとりあげてみますね。
 この子がレベルの高い中学に受かったから、ご紹介しようというわけでもなく、むしろ、私のかかわりについて、皆さんのご参考になりそうなところが多々ある子だから、ご紹介しようかと思ったわけです。

 1,2月に出た合格結果などについて、こんなにゆっくりお話を差し上げるのは、私(田口)らしいとおっしゃる方もおられるかもしれませんね。

 私にとって、皆さんに合格実績のみをお伝えすることは、それほど重要なことだとは思えないものですから、つい後回しになってしまうわけですね。
 私にとって興味あるのは、また、おそらくは皆さんにとってもご興味のあるのは、ある子がどういう子で、どういうふうにやる気をもってとりくむようになり、そして、結果がどうだったかということだと思うんですよね。
 私の場合、例によって、怒ったりも、命令的なことを言ったりもしなかったんですけどね。

 私は、教師は(というか人間はだれでも)能力が高まれば、怒ったりしなくても、子どもたちをいい方向に導くことができると感じていて、実際、私自身、この仕事に熟練するにつれて、怒るということがなくなり、今は皆無という感じになっています。
 もちろん、私は専門家であり、「家庭教師馬鹿」を自認している人間ですから、怒らないかかわりをしていて、それが難しいとは思ったことがないのですが、皆さんのどなたかが、難しいと感じられて、つい怒ってしまわれても、それを否定するつもりもないんです。
 でも、
うまくすれば私のようなかかわりができる、その可能性があるということは、知っておいていただければ、、。

 受験結果も、もちろん、ご興味のあるところでしょうけど、それと同じくらい、いや、それ以上にご興味のあるのは、たとえば、やる気のないように見える子がやる気をもって、受験に向けて、勉強にはげめるようにもっていけるか、というあたりかと思います。
 だから、受験結果だけを出して、私はすごい教師なんだ、みたいなのをお示しするというたぐいのものには、多少抵抗を感じているんです。ですから、こういう感じで、「じっくり」載せているわけです。
 もっとも、私は、自分の結果をもって、すごい人間だなどと申し上げるつもりもなく、ほかに能のない「職人としての家庭教師」、いわば「家庭教師馬鹿」としての当然の結果だと思っているんですけどね。

 彼がとてもがんばってくれた様子は、家庭教師田口の視点(89ページ目)のあと、1,2度載せたかと思いますが、ですから、家庭教師田口の視点(89ページ目)以降今までのところを、お読みになっていただければ、本人の変化の様子などをご覧になっていただけるかと思いますが、ここでは、今までを見通したお話をさせていただきますね。
 
 家庭教師田口の視点(89ページ目)のところのメールにもある通り、個別指導の塾などに通っていた子でしたが、その塾の指導などについて、これで大丈夫かと心配されて、私に相談してこられ、私が教えたという感じのお宅ですね。
 確かに、あのままあの塾(厳密に言いますと「あれらの塾」で、もうひとつの塾はサテライトの塾なので本人の状態に合わせて指導というのは、限界がありますよね)の指導に頼っていたら、受験は失敗していた可能性がきわめて高かったといえるかと思います。
 なぜなら、その国立の中学校は(というか、国立の中学校はだいたいそうなのですが)、
きわめて個性的な入試問題を課してくるところであるにもかかわらず、それ向けの対策が講じられていなかった上に、そもそも宿題を本人がきちんとやっているようにも思えなかったからです。
 国立のあるいは公立の中学の受験について少しでもお調べになった方はご存知かと思いますが、国立の、あるいは、中高一貫の公立の中学校の多くは、「適性検査」という、私立の中学校の入試とはきわめて問題形式、内容が異なっているテストを受けなくてはならないのですね。
 ですから、一般的な私立の入試対策では通用しないのでは?と思われる部分が多々あります。

 そういう意味で、お母さんが感じられた疑問は、ごもっともでしょう。
(つづく)


2015年8月19日 7:46:42
(つづき)
 9月の末から教え始めたので、およそ4ヶ月で、よく結果が出たものだと思われる方もいるかもしれませんね。
 因に、息子の学校の成績は良いです。理解は早く、記憶力も高いです。とメールでいただいたように、すでにものすごく頭のいい子だった(少なくとも私の授業中はとてもじっくりしっかり考える子で、そういう性格だからかもしれません)ので、そのせいもあるでしょう。

 
お母さんが心配されていたのは、塾の宿題があまりに少ないこと、上で申したように、授業や宿題が志望校にあったものではないように思われること、それで、その塾の先生に質問をしても、説得力のある返答をいただけなかったこと、本人が復習を丁寧にせずに、先へ先へと進んでしまい、学力が身についていないのではないか、ということなどでした。

 これを私の立場から申し上げますと、この子の場合、
集中してとりくめるような授業にしてあげること、家でも宿題にとりくめるようにもっていってあげること、そして、それぞれの宿題を丁寧に仕上げることができる子にしてあげること、というようなことが求められたわけですね。さらに、お聞きした限りでは、頼りなさそうな塾に思えたので、私のほうでも、本人の能力相応の、また、志望校に合わせた宿題を出していくことも必要と感じました。

 私は、かかわり次第で、子どもは変わると信じている人間なので、お母さんのご心配な点を踏まえて、彼にかかわるようにしたわけですね。

 ちなみに、私は、彼が復習をきちんとするようにもっていくにあたって、
「きちんと復習しなくちゃだめだよ」みたいな話は、たぶんしなかったと思います。そんなことは、おそらく周りの、あるいは、学校のどなたかから、聞いていて、彼は百も承知で、なおかつできずにいたという感じかもしれませんので、、。
 こういうのは、一度くらいは言っても問題ないかと思いますが、繰り返すと、ただただしつこいだけのものになってしまうことでしょう。いやがられるのがおちですね。本人のモチベーションをさらに下げかねないですね。

 彼は、最終的に、ものすごい量の宿題をこなしました。
 たまに、早朝に授業をしたこともあったのですが、早朝きちんと自分で起きられない(これもお母さんのお悩みの一つでした)というのも、自分で解決していきました。

 
じゃあ、私はどうしたのか?(もうこのホームページをあちこちお読みになった方は、おおよそご想像がつくことでしょう)

 本人がきちんとしなくて困るという点は、ときどきお母さんからいただいたメールをもとに、本人と話をするようにして、また、改善された様子も、本人とお母さんからご連絡をいただき、そのつど、声かけをしました。
 具体的には、本人が「(宿題を)やった」と言ってきたときに、「ありがとう」と言って(「本当にきちんとやってあるの?」みたいな本人のやる気をかえってそこねかねないような、本人を信じていないかのようなことは言いません)、きちんとやったところが解けるようになっているか、覚えられているかをチェックしてあげるわけですね。

 で、きちんとできていなかったら、「もう一度、復習しなおしたほうがいいかなあ?」と聞きます。
 彼は、とてもいい子なので(というか、多くの子が私にはいい子なのですけどね!)、「(復習を)やり直します」と言って、次回までがんばってやってくれます。お母さんから「この子は、何度言ってもきちんとしないんですよ」というようなたぐいのことを言われていた子だったかと思うんですけどね。
 かかわり次第ということがおわかりいただけるかと、、。

 で、きちんと復習できたら、直接ほめてあげて、お母さんあてのメールにも、「きちんと復習できていましたよ!」という内容のメールを差し上げて、本人にも読んでもらうようにします。
 おおよそこのようなことを繰り返していくうちに、本人は、もともと宿題を丁寧にやっていくのが当たり前であったかのような振る舞いをしてきたりします。
 もとより、子どもによって個性が違うので、また、変化のレベルも違うので、それもふまえて、言葉かけなども変えたりしますけどね。

 朝自分できちんと起きてもらうというたぐいのことも、同様のかかわりの中で改善していきました。
 これに関しては、家庭教師田口の視点(66ページ目)の最後あたりから家庭教師田口の視点(67ページ目)の最初あたりの奈良のお宅の子のお話もご参考に、、。ご両親が何を言おうと、どうしようと本人がまったく朝起きられなかったのですが、起きるようになってくれて「気持ちの問題だよね」と本人が言ってきたというやつですが、今ざ〜っと探してみたのですが、そのくだりは見つかりませんでした。
 ご覧になったという方もおられるかもしれませんね。必ずこの「視点」のどこかに書き出してありますので、そのくだりに出会われたら、ご参考にしていただけたら、、。見つけられなくて、すいません。

 実際の具体的な声かけなどは、異なってきますが、発想は似たような感じかと思います。

(次回は、ページを変えて)









もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。






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「とび授業」のすすめ


視点目次(サイトマップ)


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いじめられないために。いじめをなくすために。知識のしずく「その1」

学校からいじめをなくすには。知識のしずく「その2」

変質者によって、子どもが殺されないために。知識のしずく「その3」

兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」



「勉強しろと言わないように」ということに関して。知識のしずく「その5}

「選挙制度、政治制度の改革」に関して。知識のしずく「その6」


政治への向き合い方について。知識のしずく「その7}


大学入試改革の問題点について。知識のしずく「その8」




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