家庭教師田口の視点(180ページ目) 

 このホームページは、最初は、ご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです
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2022年9月1日(木)

 視点余話です。

 実は、最近気になるお店があるのですよね。

 わけあって、私の仕事からの帰宅が深夜になることがたまにあるんです。で、その帰宅途中で、あるラーメン屋さんの前を通りかかるのですが、だいたい夜中の11時ごろにのぞくと、お客さんが一人も入っていないのですね。

 でも、そこの店長さんらしき方はいつも前を向いて、いつでも対応できるようにされているんです。きっとあの姿勢でずっと待っておられるのですね。その職人的生真面目さに心打たれるとともに、なかなか入って来ないお客さんが来られるのを待っておられるお気持ちを想像して、何かせつない気持ちにもなります。

 もともとは、存在そのものには気づいていましたが、全く気になっていないお店でした。でも、あるときふとのぞいて、

「あ、お客さんがいない」

と思ったのがきっかけて、そばを通り過ぎるたびにのぞいてみるようになり、そのうちのぞき忘れると、忘れ物でもしたかのような気分になります。

「あ、のぞくのわすれた!」

って。

 で、のぞくたびにお客さんが入ってられず、でも、店長さんらしき方のひとり店先に目を向けておられる姿が気になりだしました。

 そのうち、

「足が疲れたりされないのかなあ」

とか、余計な心配までしだして。

 もっとも、夕方の6時ごろのぞくと、お客さんが何人か入っておられるので、1日中お客さんが来られないということでもないようです。

 一度でもいいから、深夜にお客さんが入っているところをみたい。これが私の小さな希望です。また、変化があったら、ここで書かせていただければ。

 それにしても、このお店の何が私をひき付けるのでしょう?

 

 

 

 

2022年9月5日(月)

 今回は、言葉と環境について、もう一度とりあげようかなと思い、ここに載せさせていただきますね。

 このホームページでも、もうずいぶん前にとりあげ、私の本でもとり上げているのですが、私の教育に関する思想の核となるものなので、もうそろそろもう一度これについて、この場で書き出していってもいいかなと思い始めました。

 きっと、私の「言葉と環境」を初めて見たという方もおられることでしょう。

 もし、以前ご覧になったことがある、という方(きっと熱心に読んでくださっている方ですね。ありがとうございます!)は復習のおつもりでお読みいただければ。

 私は、言葉と環境という2つの言葉に、それぞれ形容詞をつけ、「やさしい言葉」と「きびしい環境」と呼んでいます。もちろん、教育のあり方についてなのですが、子どもたちにかかわるとき、言葉はやさしいものでなければならず、環境はきびしいものでなければならない、ということです。

 子どもたちにいくらきびしく言ってもだめだ、言うことを聞かない、という方は、ぜひお読みいただけたら。

 「やさしい言葉」と「きびしい環境」の逆は「きびしい言葉」と「甘い環境」です。これが危険であることは、たとえば、子どもたちに、ほしいものはなんでも買ってあげて(「甘い環境」)、一方で、

「何回言ったらわかるの!」

「なんでそんなこともできないの?」

みたいな言葉を大声で、しかりつけるように言ったりしたら(「厳しい言葉」)、子どもたちがどう育つかお考えになれば、おわかりいただけるかと。

 それだけでも、「やさしい言葉」と「きびしい環境」の重要性はご理解いただけることでしょう。

 信じていただけるかわかりませんが、私は子どもたちを変えるのに、怒った記憶はないです。この仕事の最初のころをのぞいては。怒ったり、しかったりは、そもそもが必要ないです。(つづく)

 

 

 

 

2022年9月8日(木)

 私は、四六時中教育のあり方を考えている人間なのですね。ある意味、日々教育に体をはっている人間です。

 で、そこから導き出された結論が上のやさしい言葉」と「きびしい環境」なのです。で、それを日々の子どもたちとのかかわりの中で実感しているわけでもあります。で、それをベースにして、さまざまな教育上の「知恵」みたいなものも身につけてきたつもりです。

 このホームページでは、その一端を、皆さんに気軽に読んでいただけるようにと思って書き出しています。繰り返し読んでいただくにも耐える内容にしているつもりですが、繰り返しお読みになるには、すでに大量の書き込み量になってしまっていますね。視点目次(サイトマップ)などをお使いになって、ぜひ、ご興味のあるところだけでも、読みあさってみていただけたら。

 皆さんの今後の教育、子育てに十分役に立つと信じています。

 私の本は、それを体系的に書きだしたものです。

 すでに、絶版になってしまったものもありますが、内容自体の輝き、説得力みたいなのは失われていないと思いますので、私のこのホームページをご覧になって、ご興味を持たれた方はぜひお読みください。

 今は、絶版になっても、Amazonで、中古を買うこともできるので、いい時代ですね。Amazonさんには、また、Amazonさんに、わざわざ私の本を出品してくださっている方にはとても感謝しています。

 でも、どうしても新品が欲しいという方は私に直接お問い合わせください。私自身いっぱい在庫を持っている本(私の2作めの本「子供の学力を伸ばす16の習慣」)もあります。送料無料で送らせていただきます。お支払いはお読みになって、ご納得いただけてからで結構です

 興味をもって読んでくださるというだけでうれしいので。

 もちろん、私の最新刊「伸びる子とそのためのアプローチ」もよろしくお願いいたします!こちらも中身は濃いつもりです!早く読めばよかったと後悔されないよう。

 もっとも、このホームページからも、時間をかけて、あるいは、拾い読みしつつ、読んでいただければ、大方エッセンスはご理解いただけるかもしれませんが。

 ぜひ、私の教育観について知ってください!(つづく)

 

 

 

 

2022年9月12日(月)

 上の補足ですが、きびしい環境」について、もう少し詳しく説明させていただきますね。誤解を招きかねないものですから。

 こういう一言で、キャッチフレーズのようにコンパクトに書き出すのは、インパクトがありますが、一方で勘違いされやすいというデメリットもありますね。

 「きびしい環境」といいますと、環境をきびしくしなければいけないんだと思われる方もおられるかもしれませんが、意識してきびしくする必要はないと、私は思っています。

 どちらかというと、「がんばって子どもたちを守るようなことをしなければ、おのずと、きびしい環境は形成される」という感じがしています。

 そういう意味では、「守られない環境」と表現したほうがいいかもしれません。あるいは、「過保護にならない環境」と言った方がいいでしょうか?

 たとえば、何かの「活動」に参加させて、知らない他の子どもたちの中に放り込んで、サバイバル的な「きびしい環境」の中においてあげても、家で過保護になってしまっていたら、やはりその効果が限定的になってしまうだろうというのは、十分ご想像できますでしょ。

 ですから、ただただ不必要に子どもたちのためにがんばろうとしない、という感じが一番いいのではないかと思います。

 いわば、「やさしい言葉」という「栄養」をもらいながら、「守られない環境」の中で、ときに踏みつけられる雑草のように、子どもたちはたくましく育っていくという感じがいいのではないかと思っています。そして、その「守られない環境」は、あえて作ろうとされなくても、学校に出て、社会に接して、おのずと、形成されていくものと思います。

 致命的なことでなければ、ほうっておいて、全然問題ないと思います。ときに、子どもたちが立ち往生していたら、簡単な、でも心にひびくようなアドバイスをしてあげて。

 私は、これを「ポイントをおさえてほうっておく」と表現しているのですが、勉強についても、実生活についても当てはまることかと思います。

 

 

 

 

2022年9月15日(木)

 私の実績ご紹介いたしますを書き出してみました。

 ただ実績を書き出すと、私という人間の教育姿勢について誤解を生みかねないと思い、控えていたのですが、それぞれの実績(合格者)について、補足を入れることによって、その誤解をある程度回避できるのでは、と思いつつ、書き出しました。

 だれでも、「天才君」レベルの結果を出せるということではありませんが、個々の学生に関して、かかわり次第、教え方次第で、隠れた能力を最大限引き出しうるということを示したかったためです。

 ときに、ものすごく爆発的な潜在能力を発揮する子がいるということを見てとっていただけるかと思います。この「家庭教師田口の視点」シリーズや私の本などからは、さらに詳細を見ていただけるかと思いますが。

 当然受かるべき子を受からせ、自分の実績とするよりも、もともとは大変な状況だった子を立ち直らせるということのほうが、教育者としての能力が評価が高くあるべき、という考えの人間であり、それが私がこの仕事を選んだ動機の一つであることもご理解いただければうれしいです。

 

 

 

2022年9月19日(月)

 もうひとつ、私の書いてきたことについて、誤解を生みかねないところがあるので、触れさせていただきますね。

 それは、自由放任主義を田口は推奨しているのではないか、と思われている方が、もしかしたら、おられるかも、ということです。

 私はきびしく子どもたちを管理しようと頑張ることも、逆に自由放任することも、根っこは同じと考える方です。要するに、子どもたちへのかかわり方がまだ上手になっていない、という意味で同じだというふうに考えています。

 もっとも、きびしく管理しても、それが勘所をとらえていて、子どもたちにフィットしたものであれば、その教育、子育てはうまくいることもあるでしょう。

 しかし、それは両刃の剣みたいなもので、それがポイントをおさえていない場合は、むしろ逆効果にさえなるように思っています。

 同様に、自由放任も、ポイントをおさえていなければ、子どもたちは糸の切れたたこのように、おかしな方向にも行ってしまいかねないということが言えるかと思います。

 私が、このホームページでも、本でも、「ポイントをおさえてほうっておく」と記しているのは、こういうことを踏まえてのことです。

 抽象的ですいませんが、私のかかわりの具体例は、このホームページや本でいっぱい見ていただけるかと思いますので、ぜひ読みあさってみてください!繰り返し読むのにも耐えるものになっていると思っています。

 

 

 

 

2022年9月22日(木)

 視点余話です。

 私の教えた子で、京大に受かった子のひとりに、こんな癖のある子がいたので、ご紹介しますね。

 例の、中1のとき句点(。)をまともに打てなかった子ですね。この子の成長ぶりはなかなか興味深いので、この「視点」のどこかで読むことができたら、参考にしていただけたら。

 今回は、この子の癖なのですが、私の消しゴムをもっていってしまうという癖です。

 私がノートや紙に書きながら説明をし、消しゴムを机の上に置いておくと、しばらくして、彼、その私の消しゴムをもっていって、それで、自分のノートの書き間違いなどを消すのですね。

 悪気があっでするわけでなく、勉強に集中していたためのようですが、自分の目の前の消しゴムではなく、ぐーっと手を伸ばして私の前の消しゴムをもっていくというあたりがおもしろいですね。

 でも、本当に困ったことこともありました。

 ある日、別のお宅に教えに行っていたときに、筆箱から消しゴムをとろうとしたらないのです。ぎょっとして、とりあえず、その日はそのお宅の子から消しゴムをかりて、なんとかしのいだのですが、ちょっと恥ずかしく申し訳なかったです。

 あとで、もしかしたら、と思って、その京大に受かった子のお宅におじゃましたときに聞いたら、

「あれ?」

とか言って、そのあと、

「これですか?」

と言って、彼の筆箱から私の消しゴムを出してきました。

 その後、私は警戒して、消しゴムは彼の机の上に置かず、必ず自分の筆箱に収納することにしました。そうしたら、もっていかれることはなくなりました。

 いまだに、彼がなぜ私の目の前に手を出してまでして、消しゴムをもっていこうとしたのか、理解できません。彼自身もわからないでしょう。集中力のなせるわざでしょうね。

 こういうとき、無理に直そうとせず、実害がなければ、ほうっておく、というのがいいのでしょうね。なつかしい思い出です!

 

 

 

2022年9月26日(月)

 そういえば、小畑川という川が、私の住む近くにあるのですが、そこにキバナコスモスらしき花があたり一面に咲いていて、とてもきれいですね。橋を渡るたびに、見とれます。

 さて、「愛知の子」のお姉さんのほうの小論文がずいぶん上手になったというお話を以前させていただいたかと思うのですが、先日とくにとてもいいと感じさせるものがありました。本人のご了解も得たので、ここに紹介させていただきますね。

 お姉さん、掲載の許可ありがとうございます!

 タイトル:「当たり前」の大切さ

 食事ができない事は子どもにとって致命的なことだと思う。現在、貧困で最低限必要な教育、食事、運動などが十分にできていない子ども達が私達にとっての「当たり前」の大切さを教えてくれている。

 食事には、まず単純に生きるために必要なエネルギーを摂取するという役割が考えられる。一般的に考えれば、この役割こそが食事にとって一番重要にとらえられる点になるだろうが、私は他にも大事な役割があると思っている。それは、コミュニケーション力を伸ばす点だ。食事をする間は、家族全員が集まり、そこで会話をかわすという唯一の家族団欒の場になるのではないか。家族と日々の何気無い話をしたりをしてコミュニケーションをとることは、経験の多くが成長の材料となる子どもにとって言語を取得したり、感情が芽生えたりなど多くの基本的な能力を与える大事な機会なのではないだろうか。

 そのため、食事をとることができない貧しい子ども達は身体的や精神的な成長が疎かになっているケースが多いのだと私は考える。「子どもの権利」においても、子どもの健やかな成長を支援することを大きく主張しているように、健康は何よりも大切なことであり、私達はそれを支えていかなければならないだろう。子どもの成長において必要なことはどんなことだろうか、と私達は改めて自分達の生活を見直す必要があるのではないだろうかと私は考える。

 少しだけ、変えたほうがいい部分があり、それは彼女に伝えましたが、おおむねこれだけ書ければ、十分と言えるのではないでしょうか?

 今もいろいろ小論文を書いて練習をしていますが、だんだん上手になってきているのを感じます。私は、小論文のコツは伝えてあるので、あとはいっぱい書いてみることだよと伝えてあります。それが実を結びつつあるように感じます。1年位前までの、作文を書くのに苦労していたころから比べると、ものすごい進歩であると言えるかと。

 受験に向けて、精一杯がんばっているのがよくわかります。ありがとう!

 

 

 

 

2022年9月29日(木)

  前のページ(179ページ目)の最後のつづきです。

 耳鼻科の先生に見ていただいて、

「この年になって?」

と思ったことなのですが、実は実は。。。。

 まず、耳の中にたまっていた、黒い塊のジェル状のものは、血であるとのことでした。

 先生のおっしゃるには、何かの理由で耳の中に傷がついて、それで血が出たようなのですね。私は手荒く耳を扱った記憶などなく、びっくりしたのですが、確かに、あのどす黒さは静脈血の色ともとれなくはありませんね。今から思えば。

 しかし、耳から血が出るなんて、普通じゃないですよね。で、

「僕は、耳の掃除をするときもう少し気を付けたほうがいいという感じでしょうか?」

と申し上げたら、先生、ほほえみながら、

「別にそんなに気にすることはないですよ。そのままほうっておけば、治りますよ」

と。

私は、心の中で気になるよ、と思いながら、

「そうですか」

とだけ返事をしました。

 これはこれで、解決し、その後、なぜかもう一度だけ、この血のかたまりが出ましたが、その後は耳の中に、おそらくはかさぶたのようなかたまりができているのを耳掃除をするたびに、耳かきで感じる以外はなにもおかしな状況には至らず、今日まで来ています。

 ところで、その先生から言われたことで、もう一つ興味深い、というか、衝撃的なことがあるんです。

 こちらのほうが私には衝撃的だったといえるかもしれません。

次のページの最後につづく

(次回はページを変えて)

 

 

 

 

 

高田元社長 試練

学校でトラブルをよく

学校の先生、会社の社長が子どもたちや部下に厳しくても通用するのは、いざとなったら、「切り捨てる」ことができるから

 その知恵の発揮どころは、子どもたち一人ひとりによって異なるようなところもあります。

 私は、ある意味、この仕事に体をはっている、人生をかけている、文字通りの「家庭教師馬鹿」なのです。

「少し変わった子」からのおもしろメッセージ第2弾

 

 

 

 

 

  

 

 


もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。

 

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