家庭教師田口の視点(94ページ目)

このホームページは、最初は、ご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです)


2015年6月9日 8:17:49
 (前回(前のページにある)の視点余話のつづきです)

 実は、妻は、私と結婚する前に、3回おかまほられたことがあるんです。
 おかまほられるって、車に乗っていて「後ろから追突される」という意味なんですが、3回も多いなあって思って、その話聞いていたんですけど、妻いわく
「でも、いつもむこうが悪かったので、弁償してもらったから」
と、気にしていない様子でした。
私は、
「それって、危険じゃない?あなたにも責任があると思ったほうがいいよ」
という話をしました。

 よく事故を起こして、「相手が悪いので事故が起こった」という言い方をする人がいますが、で、実際そうなのでしょうが、それですませてしまうと、また同じ事故にあったりするかもしれないと思うんですよね。
 小さな「ひやっとした」経験は、それを反省して生かさないと、今度はもっと致命的な事故につながりかねないと。そもそも事故は複数の不注意などが積み重なって、起きるもののように思うので、こちら側の注意で回避できた部分はあったかも、と考えることは大事な気もします。

 ちいさな失敗は、それを生かすか生かさないかで、その後の人生に大きな違いが生じると思うんですよね。
 子育てでも、教育でも、人生でも「ちょっとの違いが大違い」ということは言えるのでしょうね。

 で、妻に言ったんです。

「関西は、だいたいの人が、黄色信号で突っ込んでくると思ったほうがいいよ。だから、後ろを見て(妻は、もともと後ろを気にしない人でもあったらしい)、車が来ていたら、で、黄色信号になったばかりだったら、(交差点に)突っ込んでも大丈夫だよ。関西ではね。みんなそういう人がいると思って行動しているから。でも、停車したほうがいいと思ったら、早めにブレーキペダルをちょこっと踏むことによってテールランプをつけ、「止まるかも」というサインを後ろの車に送っておくといいよ。その上で、停車線を少し越えて、止まっても大丈夫だと思って、急に止まらないというくらいの感じがいいと思うよ。まあ、これだけ気をつけたら、追突されることないだろうね」
というような話を、、。

 きっと妻としては、交通法規をきちんと守っているから問題ないという感じだったのでしょうね。
 確かに、場所が東京のほうでしたら、妻はおかまほられなかったかもしれませんね。

 自動車教習所でも、免許更新時の講習でも、あまり、この「関西の交通マナー」について、触れられたという記憶はないので、「まじめな」妻としては、「どこが悪いの?」という感じ、というか、そもそもがそういう疑問さえ起こらないほど、「後ろに気をつけずに、車を(急に)止める行為」は自然だったのかもしれません。

 妻は、生まれてこの方(かた)、ずっと京都の人なんですけどね!

 もちろん、結婚してから、妻は事故を起こしていませんよ。私は、ほかにも、たまに事故防止のポイントを伝えたりしましたし、、。


 ところで、ところで、少し気になるのが、こんな妻のほうが私よりも車の運転上手だと、息子が思い込んでいる点です。
 妻が普段ほとんど車を運転していて、私はほとんどバイクばかりを運転しているものですから、そう思い込んでしまっているらしく、「パパの運転する車は(怖くて)乗りたくない」とまで言う始末。
 いくら、私のほうが運転が上手だと言っても信じてくれません。妻は、笑うばかり。
 あのね!


2015年6月16日 7:55:31
 さて、前のページで、計算ミスの予防法について書き出してきたので、今回は、また、文系的なものに戻って、小論文、作文の書き方とか教育、子育てのポイントとかにしようかと思ったのですが、これらは、すでに何回か取り上げてきたので(もちろん、新たにとりあげる以上は、今までと少し違った観点を盛り込んで記していくつもりですけどね。興味深い具体例もまだまだいっぱいあるので、、)、今回は、英単語の覚え方というのをとりあげてみますね。

 小論文、作文とか、教育、子育てとかに関しては、ほか(昔の書き込み)でそういうくだりに出会ったときにお読みいただければ、、。
 このホームページ、何度も繰り返し読むに値する内容だと自負しています。
 
 英単語の覚え方というのは、たぶん初めてですね!いや、一度ご紹介したことがありますが、そのときは、確か、中学生の単語の覚え方だったかと、、。今回は、高校生のです。

 自分でも、なぜあまりとりあげずにいたか、不思議なくらいなのですが、たぶんそのときどきの思いつきで書き出しているので、そのせいなんでしょうね。

 私は、勉強には根性が必要だけど、根性だけではだめで、定着させる工夫というものが必要だと思っているのですが、この英単語を覚えるという、きわめて文系的な、「がんばって覚えろ」的なものにも、理屈とか、工夫とかいう、一見理系的なものにしか通用しないもののウェートが結構あったりするということを示すいい機会かもしれませんね。

 ですから、英単語をなかなか覚えられないと言う子(がんばったら覚えられるという子でしたら、ぜんぜん問題ないのですけどね)に「がんばって覚えろ」ということしか言えないとしたら、それは、教師としてどうなんだろうとさえ思ったりします。

 なぜ「教師としてどうなんだろう」と私が思うかは、このあとの私の具体的「英単語の覚え方」の記述を読んでいただけたら、ご理解いただけることでしょう。

 この前、たまたま、「これが覚えにくい」と言って、4単語を示してきてくれた子(もちろん高校生です)がいました。
 で、その子に「これ、今度ホームページで使わせてもらうかもしれないけど、よろしくね」と言ったら、もちろん、快くOKしてくれました。
 ありがとうね!

 この子は、理系の子なので、それにあった説明をしました。
 毎度言うようですが、その子その子によって、説明は変わらなければならないのですね。

 こう覚えろというたぐいのことを、本人が納得していないにもかかわらず押し付けるとしたら、きっと双方にとって、不幸な結果になるだろうと思います。
 これは、英単語の覚え方に限ったことではありませんが、、。

 まず、本人から提示されたのは、clingでした。

 次回から、この単語から、とりあげて、具体的な覚え方を考えていきますね!
(つづく)


2015年6月23日 8:59:51
 clingというのを、実は、私自身は、根性で覚えたんです。高校生のころ、、。
 というか、大半の英単語は、根性で覚えました。(意識的に、理屈で覚えたものも多少はありますけどね)
 (えー?やっぱり根性なの?という声が聞こえてきそうですね!もう少し先をお読みください)

 だれも、私に、私が学生のころ、単語の覚え方みたいなのを教えてくれませんでしたから、、。

 で、じゃあ、本当に根性で覚えたのかな?と子どもたちに教えながら、今になって改めて考えてみると、根性で覚えたという私の思い込みとはうらはらに、私の脳は、結構理屈を付けて覚えていたらしいということに気づきました。
 ものすごい発見でしょ。

 今、私は、単語をかなり速く覚えてしまいますが、それは、そういう単語を覚えるコツみたいなのを脳が、勝手に(!)習得してくれて、それで楽に単語を覚えさせてくれるのかな、と感じているんです。

 私は、学生のころ単語の覚えが悪くて、苦労しました。なんて覚えが悪いんだって、よく思ったことがあります。でも、不器用な分、一度覚えたら、なかなか頭から抜けないというのも感じていました。覚えるときは、本当、とてもとても苦労しましたけどね。

 中学、高校のころは、私のことを「賢いからいいな」と言ってくれた子がいましたが、実のところは、まったく逆で、苦労して、それこそ、根性で覚えたつもりでいたのですが、で、その苦労のせいか、脳は、それなりの進化を、こっそりと、してくれていた、ということなのでしょうね。脳って賢いですね!
 で、その脳の能力を、私たちは使わない手はないですね。

 このclingは典型的に、私の脳の能力を感じさせるものですね。
 私の娘をはじめ、多くの子が私に「この単語どう覚えるの?」と聞いてきてくれたおかげで、私は、自分が、というよりも、自分の脳がどう覚えてきたかを反芻(はんすう)し、みんなに提示しつつ、はからずも自分の脳の分析もしてしまったという感じですね。

 私がその質問者の高校生の子に説明したのは、こんな感じでした。

 「クリッていう音の響きから、clingをイメージしていたみたい。昔の僕は、、。」
という話を初めにしました。

 そこから、クリッが、英語でどういう響きを持つものか、私(私の脳)が無意識にとらえていたものを伝えました。
 「たとえば、クリック(click)という言葉あるでしょ。これ、日本語になっているね。あれ、カチャっていう意味なんだよね。クリックするというのは、だから、カチャカチャ音をさせるという意味なんだ。クラッシュというのがあるでしょ。あれ、ガチャッという感じだね。
 だから、クリッとか、クラッとかいう英語の音があるとね、大体、何か音がしているという感じは持っておくと覚えやすいと思うよ。
 で、このclingなんだけど、僕は『くっつく』という意味で覚えているんだけど、これは、カチャとかクチャとか何かにぶっつくイメージね、それで、『くっつく』って覚えるといいんじゃないかな。
 ほかに、似た単語でclinchというのがあるけど、これ、ボクシングで使うあのクリンチね。これと同じような意味って覚えてもいいかもね。
 クリンチって、ボクサー同士がくっつきあうという意味でしょ。離れずにね。
 だいたい、こんな感じで覚えられそう?」

 と、こんな感じで説明しました。これ、私の脳に「聞きながら」答えていたんですよ。
 私の脳が無意識のうちにやっていたことを、その子には、意識的にイメージしてもらうという感じを目指して、、。

 clingなんて単語は、通常高校の高学年で習う単語で、ですから、それを覚えたころの私の頭の中には、たくさんの単語が記憶されていたはずです。そうなると、脳のほうも進化していて、勝手に器用に覚えるようになってしまっていたということなのでしょうね。
 英語を習いたての中学生が単語を覚えるのと、高校生のそれとは、覚え方がおのずと違ってくるわけですよね!
(つづく)



2015年6月29日 14:55:19
 進化しきった人の脳の能力(いわば「結果」)をみて、その人がもともと頭がいいみたいに言う方がおられるかもしれませんが、それだときっとその人の努力の過程を見ていないといえるわけで、判断を誤るかもしれませんね。
 私の教えた子でも、天才と言われたような子は、ものすごい努力家でもありました(一時的になんらかの理由で勉強しなかったとしても)
 (すでにものすごい処理能力をもっていたりすると、それ(努力の過程)が見えにくいのですけどね)
 それは、ちょうど努力していないトップアスリート(オリンピック選手でも、プロ野球選手でも)がほとんどいないというのと同じでしょう。

 中には、自分の興味のあるところ、自分のやれると思うところだけにしか、天才ぶりを発揮しないような子もいましたし、先生が嫌いだ、授業がわかりにくいというだけで、勉強をしたがらない「(本来なら)頭のいい子」がいましたし、いますが、これこそが教育の本質を知るヒントといえるでしょうね。

 そういう子どもも、こちらのかかわりで、180度ちかく変わりうるわけですね。
 たとえば、超難関大学の国立大学に受かった(というよりもセンターで96%とった、というほうがわかりやすいでしょうか)天才君(家庭教師田口の視点(66ページ目)以降でときどき触れていますのでご参考に)は、私が教えるとき、行動面でも勉強面でも落ちこぼれ状態だったのですね。

 興味を抱かせること、やれると思わせること、ひとりでも勉強できるような子にしていくかかわりをしていくこと、自らを自ら律することのできる子にしていくこと、そのあたりにこそ教育の果たす役割の重要性があると思います。
 そういう意味で、子どもがこちらが見ていないところで、どれだけ勉強できるか、あたりは、教育のバロメーターのひとつといえるでしょう。
 そのあたりのヒントを私のこのホームページから、えていただければ、うれしいです。いっぱいいろんな子をとりあげていますので、きっと皆さんのご参考になる具体例にも出会えるかと思います。

 繰り返しますが、ぜひ楽しんで読んでくださいね。なぜなら、子育て、教育は楽しいものでなければなりませんから、、。

 私は、わが子もほかの子も、ほとんど怒ったことはないですが、それでも、子供たちは十分変えられますし、そのほうがしっかりした子に育てられると信じていますし、実際そういう感じです。

 怒らないで子育て、教育をしようとすると、知恵と辛抱が必要になりますが、そのどちらも、慣れれば、そんなに難しいものでもないと私は思っていて、私には、ごく自然なもので、私は、子育て、教育で悩んだ、苦労したというような記憶はあまりないのですが、でも、私には、きわめて誠実に行動してくる子が、親御さんには、きわめて暴力的な行動をするとかいうのを何度も経験してきました。
 怒らない、ほめる、けなさないということを「難しい」と言われるご両親にも、とても多く出会ってきました。
 親御さんが今までの教育のあり方を変えるというのは、結構難しかったりするのですね。
 それが人間なのですよね。親御さんが上手に変わられたら、ありがたいと思うくらいでいいのかもしれません。むしろ、すぐに変わられなくてもそれが決して非難されるべきではないという視点は大事でしょうね。

 最初にもどりますが、賢いといわれる子の大半が、努力の結果、脳の能力を進化させてきたのであって、その過程がまさしく教育とか子育てとかが担(にな)う部分なのですね。

 「単語を覚える」というのと少し違うところに脱線してしまいましたが、書きたいことを書きたいときに書くという精神でこのホームページは、書いているものですから、、。そのほうが気楽に書けるかな(ひいては、気楽に読んでいただけるかな)、と思って、、。
 こういう脱線は私のホームページの特徴なので、お許しください。すいません。
(つづく)



2015年7月7日 13:38:32
 さて、clingの覚え方の説明、本人は納得してくれたようです。
 本人が納得してくれなければ、もう少し補足する手はあったかもしれませんが、あまり補足しすぎても、かえって本人が覚えにくいと感じるかもしれないので、この程度にしました。
 説明は、必要十分がいいのでしょうね。そこらへんを踏まえないと、本人からあくびが出かねませんよね。
 自分がどのくらい知っているかを子どもたち相手に示すかのようなことは必要はないですね。
 単なる知識のひけらかしになりかねないですから、、。
 相手の頭にどうしたら入るかだけを考えて、必要最小限に、しかも、本人の(その子その子によって違う)頭の中にイメージが豊かに広がるように、ということだけ考えて、コツを伝えていくという感じでしょうか?


 ほかには、クリッ、クラッ系統では、clip(例の日本語にもなっているクリップです)があります。『刈る、切る』という意味ですね。日本語として定着している留(と)め具のクリップの意味もありますが、私の印象では、テストなどでは『刈る、切る』として出てくることのほうが多かったように思います。
 どこか音が感じられる意味でしょ。パチンと切るという感じね。同じ「切る」でもcutに比べ、音が感じられますね。
 あ、cutも音が感じられますね。でも、私の脳は、あまりに簡単すぎる単語なので、正確には、音を意識してなかった感じでしょうかね。

 clock(時計)も音が感じられますよね。日本語ではチックタックという感じかもしれませんが、、。
 clashは『ガチャンと音を立てる』という意味から『衝突する』という意味になっていますよね。日本語でも『クラッシュする』と言ったら、『衝突する』という意味になりますでしょ。

 clapはパチパチという意味で、『拍手する』という意味になります。少なくとも私の頭の中では、、。
 Clap your hands!と言ったら、『拍手してください!』という意味ですが、この表現は出会ったことがある、という方もおられるかもしれませんね。

 claと同様、cra(カタカナで記すと同じ「クラッ」)も、実は、似たような意味を持ち、crashは、ガチャンという音の意味から、『衝突、墜落』の意味を持つようになります。

 こうやって、音で覚える単語があるのですね。私の頭は、いっぱい単語を覚えているうちに、無意識のうちに、こういう分類をして覚えていたのですね。

 「clingってどう覚えるんですか?」というような質問をされて初めて、私がどう覚えていたかをたどり、分析することができたのですね。
 こういうところが、この仕事のありがたいところですね!

 そういえば、彼女から聞かれた単語は4つでしたね。
 cling以外の単語は、startle, indigenous, integrateでした。

 すべてお伝えしても、ご興味のない方もおられるかもしれないので、あるいは、私の説明する雰囲気だけ味わいたいくらい感じで、ここをご覧になっている方もおられるかと思いますので、次回は、このうちのintegrateだけについて、彼女に、どう覚え方を伝えたか、書き出してみますね。
(つづく)


2015年7月14日 10:30:23
 integrateという単語は、理系の子には、イメージしやすいですよね。
 というのも、あの積分のマーク ∫ は、皆さん高校で勉強してますでしょうから、、。

 文系の子で、私立大学を志望しているような子でも、習ったことは知っているという子は多いかと思いますが、このマークの読み方まで、知っているという子は、もしかしたら、少なかったりするかもしれませんね。
 でも、理系の子でしたら、まずこの記号の読み方知っているでしょう。
 読み方インテグラルですよね。

 私は、彼女に∫(インテグラル)が数学的には、積分という意味だけど、これは、もともと「統合」とか「全体」という意味で、このあたりから覚えられそうか聞いたら、彼女は、確か「大丈夫そう」というようなことを言ってきたと思います。
 彼女のこのときの言葉の正確な表現は記憶にありませんが、それだけで、本人は覚えられそうな感覚をもったようです。私は、それしか、この単語に関しては、説明した記憶はありませんから、、。
 一方で、本人は、この単語も含め、4つの単語それぞれの私の説明に「ふ〜ん」としきりにうなずいてくれたような(たぶん)記憶もあります。

 ∫ は、もともとSという文字を縦長に引き伸ばして作ったというのは聞いていて、彼女にも、その話はチラッといいましたが、私もそれ以上はよく知りませんでした。
 検索で調べてみると、http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1083894645で、
ラテン語の総和を表すSummaの頭文字Sを上下に引き延ばした記号です。
ギリシャ文字ではΣに相当するものです。
積分の基本概念であるf(x)・dxによって計算される長方形の面積(縦f(x)、横dxでdx→0とした細長い長方形)の総和ということを表しています。」
 という説明がありました。上手な説明ですね。
 なるほどでしょ。この知識を使わない手はないですね!

 そういうことから、integrateが、「統合する」くらいな意味になるというのも理解できそうでしょ。まともに覚えるよりも、頭に「ひっかかり」ができて、覚えやすそうでしょ。

 ちなみにgrate(正確にはate)というつづりが最後あたりにくる単語は、ほとんど動詞であるということも彼女に伝えました。つまり、∫(インテグラル)が動詞になったものくらいに覚えると覚えやすいかもしれませんよね。
 ∫ のマークが読めて、積分の意味がおおよそなりわかっているという子には、有効な覚え方といえるかと、、。

 仮に、彼女が、私立の文系の子で、 ∫ の読みがわからないとか、そもそも ∫ ってなんだったっけという子でしたら、彼女が知っている知識を確認しながら、また別の覚え方を伝えたと思います。
 こうやって具体的に工夫の仕方を伝えると、そのうち、自分でもいろんなものを覚えるときに工夫しだしますよね。
 その呼び水のように、知恵の出し方を、そのコツを具体的に示してあげることが大事なんですね。

 ちなみに、教えるという行為においては、抽象的に伝えるということよりも具体的に伝えるということのほうが大事だったりすることが多いように思います。
 ですから、私は「覚えにくい単語はどう覚えるのですか?」みたいな抽象的な質問があったとき「たとえば、どんな単語?」と具体的な単語にまで踏み込んでいくようにしています
 教える、という行為においては、具体的に質問を聞いて、具体的に答えるというのがいいことが多いように思うからです。

 で、たとえば、この英単語の覚え方というのに関して言いますと、あるとき本人が上手に覚えてくれたりしたら、あるいは、自分なりに工夫をしながら覚えたりするのを確認したら、そのときには、「なるほどね。いい覚え方だね!」とか、ほめてあげることが必要なんでしょうね。
 いろんな場面で、同じ内容でも、同じ言葉ででも、何度も、繰り返し、、。
 ほめられて、しつこいと嫌がる子は少ないと思います。

(次回はページを変えて)











もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、。




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