家庭教師田口の視点(152ページ目) 

 このホームページは、最初は、ご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです

2020年5月4日(月)

 視点余話です。今回は、やっぱり大垣書店というお話をしますね。

 大垣書店は、京都では、最大手の書店です。

 ずっと、京都駅のすぐ南のイオンモールのところの、京都でも最大級の大垣書店を好んで利用していたのですが、何年か前に桂川駅近くにも大垣書店ができて、我が家から近いので、最近はこちらを使うことのほうが多くなりました。

 以前、どこかで書いたかと思うのですが、大垣書店がここまで大きくなったのは、書店には珍しい「顧客志向」があるということが大きいと思います。

 とにかく利用するなら、大垣書店ですよ!私も見習うべきところがたくさんありそうなお店です。

 昔、本を返品しに行ったんですね。普通は書店では、お店の方いやがるでしょ。当たり前のように、いやがるか、できませんと答えてくるか。

「レシートに返品できない旨書いてあるのですよ」

とか言われることもありますね。

 で、私もそれを覚悟で大垣書店に行ったのですね。何の本だったか忘れましたが、完全にこちらのミスであることは明らかだったと思います。

 とりあえず、一応は聞いてみよう、という感じでお店に出かけて行って、頭下げ下げ、返品の件を持ち出したところ、大垣書店の店員さん、にこって笑って、

「はい。承知いたしました」

って!

 びっくりし、感動しました。書店でこういう対応をされるなんて!それ以来、大垣書店が好きになったのですが、最近、また感動したことがあるので、記していきますね。(つづく)

 

 

2020年5月7日(木)

 前のページの4月23日の「つい最近問い合わせがありまして、それがとても「まさか!」という感じのもの」というお話のつづきです。

 私が教える前の家庭教師の方が、本人にどんなことをされたかといいますと、いっしょに話をするだけ、ということで、本人と会い、でも、途中から、授業をしだしたらしいのです。

 その家庭教師の方からすると、うまくやったという感じだったかと思うのですが、それが本人の家庭教師に対する、というか、教師全般に対する不信感を植え付けてしまったらしいのです。本人からしたら、話が違うということでしょう。

 私も、もしかしたら、そういうことをしてしまったかもしれないと思い、改めて、それを聞いて自戒の念を強くしましたが、ただでさえ勉強が好きになれずにいる子が、うまいことだまされて勉強させられた、と思って、勉強せざるをえなかったという苦痛の時間を思わざるをえませんでした。家庭教師にとって約束を守ることがとても大事だということを、痛感しました。

 たかがそれくらいでと思われる方もいるかもしれませんが、子どもによっては、たかがですまないこともあるのですね。

 教育、子育てにおいては、そういうことをうまいことしないということが実はとても大事なのですね。

 私は「僕は、プレッシャーをかけることはしない人間ですし、今までの教師の方とはいろんなことが全然違うと思うから、それを信じて、一度授業を受けてもらえませんか」というメッセージを、お母さんを通じて伝えてもらったのですが、本人が最後まで私に会うことさえもできなかったというのには、こういうこともあったのですね。

 もしかしたら、もうだまされないぞ、もうだまされたくない、この人(つまり私)にもどこかにウソがあるかもしれないというような気持ちが彼の中にあったのかもしれません。

 今回の件は、私にとって、とても教訓に満ちたものでした。

 

 

2020年5月11日(月)

 視点余話です。

 マクドナルドのお話です。

 実は、最近はマクドナルド行っていないのですね。このご時世ですから。

 でも、マクドナルドのお話はあるのです。

 私はよく自転車でマクドナルドのいつも行くお店の前を通るのですね。このお店ではよくあることなのですが、遠くから私を見つけてわざわざあいさつをしてくださったりするんです。いつぞやは、お店の中と外であいさつし合ったのち、お店の扉をあけて、どうぞって感じで招き入れてくださったこともあります。そうしてくれた方は、例の「楽しい方」の次に仲のいい方でした。仲良くなると、接客の雰囲気も変わるものなのですね。

 つい先日はマクドナルドの店長さんが草取りらしきものをされていて、私に気づかれたのか、目が合った瞬間にうれしそうにあいさつしてくださいました。

 で、いっしょに草取りをされていた店員さんもこちらを見て、あいさつしてくださいました。きっと、私に店長さんが気づかれたのは偶然ではないでしょうね。

 たぶん、通りかかる人にさりげなくいちいち目をやっておられたのだと思います。ですから、もう一人の店員さんよりも早く私を認識できたのでしょう。さすが店長さんですね!でも、こういうのを自然にやるというのは結構難しいかもと思ったりもします。

 接客で大事なのはお店に私たちがいるときばかりではないというのを学ばせていただきました。

 2か月くらい前だったかと思うのですが、上長さんといういくつかの店舗を統括されている方がわざわざ私にあいさつしに来てくださったこともあります。この方もとてもフレンドリーで感じのいい方です。あいさつというほどの堅苦しさを感じさせない感じのあいさつでした。接客するのを楽しんでおられるようです。何度かおじゃましているうちに親しくなりました。

 定期的にマクドに行くというだけで、たいした買い物をするわけでもない自分ですが、何か常連さん扱いしてくださったようで、うれしいですね。(つづきはそのうち)

 

 

2020年5月14日(木)

 今回は、最近の「平均から急激に進化」くんをとりあげますね。パソコンで教えている子です。

 家庭教師田口の視点(137ページ目)家庭教師田口の視点(143ページ目)の最後のほうとでとりあげています。それ以来、ときどきとりあげています。性格のとてもいい子です。

 こういう子でも、つい自己チェックが甘くなってしまうというのを皆さんに知っていただくためです。

 皆さんの中には、ご自分の子どもさん、教えている子どもさんが何かをきちんとできないということを嘆かれている方もおられるかもしれませんね。

 でも、「平均から急激に進化」くんみたいな子でもつい甘くなってしまうということを知られたら、少し安心されるかもしれません。??

 もっとも、彼は一度甘かったことがわかったら、すぐに改善してくるのが立派なところですけどね。その様子をできるだけ具体的に、お伝えしますね。

 もう彼も高2なんです。月日の過ぎることのなんと速いことか!

 ずっと、私は、無意識のうちに彼ならきちんと復習しているだろうと思ってしまったのか、宿題をチェックせず、先に進む授業をしていたのです。で、先日、久しぶりに数学の問題を1問だけチェックしてあげたのですね。以前宿題としてやってもらったところです。そうしたら、彼解けなかったのですね。

 まじめな彼のことですから、きっとあせったと思います。でも、一度チェックされて、間違えるというのはだれにでもあることですよね。問題はそのあとどうするかだと思っているので、私自身は全然気にしていなかったんですけどね。で、私は、彼のお母さんにメールを差し上げたのです。(つづく)

 

2020年5月18日(月)

 前のページ(151ページ目) 4月27日(月)にとりあげた同じ兄弟姉妹でも、本人の価値観、それに基づく行動によって、受験結果がこうも変わるか、という事例 のつづきです。

 私は、わずかな例外(もともと何らかの障害をもっているなど)を除いては、基本的に勉強のできない子はいない、という考え方の人間なのですが、この姉弟はもともとの能力的には、そん色ないと考えられるのに、性格がまったく違うので、それが学力に大きな影響を与えたと考えられる、典型的な事例ではないかと思います。

 前回、この姉弟のお父さんが、弟さんの性格、勉強姿勢に関して、

「お前の子育てが悪い」

と、2回ほど、お母さんに強い口調で言われたというのをお伝えしましたが、その言い方はともかく、また、指摘すべき相手がお母さんであったかはともかく、指摘されている内容自体は、決して的外れなことではなかったかもしれません。

 いくつか、2人の性格のわかるエピソードを紹介していきましょう。

 まず、お姉さんのほうは、部屋の整理整頓が完璧でした。私はこれほど完璧に整理する子を知りません。

 たとえば、私が、

「この前の、あのファイルある?」

と聞いたら、彼女、事務用キャビネットのようになっている机の引き出しを開けて、瞬時に、

「はい」

と、そのファイルを渡してきたことがあります。ふつう、ごそごそとしますよね。多少なりと。それがまったくないのには驚きました。(つづく)

 

 

2020年5月21日(木)

 前々回の最近の「平均から急激に進化」くんのつづきです。

 私が教え始めたころ、彼は、私が宿題について、何問か解いてもらってチェックするということに驚いたようです。それは、お母さんからのメールから知りました。

 私からしたら当たり前のことなんですけどね。

 よく

本人を信じて、宿題をチェックしていません

というご両親の言葉を聞くことがありますが、それは危険な感じがします。

 本人を信じることは大事ですが、でも、

「宿題やりました」

と言って、きちんとやっていないという子はいるんです。

 たとえば、最近別のある子で、私は、例題を説明したうえで、

「例題を復習したうえで、類題もやっておいてね」

と伝えておいたつもりなのですが、私が教えた例題はやったのですが、類題はやっていないというのがありました。

 でも、私がチェックする直前まで、宿題をやったと言っていたのですよ。

 で、私が類題を解いてもらおうとしたところ、例題を解きだして、

「いや、類題のほうだよ」

と言ったら、

「ああ、そうですか」

と言って、類題をやりだして、途中で

「わかりません。類題は(宿題を)やってません」

と言ってきました。確認したら、類題が宿題として出されていることは知っていたようです。皆さんからしたら、??という感じかもしれませんが、こういうとき、

「なぜやらないのか」

と問い詰めるのは警察のすることです。教育者のすることではありません。(つづく)

 

2020年5月25日(月)

 視点余話です。今回は増田明美さんをとりあげますね。

 この方のお名前は、どなたでもご存知でしょう。

 先日、「SWITCHインタビュー 達人達」というテレビ番組でこの方を見たのです。早霧(さぎり)せいなさんという元宝塚の女優さん(私はこういう世界に詳しくないもので、この番組で初めて存じ上げることになったのですが、どうもすごい方のようですね!)との対談でした。

 で、この増田明美さんのおっしゃっていたことがとても衝撃的で、感動的でもあり、また、学ぶことの多いお話でもあるので、ご紹介しますね。

 増田さんが、ロサンゼルスオリンピックでマラソンに出場し、途中棄権することになった直後のことです。あるとき、この方が街中を歩いていたところ、それを見かけたある方から、「非国民」と大きな声で言われたらしいのです。

 この心無い言葉がとてもショックで、増田さんは「閉じこもり」になってしまわれたそうです。自殺さえお考えになったこともあったようです。

 でも、そのあといろんな方に励まされ、立ち直ったというのです。

 で、そのあと出場した大阪国際女子マラソンでも、途中から歩きだしてしまわれたのですが、そのときに、いっしょに走ってられたアマチュアのランナーの方たちから、「いっしょに走りましょう!」とかいっぱい声をかけられ、なんとかゴールにたどり着いたというのですね。

 彼女はいろんな方から、いろんな形で励まされたらしいのですが、そのうち私がもっともいいなあと感じた言葉があるので、ご紹介しますね。

 それは、はがきに大きな字で書かれた

「明るいところを見よう。暗いところは見ないで」(あとで確認したら、正確には「明るさ求めて暗さ見ず」でした)

みたいな言葉でした。増田さんは、こんな多くの方の言葉に救われたのですね。ある意味、これらの言葉がなければ、今のこの方はなかったでしょう。

 あらためて、言葉の力を感じさせていただいたとともに、増田さんのつらい過去も、受け取り方次第で、決してマイナスにはならなかったのだということを感じさせていただきました。

 

 

 

2020年5月28日(木)

 前のページ(151ページ目) に引き続き、ページの最後は、この教育の業界のお話をしますね。私が見聞きした話、経験した話を。

 家庭教師を雇う前に、50万円とか60万円とかの教材を買わされたという話を聞いたこともあります、という話を前回書きましたが、こういう話を聞いたのは、一度や二度ではありませんでした。

 私のところの掲示板に書き込まれているのですと、

掲示板からご参考になりそうなものを抜き出しました(5)

があります。(そういえば、最近は掲示板への書き込みほとんどないですね。いろんな書き込み媒体が出てきていますからね。さびしいですが、仕方ないですかね)

 この業界は、先払いが慣例となっていて、まず入会金というのを求められます。授業料も先払いですよね。

 不動産業と教育業界はなぜか、そういう感じですね。不動産業界の、家の賃貸は出ていくときなど、日割り計算して請求されますが、塾などはそういうのないですよね。教育業界は強気な方が多いです。

 もちろん、ご家庭にその価値があると感じていただければ、問題がないのですが、たとえば、50万円とか60万円とかの教材を買わされた側が、それにあとで不満、疑念を持った場合は、やはり大きなトラブルになるのではないかと思います。

 私は、それがいやなので、というか、長い間やっていこうとすると、そういうトラブルは大きな妨げになるので、入会金みたいなのはいただかないようにしているんです。授業料も後払いにして、やめたいと言われたら、いつでもすぐにやめるようにしているんです。

「なぜやめるんですか?」

みたいなことも、言わないように心がけています。あまりにあっさりしているので、驚かれる方もおられるかもしれませんね。

 授業料に見合う、あるいはそれ以上の授業をしているつもりですが、それが高いと感じられる方もおられますよね。私はソフトなしゃべり方をしているように言われることが多いですが、「いつも真剣勝負」を心の中深くにいだいているのです。

 あ、いつの間にか、自分の宣伝になってしまいましたね。次回は、また、この業界の話に戻します。すいません。

次のページ(153ページ目)の最後につづく)

(次回はページを変えて)




もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。

 

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