家庭教師田口の視点(67ページ目)  

 

目が疲れるというような方は、ぜひ、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)



2012年12月26日 7:25:22
 前回の
視点余話のつづきです。
(そういえば、この視点余話の前にとりあげさせていただいたCMさんから、ご連絡があり、楽しく読んでいただいたようです。よかったです。また、しばらくしたら、つづきを載せさせていただきますので、よろしくお願いいたしますね、CMさん。つづきが飛んでしまって、すいません)

 1番目のお宅は、本人が納得してくれたようで、教えることになりました。長旅をして、苦労して、おじゃましたかいがありましたね。
 2番目のお宅は、まず、電話で、いろいろとお話しました。簡単に申しますと、
受験間際なのに、本人がやる気がなく精神が不安定、という状態で、悩んでおられているようです。
 先日、本人から、電話で受験にむけて、いろいろアドバイスを求められ、伝えてあげたのですが、で、そのときは、とてもやる気を感じたのですが、どうも、僕の勧めたテキストを買いにいって、帰ってきてからは、体がまた動かなくなってしまったようで、こちらは、時間がかかる子かもしれません。
 お母さんもご覚悟の上、ということで、「はやく田口先生にお会いしていれば」とおっしゃってくださいました。

 京都のお宅なので、おじゃまして、お話してもいいですよ、と申したのですが、諸事情があり、あちらからこちらに来てくださいました。
 恐縮してしまいました。ありがとうございます。

 涙ぐまれている場面もあり、状況の深刻さが伝わってきますね
 私なりにできるだけのことをさせていただければ、と思っています。私の能力をフル回転させて、、。

 本人は、私に「勉強できないところを見せたくない」と思っているのか、質問はしてきても、体験授業にしろ、教えるという状態に至るまでに時間がかかりそうな感じで、こちらも「ご相談」という意味がよくわかりました。
 早く、私が教えるというところまで、たどり着ければいいですね。そうなれば、、。でも、これだけは、あせっても、なんともしがたいですね。

 2軒のお宅とも、前回の私の書き込み内容に関して、事実と異なったところはないですかとお聞きしたのですが、大丈夫のようで、よかったです。

 また、これらのお宅に関しても、機会があれば、載せていきますね。
 
 で、おまけとして、
視点余話らしく、たまには、おもしろい写真を、、。




 処理を間違えて、小さい写真になってしまいましたが、考えてみれば、そう大きくするほどの写真でもありませんね。
 実は、これ、私が深夜帰ってきたとき、考え事をしていたり、ほかの作業(カッパをほすとか)をしたりして、そうしているうちに、玄関のカギをかけ忘れて、家の奥に入ってしまったということが何度かあり、「ぶっそうだ」という「苦情」を家族からいわれ、特に、それを一番強く言ってきた妻に、「何か工夫はない?」と話したところ、妻がこういうのを作って、毎回私の帰りが遅いときに、玄関に置いておいてくれるようになりました。
 妻の掲載許可を得たので、載せました。
 たったこれだけのものですが、
何も出迎えてくれないのに比べると、何か、ほっとするような感じがします。
 なかなかいい工夫でしょ。

 「ありがとね」とお礼を心の中で言いながら、深夜の、寝静まったなかで、パチリ、、。

 もしかしたら、いままでかたい話ばかりだったかもしれませんので、皆さんにも、ほっとしていただければ、、。

 こんなのも、たまにはいいですよね。


2012年12月30日 19:31:33
 さて、
CMさんの娘さんのお話に戻りますね。
 
 まず、CMさんからのファクスをそのまま載せさせていただきますね。
 本当は、一部だけ載せようかと思っていたのですが、で、そのように娘さんを通じて、ご了解のお願いかたがた、お伝えしたのですが、やはり、どれもこれも載せたいことばかりで、いっそのこと、すべて載せたほうがいいと判断しました。

 CMさん、すべて載せるということに関して、事後承諾みたいになってしまったみたいですが、よろしくご理解ください。
 
田口先生

お世話になっております。
今週初めに、秋に行われた模試の結果をお送りしました。今回思いがけず今までにないよい出来で、「早く田口先生に見せたい!」と言っていました(
田口注:うれしいです!)。きっと同封した手紙(あとで、掲載させていただきますね)からも、彼女の喜ぶ気持ちが伝わったことと思います。

これまでは、数学に苦手意識がありましたが、実際は1年の頃からじわじわと構内順位を上げており、今回は学年で一桁にまでなりました(
まだ彼女よりいい点をとっている子がいるなんて、この学校は、すごいですね!高校が高校だけに、彼女はどこの大学でも受かるでしょうね)。その結果、文理別や3教科など、いくつもの部分で一桁の順位となり、いつもは冷静な方でしたが、 今までになく喜んでいました。また、先日行われた中間テストでも、数学が良い出来で、いつもは理系の子に負けていたのですが、初めてクラスで1番でした(これもすごいですよね。彼女は、ずっとクラスで2番で、上にひとり理系志望の女の子がいて、少しずつ追い上げていった感じですね。「あなただったら、その子にいずれ勝てるよ」と言っていたのですが、とうとうここまできましたね。「まだその子に負けている科目あるの?」と聞いたら、「物理だけ」と言っていましたから、もうほとんどの科目で、彼女は上になってしまったという感じですね)。修学旅行が明けてすぐだったので、本人は「準備不足かも」と不安があったようですが、普段の授業をおろそかにしていなかった結果が出たのだと思います。

でも、ここで浮かれているわけでなく、良い発奮材料にして、冬休みの計画も自分でしっかり立て「計画通りは無理かもしれないけど、やれるだけ頑張る」という意気込みです。(
これもこの子の立派なところですね!

視点も読ませていただきました。取り上げていただきありがとうございます。続きも、A(
娘さんの名前)とこども楽しみにしています。

それでは引き続きよろしくお願いいたします。


 
うちの子たちが目標としている、という意味がわかっていただけますでしょ。

 
この子のすごいところは、苦手としている科目があると、それを、いずれ得意にしてしまう、というところですね。私は、「苦手なところを得意にするのが、一番の成績アップのコツだよ」みたいな話をよくしているのですが、彼女は、それを体現している、と言ってもいいでしょう。

 前にも、書いたかと思うのですが、彼女は、小6の夏休み前から教え始めたのです。
 で、私の娘も、それに習って、小6の初めごろから、私が本格的に教え始めています。
 学校よりも、1年早く進むという感じで、中学の間は、進めていったのですが、うちの娘にも、同じような感じで教えていって、娘は、大体において、1年先をテキストで進んでいって、定期テストの前だけテスト勉強に戻るという感じでした。
 中3の今は、1年先に進むかわりに、受験勉強という感じになっていますが、、。
 CMさんの娘さんのやり方に習って、家でこつこつ勉強していっています。わざわざどこかに出かけねば、勉強できないって、効率悪いですよね。

 うちの娘の勉強スタイルは、ほとんどCMさんの娘さんのスタイルをまねているといってもいいでしょう。

 CMさんは、娘さんに関して、ほとんど悩むということはないと思われます。
 私も、娘に関して、悩んだことはありません。

 CMさんの娘さんは、中学で、定期テストでトップの成績をとり続けていて、模試などでも、トップレベルを続けていましたが、私の娘も、そこまですごくはないです(運動部に入っていたということもあるかと思います)が、親として、不満を言うほどの成績ではないです。

 
親御さんが悩まずにすむ、という精神的コストを考えたら、この方法お勧めですよ

 私は、何かのおりに、CMさんの娘さんはこうしたよ、ということを伝えて、娘の参考にしてもらっています。
 CMさんの娘さんが、テスト結果のコピーの郵送に必ず同封している手紙の字やテストそのものの字は、娘のあこがれで、「きれいな字。こういう字、あたし好き!」と言っています。いい影響をいっぱい受けていますね。

 
CMさんの娘さんは、私から、いろんなことを学んでくれましたが、私の娘は、そのCMさんの娘さんから、いろんなことを学んでいます。(つづく)


2013年1月4日 13:45:23
 明けましておめでとうございます。今年も、私のホームページを、私を、よろしくお願いいたします。

 さて、CMさんの娘さんからの手紙をご紹介しますね。
 田口イズムをこれほど理解して、行動してくれている子も少ないですが、それが、この手紙にも、現れています。
 私は、自分のことは自分で、というのがいいと思っていて、テスト結果なども、親でなく、自分でコピーして送ってくれるほうがいいと思っているのですが、この子は、毎回、とても見やすい形で、コピーして、送ってきてくれます。
 この子に関しては、「まだかな?」って私のほうが催促したことは一度もありません。
 うちの娘にも、「
今から社会人になっても大丈夫」というものを感じますが、この子に関しても、とてもしっかりしたものを感じます。
 息子は、小4なので、今から、社会人というのは難しそうですが、私が、小さな声でした頼みごとも、きちんと24時間以内に、大体2,3時間のうちに、してくれます。
 あるとき、私が、息子に、例によって、小声で、頼みごとをしたところ、息子はテレビに見入っていて、返事がありませんでした。
 妻は、「聞いてんの?」と、怒ったように、息子に大きな声をかけました。私は、「
そういうこと言うのやめて。聞いているから、、。○○(息子の名前)くんは、大丈夫だよ」と妻に伝えました。
 で、案の定、息子は、テレビを見終わった後、きちんとやってくれました。私は「
やっぱり、きちんとやってくれたね。ありがとうね」と伝えました。返事をしないのは、小4だから、テレビを見ながら返事をきちんとするというところまで、配慮ができずにいるというだけのことであって、年齢がいけば、解決のつくものだと思います。それを大声で「聞いてんの?」は、ないですよね。少なくとも、子供目線からは、、。
 うちの子達は、頼みごと忘れたことないんですよ。

 少し、脱線しました。でも、上の、私の家族とのやり取り(特に、私の
赤字の言葉)は、私の「魔法」のエッセンスの具体例のひとつでもあるんですよ。ぜひ、参考にしてみてくださいね。で、生かしてみてくださいね。
 
小声で頼んでも、動くような子に育ててあげたほうが、本人も周りの人間も楽でしょう。それは、学習などにも、よい影響を与えてくれると思います。このことでも、書きたいこといっぱいあるのですが、今は、やめておきますね。


 さて、そのテストのコピーに、CMさんの娘さんは、いつも下のような手紙を添えてくれるわけですね。

数学の点が上がり、「よっしゃー!!」と思いました。英語もグッと点が上がってうれしいです。でも、国語は少しずつ成績が下がっていてあせっています。しかし、記述問題で部分点が取れるようになっているので、成長しているのでは、と思いますが、どうでしょうか?これに関しては、今のやり方で、大丈夫ですよ、とテストの分析結果を伝えてあげたと思います

 これ、ずいぶん前に、彼女から、掲載許可をいただいたんですよね。CMさんの娘さん、すいません。

 私は、いつもみんなに、
テストに向けては、挑戦者の気持ちでね、と言っているんです。
 よくできたら、「よっしゃー」て思って、失敗したら、思いっきり悔しがって、「次こそは」って、挑戦していく気持ちですね。テストに向かって、「いっちょう、やったるか]という気持ちですね。
 というのも、
人間受身になると、どうしても弱気になって、自分で自分をつぶしてしまう、ということにもなりかねませんので、、。
 こういう挑戦者としての気持ちをもつことはとても大事ですね。彼女は、挑戦者としての気持ちを忘れなかったから、クラスでトップに上り詰めたのですよね。で、まだまだ上を、挑戦者の気持ちで、目指せばいいのだと思います。

 家では、家族に「やったね!」とか「よっしゃー!」とか言って、ガッツポーズするくらいで、ちょうどいいと思います。

 一方、学校では、しないほうがいいですよね。彼女のように、勉強のできる子に、ガッツポーズされたら、いい気分のする子は少ないでしょうから、、。彼女は、もちろん、そういうことのよくわかっている子だと思いますが、、。
 
学校と家で同じような行動をとってしまう子は、危険ですよね。時に嫌われ、時にいじめの対象にさえなりかねません。

上で、あとで、掲載させていただきますねと書かせていただいた、手紙は、長くなりそうなので、次回に、、。(つづく)



2013年1月10日 14:44:28
 あ、彼女、普段はとてもおとなしい子なので、誤解なく、、。もしかしたら、「よっしゃー!!」というのは、心の中だけのことであるかもしれませんね。

 うちの娘も、おとなしいですよ。幼いときは、というか、生まれつきは、性格がきつく、そのくせ、泣き虫で、とてもわがままな子でしたが、、。私の腕のみせどころ、という感じの子でしたね。
 学力に関しては、まだまだCMさんの娘さんには、勝てませんが、人間関係処理能力のほうは、誰にも負けないくらい、高いと思います。
 周りから、友達が寄ってくると言っていますし(息子も同じことを言います)、その友達のネットワークをバックボーンにして、
いじめつぶし、上手ですよ。いじめの多いといわれていた学校に行って、良かったと思っています。
 クラスに1人か2人、いじめをつぶす能力を持っている子がいて、そういう子が、きちんと行動して、能力を発揮すれば、いじめをなくせるのでは、という私の仮説を証明してくれましたから、、。

 なによりも、
自分さえ、いじめられなければいいというような子に育てたくは、なかったものですから、、。


 さて、
 あとで、掲載させていただきますねと書かせていただいた、CMさんの娘さんの手紙を載せますね。

数学の点数は自分でもビックリするくらい良かったです。数学は大問が2つ選択ですが、その2つとも完答だったので、自分の得意分野を自分で把握できてるんじゃないかなと思いました!!!逆に苦手な分野もわかってくると思うので、冬休みはその弱点を克服するのに費やしたいと思います。英語が微妙に下がりぎみなので、何ができていないか見極めようと思います。
国語の点をどうにかして上げたいです。たぶん、記述ができないのがダメだと思います、、、。


 しっかりと分析していますでしょ。こういうふうにして、自分の現状を分析して、行動をしている(毎回のテストの復習をきちんとしていっている、など)のが彼女のえらいところですね。
 目先の点取り虫になって、次のテストのことばかり考えている子がいますが、そういう子は、いつまでも、自力(総合力)が育たないから、いずれ伸び悩むのですよね。
 私は、絶版になってしまったほうの私の本「ある家庭教師からみた、伸びる子伸びない子」で記していますが、「
テストは、終わってからが勝負」なのですね。復習をきちんとするかしないかが、そのテストを生かすか、生かさないかにつながるのですね。
 そういえば、その本に載っている、京大に受かった子、私が教え始めたころ、典型的に「先へ進む」タイプでしたね。
 私がその子に伝えたアドバイスのひとつが「模擬テストの点が、当面何点であっても、気にしないで。
模擬テストに向けた勉強はやめて、そのエネルギーを、模擬テストの復習にさいて、いつ同じテストを受けても、満点をとれるというところまで、もっていって。それだけは気をつけて」というものでした。
 それを彼は、忠実に実行してくれて、成績の上下のブレが少なくなり、着実に成績をあげることができました。
 彼は、E判定だった成績が半年後にA判定になっていました。もちろん、わからないところをわかるようにさせたり、随時、ほかのアドバイスもしてあげましたけど、「復習が大事」というのは、もっとも彼を変えたアドバイスのひとつだったと思っています。
 これほど、丁寧に模擬テストを復習するか、しないかは、違うのですね。

 CMさんの娘さんも、このことをよくわかっている子なのですね。

 彼女は、当たり前のように、自分で復習をしていってくれます。
 彼女の今の成績がいい理由は、ほかの誰よりも、復習に手を抜かなかったということだと思うのですね。

 逆に、そういう復習を怠って、次の模擬テスト、次の期末という感じで、
テストが終わったとたんに、先に進むことだけを考えてしまうと、模擬テストなどの自力(じりき)は育たないのですよね。

 もっとも、学校で、赤点をとらないように、ということだけで、精一杯な子には、少なくとも当面は、このようなことを言っても、単なる雑音になってしまうといえるので、私は、赤点解消に全力尽くしますが、、。
 
その子によって、現時点で何を伝えるべきか、というのは、変わってくるわけですね。

(次回はページを変えて)



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