家庭教師田口の視点(174ページ目) 

 このホームページは、最初は、ご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです
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2022年3月3日(木)

 (前々回のつづきです)

 彼は、学校でも周りの子と頻繁にトラブルを引き起こし、そのたびにお母さんが学校の先生に呼び出されたりしたそうです(これについては、具体的にどんな感じで、私がどう対処したかなど、のちに説明しますね)。

 また、学校でも塾でも学習障害を疑われ、お母さんは、私にもよく聞いてこられました。

「うちの子、学習障害と、学校でも塾でも言われるのですが、先生はどう思われますか」

みたいなことを。

 私は、そのたびに、

「たぶん違うと思います。ただ単に、だれも彼に勉強のコツみたいなことを教えてこなかったという感じなだけだと思います。自力で覚え方、理解の仕方を身につけてしまう子もいれば、そうでない子もいて、彼は、そうでないタイプなので、だれかが丁寧にコツを伝えていれば、結果は違ったと思います」

とお伝えして、まず、彼がまったくできないという、英文を覚えるというのから、コツを伝えていきました。(つづく)

 

 

 

2022年3月7日(月)

 「少し不思議な子」からの、さらに頻繫になった、マシンガンのような質問をご紹介しますね。多いときですと、1日30個くらいはあるかもしれません。私は何でも聞いてください、と言っているので、彼も何も気にせず、質問してきてくれているようですね。とてもいいことです。質問は多岐にわたり、彼が一生懸命生き、一生懸命勉強していることが伝わってきて、うれしいです。
 彼はほかの人とも会話をずいぶんするようになったそうで、人の気持ちが理解できるようになり、それが国語力のアップにつながっているのかもというようなことを言ってきています。彼が気になったことはどんどん質問し、私の返答をもとに、行動していって、うまくいったり、いい方向にいったりするのを知るのもうれしいです。

 今の調子で遠慮なく、私には、聞いてきてくださいね!私も君がさらにいい方向に行くよう、全力でサポートするつもりです!

 頭のいい教育者の中には、ものの分別を言って、彼のような子の質問に制限を加えようとする方もおられるかもしれませんが、で、それは理屈自体は正しいのでしょうが、正しいことを正しいとしてそのまま相手に伝えるのは、教育者として正しくない場合があるということも知っておく必要があるでしょう。

「ありがとうございます。」は先生が質問に答えてくださった度に言った方がいいですか?

7:49
いえ。
9:19
ほかの人にはともかく、僕にはいらないです。

10:56
「それらを別々に包んでくれますか。」は英語で何て言いますか


11:03
「以前に」のbeforeと「今までに」のeverはニュアンスや品詞がどう違うのですか?

「以前に」のbeforeは副詞だと思うんですが、違いますか?


21:09
arrangeは普通何て訳しますか?

plenty,plenty ofは何て訳しますか?

21:13
Will you wrap each of them?
beforeは過去より前にも使える(過去完了にも使える)というのと位置が文末というのが違います。everは現在まで、という意味にしか使えず、位置も文の途中です。
副詞です。
整える、です。
plenty ofでしか通常使わず、たくさんの、という意味です。

21:20
leaderは普通、統率者と訳しますか?

21:21
はい。それもありです。

21:26
manager、coach 、appreciateは何て訳しますか?stretch、breath,は何て訳しますか?

21:27
経営者、コーチ、感謝する、伸ばす、息、が普通です。

 

 

 

2022年3月10日(木)

 (前々回のつづきです)

 実は、彼、私が教え始めて半年たったあたりでしょうか、学習障害かどうかを専門機関に判定していただいたのですね。そうしたら、学習障害ではないという判定が出たらしいのです。

 もっとも、このホームページをすべてお読みになっていただいた方にはご理解いただけるかと思うのですが、私は、学習障害と判定された子も平気で教えて結果を出してきていますけどね。ちなみに、お母さんによると、彼の学習障害を終始否定しつづけたのは私だけらしいです、

 私は、そういう判定よりも、自分の肌感覚のほうを大事にしているので、判定は情報の一部としか感じません。

 彼の場合も、英語が覚えられないのは、だれも彼にあった覚え方を伝えていなかっただけだと感じていたので、まず、もっとも苦手とする「英文の暗記」からやっていきました。

 暗記といっても、丸暗記は意味がないし、コツの習得にもつながりませんし、定着も悪いので、つづりの覚え方、訳す順序などから教えてきました。

 たとえば、touchがつづれないときは、簡単なのですと、

「touchは、トウチって覚えてつづれる?」

とかですね。以前覚え方のコツなどをとりあげたことがあります(たとえば、社会の暗記のコツは家庭教師田口の視点(103ページ目) で、計算ミスをなくすコツは家庭教師田口の視点(93ページ目)で、英単語を覚えるコツは家庭教師田口の視点(94ページ目)で、国語の文法は家庭教師田口の視点(159ページ目)で、具体的に書き記していっているので(ほかにも、いろいろコツ(作文とか、小論文とか、子育て、教育とか)を複数回書きだしていっているかと思うのですが、特定のページをご紹介するには、多すぎる感じです。ほかは視点目次(サイトマップ)で、探しまくってみてください。いろいろとご興味のあるくだりに出会っていただけるかと、、)が、こういうのは知恵次第でいくらでも方法はあります。とにかく、本人が楽に覚えられそうなのを探っていきます。勉強に集中できない子だと、お母さんが言われていたのをくつがえすほどの集中ぶりでした。一番苦手なもので集中させる、一番苦手なものでいい点がとれる、というのがもっとも説得力がありますよね。(つづく)


 

 

 

 

2022年3月14日(月)

 (前回のつづきです)

 彼がご両親といろいろトラブルを起こしていたということにも触れておきましょう。

 彼、実は、意外に思われるかもしれませんが、とても親思いの子なんです。私の前でご両親の悪口をいうことはめったにありませんでした。例外はご両親から勉強のしなさ加減を指摘されたときぐらいでしょうか。

 それでも、せいぜい

「お母さんは僕が勉強してても、してないと言ってくるんだ」

みたいな感じでした。ご両親との激しいバトルを見聞きしてきた私としては、それがとても意外でした。確かに、彼なりに勉強しているのでしょうが、あまりにわからなくて、途中でいやになってしまう、あきてしまう、という感じだったのかもしれません。そうすると、こっそりゲームやYouTubeのほうに逃げてしまっていたのかもしれません。

 もちろん、私はそんな彼にきついことをいうことはありませんでした。逃げてしまうのは単に現象であって、それを批判しても根本的な解決にはなりませんから。

 むしろ、そういう逃避行動は、こちら側のかかわり方を見つめなおす、いいバロメーターであるといえるかと。

 で、私はあるときから、本人がほぼ覚えられたというところまでもっていって、それをお母さんにチェックしていただく、という形をとることにしました。つまり、チェックはお母さんにお任せして、教えることだけに専念したという感じですね。

 お母さんは、もともと熱心な方だったので、進んでチェックをしてくださり、彼が多少もれはあるものの、それ以前から比べると、ずっと覚えられているということを確認して、彼に対するきついお言葉も少なくなっていきました。

 もっとも、自分はチェックをしたくはないというようなご両親もおられるので、そういう場合はまた別の形をとることになりますけどね。(つづく)

 

 

 

2022年3月17日(木)

(前回のつづきです)

 そういえば、このページの最初で彼が学校でも周りの子と頻繁にトラブルを引き起こし、そのたびにお母さんが学校の先生に呼び出されたりしたそうだということに関して、私がどう対処したかなどについて、あとで、具体的に書き出す旨書いていましたね。うっかり忘れるところでした。すいません。ここでは、気のおもむくまま書き出しているものですから。体系的に私の考え方をお知りになりたいという方は私の本をお読みいただければ。

 彼はおしゃべりで、少なくとも私にはいろいろ話してくれたので、その点はありがたかったですね。で、ひとつひとつ彼に知識、知恵を授けていきました。もっとも、彼は私から知恵を授けられたなんて思っていなかったかもしれません。

 おそらく、ご両親さえ。そういえば、あるとき、お母さんが
「最近はトラブルがなぜかなくなってきました」

みたいなことを言ってこられたことがあります。私は、とぼけて

「ああ、そうですか。それはいいことですね」

みたいな返答をした記憶があります。

 私は、それが一番いいと思っているんです。勉強でもなんでも、自分で考え、自分でその行動を選んだ、そしてうまくいった、という方が本人にとって、行動が定着しやすいし、気分がいいのですよね。私のおかげで、みたいなのを本人が思うようだと、私はまだまだと思ってしまうんです。

 彼みたいな子をいい方向にもっていくなんて、私にとっては、わけはないことなんです。そのコツを書き出してみますね。

 たとえば、彼が正義感から学校の同級生につっかかっていって、激しいけんかになったという話をしてきたときがありました。(つづく)

 

 

  

2022年3月21日(月)

 視点余話です。

 実は、掲示板1が今年の8月1日をもってサービスが終了という通知をいただいたので、下記リンクに保存することにしました。

 いっぺんに保存するのは大変だったので、何日か前から少しずつコツコツコピー&ペーストを繰り返してきました。

 なつかしいお名前がいっぱいでてきて、そしてそのそれぞれの方が一生懸命になって書き込みをしてくださっていたのを改めて読んで、つい昔に思いをはせってしまいました。

 そんなことしている暇があるのかという別の自分からの声を聞きつつ。

 最近は掲示板に書き込んでくださる方もほとんどいなくて、ごくたまに書き込んでくださる方がおられて、喜んで読んでみると、私や私のサイトに関係ないことで、??ということばかりでした。

 さびしいですが、時代の流れですかね。

 でも、過去の皆さんのたくさんの書き込みの価値は変わらないと信じています。

 皆さんの生の言葉で少なくとも私にとってはとても貴重なもので、私に対する批判も削除しないことにしています。どう判断されるかは皆さんそれぞれがすべきことと思っていたものですから。

 実は、初めて批判的な書き込みをされたときに、ある方のアドバイスをもとに、削除したのですが、そうしたら、その方烈火のごとく怒られてさらに大量の批判を書き込まれてきて、私を擁護してくださる方とのはげしいバトルが展開され、ものすごいことになってしまいました。

 私は反省して、それ以降いかがわしい書き込み以外は削除をしないことにしたんです。あのはげしいバトルは新しい書き込みが次々にされる中で、押し出されてしまったのですけどね。保存しておけばよかったと、残念に思っています。あのときは、私も未熟で(今もまだまだですが)人間が小さかったので、そんな余裕はなかったのでしょうね。

 ご興味のある方は一度お時間のあるときにお越しください。よろしくお願いいたします。もしかしたら、このページよりも生タグチを感じていただけるかもしれません。

掲示板1を保存しました 

 

 

 

 

2022年3月24日(木)

 (前々回のつづきです)

 彼は正義感から学校の同級生に突っかかっていったり、親御さんから

「それは近所に迷惑だから(あるいは危険だから)やめなさい」

と言われても、言うことをきかなかったり、というのは、お母さんから何度か具体的に聞かされていました。そのために、実際彼は何度か大けがを負ったりしていました。

 私はどうしたかといいますと、彼が授業の合間に、たとえば、

「こういうひどいやつがいる」

みたいなことを言ってきたとき、彼の言い分をまったく否定せず、むしろ彼の言い分に同調したうえで、

「そういうやつは相手にしないほうが賢明だね。そういう人間はいずれどこかでひどい目にあうから、ほうっておけばいいよ」

みたいなことを伝えていきました。

 そうしたら、彼、

「うん」

と言って、彼らにけんかをしかけなくなりました。そうして、その後のあるとき

「あいつら、○○のことで先生ににらまれているよ。ばかだね」

みたいなことを言ってきたことがありました。私は、

「ほうっておいて君は賢明だったね。結局おかしな行動をとったら、最後は自分が困るんだよね」

と言って、彼の行動をほめてあげました。だいたいこういうやりとりを繰り返しているうちに彼の行動は冷静なものに変わっていき、なぜか友達も増えていきました。命令的に、怒ったり否定したりする必要はないのですよね。

 

 

 

2022年3月28日(月)

 「少し不思議な子」のまじめさを表すエピソードをひとつご紹介しますね。

 実は、最近彼のお宅におじゃまして教えるようになったんです。先方のご希望で。

 あいかわらず、Skypeでの質問をいっぱいしてくるのは変わらないので、で、こちらはこちらで、皆さんにとってもとてもご参考になりそうな質問もあったりするので、いずれとりあげさせていただければ。と思うのですが、今回とりあげるのは、私からのメッセージにいかにまじめに対応してくれているかです。

 彼からSkypeで、

「集中が途切れてしまうことがあり、途中でボーっとしてしまうことがあるのですが、どうしたらいいですか?」

みたいな質問があったので、それに対する返答のひとつとして、

「ぼーっとしてながめていそうな先に「集中する」というのを書いた紙を貼り付けておいてみては?」

というようなことを書いて送ったところ、次回おじゃましたときには、正面の壁にきちんと貼ってありました。まじめでしょ!

 でも、シャーペンで書いたのか、とてもその文字が薄かったので、

「もっと濃く書いた方がいいかも」

みたいな話をしたら、また、目の行く先が自分が向かっているテーブルの上だったりしたら、そちらにも紙を置くようにするといいかも、というような話もしたら、次のときには、きちんと両方ともされていました。

 まじめでしょ!これがどの程度効果があるかはまだわからないですが、少なくとも、彼のまじめさ、真剣さを表すエピソードではありませんか?

 立派ですね!

 

 

 

2022年3月31日(木)

  視点余話です。

 実は、あるお宅におじゃまする途中でバイクがパンクしたことがあるんです。最近のお話ではなく、ずいぶん前のお話なのですけどね。

 知っておられたほうがいい知識もあるかもしれませんので、このまぬけなお話お読みいただければ。

 ちょうど五条通を東に向かって、もう少しで堀川五条の交差点というあたりでした。バイクで走っている途中でどこかでパーンと大きな何かがはじけたような音がしたのですね。

 どこだろうと周りを軽く見まわしたのですが、ぱっと見は異常な気配がないんですね。で、??と思いながら、先へ進んでいくと、確か、堀川五条を左に曲がる直前くらいで、急にバイクのハンドルが不安定になったのです。

 グラグラとまともにまっすぐ走ろうとしません。おかしいなあと思って、降りてバイクをチェックしてみると、後輪がパンクしているではありませんか。

 あのパーンという甲高い音は、私のバイクから発せられたものだったのですね!

 確か、夜7時くらいなので、バイク屋さんがあいているようにも思えませんし、仮にあいていても、近くにありそうにありません。私はどうしたと思いますか?(つづく)

 

 

 

音が聞こえなくなった 愛知の子

 

お母さんは、この子のもともとの性格に問題。で、具体的な事例を

ヨドバシカメラでスマホ
あらかじめ、この子はこうだと思わないこと
プリンターが壊れたと思ったら

藤原和博が問う!

パソコン入力できない、チャタリングするキーが。これが、固まる原因か。どうしたか

シャンプーをやめると、髪が増える

 

 

 

 

 

  

 

 


もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。

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