家庭教師田口の視点(153ページ目) 

 ぜひ、楽しむようにお読みくださいね。いい知恵をもらった、という具合に、、。目が疲れるというような方は、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう

2020年6月1日(月)

 いまだに世の中が歴史的に大変な状況ですね。

 今回は私がたまに思い起こす「海舟のとんぼ」のお話をしますね。

 「海舟」というのは、もちろん、私が尊敬する「勝海舟」のことです。幕末から明治維新にかけて活躍した偉人ですね。おそらくこの方が第二次世界大戦前におられたら、あの太平洋戦争はなかったのではないかと思わせるほど、政治的に天才です。神がかった天才です。

 だれにもまねができないような江戸城無血開城は、この方の大きな業績の一つですが、実は、こういう類のことは数限りなく、しかもこの方だれにも知られず、こっそりとしているのです。ですから、歴史に載りにくい方なのですけどね。坂本龍馬をはじめ、多くの有能な人材を育てたことでも有名な方です。私は、古今東西、これほどの天才を知りません。人を見る目、世の中の流れを見る目も秀逸です。

 この方が、あるとき、目の前のとんぼを指さして、こういうようなことを言ったのです。

「あのとんぼをごらん。しっぽを切られていても、平然と飛んでいるでしょ。人間もああでなくてはいけない」

 人間は、ときによって、鈍感でなくてはいけないということですね。

 どんなにつらい状況にあっても、それを苦もなく耐え、平然としているということがとても大事だということですね。今のこういう時期でも、それを淡々と楽しむくらいの心の余裕がなければならないということでしょう。

 「人間余裕がなければ、大事はなしえないよ」

というようなことも言われています。

 なかなか勉強になる方でしょ。私は毎日のようにこの方の本に接しています。

 人生全般に、教育、子育てにも、「海舟のとんぼ」は生かせる内容だと思います。(つづく)

 

2020年6月4日(木)

 久しぶりに、「アメくれた子」さんをとりあげますね。

 というのも、また最近さらにがんばりだしたからです。

 なにか吹っ切れたようにがんばりだしています

 性格はとてもいいし、私の前では集中力はあるし、もともとの頭はとてもいいし、とそれだけでも十分いい子なのですが、どうも家でひとりでいるときがんばれなかったようなのですね。私は、見ているわけではなく、お母さんのお話では、ということなのですが。

 それが、先日、

「宿題をきちんとやります」

みたいなことを私に言い出して、私も何か、今までと違う本人の本気度を感じて、帰りがけに、お母さんに、

「本人が宿題をきちんとやります、と言っているので、きちんとやると思いますよ」

とお伝えしたのですが、本当にきちんとやりました。1週間分の宿題を4日間で終えてしまいました!

「宿題をきちんとやります」

といったときの彼女の様子に力んでいる様子もなく、冷静な感じだったので、これは本気だなと感じたのですが、やっぱりという感じでしたね!

 いつもは、1週間でも、彼女がこなせなかった量です。

 人間、何か、ふと思い、ふと決心して行動しだすというのがあるかと思いますが、きっとそれですね。子どもたちが自分ですると決めて行動しだすときは強いんですよね。本当にがんばりだすことが多いのですが、「アメくれた子」さんも、今そういう状態にあるのかもしれません。

 お母さんはコメントといっしょに、毎日の様子に関して〇△×の評価も毎回入れてくださるのですが、めずらしく(もしかしたら初めてかも)すべて〇でした。コメントももちろん、簡単でしたが、てばなしの高評価です。

 ありがとうね!ホームページからも感謝の気持ちをお伝えしますね!(つづく)

 

 

2020年6月8日(月)

 前のページ(151ページ目) 5月18日(月)にとりあげた同じ兄弟姉妹でも、本人の価値観、それに基づく行動によって、受験結果がこうも変わるか、という事例 のつづきです。

 「天才少女」と小さいころから言われていたお姉さんのほうですが、前回

「この前の、あのファイルある?」

と私が言ったとき、即座にそのファイルを机の引き出しから出してきたという話はしたかと思うのですが、彼女の行動のすごさはそれだけではありませんでした。

 私は、例によって、宿題の問題をチェックしてあげていたのですが、本人、そんなとき、一度も解きまちがえたことがなかったんです。いつチェックしても。どんなに難しい問題でも。

 天才的に賢い子たちはだいたいこんな感じですが、彼女に関してもそうでした。しかも、それを当たり前のように思っているようでした。信じられないかもしれませんが、本当なんですよ。

 宿題をやり切れなかったり、解けなかったりすると、一生懸命言い訳をするのが大半の子どもたちのすることなんですけどね。で、それが悪いこととも、私は思っていないのですけどね。

 いわば、完璧主義の性格で、それに行動が見事にともなっていたという感じかと。何か、力んでがんばっているという感じがほとんど感じられなかったんですね。友達も多く、もうすでに勉強を含め、いろんなことの処理能力が高まっていたものですから、しなければならないことを完璧にこなせて、かつ、友達とも遊べる余裕もあったのですね。

 でも、宿題ではなかったですけど、一度だけ本人がちょっとしたミスをしたことがあるんです。そのときの、彼女の反応はとても興味深いもので、彼女の完璧主義を十分感じさせる、彼女らしいものでした。(つづく)

 

2020年6月11日(木)

 視点余話です。マクド(マック)のお話です。

 (そういえば、関西では、多くの方がドをにアクセントをおいて発音するんですよ。私はにアクセントをおいて発音してますけど、不思議ですね。英語でも、略称はマックとかマックディーとかいうらしいですから、マックという方が自然でしょうけどね)

 さて、先日、久しぶりにマクドナルドのお店に行ってきました。

 やはり、店内の様子はコロナ警戒感が強かったですが、久しぶりにスタッフの方に会えてうれしかったです。

 例の「楽しい方」は、私の顔を見るなり、透明なビニールシートの向こうから手を振ってくださいました。私は満面の笑みで応えました。

「はい」

って。マスク越しでわかっていただけたかな?

 店内はお客さんが少なかったですが、その分ドライブスルーのお客さんが多いような感じで、お忙しそうでしたが、私の隣のテーブルはソーシャルディスタンスのため、使用できず、その先のテーブルのお客さんが去ったとき、そのテーブルの消毒をしにやってこられたついでに、私にうれしそうに声をかけてくださいました。

「元気ですか?」

って。それで、あれこれお話したのですが、楽しかったです。今回は、こちらが驚くほど意外な発言はほとんどなく、でも、その片鱗は少しありました。それをつい期待してしまう自分がいるのに、そのとき気づきました。自分は、何をしに来ているんだろう?

 私たちの会話の中の「冗談」に、びっくりされる方もおられるかもしれませんが、2人とも、普通の方には普通に接することのできる人間なので、ご安心ください。私に多少の冗談は大丈夫ということだけは言えるかと思いますが。

 この方、どうも人と話すのが大好きな方みたいで、このお店でのお仕事はあっていますね。ピッタリです。(つづきはまたそのうち)

 

 

2020年6月15日(月)

 前のページ(152ページ目)の5月21日(木)最近の「平均から急激に進化」くんのつづきです。

 5月21日からからずいぶん経っているので、内容を忘れてしまった方もおられるかもしれませんね。このホームページは、これがご参考になりそうかな、と思うものを、そのつどとりあげるというスタンスをとっているので、どうしても、体系的になっていないようなところがあるかもしれません。

 ご容赦ください。中身はあるお話はしているつもりです。また、いきなりここから読まれても、あるいは、どこかから読まれても、抵抗なく読めるようにも配慮しているつもりでもあります。

 さて、彼、とてもきちんとした、まじめな子なので、ずうっとチェックせずにいて、あるとき急に思い立ってチェックしてみたら、解けなかったというお話をしたかと思います。

 で、チェックして解けなかったときに、

「なぜ解けないの?きちんと宿題をやったの?」

などと問い詰めるのは、警察のすることで、教育者のすることではないというお話も。

 実際、私がチェックして彼が解けなかったとき、私は非難めいたことは何も言いませんでした。きちんとできていないということを本人が「やばっ」って心の中で思ってくれれば、十分なのですから。

 もしかして、こう申し上げたら、不思議に思われる方もおられるかもしれませんが、私は、チェックを子どもたちにいやがられることはめったにないのですよ。

 むしろ、不安だからチェックしてほしいと言ってくる子の方が圧倒的に多いです。本来、チェックというものは、本人をいい方向に導くためもので、本人をくさらせるためのものではないのですよね。

 もし、皆さんの中で、子どもさんがチェックをいやがって、、というような状態であるとしたら、それは、チェックするたびに、子どもさんへの小言、悪口、批判などがついて回るからかもしれません。

 小言がつい口に出てしまうというのは人情ですよね。とてもよくわかります。決してそういう方を批判して書こうというつもりもないんです。すぐには変われないというのは、親御さんにも教師の方にもありますよね。ご参考程度に。無理はなさらないでくださいね。

 私のホームページを、へ~、なりほどと思って読んでいただければ。いずれ何かのときに役立つかもしれません。少なくとも、私はそういうスタンスで書いています。ポジティブに受けとってくださいね。

 この解けなかったときの様子については、お母さんにも、次に述べるようなメールを差し上げたのですが、本人は期待に応えようと、がんばってくれました。「言葉」の重要性をわかっていただけるかと。(つづく)

 

2020年6月18日(木)

 「アメくれた子」さん、あるテストで満点をとったそうです!

 すごいですね。おめでとう!

 もともと頭のいい子なので、最近の努力が実を結んだという感じですね。

 私も満点をとったとき、快感だったのを覚えています。こういうのは何度もらってもいいものですよね!これをエネルギーにさらにがんばれたらいいですね。

 ただ、本人に、アドバイスとして、

「テストで満点とかとっても、周りの子に自慢げにみせず、こっそり心の中でガッツポーズするといいよ」

と言ったのですが、十分わかっているようです。

 人見知りということなのですけど(いまだに信じられない!)、人間関係が上手で友達のいっぱいいる子なので、当たり前のように理解しているようですね。

 つい、自分が優れているとところがあったりすると、それを自慢したくなったりしますが、気心の知れた人たちにはいいですが、そうでなかったりすると反発を受ける可能性がありますよね。

 それが、きらわれ、の原因になるかもしれません。せっかくの満点が、かえって、将来のバッシング、いじめの火種にもなりかねないんです。

 でも、うれしいですよね。快感ですよね。だから、家族の前とか、自分のことをよくわかってくれている人の前では、思いっきり喜ぶといいと思います!

「やったー」

てね。人間関係でつまずく子たちは、こういうちょっとしたところの配慮が欠けたりするんですよね。それは、子どもだから仕方ないんですけど、周りの大人は、こういう何かのおりに、こうした対人関係のコツを教えてあげるといいのかもしれません。

 これは、勉強を教えるのと同じくらい大事なことかと。(つづく)

 

 

2020年6月22日(月)

 前々々々回の同じ兄弟姉妹でも、本人の価値観、それに基づく行動によって、受験結果がこうも変わるか、という事例 のつづきです。

 このお姉さん、めったに学校のことに関して質問してこなかったんですね。

 そんなにレベルの低い学校ではなかったですけど。

「学校の授業に関してはわからないことがないから、大丈夫です」

みたいなことを言ってきて。

 でも、一度学校の授業を写したノートを見せてきて(ノートもとてもきれいでした!あまりにも完璧なので、友達がよく貸してほしいと言ってきて、困っているようでした)、質問してきたことがあったのです。物理でした。

「ここがわからないので、教えてください」

みたいな感じで。で、私はノートをみて、ううん?て思ったのです。で、伝えました。

「これはρ(ロー。ピーに見えますが、ギリシャ文字のローです)ではない?p(ピー)と勘違いしてない?」

みたいなことを言ったかと思います。

 そうしたら、彼女、ものすごくひどい間違いをしたかのように、

「すいませ~ん!すいませ~ん!すいませ~ん!

と何度も謝っていました。ρ(ロー)とp(ピー)なんて、だれでも写し間違いしそうでしょ。ごく普通に皆さん間違えますよね。特に、授業時の黒板を写すなんてときには、決められた時間内に写さなければならないわけですから。

 そのときも、この人の完璧主義に私は驚いてしまいました。この子のえらいのは、他人に完璧を求めず、自分に完璧を求めるところなんですけどね。

 私が教えた中で、これが唯一の彼女のミスです。(つづく)

 

 

2020年6月25日(木)

 視点余話です。昨日、NHKのニュースセンター9時だったか、新型コロナの元感染者たちへの取材をとりあげていました。

 感染者の方の中には、2回連続陰性になっても、症状が続いてられる方もいるようです。あるお医者さんの「自分の担当してきた2割くらいがそうだ」という話も紹介されていました。ウィルスが体内にいなくなったと思われるのに、症状が変わらない人がこれほど多いのも新型コロナの特徴のようです。

 器官の機能が低下したまま、心因性のもの、などいくつか原因が考えられるようですが、はっきりとしたことはわかっていないようです。わかっていないことも多く、不気味な病気ですね。

 ワクチンなどが開発されない限り、私たちがマスクをもたずに外出できることはないのでしょう。

 悪いことをしているわけでもないのに、悪いことでもしたような感覚をもち、自分がコロナに感染していたことをこっそり隠していたような方もおられるそうです。感染した事実は絶対に伝えたくないという人もいるようです。

 バッシングが怖いのでしょう。日本社会のいじめの構造が見え隠れしますね。

 日、米、英、伊、中の5か国の人に「感染は自業自得と思うか」と聞く、アンケート調査の結果も紹介され、それによると、日本人は11%台が「そう思う」と答えているのに対し、米、英が1%台、伊が2%台、中国が4%台と、日本はきわだっていました。同じ日本人として、私もそう思いかねないものを感じます。

 東京の「夜の街」でお店を経営されていた方は、ご自身と従業員の一部が感染し、すぐにビルのオーナーに連絡し、PCR検査も受けようと、当局に連絡したがなかなかつながらず、つながって検査を受けたら、何人か陽性と判明し、ビルのオーナーからは、ビルを除菌するのに、70万円かもしかしたらそれ以上かかると言われ、開業のめども立たず、赤字ばかりが重なると思い、廃業されたとのことです。

 コロナは多くの人の人生を狂わせてしまっているのですね。(つづく) 

 

2020年6月29日(月)

 毎回ページの最後は、この業界のお話をしていますが、今回もそのつづきです。

 前回(前のページ(152ページ目)の最後ご参考に)、家庭教師をする前に、50万円とか60万円とかする教材を買わされたというお宅があった、というお話をしたことがありますが、ほかにはこんなのがあります。これも、前払いの慣行からくるものですね。

 家庭教師でも個別指導でもありうる話かと思うのですが、体験授業のとき、熟練した先生が教えられ、ですから、もちろん

「わかりやすい!こんな先生だったら」

と入会されて、入会してみたら(つまり入会金を支払ってしまったのち)、ほかの、あまり教え方が上手でない先生が教えるパターンですね。

「まさか違う先生が教えることになるなんて」

と、こちらの思っていたのと違うことに気づいたとき、もう入会金を払ってしまったので、やめたら入会金がむだになってしまうし、と悩むことになります。

「話が違うので、入会金を返してほしい」

といいにくい方もおられるかもしれません。そこが業者側が目を付けているところかもしれません。泣き寝入りする方も結構な割合でおられるだろうと。

 よくあるパターンなので、入会する前に事前確認必要です。

 どう確認するかですって?

 たとえば、体験授業時の先生が入会後も教え続けてくださるのか、業者の方にお聞きになるという感じですね。

 そのとき、

「わかりません」

とか、

「違う先生になるかもしれません」

とかいう返答がきたら、入会に対して慎重になるべきでしょう。(次のページ(154ページ目)の最後につづく)

 


もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。
 

次のページ(154ページ目) 

前のページ(152ページ目) 

 

 

新型コロナウィルスとの私たちの闘い方 

よりよい子育てへのアプローチ 

このホームページと私の使い方



「とび授業」のすすめ


視点目次(サイトマップ)


優先相談お受けします

いじめられないために。いじめをなくすために。知識のしずく「その1」

学校からいじめをなくすには。知識のしずく「その2」

変質者によって、子どもが殺されないために。知識のしずく「その3」

兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」



「勉強しろと言わないように」ということに関して。知識のしずく「その5}

「選挙制度、政治制度の改革」に関して。知識のしずく「その6」


政治への向き合い方について。知識のしずく「その7}


大学入試改革の問題点について。知識のしずく「その8」




家庭教師先募集の要項




YOSHI MOTO・RCさん(バイクやさん)のご紹介


私の今のスケジュール



私とPCで話をして見ませんか

 

私の最新刊「伸びる子とそのためのアプローチ」ご紹介いたします




私の2作目の本紹介いたします





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ryoさんの、私の本の手に入れ方

掲示板1

掲示板2(掲示板1が満杯になったので、今後はこちらに書き込んでいただければ)


掲示板3(以前サーバートラブルあり。すでに大量の書き込みあり、ご参考に、、)

 まず、「パソコン教師」。

 これはある業者の方から発せられた言葉です。私が「パソコンによる遠隔授業で教えることもできますが」とその方にお伝えしたときに、その方から「パソコン教師はいらない」と返ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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