家庭教師田口の視点(60ページ目)

目が疲れるというような方は、ぜひ、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)


2012年3月23日 17:04:10
 さて、今回は、下の、この言葉についての解説から、入ってみますね。子育て、教育、人生の諸場面で、役立てていただくために、、。

 「人は、幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ
 
 この言葉は、私にとてもインパクトを与えた言葉でした。で、最近、この言葉がフランスの哲学者アランの言葉だと知りました。なかなか鋭い言葉ですね。
 
 皆さん、思い通りいかないことありますよね。子供が思うように動いてくれない。誰かと不和である。などなど。思い通り行かなくて、いらだつことありますよね。

 で、それは、人間だから、誰しもあるんですけどね。
 それに対する、手軽な対処法が笑うことです。

 アランが言うように、なるほど、笑うと、妙に幸せな気分になりますね。

 私自身も、すぐに変わってくれない子(1ヶ月以上のスパンで考えなければならない子)に出会うとき、この「笑う」という手を使います。

 すぐに変わってくれる子もいれば、すぐに変わってくれない子もいます。すぐに変わってくれる子が、8,9割、すぐに変わってくれない子が1,2割という感じでしょうか?

 で、すぐに変わってくれない子の場合、打つ手を打って、あとは、じっと待つわけですね。

 そのとき、じっと待て、と自分に言い聞かせるように、にこって笑うわけです。

 今教えているお宅ですと、「ごうやん」さんのところの彼と「やぽんの母」さんところの彼の2人が、比較的、変わるのが遅かった感じですかね。たまたま、お母さんのお二人とも、掲示板に時々書き込んでくださることがありますね。

 この二人の子は、お母さん方が深刻に受け止められていただけのことはあって、少し、時間がかかりましたね。だから、私は、にこって笑うこと、多かったかもしれません。

 ほかの子から比べると、ゆっくり(にみえる)ですが、確実に変わってきているんですよ。
 厳密に言いますと、ゆっくり変わったのではなく、最初が大変な状況だったので、変わっても、ほかの子のようなレベルに達していなかったりして、「まだまだ」と思ってしまい、つい、そんなに変わっていないのではないか、と思ってしまったりする、という感じでしょうか?
 もちろん、私は本人たちに、「まだまだ」と言ったりはしませんよ。しいて言えば、「まだまだ」というのは、自分に対して言っているというほうがいいかもしれません。

 「ごうやん」さんとこの彼は、私が宿題を出しても、それをメモにとれなかったですが、今は、普通の子よりも速く正確にメモを取れるようになっていますし、「雑談で埋め尽くされた」授業も、今は、雑談をすることのほうが珍しくなってきました。
 1回の授業で、一度雑談をするかしないか。で、したとしても、30秒くらいで切り上げてくれます。私が、「そうしろ」といったわけでなく、彼が自分で考えて、そうしているのです。じゃないと、こう定着しません。
 私が教え始めたころ、数えたら、ひとつの授業に23回「雑談」があり、それぞれがとても長く、雑談の合間に授業がある、という感じだったのですが、私は、その場で、それを制したりはしませんでした。
 ただ、彼のこの「くせ」は、どうしたら、なおるかな、ということを、考えているだけでした。

 しゃべり方がため口のオンパレードだったのですが、今、ため口はなくなりましたし、しっかりとした礼儀正しい言葉遣いになっています。テストの1週間前ごろに、テスト範囲をいわなかった(いえなかった?)のが、自分から(!)きちんといってくるようになりましたし、、。
 初期状態がとても大変だったので、普通の子なみになるのに、時間がかかったという感じで、よくよく考えてみると、ずいぶんな変化なのですよね、「ごうやん」さん。

 おそらく、1年前の彼とは、行動面では、まったく違った人間になっているといってもいいかもしれません。ですから、変わり方としては、ずいぶん変わってきてはいるんですね。
 それは、まだ、ご両親も私も、これで、大丈夫、というレベルではないんですけどね。
 でも、無理に引っ張りあげようとしてはいけないんですね。自分で変わっていくようにもって行かないと、定着しないんですね。
 だから、私は、にこって笑うんです。
 
 (私は、できるだけ、正確に、客観的に書いているつもりですよ。仮に、正確さを欠いた表現であれば、教えているお宅から、「違いますよ」といわれると思いますし、、。そのために、掲示板が備えられているのですし、、。そのときは、掲示板のほうを残して、このホームページの記述を訂正するつもりです。信用は、透明性から来ると思っています)
 
 「ごうやん」さんの息子さんは、私が教えるようになるまで、ずっと全く変わらなかったらしいことからすると、ずいぶん変わってきたなあ、という印象を持っていただけるようにはなっていると思います。
 彼は、塾に通い始めて、すぐにやめた子なんですね。
 そう書くと、「だめな子」という印象をもたれる方もいるかと思いますが、必ずしもそうではないんですよ。むしろ、彼の場合は、とても頭のよさを感じさせるものがあります。ですから、一時的な行動、一時的な成績で、その子を決めつけてしまうことは、とても危険なんですね。
 

 「やぽんの母」さんところは、もっと速く変わってくれていますね。家で、ほとんど勉強しようとしなかった子なので、「うちの子は、とんでもなくだめな子ではないのかしら」と電話で、深刻そうに、話されていたのが思い出されます。

 こちらは、メールのやりとりをしていたのですが、途中から、私の提案にあわせてくださり、ファクスのやりとりに変わりました。

 通常のお宅は、私は、メールでやりとりをするのですが、結構大変な子かな、と思うと、ファクスに切り替えることを提案させていただいたり、しています。

 ファクスは、私のメッセージを直接子どもたちが読む、ということに、効果の源があります

 いずれ、「やぽんの母」さんからいただいたファクスをご紹介しますね。


2012年4月5日 10:25:59
視点余話です。
 さて、himomamaさんに、掲示板1で、私の写真を載せる事に関して、お尋ねしたら、「載せた方が、(皆さんが)安心される」ということでしたので、載せさせていただきますね。
 mihomamaさん、いつもありがとうございます。

 と言っても、サイト上に、講演の講師登録して、写真をホームページ上に勝手に(?)載せられてしまって、もう実は、1年くらいたつのですけど(ご存じない方多かったでしょ)、、。で、おかげさまで、少し、写真を載せることに、「根性!」がつきました。

 載ってしまったばかりのころ、不安で(あちらも、そんなに気楽に載せていいものか。もし載せるとわかっていたら、もっと写真を一生懸命に選んでいたのに、などと、、)、で、やはり、mihomamaさんに、相談をしたところ、mihomamaさんは、「むしろ、皆さん安心するのではないかしら」みたいなことをいってくださいました。そういうものかと、、。

 で、そのままにしておいたのですね。それが、これです。

http://market.sbrain.co.jp/SearchTeacher/mode/detail/id/K0000010767/


 ほかには、「知識のしずく」シリーズで、
 兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」などを少し前にアップしましたので、こちらもご覧ください。
 
 まさに、「知識のしずく」なんです。自分で、考えたり、読んだりしているうちに、滴(したた)り落ちようとしてくるような、内容なんです。
 したたりたい、したたりたい、とそれらがいうものですから、、。でも、忙しいときに、そういうことしだすと、おかしな表現で、どなたかに失礼なことを、知らないうちに書いてしまっていたり、あとで、なんで、こんなことを書いたんだろう、と反省するというようなことにもなりかねないので、以前から、気づくと、考えつくと、そのたびに、こっそりメモしていたのを、今、載せていくことにしました。

 「知識のしずく」シリーズ、書き出していったら、こちらも、書きたいことがいっぱい出てきて、もうしばらく書き続けることになりそうです。

 写真の話に変わりますが、写真に「ジドリ」という言葉があるらしいですね。自分ひとりで、カメラや携帯を片手で持って、自分に向けて、とるというやつです。「自撮り」という漢字を当てるんでしょうね。
 あの写真は妻にとってもらったので、納得がいっているわけではないんですけど、だから、写真をいずれ、「自撮り」して、みせた方がいいかな、とひそかに思っています。

 写真は、全くのど素人で、ちょっと前に、パソコンとつなぐコードのカメラ側の差込口が見つからなくて、近くの電気屋さんに、聞きにいったというほどの人間です。で、説明を受けて、こんなちっこいところにあるの?と、感動とともに、驚きました。まさに、ど素人!
 ですから、あまり期待されると、困りますが、いずれ、ちょっと挑戦してみますね。

 今、ホームページ用のソフト(ホームページビルダー)をいじってみたら、どうも、簡単に載せられそう。たぶん、、。??


 やっぱり、ちょっといじってみました。「自撮(じど)り」です。
 こんな感じ?写真大き過ぎ?でも、いっさいいじるのやめよう。けがのもと。




 本当は、明るい性格ですが、少し根暗に写ったかも、、。初めてにしては、上出来でしょ。??
 西嶋英俊に、似ていないですって?「似ている」といった人に文句言ってください!、、、ペコ m( )m


 私に関して、少しは、安心していただけましたでしょうか??
 少なくとも、いかついイメージをもたれずにすんだかもしれませんね。


2012年4月11日 7:51:01
 下は、上の写真を受けての、mihomamaさんからのメッセージです。

田口先生いつもの感じで、「かっこいい、真面目な田口先生」が写ってますよ。ありがとうございます!単純にうれしいです!!

私も実際お会いした時、「この人は何て純粋な心をもった方なんだろう」と思いました(こちらの方がうれしいメッセージかな?付き合いの長い方ですから、、。mihomamaさんの娘さんが亡くなったとき、くやしさでいてもたっていられず、仕事の合間を見つけておじゃましました。群馬まで、、(家庭教師田口の視点(27ページ目)ご参考に、、)。そして、このまえの1月にも、京都で、私の都合に合わせてくださり(私は、何よりも大事と思っていた、私の授業を、このときばかりは、キャンセルする覚悟もしていたのですが)、早朝6時にお会いしました。まだ、真っ暗な中で、営業している、渡月橋の喫茶店は、独特な雰囲気を持っていました。一編の小説が書けそうな出会いでした。普通に出会うより、こういう出会い方のほうが、かえって思い出深いものですね。ご主人もきてくださり、いろいろ話ができました。ご主人にもありがとうございますとお伝えください!そういえば、「京都は底冷えがする」というようなことをおっしゃっていました。寒い中、ありがとうございました!うれしかったです。)
 
そうですね、西島さんに負けてないです(笑)そうですね。キムタクには、勝っているかな?(笑))
 
私は、目が大きいので、人が恐がるのかな?と勝手に思っていましたが、そうでもないようで、、、、。いえ、とてもきれいな目をされているという印象しかないですよ。メールでも差し上げましたが)
 
大学ではそうでもなく、頑張り屋のおもしろいA(ご本名)さんというキャラで根づいてしまっています。
本当は折れそうな、か弱い心の持ち主よ!というと、「嘘だぁーありえない!」なんて言われて。
 
でも、周りからそう見えて、元気を与えられるなら、それでいいのかもなんて思っています。ですね!うん!
 
アランは、ずっと興味をもっていました。
今、認知行動療法というものがありますが、もしかしたら、心理学者(ベックだったかな?)はアランの影響を受けたのではないか?なんて思いました。
 
アランは認知より、行動を先にするという感じだと私は捉えました。
認知行動療法は、認知が先ですよね。認知を変えて、行動を変える。
 
私は、アランが正解だと思うんですね。行動から、自らが感じたことで認知を変える。このほうがしっくりいくのですが、、、。
私も、泣きながら(つい目が留まってしまいますね。この方のこの言葉。今でも目がうるもうとします)行動を起こし、いつの間にか、認知が変わっていたこともありますから、、、。
 
田口先生はどう思いますか?

 後半、深いでしょ。このページ一番上のアランの言葉「人は、幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」に対するmihomamaさんのコメントです。
 心理学、哲学、その現実への適用に関しては、いろいろ学ばせていただいています。このコメントだけでも、この方のすごさがわかりますでしょ。mihomamaさんという実行力が伴う方のコメントなので、だから、私には、ものすごく説得力があるんですけどね。

 mihomamaさんは、「いろいろなことが、ものの受け取り方で変わってくる」「ネガティブに受け取るとネガティブになる」とスカイプで、私にいわれました。私は、急いで、メモしました。
 おそらく、その受け取り方を変える手段の一つとして、笑うことによって、(不思議なことに)幸せな気分になること、があるのかもしれません。
 笑うことができるのは、ほとんど人間だけといってもいいようなものですしね。人の進化、繁栄を、これほどにまでした原動力のひとつと言ってもいいかもしれません。

 人は、自分を笑ってみることによって、自分を客観視し、ただほほえむだけで、幸せな気分になり、いろんなものに耐え、いろんなものを乗り越えてきたのでしょうね。

 mihomamaさんは、私が考えていないところまで考えておられて、私は、「なるほど」と思うことが多いです。この方は未来を大きく切り開いていかれるかただと常々思っています。ものすごい潜在力を持っておられる方です。
 私の見る目は、この方に関してだけは、間違っていませんよ。というか、どなたでも、この方の生き方を知ったら、そう思われることでしょう。
 いろいろ刺激を受けています。ありがとうございます。

 初めて娘さんを教えてたころからすると、頭も精神もずいぶんたくましくなられていますね。
 当初やる気がないと言われていた彼女と私がタッグを組んで、がんばっているうちに、知らず知らずに、お母さんもものすごい「進化」をされていたのかもしれません。
 今でも、彼女は、お母さんの中でも、私の中でも生きていて、私たちを励ましてくれています。
 彼女を裏切れない。そういう思いはお母さん(mihomamaさん)の中でも、私の中でも、強く意識されているのを感じます。


 「笑う」と言う話にもどりますが、人と人とが、親と子が、夫婦が、win-winの関係になるには、どうしても、「笑顔」の仲立ちが必要で、それは、「笑顔」という言葉のかわりに「ありがとう」という言葉「うれしい!」という言葉をあてはめても、いいのかもしれませんね。
 単純に「ありがとう」「うれしい!」と言える人は、それだけでも、ひとつの才能を持っていると言えるかもしれませんね。幸せになれる才能を、、。
 さすがに、子育て、教育ということになると、物事は、そう単純ではありませんが、基本となる精神は、ここにあると思いますね。

 そういう物理的な顔の動き、物理的な音の響きが、さらには、視覚に訴える文字が、人を幸せにし、あるとき人を大きく変えていく原動力にもなるのですね。

 私は、だから、どんな人にも、できるだけ、その方のお気持ちを配慮して、何かをお伝えするようにしています。
 もしかしたら、まだ不十分かもしれないのですが、、。私は、時々、にこってしながら、このホームページも書いているんですよ。

 「言葉」「笑顔」大事ですよね。

 それで、うちの子が変わりますかって?
 変わりますよ。
 怒らなくても、変わります。言葉の内容とタイミングさえ間違わなければ、、。
 
 怒る、叱る能力を高める必要はないと思います。

 いいタイミングで、いい言葉をかけられる能力を磨くべきでしょう。それに、具体的に教える能力が備われば(こちらはすぐには、難しいですかね)、最強です。

 いい「環境」(私が言う「環境」は、いわゆる、部屋を与える、机を与える、といったハード的なものではありません。むしろ、正反対に近いものです。誤解なく)とともに、、。

 私の申していることに、少しでも興味を持たれた方は、私のこのホームページを、本を、いろいろ拾い読みでいいですから、読みすすめてみてください。もちろん、この「言葉」と「環境」の話にも出会えるかと、、。
 いろいろ具体的なヒントに出会われると思います。どこからでも入っていけるように、工夫しているつもりです。
 ぜひ、楽しみながら、子育て、教育、人生のヒントを得てみてください!

(次回は、ページを変えて)




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いじめられないために。いじめをなくすために。知識のしずく「その1」

学校からいじめをなくすには。知識のしずく「その2」

変質者によって、子どもが殺されないために。知識のしずく「その3」

兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」



「勉強しろと言わないように」ということに関して。知識のしずく「その5}

「選挙制度、政治制度の改革」に関して。知識のしずく「その6」


政治への向き合い方について。知識のしずく「その7}




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