家庭教師田口の視点(43ページ目)

目が疲れるというような方は、ぜひ、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)

2010年4月21日 10:58:24
 「田口先生だったら、こういうとき、どうされるだろう、と思って、日々すごすことがよくあります」
というようなメールなどを、お母さん方、同業の家庭教師の方などさまざまな方から結構いただくので、それを意識して、今まで、あまりここで述べてこなかった視点を、前回(前のページ)はお示ししたつもりでしたが、「バナナ事件」、難しかったですかね。今まで、私が述べてきたことの中では、何よりも、本当の意味で理解するのも、実行に移すのも難しいほうのことではなかったかと思います。上級者編という感じかもしれず、無理してがんばられず、ほかのところをお読みいただけますでしょうか?
 私の教えさせていただいているお母さん方の一部には、お伝えして、好感触だったものですから、たまには、こういうのもいいかな、と思ったのですが、、。

 頭の疲れた方もいらっしゃるかもしれませんので、気楽に読めるお話をしますね。

 ということで、、。
視点余話
 なんと、驚いたことに、先日問い合わせてこられたのが、北海道の方
 
 いつもでしたら、近畿内の方から、問い合わせや質問がきてもいいときに、結構遠くの方からメールが来ることが多く、今回は北海道からですから、近くの方から、敬遠されたかな、と何か不思議な気分です。そのうち、北海道や沖縄や地球の裏側からばかり問い合わせがきたら、どうしましょう。
 考えすぎですね。

 この方には、単に遠い、というだけでなく、なかなか興味深いエピソードがありますので、お伝えしますね。
 とにかく、この北海道の方、熱心に私のホームページを読んでくださったことがわかり、とてもうれしかったです。私のホームページに「雷に打たれたように」感じ入ってくださったようです。確か、1週間ほどで、私のホームページを読みきられた感じ(なかなかできませんでしょ。お仕事をもたれている方ですよ)で、メールのあちこちに、「私の言葉」がちりばめられていました。ありがとうございます!
 メールや掲示板で、「読んでいます」という声をいただくだけでも、うれしいのに、、。

 しかも、メールに体験授業のための設定の案内などを書き入れた返答を差し上げたところ、翌日に電話が来て、「パソコンの設定ができない」とのこと。私が仕事中のため、代わりに妻が出てくれたのですけどね。とても熱心な反応に感謝しています。妻の聞きまちがえか、あとで確認をしたところ、「パソコンの設定」自身で悩まれている感じでもないようでしたが、せっかくでしたので、そのとき、まだできていなかった設定をじかに説明して差し上げました。これで、設定完了。この説明自体は、10分もかからなかったかと思います。

 確か、ベネッセのサイトに、私が、ある縁でおじゃまして、あるご相談を見て、そしてそれに対する皆さんの返答を見させていただいて、相談者の方が「なるほど」と思われるような回答がないような気がして、意見を申し上げると同時に、私のホームページと本をご紹介して、私のホームページに来てみては、とお誘いした感じだったと思います。ほとんどよそ様の掲示板に書き込むことのない人間なのですけどね。つい、悩まれている相談者の方がお気の毒になって、、。
 それが運のつき
 だって、あそこの掲示板、800字という制限があって、思うように書ききれなかったんです。しかも、削除をしようにも、コツがよくわからないし、、。私の無知をいいことに、「はめられた」と心の中でつぶやいてしまいました。
 それとも知らず、気合十分で書き込みだし、自分の掲示板だったら、1回ですむ字数を何回か(確か、4,5回。2度書き込みに行ったので、計9回)に分けて投稿しなければならず、大変でした。で、私の「不十分な」(コンパクトにまとめようとすれば、どうしてもそうなります。普通の方には、すぐには理解しにくいことも書いているのですから)書き方を突っ込まれてしまって(いわゆる悪質な「ホームページの宣伝行為」と思われたかも?)、、。書き込みになんか、行くんじゃなかったと後悔しきりでした。でも、このようにお問い合わせいただいて、ホームページを一生懸命お読みいただいて、その苦労が報われた思いです。
 この北海道の方、私のそのベネッセのサイトに書き込んだのをご覧になって、わざわざこのホームページに来てくださって、問い合わせてくださったらしいのです。私は、こういう方のために書いてきたんだ、と思わせてくださったような方でした。繰り返し、お礼を申し上げます。

「北海道のお宅から、問い合わせがあったよ」
と話をしたら、娘が、
「え?」
と、不思議そうな感じでした。パソコンで、そんなに遠くのお宅を教えることができる、ということの理解がしにくいのでしょう。
 こんなことができるのも、パソコンによる遠隔授業のおかげですね。

 と書いたあとで、その北海道のお母さんと、息子さんの体験授業のあとお話したところ、どうも、ベネッセはベネッセですが、私の書き込み自身をお読みになったわけでなく、私とは別の方が、ベネッセのサイトで、私の本を宣伝してくださっていて、それをお読みになって、私のホームページにたどりつき、お読みになり、問い合わせをしてこられたという感じのようです。結構あれこれ、教育関係のサイトを熱心にご覧になっておられる方のようで、「もっと早く、田口先生のサイトを知っていれば」とおっしゃってくださいました。私のサイトは、まだ、マイナーなのですね。
 「ベネッセのサイト」ということから、私の最初に想像していたことと少し違いましたね。まさか、と思いつつ、これはこれで、うれしかったです。

 わざわざ私の本を宣伝してくださった方に、この場で、お礼申し上げます。ありがとうございます!

 そういえば、「1Q84」という本が、とても売れているらしいですね。あの本があれだけ売れているのに、私の本がどうして、あれだけ売れないのか、と思っています。
 私は、評論家ではなく、現実と格闘している教育者なのです。
 その経験則から搾り出した、私の思考、知恵、哲学をまとめた本が「1Q84」に劣るはずがないと思うのですが、、。今に火がついたら、「1Q84」になんか負けないぞ、と思いつつ、、。
 なぜなら、今後の世の中のために役立つのは、断然私の本のほうだと思うので、、。??

 新聞をしばしばにぎわせているのが、家庭内の親子関係のトラブルに起因した大事件です。それらをみるたびに、私は胸を痛め、仕事がら、子育て、あるいは、子どもたちとのかかわりに、何らかの問題があるのでは、と感じ続けています。
 たとえば、親を殺傷した子どもの凶悪性に憤りを覚える前に、そういう性格にしてしまった、子育てのあり方のほうに、視線が向けられるべきだと思われてなりません。
 多くのトラブルが、きちんとした知識と知恵に基づいて、ちょっと子育ての段階で気をつければ、未然に防げたことに思われてなりません。ほんのちょっとの注意で、、。
 ここでも、「いい農夫は、雑草が生える前に、雑草を取り除く」という発想の重要さを感じます。雑草が生えてから、栄養を吸い取って大きくなった雑草と格闘する姿は、子どもをきちんと動けない子にしてしまって、その子と格闘する姿とダブって見えるのですが、いかがでしょう?
 もし、子育てに悩まれている方がおられたら、ぜひ、私のホームページ、本、私自身から、知恵を獲得していただければ、と思っています。
 あなた御自身のためにも、あなたのお子さんのためにも、周りの社会のためにも、ひいては日本のためにも、、。おおげさにみえますか?

 そういえば、その北海道のお母さん、お話の最中、とても緊張されていたらしく、しかも、声がはじけていました。何か、恐縮です。
 息子さんにも、体験授業気に入っていただき、感謝申し上げます。明るくて、はきはきしていて、とてもいい子ですね。「田口先生の魔法にかかってくれたら」みたいなことを書かれていましたが、「あっという間に授業が終わった」といってくれたり、「古文をもっと勉強しなければ」(中学生でも古文の基礎知識は必要です。今は、学校も塾もきちんと教えなさすぎで、でも、受験では、初めて出会うような古文が平気で出てくるわけですから、「うちはカット」とか、最低限の「小技(こわざ)」は教えておくべきでしょう。彼も知識がほとんどなく、さわりだけ説明してあげました。「根性で(あるいは、感覚で)がんばれ」的な指導がほとんどであるように見えるのが気にかかります。これについては、全部伝えきれませんが、後ほどもう少し詳しくお伝えしますね。この「視点」の前のところでも、触れたくだりがあるかと思いますが、、)といってきたあたり、すでに、かなりやる気を感じます。
 ありがとう、とお伝えください。

2010年5月6日 0:20:28
 上のお宅、さっそくメールをくださいました。その後もメールをください続けています。
 メールの内容、載せること、快諾いただきましたので、いずれ、一部載せさせていただきますね。息子さんの心の動きが知れて、皆さんのご参考になりそうな気もします。もっとも、お母さんご自身が認められているように、本人よりもお母さんご自身が「魔法」にかかってしまわれた感じですが、、。いつも、いろいろと参考になるお話、ありがとうございます。
 上でホームページに載せさせていただいたことに関しても、とっても喜んでくださり、よかったです。ありがとうございます。
 おかげさまで、また、ベネッセに書き込みに行く勇気が少しだけ生まれました。私らしく、無理をせず、ゆっくりと、、。

 メールには、軽快な文章が踊っていて、楽しい文章なので、私のところの掲示板にも、コメントをどうぞ、とお勧めしたことがあるのですが、やはり、勇気がいりそうですね。こういうの(質問、問い合わせの類)って、私へのメールがはじめてらしいですから、、。なれたら、たいしたことないのですが、、。
 でも、私もよそ様に書き込むときかなりの勇気がいりましたから、わかる気がします。

 さて、皆さんの中には、私がこうやって、毎回いろんなことを思う存分書いているので、私のことを、「意志の強い人」というようなイメージをもたれている方もおられるかもしれませんね。
 でも、私は、そんなに強い人間ではありません。このホームページを書きはじめたときに思っていたよりも自分が弱いので、驚いています。
 皆さんの中に、私にメールを送ろうとされて、あるいは、掲示板に書き込もうとされて、躊躇(ちゅうちょ)されている方がいるかもしれませんが、私も、皆さんとそんなにかわった人間ではありません。
 自分へのメールを見るたび、掲示板を開くたびに、びくびくしている私がいるのも事実です。それには、そうなるトラウマがあったのです。
 実は、掲示板に、私がホームページを書き始めて、1年半位したころ、私の悪口を散々繰り返しかかれた方がいらっしゃって(それ今は消えてしまったのですが、保存しておけばよかったですね。本当にすごかったですから、、。私のことを、「頭が痛い(頭が悪い)のでは」、みたいな調子で、、)、そのあまりのひどい書きぶりに、私が掲示板を閉ざすのでは、と心配された方もいたほどでした。そういう類(たぐい)のものにまったく「免疫」のなかった私は、この世界の厳しい洗礼をうけたという感じでした。私は、極力自分を弁護するようなことを避けました。どう判断されるかは、見ている皆さんだと思ったものですから、、。掲示板上で、私の弁護してくださった方々、その方の「非」を伝えてくださった方々には、今でも、とても感謝しています。おそらくご自身でホームページなり、掲示板なりをお持ちになっている方がいらしたら、私のこの表現が大げさでないということがわかっていただけることでしょう。ある意味、早いうちに、ひどい目にあってよかったと思っています。
 じゃあ、こんなホームページを書いたり、皆さんからのご相談に、メールでお答えしたり、掲示板でお答えしたり、しないほうがいいのでは、と思われる方もおられるかもしれませんね。実際、私自身そうしたいという思いを抱いたことは何度もあります。
 でも、びくびくしながらも、書き続けたいと思っています。

 メールを開いて、掲示板をみて、自分に対する悪口がなかったとほっとしている毎日ですが、、。

 ホームページを作り始めたころは、メールをいただて、感動していた自分がいたのですが、で、今も、メールや掲示板ではじめての方から問い合わせやご相談をいただくと、うれしいのですが、一方で、メールや掲示板を開く瞬間に緊張する自分がいるんですよ。
 こんなこと、知っている方は少ないと思います。このホームページにも、一度も触れてきませんでしたし、、。
 
 で、仕方ないから、しばらくして、思い直したんです。びくびくしている自分は、きっといいことだと、、。ものは見方次第、考え方次第ですね。
 常に他人様から批判されかねない状況にいるから、私は、毎日緊張感を持って授業に臨める、送っていただいたテストの結果などを丹念にチェックし、徹底的に分析できる、皆さんに丁寧な返答ができるのだと思います。
 あるとき、こんなびくびく状態をいつまで続けるのだろう、と憂鬱(ゆううつ)になったりしたこともあるのですが、逆にびくびくしない自分となってしまったら、きっと、傲慢(ごうまん)な自分ができてしまって、そのときは、皆さんから、見放されるときかとも思うようになってきました。

 こういうときこそ、知恵の使いようですよね。
 この「びくびく」に対する対処法としては、私は、本で詳しくご紹介した「要するにたいしたことはない」とか、勝海舟の「失意淡然」などをよく使います。
 このふたつの言葉などのいずれかを、ぼそっとつぶやくことによって、私は、その瞬間にどこかすっとするのを感じます。一度試してみてください。困ったなあとか、どうしようとか、そんな状況にあるとき、だまされたと思われて、一度、つぶやいてみてくさい。「要するにたいしたことない」って、、。人生において、最善を尽くして、それでも、何か、不安みたいなものがのしかかってくることがあるかもしれませんが、そういう時は、こういう言葉で、少し視点を変えてみればいいんですよね。
 「要するにたいしたことはない」とか、「失意淡然」とか、何をつぶやくかは、自分に最もぴったり合う言葉であれば、何でもいいと思います。呪文みたいなものですから、、。でも、この呪文が、結構パワーを持っていたりします。

 仕事をするということは、あるいは、生きていくということは、何らかのプレッシャーを感じながら生活をするということを意味していると思います。で、そういう緊張感の中で、人は、自分を進化させていくのでは、と思っています。
 でも、そのストレスは、感じすぎると、それにつぶされてしまいます。ですから、私たちは、それを上手にコントロールするすべを知るべきなのでしょう。
 で、こうやって知恵を使って、困難な状況を、あたかもそれがなかったかのように、上手に切り抜けていく姿を、子どもたちにみせることは、それ自体が、子どもに対する教育にもなるのだと思います。
 私は、家族のみんなに、「工夫したら」というのが、口癖のようになっていますが、それを実際の場面で、具体的に実践し続けています。そうすれば、特に命令的なことを言わなくても、子どもたちは、その困難に、知恵をもって立ち向かうのを、当然と思って行動すると感じています。

 私たちが最も子どもたちに影響を与えうることのひとつが、知恵を使って、現状のさまざまな問題を、なんなく乗り切っていく姿だという気がするのですが、いかがでしょう?

 子どもが困難な状況の中でも目を輝かせて、その困難にぶち当たっていく姿には、子どもらしい活力を感じます。
 発展途上国、あるいは、難民キャンプで、ひどい状況にありながら、子どもたちが目を輝かせている姿は、テレビでよく見かけますね。もちろん、その悲惨さには深い同情を禁じえないのですが、子どもの自殺者の多い日本人に、考えるべきある視点を提供しているとも思うのですが、、。いったい何が子どもの目を輝かせ、子どもの目をくもらせるのか。それは、目の前の困難ばかりではないように思われてなりません。
 何が子どもの目を輝かせ、何がくもらせるのか、勉強に関していえば、どうしたら、子どもは、ノリノリで勉強して、どうしたら、やる気をなくすか、それを、いろんな観点から、私は記してきました。まだまだ、それは私の思考のほんの一部なのですが、皆さんの中には、すでに、多くのヒントを得られたと思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
 ぜひ今後も楽しんでお読みになり、ご活用ください。

2010年5月11日 9:37:48
 上の北海道の方、掲示板2に書き込んでくださいましたね。ありがとうございます。ヤムチャ母」さんです。言葉が踊っているような楽しい文章ですね。メールもこんな感じですよ。私がメールをご紹介するまでもなくなりましたね。
 椿さんの書き込みに、明るく返答をされています。皆さんもご覧ください。
 で、皆さんも気が向かれたら、ぜひお書き込みください。

 この続きは、ページをかえて、、。


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