家庭教師田口の視点(64ページ目)
(目が疲れるというような方は、ぜひ、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)
2012年10月12日 13:41:20
今回は、
「ファックスをホームページに載せていただく件は、お役にたてるのでしたらどうぞ載せてください。
中学まではトップクラスだったのに、高校に入って落ちこぼれてしまった、という子はどの進学校にもけっこういるのではないでしょうか。そういうお子さんの参考にはなるかもしれません」
と言っていただいて、ホームページに掲載することをご了解いただいたお宅からのファクスをご紹介いたしますね。
お母さん、気持ちよくご了解いただき、ありがとうございます!
こちらは、教えはじめのころ、「田口先生の失敗例になるのでは?」みたいなことを言われましたが、私は、「彼はきちんとやってくれますよ」と申しあげました。今とてもがんばってくれています。
このホームページからも、彼にありがとうと言いたいです。
で、このお母さんからは、毎週のように、長い、丁寧なファクスをいただくのですが、ここでは、直接ご興味をいただけるようなところだけを抜き出して、書き出しますね。
すでに、ファクスいっぱいいただき、ですからいっぱい載せたいところがあるのですが、あえて、絞り込んで載せることにしました。
細切れにみたいになってしまいますが、よろしくご理解ください。
1つ目の抜き出し
夏休みが明けて2週間たちましたが、今のところ学校は一度も休んでいません。
(こういうコメントをいきなりお読みになって、驚かれる方もいるかもしれませんが、学校を休むのは、その時々で、彼なりに理由があってのことなんです。下を読みすすめていただければ、おわかりのように、もともとは、とてもまじめな、いい子なんです)
先週一度だけ、朝おなかが痛いと言いだしたことがありましたが、私が送って行くと言ったら、なんとかひとりで出かけて行きました。がんばっています。
(中略)
A(高校名です)はとにかく京大を目指すのが当たり前という高校ですから、演習も京大向けの問題ばかり出されるらしいので、まあ、休みたくもなるでしょうね。
計算すると、後1、2回当たる予定だそうで、これからは田口先生に聞く、と言っていました。
(はい。困ったときは、どんどん聞いてくださいとお伝えください。学校の先生に当てられると予想して、友達からあわてて答えを教えてもらっても、突っ込んで聞いてこられる先生のようですから、きちんと答えられなくて、恥ずかしい思いをするというのは、親御さんが想像している以上に「恐怖」かもしれません。その授業が怖くて、学校を休むというのも、よくわかります。その恐怖を除くためにも、教えますよ。きっと、賢い彼のことですから、私が、ある程度説明したら、すぐに理解をしてしまうことでしょう。私の授業を楽しんで、ものすごい集中力で取り組んでくれています)
2つ目の抜き出し
息子の国語力は、私からの遺伝というか、私の家系からの遺伝でしょうね。うちの父母はどちらも大正生まれで戦前教育を受けた人でしたから、昔の正しい言葉を使っていただろうと思います。
親がそうなら、必然的に子どももそうなりますね。環境の遺伝といえるでしょうか。
私自身、どこで覚えたのかわからないけどなぜか知っている、という言葉や事柄が多いのです。
きっと、親が話しているのを耳にしていて、自然と身につけてしまったのでしょう。
このことがなんとなくわかっていたので、子どもたちが小さいころから、大人の会話と思われる話も普通に話してきました。「この言葉は知ってる?意味わかる?」と確認し、説明しながら。
もう息子に説明しなければならないことは少なくなりましたが、今でもいろいろな話題でよく話します。
正直言うと、だれよりも息子と話すのが一番楽しいのです、レベルが同じなんですね。
ですから、息子も国語の授業で「なんでみんなは、こんな言葉がわからないんだろう」と思うことがよくあるのだそうです。
(中略)
子育てをしていると自分の親に感謝する気持ちになる、とよく言いますが、私は本当によい教育をしてもらったのだと、歳をとるにつれ感謝の思いがどんどん強くなっています。
(いいですね。うらやましいです。私は、周りにだれも教養のある人がいない中で、そだったので、、。なるほど、こういう「環境」も大事なのかと思い、今、夫婦間で、あまり「知的な話」をしてこなかったのでは、などと、いろいろと反省しています。普段周りから浴びるシャワーのような言葉が知らず知らずのうちに子どもの知識を育てているという側面ありますものね)
息子の勉強のようすですが、平日が忙しいので土日にがんばっているようです。
(いつも、かなりがんばっていることは、宿題をやっている様子からも、わかります。もう一人、彼と同様、天才的に賢い子を教えているのですが、その子は、先生が嫌いだと、まったく(本当に「まったく」)勉強しないらしく、たとえば、数U・Bは、先生が気に入ったから、勉強するけど、数V・Cは、先生が嫌いだから、まったく勉強しないという具合です。0点近い点をとっても、気にしない大物です。私に数V・Cを当初いっぱい質問してきましたが、そういう理由からだったのですね。本人は、質問したくても、できずにいたという感じかもしれませんね。先生の好き嫌いが激しいというので、どういう子かと思っていましたが、私が教えて、とても礼儀正しく、きちんと大量の(!)宿題をとても丁寧にやってくれるので、驚いています。二人とも、お母さんが「勉強しない」と困っておられるふうでしたが、正直、「こんなにいい子なのに、どうして?」という感じです。授業中の集中力、飲み込みのよさは、すばらしいですし、、。知的好奇心のものすごく高いものを感じます。それが、この子達の頭を形成してきたんですね。二人とも、私が教え始めたときから、きちんと宿題をやってくれていますよ。立派です!)
3つ目の抜き出し
定期テスト対策のアドバイスもしていただき、ありがとうございました。
「定期テストの勉強ってどうやるんですか?」の質問には、きいていていすからおちそうになりましたねえ。
(それで、トップクラスの高校に受かったのですから、やはり彼は天才なのですね。さすがに、大学受験では、というか、高校の勉強では、苦労しているようですが、、)
「中学時代はテスト対策の勉強してなかったん?」と聞いたら、「もちろん!」と元気のよい返事がかえってきました。
昨日まで4分の1をやるという宿題に、8分の2.5くらいやったと答えていたので、あとで「4分の1よりたくさんやったんだ!」とほめようと思ったら、「あ、ちがうわ、8分の1.5やわ」というので、というのでやっぱりでした。それでも今までゼロに近かったでしょうから、やらなけりゃならないんだと思っただけでも進歩ですね。
おそらく前よりはかなり勉強していると思います。
(そういえば、お母さんが息子さんにイライラされる、という話を読ませていただき、私が、僭越(せんえつ)にも、「イライラされる前に、きちんと子育てをされなかったことを、息子さんにあやまられた方が、、」という話をさせていただいたことがあるのですが、このお母さん、きちんと受け止めてくださり、息子さんに、あやまったそうです!立派でしょう。私は、こういう内容は耳を傾けてくださりそうな方にしか、申さないようにしています(だって、受け取り方によっては、失礼でしょ)が、でも、無視をされずに、きちんと行動されたこと、立派ですね。子供さんにいい影響を与えることでしょうね)
いい子でしょ。正直、もう少し早く出会っていれば、と思ったりもしています。
確か、お母さんも、これに関しては、私と同じ意見だったかと、、。
なお、「うちの子は、天才でないから、、」と思われている方がおられるかもしれませんが、こういう子でも、かかわりの基本は同じだということをわかっていただくために、載せさせていただきました。
しいていえば、こういう子は、京大の入試問題でも、余裕でこなせるような学力をこちら(家庭教師)がもっている必要がある、ということが違うくらいで、それ以外は、変わりません。
もっとも、問い合わせや質問があって、お話すると、「それが難しい」と言われたりするのですが、、。
教える、という面に関して、私のまねはできない部分がある、という方でも、子育てに関しては、結構、このサイトから、ヒントを得られているという方は、すでに、いっぱいおられるようです。
先日も、問い合わせがあって、体験授業をさせていただいたお宅に「現状でも、かかわりを工夫することによって、子どもさんをいい方向に変えることは、可能だと思います。でも、おそらく、私が教えたほうが早く、確実に子どもさんはいい方向に変わるでしょう」というようなことを申しあげましたが、目の前の娘さんが、私の授業をノリノリで勉強しているのを確認しているので、説得力は、あったでしょうね。
娘さんいわく「楽しかった。すぐに終わった」とのことです。今教えている子たち、大体こんな感じですよ。私は、毎日こればかりしている専門家なので、当然ですね。
私は、事実しか、書いていないのですよ。
あなたの厳しい目で、私の書いていること、書いてきたことの真実性を見きわめていただければ、、。
ここのお母さん、私のホームページを少しずつ読みすすめてくださっているらしいです。
「うんうん」とうなずきながら、、、とのこと。
とてもうれしいです。
もちろん、教えさせていただくことになりました。私を信じてくだっさり、ありがとうございます。
あ、そういえば、こちら、前のページで、ご紹介したyumiさんが紹介してくださったのです。うれしいです。パソコンでの授業をyumiさんから、聞いておられるので、説得力ありますよね。私がここで、騒ぐよりも、ずっと信じていただけますよね。yumiさん、本当にありがとうございます!
口コミって、いつでもうれしいものですね。
そちらのペースで、このホームページ全体をお楽しみいただければ、、。最初は、ご興味のあるところから、拾い読みで、。
子育ては、楽しいものです。大変なものでも、つらいものでもありません。
信じていただけるか、わからないですが、私は、自分の子供のことで、悩んだことがないのですよ。二人とも、周りから友達が寄ってくると言っていますし、何も言わないでも勝手に勉強してくれています。
私は、「君たちえらいね」というばかりです。
これまた、専門家ですから、当たり前といわれても仕方ないですが、、。
2012年10月19日 6:39:45
さて、すぐ上の問合せられたお宅から、体験授業(こちらは、おじゃましました)をへて、パソコンでのはじめての授業後、すぐメールをいただきました。
ご了解いただいたので、メール下に載せることにしますね。
初めてだったので、お母さんが、少し不安そうでしたが、で、実際、少しだけご両親のサポートをいただきましたが、まずまず、順調に授業の方はできたかな、と思っています。
下に見るように、yumiさんと同様、このお母さんも、とてもきれいな文章を、いつも書いてこられます。
そういえば、「(はじめての)授業のとき、私はどこにいればいいのでしょう?」という質問を時々いただきますが、「どこでも、ご自由に」とお答えするようにしています。最初のうちは、いざとなったら、サポートできるように(と言っても、大体がインターネットエクスプローラーを操作するくらいのレベルのサポートですが)、おられた方がいいかもしれませんが、その程度で、ずっと授業を観察されているお母さんもおられれば、まったくその場におられないお母さんもおられます。
このお母さんは、どうも、後ろにおられたようですね。下の「後ろをうろうろしても」という表現から、わかりますね。そのお母さんをまったく意識しなかったなんて、なかなかの集中力ですね、娘さん(Nちゃん)!
このお宅、実は、小学1年生の子なのですよ。でも、すぐにパソコンに慣れてくれました(パソコンで、なのですが、授業はきわめてアナログ的です。テレビをリモコンで操るのと、同じレベルのむずかしさです)。とてもしっかりした、いい子です。小学1年には、見えない利発な子です。
お母さんとよく勉強のことで、もめる、という話を、メールや体験授業のときに、お聞きしていたのですが、それが信じられません。あまりに素直で、あまりにきちんとしていて、集中もすばらしいので、また、理解がとても速いので、小学高学年の勉強をしても、ひょっとしたら、ついていってしまうのではないか、と思ったほどです。
私の子どもたちの小1のころと比べて、うちの子が及びもつかないほど、頭のいい子なので、びっくりしています。
それだけに、かかわり次第では、「しっかり反発してくる」ということなのでしょうね。頭のよさの証拠だと思います。
田口先生
今日は授業をしていただきありがとうございました。
娘に感想を聞くと「めちゃくちゃ楽しかった〜!」と言っておりました。
(Nちゃん、ありがとうね。メールでも、お伝えしましたが、Nちゃんの希望通り、私が「Nちゃん」と呼ぶのを忘れても、いやそうなふりもせず、勉強に集中してくれて、いい子ですね。お母さん、そのようにお伝えください。勉強も子育ても、楽しくなければ、ですね)
はたから様子を見ていても、ググッと集中しているのがわかりました。後ろをうろうろしても一度も振り返りませんでしたし。すごくハキハキと応答していたのも驚きでした。塾では見学不可でしたので、実際に"先生"と勉強する娘を見て、これ程集中して楽しそうな様子を家に居ながら毎回見られるかと思うと、私まで毎週楽しみです。
(本人が、体験授業後ずっと、私の授業を楽しみにしてくれて、実際の授業でも、とても楽しんでくれて、うれしかったです。私も楽しみでした。そうですね。毎回、たぶん、Nちゃんのことですから、集中してくれると思いますよ。「もっと難しい問題出して」っていわれたので、即興でむずかしい問題出したのですが、すべてといてしまいました。なかには、小学高学年でも理解するの難しいかな、というのでも、Nちゃん独特のとき方で、解いてしまい、私に解きかたを説明してくれました。説明も的確でした。そう、独特のとき方で、解いてしまうという子、理数系強くなる子多いんですよね。それを「目先の効率」を優先して、つぶされないでくださいね。うちの娘も、公式を見る前に自分で解けるものだったら解いてしまおうというところがあり、とくに理数系強いです。学校の先生が「公式を覚えて、当てはめろ。こういう解きかた以外はだめ」とか言われると、「それはおかしい。この先生はやりにくい。あたしの方が教え方上手」と家にかえってきて、言っていたりします。実際、娘は、質問してくる友達がいっぱいいるようです。そちらのNちゃんも、そういうむずかしいのを楽しむように解いているのがいいですね。繰り返しますが、勉強は楽しいものですものね!)
今日は、学校から帰宅して「田口先生までに学校の宿題やっちゃったら」と声を掛けると、おやつをはさみながら、30分程でやり終えていました。今後も田口先生にみていただき、私の声掛けが上手くなったら、先生のページに登場される皆さんの様に、毎日こんな風にスムーズなんだろうなぁと期待感一杯です。
(いえ、すでに、娘さんは、とても集中していますよ。私の宿題を30分で仕上げてしまうなんて、、、、。あ、読み違えていましたね。私の宿題ではなかったですね。学校の宿題ですね。文脈的に、、。メールで、おかしなことを送ってしまったかも、、。ここでおわびします。お母さん、お許しください。でも、いずれにせよ、集中して勉強に取り組んでいることは、よくわかりますね。ありがとうとお伝えください)
授業中の先生の褒め言葉のタイミングを参考に努力してみます。
(はい。ぜひ、、。声かけは内容とタイミングですね。おそらく、ポイントはこのふたつだけだと思います(それがむずかしいですって?私のホームページから、類推してみてください。ヒントは、いっぱいあるかと、、)。あと、しいてあげれば、「声質」でしょうか?)
(中略)
「君、あなた、Nちゃん、っていわはるねん。」と喜んでいました。気を遣って下さりありがとうございました。名前を呼んでもらうのがとても嬉しいようです。
(上でも、書きましたが、まだなれていなくて、「君」とか「あなた」とか言ってしまい、ごめんね、Nちゃん。次回は、気をつけますね!)
本日は本当にありがとうございました。
(いいえ、こちらこそ、いろいろとご配慮いただき、ありがとうございました。だんだん子育てが楽しくなってくると思いますよ。)
この子も、いい子でしょう。子育ては、つらいものでも、大変なものでもなく、楽しいものです、と私は、よく皆さんに申しあげているのですが、多少なりとも、実感していただけましたでしょうか?
そういえば、このお母さん、大方私の巨大なホームページを読み終えてしまわれたそうです(紹介してくださったyumiさんも確かそうだったかと、、)。
また、繰り返し読んでくださるとのこと、とてもうれしいです。繰り返し、お読みになったら、新たな発見をされると思いますよ。
皆さんも、私のホームページを見て、、子どもさんと上手にかかわる方法がありそうだ、ということは、うすうすでもわかってくださったかもしれませんね。それを確信していただくために、ぜひ、繰り返してお読みいただければ、、、。
のめりこむと有害なものはいっぱいありますが、私のこのホームページは、のめりこめばのめりこむほど、有益なものだと自負しています。
ただ、無理して、体調を悪くされたり、目を疲れさせてしまったり、ということは、ないように、お気をつけください。私のこのホームページは、そうそうなくなることはありません。
ごゆっくりあなたのペースで、、。
2012年10月26日 7:39:23
さて、今回は、家庭教師というものを考えていただくために、下のお宅からのメールをご紹介しますね。
私は、家庭教師ほど、能力差があるものは、ないと思っているのです(別に、大げさに言おうなんて思っていません。家庭教師を雇われる場合の注意点を知っていただくため、このことは、肝に銘じられておかれるといいでしょう)。
本当に、家庭教師って、だれでも同じ、というように見える方もおられるかもしれないのですが、ぜんぜん違うのですよ。
このお宅のように、塾に行っても、家庭教師をつけても、ぜんぜんがんばらないという子は、私自身がよく経験するパターンではあるのです。やはり、お母さんからのメールをもとに、コメントをさせていただくと、よりわかりやすいのではないかと思い、ちょうど最近のお宅ですし、ご参考になりそうなところがありましたので、また、お母さんのご了解を得ましたので、掲載させていただきますね。
お母さん、ご了解、ありがとうございます!
これまた、すでにたくさんやりとりをしているので、そのうち、ご参考になりそうな部分だけ、抜き出させていただきます。
1つ目の抜き出し(最初の、問い合わせ的なメールの一部です)
本来、田口先生にご相談するのは筋違いなのかもしれませんが、アドバイスがいただけたらと思い、思い切ってメールさせていただきました。
(「思い切って」という言葉に、申し訳なく思っています。私という人間が、まだまだ敷居が高いようで、恐縮しています。本当にお気軽にどうぞ、、。私は、そんなに偉い人間ではありません)
娘は中1で、現在A中学(大学まである、中学です)に通っています。
中学受験で合格したのも束の間。
中間試験では下から10番程、期末では20番程。
本人も中学に行きだしてからは勉強を嫌い、家では携帯をいじっているかテレビを延々見てるかの毎日です。
ジミな努力は一切したくなく、単語は全く覚える気なし。書いても覚えられないと最初から投げている状態です。
(あとで、ご理解いただけるように、決してそんな子には、私には見えませんでしたが??)
B(塾の名です)で2月から先取りではじめたつもりの英語も学校で全くついていけていないし、不真面目な態度だった(塾に問題があったのでは?教えてから、感じるのですが、で、繰り返すようですが、彼女は、そのような子には見えません)ようなので、家庭教師に切り替え9月から家庭教師のC(家庭教師業者の名)さんから関西大学3年の女性の先生に来ていただくようになりました。
(この業者は、業者の営業のような人が来て、その方の説明だけで、このお宅は家庭教師の申し込みをしてしまわれたようですが、どんな家庭教師なのか、わからないまま契約するなんて、少し無謀な感じもするのですね。その業者の方は、なぜ体験授業を勧めなかったのでしょう?個人的には、あまり良心的だというイメージをもてません。体験授業をさせようとしない業者は、避けられた方がいいでしょうね。本人にとっても家庭教師の方にとっても、不幸です。掲示板からご参考になりそうなものを抜き出しました(11)をご覧いただければ、わかっていただけるかと思いますが、この掲示板の子どもさんよりも、むずかしい子に見えますでしょ。下を見れば、、。)
家庭教師をするのは初めてで、おとなしめの先生ですが、初めてと言うこともあり一生懸命だし色々考えてくださっているのですが、肝心の本人は先生を受付けないように見えて仕方ないのです。
特に文句を言っているわけではありません。
が、言われた宿題は平気で知らん振り。授業中の態度は後ろから見ているとすごい距離感。
会話として
「どうして宿題しなかったの?」「眠たかったから・・・」
「返事は人の顔を見てしようね」「はい(そっぽ向いて)」
こんな感じなので、もちろん勉強(英語・数学)にも全く興味を示しません。
あまりにも申し訳なく、手に負えないように思えるので、先生の交代をお願いしようかとも考えましたが、まだ1ヶ月ほどですし言い出せずにいます。
本人自身は成績を上げたいと思っているようなのです。なので家庭教師をやめてしまうとますますついて行けなくなることが不安で、やめたくはないと言います。
先生が宿題をだしてくれているにもかかわらず、それはやらずに「カリキュラムがないから勉強ができない」とか
「勉強の方法がわからない」と言い切ります。
A中学の人はみんな頭よすぎるねん、だから私はやってもできへんねんとやってもいないのに、最初からあきらめています。
(こんなコメントをのっけから、いただいたら、多くの家庭教師の方はびびるのではないでしょうか?私も少しびびりましたが、もっと大変な子いっぱい経験していますので、大丈夫でしたよ。むしろ、私の能力の発揮のしどころかなって思っていました。その前に思ったのは、この学生さんの家庭教師(しかもはじめて)には、あまりにも荷が重い子だったのでは、ということです。
で、体験授業で教えてみての感想ですが、この娘さんもかなり賢いですよ。A中学でもトップレベルに、きっとなれるでしょうね。英単語が覚えられないというふうに聞いていたので、説明していったら、スイスイ覚えてくれるので、驚きました。私は、男ですから、もっと距離をあけられてしまうかな、とも思ったのですが、そんなこともまったくなく、とても礼儀正しく、集中してくれました。
そういえば、夏休み前から、私立中学に通っている別の子で、塾にも、学校(典型的な進学校です)にもついて行けなくて、個別指導の塾に通ったのですが、むしろ、成績が下がるばかり、といわれ、個別指導にかわって、私が教えている子がいるのですが、実際のテストの結果は見ていないですが、最近私がテスト前チェックした結果では、かなりきちんとできてますよ。この子も頭のいい子ですね。どうしてこういう子が「できない」として、見捨てられていくのでしょうね?)
こんな状態の現在なのですが、私がお聞きしたいのは、
・このまま今の先生にお願いすることに問題はないでしょうか?
(このメールのあと、お電話をいただいて、お話しました。で、お聞きしたかぎりでですが、経験のない家庭教師の、というか、大半の家庭教師の手に負える子ではないでしょう、という印象をお伝えしました。あくまで、お話をお聞きした段階では、、。でも、とても賢く、とてもいい子だということは、じかに教えてみて、すぐにわかりました。平均的な子よりも、頭がよく、平均的な子よりも、物事がわかっているという印象でした)
・自分から進んで勉強しようとしない娘に対し、私はどのような態度をとるべきなのでしょうか?
(かかわりに関しては、おじゃましたときにも、いろいろお話しましたが、たとえば、娘さんに、私の目の前でおかあさんが「大丈夫?」と大きな声で念を押されているのをみて、私が「そういういい方はおやめになったほうが、、」というお話をしましたね。
お母さんが、そこらじゅうで、「私はあなたを信頼していません」というメッセージを出し続けておられるようで、、。これも、彼女がやる気をもてずにいる原因かもしれませんね。
私が、「僕はうちの子にそんなこと言ったことありませんよ」と申しあげたら、お母さんが少し驚かれていましたね。お母さんが変わられたら、すぐにでも変わる子です、とも申しましたが、お母さんご自身も、賢い方なので、ここ最近、ずいぶん変わってくださいましたね。ありがとうございます!
お母さんご自身、子育て、教育に関する知識を十分お持ちでなかったというだけでしたね。最近、かぜを娘さんがひかれて、私が本に記したとおりの「かぜのメカニズム」と「対処法」をお伝えしたら、「私は真逆のことをしていました」というメールもいただきましたね。
娘さん、元気に学校行けましたでしょ。教育にしろ、子育てにしろ、かぜにしろ、無知(決して、お母さんを批判しているわけではありません。私だって、この仕事に関連したこと以外は、とても無知なのですから。なによりも、この仕事についていなかったら、私も、子育てに戸惑っていたことでしょう)が子どもをだめしかねないのですね。無知の怖さを知らなければ、なりませんね。
おそらく、どなたでも、本などで、仕入れた知識はあるのですね。「叱っては、いけない」とか、「勉強しろと言ってはいけない」とか。でも、それは、それ自身間違ってはいないですが、不親切な知識なのですね。
叱らずにかかわるには、そのための「下ごしらえ」みたいな相応の知識、経験が必要なのに、その部分が伝えられないまま、スローガンのように、言われてしまうのですね。
「勉強しろというな」なんてのも、同様ですね。「勉強しろといわなくてもいい子に育てろ」と表現すべきなのですが、その「下ごしらえ」みたいな事が語られずに、「スローガン」が一人歩きしてしまうのですね。
実際には、思うとおりにいかず、親御さんは、困り果ててしまわれる。叱るしかないと思われる。これは、親御さんのせいばかりでなく、知識を伝える側の責任も大きいと思いますね。
で、ご家庭は、悩まれてしまうのですね。で、私が教えて、かかわって、180度近い変化があって、「なるほど」ってご納得いただけるのですね。
ほかにも、いくつか、指摘させていただいたかと思いますが、娘さんの問題というより、こちら側のかかわりの問題という感じでしたね。娘さん、とてもいい子ですよ。親御さんも具体的に指摘されて、初めて気づくというのもあるようですね。正しい知識を身につけてくだされば、、。お母さん、賢い方なので、いずれ、大丈夫でしょう。
子育てなんて、どうやっても大して変わらないと思われている方も、おられるかもしれませんが、かかわり方によって、大違いなんですよ!大げさな言い方ではありません。)
・「宿題をしなさい!」と言うべきなのでしょうか?
(勉強しない子が「勉強しなさい」と言われてすることは、あまりないでしょうね。少なくとも、この娘さんの場合、単なる雑音になってしまうだけかもしれませんね)
突然、長々と申し訳ありませんでした。先生の経験をもとに助言をいただければ幸いです。
(ということで、そのあと、電話でお話させていただいたのですね。わざわざお電話くださり、ありがとうございます。お母さんの困っておられる様子がよくわかりました。
上に述べたように、私は、かなり大変な子だと覚悟していたんですよ。塾でも態度が悪い。学生の家庭教師にも、お母さんにも、となったら、当然私にもそうしてくるということは十分ありうることでしたから、、。おまけに英単語を覚えられないときたら、、。
でも、娘さん、最初から、とてもいい子で、頭のとてもいい子で、結局、塾、学生の家庭教師の方、お母さんのかかわり次第だったのではないかと、、。
たまたま、きちんと対応して、あるいは、きちんと教えてもらえなかったから、娘さんが、相応の態度を示しただけで、常識をとてもわかっている、いい子だということがわかりました。
そういえば、お母さんが、「家庭教師の方、今にも泣きそうで、気の毒でした」と言われていましたが、本当に気の毒で、「私は家庭教師はもうだめなんだわ」なんて思われなければいいのですが、、)
このあと、娘さんがとても、がんばってくれて、私の授業も、とても楽しんでくれた様子を、お母さんのメールとともに書き出していくつもりですが、少し長くなってしまったので、このつづきは、次回に、、。たぶんページを変えることになるかと、。よろしくご理解ください。
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視点目次(サイトマップ)
いじめられないために。いじめをなくすために。知識のしずく「その1」
学校からいじめをなくすには。知識のしずく「その2」
変質者によって、子どもが殺されないために。知識のしずく「その3」
兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」
「勉強しろと言わないように」ということに関して。知識のしずく「その5}
「選挙制度、政治制度の改革」に関して。知識のしずく「その6」
政治への向き合い方について。知識のしずく「その7}
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ある家庭教師からみた、伸びる子・伸びない子(まえがきと目次)
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早朝授業のすすめ
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旧掲示板2(以前サーバートラブルあり。すでに大量の書き込みあり、ご参考に、、)
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