家庭教師田口の視点(183ページ目)
(ぜひ、楽しむようにお読みくださいね。いい知恵をもらった、という具合に、、。目が疲れるというような方は、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)
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2022年12月1日(木)
最近知り合いになった方で、塾を経営されているという方から、
「どんな教科を教えているのですか?」
と聞かれて、
「全教科です」
とお答えしたら、驚かれました。
「何年生を教えているのですか?」
と聞かれたので、
「高校生、浪人生までです」
とお答えしたら、さらに驚かれました。厳密には、大学生や社会人も教えたことありますけどね。
「受かった子の中には 京大や国立大学医学部に受かった子もそれぞれ複数いますよ。しかもそのうちの何人かはもともとは『落ちこぼれ』みたいな感じでした」
とお答えしたら、
「それはすごいですね。僕なんか、滋賀大学に受からせたというのが精いっぱいのところです」
と答えてこられました。
私は、これは私が家庭教師専業だからできることだと思っています。塾などを経営していたら、いろいろな雑務に追われて、教える頭を作り上げるということに専念できませんよね。
ある意味、教えることに特化して頭を進化させてきた「家庭教師馬鹿」がなせるわざかと思っています。私が自らを「家庭教師という職人」と申しているのもこのあたりかかも来ているのです。
おかげで、いろいろ抜けているとこともありますけどね。。。。。
2022年12月5日(月)
もし身近にお子さんがおられるお宅があれば、次の式を解かせていただけたらと思っています。m>0です。
1.60×m×9.8=1.20×m×9.8+1/2×m×v²
中学生(公立中学でしたら3年生以上)、高校生でしたら、まず解ける問題でしょう。ちなみに答えはv=±2.8です。スムーズに解けたでしょうか?
それと、解き方に注目してほしいのです。時間がかかっていたり、まちがえていたり、途中で、1.60×9.8の計算(掛け算)をしていたら、私が次回お示しする解き方を見せてあげてほしいです。
ちなみに、この式の計算に掛け算はほとんどいりません。
実は、これ私が最近ある高校生を教えているとき(高校から教えた子です)に、物理の問題で出てきた方程式なのです。正直、中学レベルの計算問題ですが、子どもたちのセンスが問われる問題で、でも、スムーズに解くには学校や塾ではほとんどまったく教えられていない「センス」を必要とするのです。
こういうのを解くセンスをいっぱい問題を解くうちに自然と身につける子もいれば、相変わらず、掛け算がんばって、時間がかかったり、まちがえたりする子がいるのですね。後者の子の方が多いというのが現状です。
数学や算数だけでなく、古文でも、現代国語でも、英語でも、理科でも、社会でも、おそらくほとんどの科目で、絶対知っておいた方がいいけど、身についていない「センス」というのがあります。
今回はたまたま物理でいい問題に出会ったので、ご紹介しているにすぎないと思っていただけたら。
次回お示しする解き方をお子さんにお見せいただけたら、学校や塾でこういった「センス」がほとんど教えられていないということにお気づきいただけるかと。(つづく)
2022年12月8日(木)
さて、1.60×m×9.8=1.20×m×9.8+1/2×m×v²の解き方ですね。私はこう解きます。
まず、両辺をmで割ります。
1.60×9.8=1.20×9.8+1/2×v²
次に、1.20×9.8を左辺に移項します。
1.60×9.8-1.20×9.8=1/2×v²
次に、左辺を9.8でくくります。
(1.60-1.20)×9.8=1/2×v²
次に、かっこの中を計算します。
0.40×9.8=1/2×v²
次に、両辺に2をかけます。
0.40×9.8×2=v²
次に、左辺を分数表示にします。
4×98×2/100=v²
98=49×2なので、
4×49×2×2/100=v²
ゆえに、
v=±2×7×2/10=±2.8
です。丁寧に書いたので、長く見えるかもしれませんが、簡単な計算ばかりで、計算ミスのリスクもなく、解く時間もはるかに短くてすみます。(つづく)
2022年12月12日(月)
もし、上の解き方をお子さんにお見せになった方がおられたら、きっと、
「学校でも塾でも教えられていないよ」
ということを言われるのではないかと思います。
ただ、これは、計算をすばやく、楽にするために重要な知識であるということは言えそうだという認識は持っていただけたかと思います。
前にも申したように、学校や塾で教えてもらっていないが、教えてもらっているかいないかで圧倒的な差がつくほど重要だということは、この数学だけに限っていえることではないのですね。
たとえば、現国でいえば、教科書に載っている文章、作品の解説、鑑賞みたいなのには、十分授業で時間がかけられているけど、いざ定期テストや受験問題をどう解くか、というコツみたいなのは、まったくと言っていいほど伝えられていないというのが現状です。私自身も教えてもらった経験がなく、自分でいっぱい問題を解いているうちに身についたという記憶があります。
実際、こういうコツを知らず知らずに身に着けてしまっている子もいれば、そうでない子もいるのですね。で、それが子どもたちの学力差につながっている部分も大きいような気がしています。
知らず知らずのうちに身につけていない子にはそれを教えたほうが絶対いいというのが私の認識です。
「またあ、田口は大げさな」と思われた方は、ぜひお子さんに上の問題を解かせて、そのあと私の解説を読ませてみてください!
2022年12月15日(木)
間際に、どうにもならず、私を頼ってこられるお宅が結構おられます。正直、もう少し早めに問い合わせていただけたら、と思ったりします。そのほうが、コスト的にも、最終的な結果を考えても、本人の物理的、精神的負担をを考えても、はるかに楽だったように思われることが多いです。
歯医者さんで、歯の予防処置を普段からしていただいた方が、歯が悪くなってあわてて歯医者さんに駆け込むのよりもいろんな点ではるかにいいというのと同じです。
ただ、メリットもあるのです。時期が時期だけに、いろんな点でこちらに合わせてくださることが多いということです。
スケジュールがなかなかあかなくて、こちらが
「これこれこういうスケジュールでもよろしいでしょうか」
とお聞きしても、
「はい。あいているスケジュールはすべてお願いします」
みたいな感じで対応してくださったり、本人も「やばい!」と思っているので、本気度がぜんぜん違ったりします。そういう点ではとてもやりやすいです。
「企業などでも、中途半端に悪いよりも、どん底のほうが改革をやりやすい。なぜなら、もう後がないので、こちらの提案に全面的に協力してくることが多いから」
みたいな話をあるコンサルタントの方がおっしゃっていたのを見たことがありますが、教育関係のことにも当てはまる部分があるような気がしています。
ものごとには、いい面と悪い面があり、悪い面を見るのではなく、いい面をうまく利用して、よい方向にもっていくことが大事だ、というのは日々の格闘のなかでよく感じることです。
2022年12月19日(月)
少し前に「学歴は最高のブランドである」というようなことを書いたかと思うのですが、今回は、なぜ私がそう思うかというお話をしますね。
いわゆるグッチとかフェラガモとかいう「物というブランド」に対して、学歴はものではなく「人間の能力のひとつを表す、一種の指標としてのブランド」という点がまずあげられるかと思います。
前者が所有物であり、お金さえ出せば買えるものであるのに対し、後者は個人の能力の指標であり、その獲得のために相応の努力しなければ手に入らないものであるということです。
東大というブランドが欲しいと思っても、おいそれと手に入るものではないですね。だから、価値があるのではないかと。
人はその前に、「コツコツと能力を磨く」という努力を積み重ねなければならず、その努力の結果として得られたものに、世間は高い評価を下しているといえるでしょう。
女の子がグッチをいっぱい持っていても、それをうらやましいと思う人は一部の人でしょうし、かりにうらやんだとしても、それは「物」に向けられたものであって、個人の中身に向けられたものではないともいえると思います。(つづく)
2022年12月22日(木)
前回のつづきです。
もう一つ大事な視点として、学歴は一生ついてまわるということですね。いい学歴にしろ、悪い学歴にしろ、生涯背負い続けるものだということです。
たとえば、上であげたグッチやフェラガモなどは、いらなくなったら捨て去ることができ、その瞬間、その「ブランド」は消え去るのですが、学歴は捨て去ることができないものです。
そういう意味でも、学歴は周りの人間が与えられるもののうち、最も大事なものであるといえるでしょう。
さらにいいますと、あなたが仮に財産をすべてなくしても学歴だけはなくならず、あなたを支えてくれるかもしれないという面さえあるかと思います。
私は、最近、こういう「かけがえのない財産」を形成する手助けをしているのだという使命感みたいなものを強くもつようになってきました。
文字通り、体をはってするだけの価値のある仕事だという認識を強くしつつあります。
2022年12月26日(月)
「少し変わった子」が冬休みの宿題の冊子の別冊解答をよくなくす(だいたい一時的にですが)ので、こうアドバイスしました。
「模範解答は本体の問題集に挟み込んでおくといいよ」
と。
これ、すでに私の本やこのホームページでご紹介したことがあるかもしれませんが、大事なことである子もいるかもしれないので、ここでもとりあげさせていただきますね。
ものをなくさない工夫はいくつかあると思うのですが、大きなものといっしょにしおておくということもとても有効な方法であると思います。
カギなどもひとつひとつを単独でもっているとなくしやすいですが、大きなカギといっしょにしてまとめておくとなくしにくいですよね。
ものをなくさないということは勉強を効率的に進めるうえでとても大事なことでです。いったんものをなくすと、探しだすのにとても時間がかかるということは多くの方がご存じかと思います。
例によって、私はただ単に
「物をなくさないでね」
ということは好まないのです。アドバイスは具体的であることを要すですね!
2022年12月29日(木)
毎回ページの最後は私の失敗談や驚いたことなどを書き出しているのですが、今回も前のページの最後のつづきで、再度自転車がパンクしてしまった、というお話のつづきです。
とにかく困りました。そこ(西大路八条)は自転車屋さんのない、「空白地帯」なのですから。仕方ないので、とぼとぼとコンズサイクルさんへ向かっていきました。
むなしく自転車ころがしながら、そのときです。私にふと思いついたことがありました。
もしかしたら、アヤハディオ(その近くにあるホームセンターです)で直してもらえるのではないか?確か自転車修理していたような。お店に入ったところで。奥は自動車の修理受付で。その手前!わからないがとりあえず行ってみようと。
アヤハディオでしたら、そこから歩いて10分くらいの距離ですし。砂漠でオアシスを発見したような気分でした。
お店の中に入っていくと、やはり自転車の修理をしていそうなところに行きつきました。うん、これはいける!
別のお客さんの対応をされている店員さんの手の空くのを待って、声をかけました。
「こちらで自転車のパンク直していただくことはできますか?」(次のページの最後につづく)
(次回はページを変えて)
※もか体から、読みたい(ころを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。
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