家庭教師田口の視点(38ページ目)

2009年8月19日 15:44:45
 のりピーこと、酒井法子さんが覚せい剤使用の容疑で逮捕されましたね。
 私は、こういう仕事をしている関係で、どうしても興味のいってしまうことがあります。それは、この件に対する、所属事務所の対応です。

 教育と事務所の対応とどこが関係あるかですって?まあ、皆さんのご参考にもなるはずですから、一度お読みください。
 もしかしたら、すぐには、共鳴していただけないかもしれませんが、のちのち、なるほどと思っていただけるときがこられるのではないかと、、。それを信じて、、。

 彼女が所属しているのは、「サンミュージック」という事務所です。そこの社長さんは、サンミュージックに松田聖子という歌手が所属していたころから、私が注目し、尊敬していた方です。松田聖子の育ての親と言ってもいい方かと思っています。以前取り上げたように、松田聖子さんもデビューのとき(当時「(かわいこ)ぶりっこ」と言って世間からたたかれていたりもしましたが) から、とてもかしこい、素敵な方ですが、この社長さんも立派な方ですよ。名前は、確か相沢さんという方であったかと思います。尊敬しているといいながら、お名前をうるおぼえ、というのが、私らしいですね。社長さん、すいません。

 今回も、やはり、という対応です。
 「今のところ、契約解除は考えていない
というようなコメントでした。
 これって、押尾学容疑者が、同じく覚せい剤使用容疑で逮捕されて、エイベックス(avex)という事務所が、直後に契約解除を公表したのと、ほとんど正反対の対応でしたね。どこか、機械的な、アメリカ流の、冷徹な対応を感じて、今日の格差社会の底流に流れているものを感じました。
 もっとも、こうされる理由はよくわかりますし、私自身もこれを批判すること自体には、まったく興味がないということは、下を読み進んでいただければ、ご理解いただけるでしょう。私がしようとしているのは、もっと建設的な議論のつもりです。そして、これから指摘する点は多くの方がもたれた方がいい観点かと思うので、教育的観点とからめて、少し述べさせていただきますね。
 
 押尾容疑者に対する対応は、トヨタやキャノンといった大手のメーカーが、不況になったとたんに、正規社員以外を大量に解雇しようとしたというのに通じる、いわばアメリカ流のドライなやり方ですね。(私はトヨタやキャノンの経営者や幹部の方には立派な方がいらしたということを知っていますし、その中には、著書を何度も読みふけるほど、尊敬している方もおります。また、プリンタとスキャナーは絶対キャノンと思っている製品愛好者でもあるので、これをもって、2社を全面否定するつもりでもないです)
 私は、このトカゲの尻尾(しっぽ)切りみたいな対応に、どこか非人間的なものを感じて、短期的には、会社にとって、もしかしたら、プラスかもしれませんが、長期的には、かえってマイナスなのでは、とひそかに思ったりしています。確かに、すぐに会社の業績を上げなければ、という会社の皆さんのお気持ちも十分にわかるのですが、それがわかった上で、でもやはり、、と思うんですね。

 これまた私の尊敬する松下電工(現パナソニック)の創業者である、松下幸之助さんが社員を一人も首にしなかった、というよりも、しようという発想さえ持たなかったというのと、正反対な対応ですね。
 このときの松下幸之助さんの対応のすばらしさは、「経営の神様」というにふさわしいものでした。松下さんは、「不況もまたよし」といわれていた方で、実際、いつも、本来でしたら、みなが嫌がる不況をばねに大きく飛躍したのですね。

 このあたりは、いくらかいても書きつくせないので、話を戻しますね。

 エイベックスのほうは、押尾容疑者の未来を断ち切って、自分が悪いんでしょっと突き放しているかのような感じに響きます。確かに悪いんですけどね。だから、お気持ちはわかります。ですけどね、、、、。

 酒井容疑者の今回の事件のために、サンミュージックは、8千万円以上の損害をこうむったともテレビでいわれていましたが、でも、私は、彼女を全面否定できないと思っています。こういうどん底のときこそ、人はその人を支えていかなければ、ならないと思っています。
 彼女は、将来、きっともっと多くの恩返しをしてくれることでしょう。何かの形で、、。皆さんに、、、。何年先になるかは、想像さえつきませんが、、。

 彼女のご両親はもう亡くなっておられるのですね。無知なことに、知りませんでした。どちらかがご健在であれば、彼女がこうなっていたかどうか、、。

 彼女の楽曲などが、次々と、販売中止になり、広告契約を企業から打ち切られ(1社くらい、「様子を見守りたい」「彼女が復帰して、健全な生き方を取り戻したことが確認されたら、再契約をしてもいい」とかいう気の利いた、でも、リスクの大きい対応をできる会社はいないのでしょうか?見る人は見ていますよ)、彼女の出ている裁判員制度のPR映画のCDなどが、配布中止になったり、彼女に向けた多くの「仕打ち」が報道されていますが、その中で、大きな損失をこうむりながら、一人彼女を見放そうとしないのが、このサンミュージック社長でした。この方から、彼女に批判的な言葉は、ほとんどありませんでした。
 
 確かに、無難なのは、さっさと切り捨てることなんですよね。私が、ここで、いくら声高に叫んでも、ドライな対応をされる経営者の皆さんには、「素人に何がわかる」と一顧(いっこ)だにしてもらえないかもしれませんが、で、実際私の叫びなんて、1億分の1程度の響きしか持たないかもしれませんが、でも、いいたいですね。
 
 松下幸之助さん、サンミュージックの社長さんのつめの垢(あか)でも、、、って。

 会社の業績が悪くなるですって?事務所のイメージが悪くなるですって?
 本当にそうでしょうか?

 あなた方の対応を冷たいと感じた人も結構おられたかもしれませんよ。覚せい剤に何かのきっかけでおぼれてしまった、弱い人間の気持ちわかりませんか?あなただって、何かのきっかけで、そういう弱者になるかもしれませんよ。
 正社員でないからというだけで、人間を切り捨てて、自分たちを守ろうとする社長さん、みんな見ていますよ。あなたは、すでに大きな家に住み、仮に1年間無給でいても、生活に苦しむことはないでしょう。でも、あの人たちは、あの切り捨てられた人たちは、明日の生活に困るかもしれないんですよ。何か、方法はほかにありませんでしたでしょうか?

 「エコ」な会社の製品て、最近はよく売れるようになって来ましたよね。いわば自然に優しい製品です。人々は、会社に、「自然に優しい」ことを求めるようになってきているんだと思います。それが、めぐりめぐって、自分たちの生活によい影響を及ぼすとみんなが考えるようになったためでしょう。
 同様に、「人に優しい」「人を大事にする」会社というのも、今後の大きなテーマになるのではないでしょうか?下に述べるように、めぐりめぐって、私たちの生活に大きな影響を及ぼすと考えられるからです。

 たとえば、切り捨てられた人たちは、会社を社会をうらみますね。で、犯罪に走る例も多いのではないですか?短期的に会社の保身になっていることが、長い目で見たら、社会を揺るがすような事件の、遠い原因になっているかもしれないんです。絶望した人たちによる、無差別殺人の標的に私たちの肉親がいつなるかもしれないと思ったら、これは決して他人事ではないのです。
 もう少し、想像を働かせる余地があるように思えてなりません。

 「情けは人のためならず」(人に情けをかけるのは、その人のためででなく、回りまわって、自分自身のためである)、ということわざもあります。学ぶべき知恵でしょう。

 格差社会は豊かな人たちにとっても、豊かでない人たちにとっても、マイナスに作用するということは、多くの識者の指摘しているところで、私も同感です。
 たとえば、アメリカの大都市のど真ん中にできたスラム街は、それを象徴している現象でしょう。ここは、犯罪の温床にもなっているわけですね。そうすると、豊かな人たちも、大きな不安を抱え、セキュリティのために、大きな精神的、肉体的、経済的負担を強いられるわけです。
 ここ日本でも、かつては、ありえなかったような、無差別殺人の恐怖に直面しているというのは、先ほど述べたとおりです。
 これらの事件は、氷山の一角で、その下に、マグマだまりのように、多くの矛盾と不満が潜在している可能性も十分考えられますよね。
 
 確かに、押尾学容疑者も酒井法子容疑者も、悪いことをしましたよね。でも、悪意があったかどうかは、まだわかりませんでしょ。
 一方で、悪意の有無にかかわらず、世間に対する影響を考えると、罪を与えられるのは、仕方ないかもしれません。何よりも、当分、世間からは、ひどいバッシングをうけることでしょう。
 で、受けて仕方ないでしょう。

 災難をさける最良の方法は、災難をそのまま受け入れること、と私はどこかに書きましたが、酒井容疑者がすぐに、警察に出頭せず、逃げ回っていたことは、彼女にとって、あるべき態度ではなかったでしょう。今、彼女がとるべきことは、誠心誠意「ごめんなさい」と言って、その後の行動で、自らのあり方を律していくことしかないと思います。
 正面から、この「災難」をまともに受けることでしょう。
 
 仕事に復帰することも、すぐには難しいでしょう。いや、すぐどころの話ではないでしょう。
 で、このサンミュージックの社長さん、この方の対応は立派であったと思います。
 すぐに切り捨てようとせず、おそらくは、仕事に復帰できず、苦しみ続ける容疑者が更生するまで、支援をし続けられることでしょう。

 教育というのにも、そういうところありますよね。どうにも、はしにも棒にもかからない人間というものがいたりしますね。確かに、そういうのは、大人には多少いるような気がしますけど、子どもは、そうみえても、かかわり方次第で大いに変わる可能性があり、最初、「こりゃ大変な子だ」と思うような子でも、しばらくすると、少しずつ変化してきます。で、あるときから、急に変わってきたりします

 その変化をじっと見つめてあげることが教育ではないかと思います。

 教育は、いざとなったら、絶望のふちにいる子でも、救い出せるということに意味を感じる人たちが、担う仕事だと思っています。で、そういう教育に携わるものの一人として、なにか、そうそう人間をスパッと切り捨てていいのか、ほかにやり方はないのか、と思ったりするのです。知恵の出しようはないのかと、、。

 私の「魔法」にかかってくれた子の中にも、もともとは、大変な子がいっぱいいるのですよ。こちらの知恵と工夫と忍耐と人間性で、子供は180度変わったりします。その様子、私のかかわりの一端一端は、このホームページのいたるところに見ることができるでしょう。
 
 トヨタやキャノンなどが、非正規社員の大量解雇を発表したとき、多くの日本人が違和感を感じたのではないでしょうか?
 で、私は、押尾学容疑者が逮捕されたとき、エイベックス社のとられた対応にも、違和感を感じました。それは、似たような違和感です。
 
 サンミュージックの社長さんが、今回、すぐに解雇しない(おそらく、本人から言い出してこないかぎり、会社の方から契約解除してくることはないかと思います)ことを決められたのには、日本人の一人として、共感を感じます。

 短気に、だからあなたはだめなんだ、と見捨てない。大人では、私も、この人と行動を共にすると、仕事その他に害が及ぶと判断したとき、距離をおく、ということをとることがあります。
 それは、その人が嫌いだとか、そういうものからの判断ではなく、そういう人に自分の人生(特に仕事。この仕事は私の命なのです。きどりすぎですか?本気なんですけど、、)を振り回されたくないという、冷静な判断からです。
 
 でも、私は、すぐにそれをすることはないですし、その方が、実際に誠意を持って対して下さるかぎり、こちらも精一杯の誠意を示したいと思っています。

 このサンミュージック社長さんのすぐに切り捨てないという姿勢、子どもさんとのかかわりにおいて、とても参考になることではないかと思います。

 ほとんどの子どもは、こちらが適切に対応して、じっと見守れば、そのうち、少しずつ少しずついい方向に変わります。
 その変化は、1日1日では、たいした変化でないかもしれませんが、半年とか1年とか2年とかいう単位になると、とても大きな変化になります
 あるとき、急に変化をしたりもします
 私は、それを仕事をしながら、日々実感しているのです。

 もちろん、こちらが適切な対応をすれば、ということですが、私は、そのヒントをすでに、さまざまな角度から記してきていると思っています。ぜひ、お読みになり、あなたの心の奥にまで、しみとおらせてください。

 子どもは、小さければ小さいほど、早ければ早いほど、打つ手が適切であれば、変わるのが早いです。
 「ちょっとの差が大きな差
 これは、教育(あるいは人のかかわること)全般について言えることかと思います。

 じゃあ、高校生はかわらないのか?といったら、そんなことはないです。個人差がありますが、、。

 そのすぐに変わるだろう、というおおよその目安は、「純朴さ」にあろうかと思います。本人がどのくらい純朴さを心に残しているか、そのあたりが目安になろうかと思います。仮に私が教えることを想像してみてください。教える前から、「田口が何だ!」みたいな態度を示しそうだ、ということがなければ、まず大丈夫かと、今の私は思っています。そういう子でなければ、対応さえ間違えなければ、すぐに変わります。
 一方、「純朴さ」のない子は、一般に、時間がかかるかと、、。
 言っておきますが、私は、今まで、ほかの家庭教師が投げ出した子(レベルが高すぎて、というのも含め)など、どんな子も受け入れてきました。で、そのほとんどで、時間のかかるかからない、はありましたが、結果を出してきました。

 実際、前のページで記した高2の男の子は、2ヶ月した現在、すでに大きな変化をしてきています。ちょっと(いや、かなり?)「のんびりや」の性格を持ってしまっていた子ですが、ずいぶん、その「のんびりや」ぶりを脱却しつつあります。お母さんがどうにもてこずっておられた子です。
 まだまだ変わるでしょう。いい子です。彼にも、いろいろと小さな「純朴さ」を感じ取っていました。きちんと彼の様子を知らせてきてくださるお母さんにも感謝をしています。お母さんのご努力による部分もあるかと思います。
 いろんな子のいろんな変わり方もこのホームページを読み返していただければ、ご理解いただけるかと思います。家庭教師は、「子供の再生工場」みたいな側面をどうしても、持たざるをえないですよね。

 ということで、お母さんいつもメールありがとうございます。私は、ホームページどおりだったでしょ。??
 
2009年8月27日 9:33:20
 前回の文章、「ホームページどおりだったでしょ。??」という終わり方をしたところ、そのお母さんから、早速メールでご返答いただきました。私自身は、ご返答をいただくつもりで書いたわけではなかったのですが、わざわざありがとうございます。すいません。
 お母さんご自身のご快諾をいただいたので、メールの一部、下に貼り付けさせていただきますね。プライバシーに配慮して、本人の名前のところはAに変えさせていただきました。それ以外はいじっていません。文章お上手でしょ。もっとも私は、文章の上手さよりも、お気持ちの方を大事にする人間ですが、、。では、、。

「視点」拝読しました。 「あ、Aのことだ。」と思いながら、読み進めていくと、最後 、私に話しかけられていて、思わずPCにむかって、 「は、はいっ!」と頷きながら返事してしまいました。 もちろんです。先生はHPどおり。何も変わりません。(想像 していたより、優しいお声だということくらいで。)
(田口注:えっ?私にきつそうなイメージでもありましたか?私は基本的に優しいですよ。そういえば、掲示板のミントさんの娘さんも、はじめて教えた後、「やさしい。わかりやすい」と感動してくれたそうです。彼女も、半年たった今、朝絶対起きれなかったのに、起きれるようになったとか、大きく変貌しつつあります。なかなかの「魔法」ぶりですね。いい子です。ミントさんからのきちんとしたメールにも感謝しています)
「視点」は、もう何年も前から、拝読していますが、その「視 点」のどこをどうとっても田口先生ですし。いつも下さるメー ルの中でもやはり同じ田口先生です。私の中でブレる事がない です。いつも同じ位置(変わらぬ視点)でドッカリとして下さ っているお陰で、迷ったときの道しるべ的存在だったりします 。(北極星?のような?) いや、でも、視点を読ませていただいて、やはり小さいうちじ ゃないと変わるのは難しいのだな、覚悟して掛かろう。まだま だこれからだ。と思っていた矢先、すぐ次が更新されていて、 「じゃあ、高校生は〜」と読んだとき、そう、それ。それです !と嬉しくなりました。A本人の事が書かれているとは思いも しませんでしたが。 ありがとうございます。これから変わっていくであろうAを、 毎日大切に見守りたいと思います。よろしくお願いいたします 。


 こちらから、ご了解をいただいて、載せさせていただいたものの、いざ載せるとなると、人様からの、おほめの言葉は少し照れますね。私は、自分をありのままさらけ出す場はここしかないと覚悟を決めているので、自分で自分のことを、あれこれ記すことには、なれてきたのですが、、。でも、そのまま載せさせていただきます。これを励みに、エネルギーにがんばらせていただくつもりです。

 誤解のないように、申しておきますが、私の教えている子の半分以上は平均的なレベルよりもかしこい子で、その子たちは最初はともかく、今は私の教える能力だけを求めてきていると言ってもいい子達です。その中には、すでに、全国でトップレベルの中学、高校(名前を言えば、即座に「かしこいのねぇ」と言っていただけるほどの)に行っている子も何人かいます。
 初めからかしこい子もいれば、私が教えてかしこくなって、そこまで達したという子もいます。また、学校や塾のレベルについていけなくて、私が教えることになったという子もいます。こういう子を教えるにつけても、かしこくなるかどうかは紙一重という感じがしているんです。
 教える能力は、私たち家庭教師の基本ですし、それ抜きに、小手先で子供たちを操ろうとしたら、大きく誤ることになろうかと思います。

 上の子(Aくん)の場合、英語と物理を教えていますが、私はいきなり数学を質問されようが、国語を質問されようが、古文を質問されようが、全教科にわたって、ほとんど瞬時に答える能力を有しています。しかもその子のレベルに合わせて、、。それは、中学受験から大学受験まで、小学生から、高校生、浪人生まで変わることはありません。
 よく聞く、問題を説明する前に、たじろぐみたいなことは私の場合、めったにありません。教えるのがわかりやすいためには、教える内容の知識において、圧倒的なものがあることが必要です。それが余裕を生み、わかりやすさを生むのだと思っています。
 私が「家庭教師は職人であれ」と考えるゆえんです。

 こんなことを書くと、私ががんばって書いているように思われる方がいるかもしれませんが、別に、ことさら気負って、書いているわけでもないですよ。そんなことしても、いつか化けの皮がはがれますからね。というか、もうこれだけ長い間かいてきたら、とっくに化けの皮がはがれていることでしょう。化けの皮がはがれていたら、きっと、掲示板も悪口だらけになっていたことでしょう。
 いずれにせよ、皆さんの目で、私が申していることの「真実性」を、お読みになりながら、経験に照らして、ご確認いただければ、と思います。

 Aくんの場合、私の教える能力以外の部分も多く求められている気がしますが、いずれ、教える能力だけが求められる子に変わっていくことでしょう。
 お母さんにとっては、ときに悩みの種だったりするのかもしれませんが、私にとっては、いい子です。物理でたまたま学校の先生のわかりにくい授業にあたって、苦しんでいるようですが、理系のセンスは抜群のものがあります。楽しみな子ですね。

 勉強のできなかった子が、勉強できるようになっていく過程で、あるいは、やる気のなさそうに見えた子が、次第にやる気を出して、「かしこい子」の仲間入りをする過程をみるにつけ、私は、「かしこいかしこくない」の差も、もともとはそれほどなく、私たち周りの人間のかかわり次第ではなかろうかという気がしています。そのあたり、子供の能力は、本当に紙一重であると、、。
 皆さん、そのかかわりの結果、ある子がかしこくなったとき、その結果だけで、「あの子はかしこい」と、もともとかしこかったような錯覚におちいるんではないかと思います。





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