家庭教師田口の視点(186ページ目) 

 このホームページは、最初はご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです
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2023年3月2日(木)

 3月になって、少し暖かくなってきましたね。完全武装して自転車に乗ったら、暑いこと暑いこと。

 今回はほめ方について書かせていただきますね。以下の3点にしぼって。

1,しつこくほめる

2,あとからほめる

3,間接的にほめる

 これは私がほとんど無意識に実践していることです。私にとっては当たり前のことですが、当たり前ではない方もおられるかもしれませんね。

 でも、その有効性を知っていただけたら、実践してみようと思われる方がおられるかもしれませんね。すでにこのホームページや私の本でもご紹介している内容ですが、少なくともこのホームページでは、

「どこに書いたのだろう?」

と私自身が思うくらい「昔」に書いた(確か何回か繰り返し、少しずつ書き方を変えて)ことなので、よっぽど熱心に読まれれている方でなければ、目にされていないかもです。

 もう目にしたことがあるという方は、飛ばされてもいいです(今回も少し視点を変えて書き出すつもりですが)が、そういう方のほうが少ないでしょう。なにせ、「巨大なホームページ」なので。

 皆さんの教育、子育てのバイブルになればと思って、ホームページや本(私の最新刊「伸びる子とそのためのアプローチ」ご紹介いたします私の2作目の本紹介いたしますなどご参考に。私のホームページに共感していただける方には価値ある本であると思います)であれこれ書き出しています。

 ホームページは、気楽に読んでいただいて、教育や子育てのコツを身につけていただければ、と思って書いてきました。ある意味、気ままに書かれているので、順序だっていないところがあるかもしれません。本のほうは体系的に記されていますので、体系的に知識をえたいとか、ゆっくり読んでいる暇がないという方にはこちらがおすすめです。よろしくお願いいたします。

 まず、1,しつこくほめるです。(つづく)

 

 

 

2023年3月6日(月)

 そういえば、「少し変わった子」、内部進学で、高校に上がることになったのですが、希望通り一番トップのクラスに行けることになりました!

 実は、学校の先生からは、よっぽどいい点数を本番でとらないと難しいと言われていたらしいので、心配していたのですが、お母さんのお話ですと、本番でとてもいい点数をとったみたいで、学校の先生からもものすごくほめられたようです!

 お母さんのお話では、

「難しい子」

と学校の先生方から小さいころからずっと思われていたようで(個人的には学校の先生のかかわり方の方に問題があったと思うのですが)、今回ほめられたのがお母さんとして「とてもよかった」ことのようです。私はぜんぜん難しい子と思ったことないのですけどね。

 確かに一生懸命がんばっていましたし、それが報われて、私もとてもうれしいです。

 少し変わった子」君、よかったね!いつもがんばってくれてありがとう!

 彼、今、もう大学入試を意識してがんばっているんですよ。立派ですね!

  彼なんかも、私がしかったり、怒ったり、彼に何かを強制するようなことを言ったりしたら、これほどがんばれなかったのではないかと思います。

 彼からは、教育者としてのあり方はもちろんのこと、人間のあり方として、勉強になることが多いです!本当にまじめでいい子ですよ!

 

 

 

2023年3月9日(木)

 前々回のつづきです。

 しつこくほめる、というのは、とても大事な発想だと私は思っています。

 往々にして、私たちは一度ほめたからもう十分というふうに思いがちですが、私の経験ですと、同じことで繰り返しほめてあげても、子どもたちから

「しつこいなあ」

というふうな反応が来ることはないようです。

 けなし言葉は一度でもされるといやな子がほめられるのは何度されてもいやがらないというのは、十分ご理解いただけるのではないでしょうか?

 ほめてばかりいると、子どもたちが調子にのってしまうということを心配される方もおられるかもしれませんが、大丈夫です。

 「現実のきびしさ」が調子づかせないようにもっていってくれます。私たちは、そういう厳しさに直面した子を守ろうとするのではなく、必要があればそれに対処する知恵みたいなのを授(さず)けるチャンスだと思えばいいのです。

 で、厳しい現実をうまく乗り切った子をほめてあげれば。

 「厳しい現実」から子どもたちを守ろうとがんばり、一方で子どもたちにきびしい言葉をかけつづけたら、子どもたちがどういう子になってしまうかをご想像いただけたら、私の申していることはご理解いただけるかと。

 これについては家庭教師田口の視点(47ページ目)

家庭教師田口の視点(48ページ目)家庭教師田口の視点(74ページ目)などの「言葉と環境」のお話ご参考に。(つづく)

 

 

 

 

2023年3月13日(月)

 前回のつづきです。

 つづいて、2,あとからほめるについて、お話しますね。

 私は、抽象的に、

「がんばって」

みたいなことだけを言うことは、あまり好まないのですね。少なくとも、本人が具体的にどうがんばればいい結果が出るかがわかっていないのに、「がんばれ」的なことを言っても、本人にとっては単なるプレッシャーにしかならないと思うのです。

 ですから、私は、本人をはげます前に、どうしたら本人の伸び悩みなどが解決できるかなどを具体的に伝えることを考えます。

 そのうえで、「がんばって」的な言葉を伝えることはあります。

 で、そのうえで、本人ががんばって、いい結果を出したりしたら、

「えらいね!」

「よくがんばったね!」

的なことを言うようにしています。(つづく)

 

 

 

 

2023年3月16日(木)

 前回のつづきです。

 具体例には事欠かないのですが、、、。

 そうですね。この「あとからほめる」で、私が一番印象に残っている子がセンター試験(今の共通テスト)で96%とって、トップレベルの国立大学の医学部に受かった天才少年です。

 信じていただけるかわからないですが、彼、私が教え始めたとき、落ちこぼれだったのですよ。

 なぜ落ちこぼれだったかというと、一部の勉強(数Ⅲと英語)だけまったくしなかったからです。当然お母さんは、

「なぜ勉強しないの?」

という感じで、何度もしかるように伝えたのですが、まったく聞く耳を持たなかったようです。

 彼は、数Ⅲと英語で0点近い点をとっていたわけですから、当然勉強しなければならないわけです。

 でも、その理屈を言って、

「はい。そうですね」

と素直に勉強する子でしたら、とっくに勉強していますよね。

 そういう子に理屈を伝えても、おそらくいやがられるだけではないかと思います。

 かかわりに関して「ちょっとの違いが大違い」の典型的事例でしょう。(つづく)

 

 

 

2023年3月20日(月)

 前回のつづきです。

 彼がなぜ印象的だったかというと、私の能力のすべてがハイレベルに使われたということにあります。

 学習内容(私が教えるべき内容)もかかわり方もきわめて難しい子のように思われたからです。最終的には、学校の先生から、

「君なら東大の医学部にも受かる」

と太鼓判を押され(実際には本人の希望でほかのレベルの高い国立大に進みましたが)、慶応の医学部を受験した直後、

「簡単だった」

と言い、学校から頼まれて、早稲田の政経や慶応の文系2学部も受験して受かっていましたから。

 当初落ちこぼれだった子が「学校の誇り」になったわけですね!

 もちろん、それを教える私の側もハイレベルな学力を求められたわけです。

 そして、かかわり方も、おそらく普通の教師でしたら、途中で投げ出したくなる(逃げ出したくなる?)ほど難しかったように感じています。

 これこそ、私「家庭教師馬鹿」にとっては、自分の能力の発揮のしどころですね!(つづく)

 

 

 

 

2023年3月23日(木)

 前回のつづきです。

 彼のように、最終的に天才的学力を身につけた子の話をすると、

「その子はもともと天才だったから」

的なことを言われる方がいるかもしれませんし、実際、そういう面もあるかと思うのですが、さすがに国立大学の医学部となると、天才的能力をもっている子でもなかなか受からないというのが実情です。

 皆さんも周りで、とても賢い子なのになかなか国立医に受からないという事例をご覧になっているかもしれません。

 実は、彼自身のお兄さんがそういう状況だったのです。

 お兄さんは、彼が現役で受かった時、すでに2浪だったかと思います。

 お兄さんのほうが彼よりもよくできる子だったようで、だれも知る全国でもトップレベルの中高一貫校を問題なく卒業していて、でも、国立医は2浪してしまったのですね。聞きにくかったので、3浪になってしまったかは聞きませんでしたけど。

 お兄さんは中高で問題ない成績をとったために、私が教えることがなく、彼自身は、「おちこぼれた」ために、私と巡り合ったのですね。

 私自身もこういう「難しい子たち」がいるおかげで、今も頭を、能力を進化させ続けることができるわけですね。

 私は一見大きなマイナスの状況も大きなプラスに転化しうると信じている人間ですが、この時も強くそれを感じました。(つづく)

 

 

 

2023年3月27日(月)

  前回のつづきです。

 で、この子の場合、2,あとからほめるを特に多用したわけです。頭のいい子だけに、また、先生に対する選別意識が強いと思われる子だけに、こちらもほかの子よりも伝える言葉、そのタイミングに慎重になった覚えがあります。

 たとえば、こんな具合です。

 彼、教え始めのころ、私の授業を間際にキャンセルしてくるのですよね。たびたび。

 その理由が

「部活で今学校にいるから」

でした。でも、不思議だったのは、私の授業が始まるのは夜中の11時くらいでしたので(その時は私はとても忙しくて、きっとその時間帯しかあいていなかったのでしょう)、そんなに何回も、そんなに遅くまで部活があるとは考えにくかったことです。ですけど、私は、

「そうですか。了解です」

くらいの返答で、一切彼に疑問を込めたメッセージを伝えませんでした。

 もしかしたら、うそをついているかもしれませんし、そうでないかもしれませんが、私がすべきことは彼をいい方向にもっていくことで、彼に論理的に問い詰めることではないのですね。事実を明らかにすることではないのですね。

 私たちは警察ではないのです。私たちは教育者なのです。(つづく)

 

 

 

 

2023年3月30日(木)

 毎回ページの最後は私の失敗談や驚いたことなどを書き出しているのですが、今回も前のページの最後のつづきで、再度自転車がパンクしてしまった、というお話のつづきです。)

 アヤハディオでパンクを直していただいたのですが、1週間もしないうちにその同じタイヤが再度パンクしてしまったわけですね。これにはまいりました。

 しかも故障したのが真夜中ですから、とりあえず、自宅に自転車を押しながらとぼとぼともんもんと帰らざるをえませんでした。

 で、翌朝一番にとりあえず、アヤハディオの自転車コーナーに電話することにしました。

「先日直していただいたパンクなんですけど、昨日の夜パンクしてしまったんです。そのときパンクを直してくださった方とお話したいのですが、おられますか?」

と伝えたところ、

たぶん、僕だと思いますが」

と電話を受けてくださった方が答えられました。電話口の声やしゃべり方と直接修理時にお話したときのそれとが違っているように感じたのですが、どうもご本人のようです。

 あちらも内心、すぐにパンクしてしまったという話を聞いて、

「え?」

という感じだったと思います。あせられたことでしょう。それが「たぶん」にあらわれている感じがしました。でも、冷静に対応してこられました。私もできるだけ冷静にお話することにしました。

 トラブルが起こったときに冷静さを欠くと「二次災害」とまではいかなくても、「事態の悪化」にみまわれるかもしれませんしね。何よりも、こちらのことを思って一生懸命接客してくださったあちらが気の毒ですね。

(次のページの最後につづく)

(次回はページを変えて)

 

 

 

 

 

 少なくとも本人が自力でがんばって結果がでたと思うのが理想。

 田口にサポートを受けたというのを忘れて。私たちは黒子。

 天才少年落ちこぼれだった。教え方の問題、かかわり方の問題だった。 

 天才少女のセンター試験の問題を解くやり方 遠回り 賢くなるが、時間内にとかなければ

長年教育に携わっている方、生徒からひどい言われ方。なぜか。

「無理をしないことのリスク」クスリとリスク

天才君、天才少女のほかの子たちとの勉強方法の違い

採点者に優しい答案を書く

赤ちゃんがなんでもなめるのはなぜ 除菌の危険性

泥をなめる子と除菌の成分をなめる子

お母さんもよく質問してこられた

 「先生と言われる人間にはろくなやつはいない」と言ったとき

「理屈は死んでいる。世間は生きている」

ぼそぼその先生

「ちょっと変わった子」苦手だった科目が、一番に逆転。得意不得意はこんなもの。

ほめ方のこつ、あとで、間接的

テスト後復習に力を入れる。

 

  

 

 

 

評論家にならぬこと。「少し変わった子」が「wrongの意味は何ですか」と聞いたら、「そんなの自分で調べれば」という子より、「少し変わった子」のほうが伸びているという現実。理屈で正しそうに見えることが実は正しいとは限らない例

いじめ対策

 

 

 

 

 

 

 

高田元社長 試練

学校でトラブルをよく

学校の先生、会社の社長が子どもたちや部下に厳しくても通用するのは、いざとなったら、「切り捨てる」ことができるから

 その知恵の発揮どころは、子どもたち一人ひとりによって異なるようなところもあります。

 私は、ある意味、この仕事に体をはっている、人生をかけている、文字通りの「家庭教師馬鹿」なのです。

 

 

 

 

 

  

 

 


もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。

 

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