家庭教師田口の視点(150ページ目)
(このホームページは、最初は、ご興味のあるところから、拾い読みをされることをお勧めいたします。うそや大げさな表現は避けているつもりです。プロの家庭教師のレベルとして、当然のことを書いているつもりです)
2020年3月2日(月)
視点余話です。
実は、私、マクド(マック)の店員さんから、
「鈍感さんね」
って言われたことあるんですよ。
これが私のツボにはまって、手をたたいて笑ってしまいました。
マクドに関しては、以前何回かとりあげたことがありましたが、こういうやりとりができるのもいいですね。って、そういう店員さん少ないですよね。確かにそうなのですが、でも、実は、店員さんそれぞれとても個性豊かなんですよ!考えてみれば、店員さんである前に、一個の人間なのですね。
マクドって、まじめなイメージありますでしょ。こんな冗談言われないような。でも、仲よくなると、こういうやりとりもできてしまうようです。
私だけかな。たまたま冗談好きな店員さんがいて、冗談好きな私というお客がいて、ということかもしれません。
実際、仲よくなるまでは、普通にやりとりしていたのですが、あるとき、レジで、その店員さんが、ぼそっと冗談を言ってこられて、私にとても受けて。
その「初冗談」以来、とっても仲よくなりました。皆さんと仲いいですが、とくにこの方とは仲よくなりました。
そのとき、あちらがどんな冗談を言われたかはもう覚えていないのですが、お互いニコニコ笑っていたのは覚えています。類は友を呼ぶ、ですね!
「鈍感さんね」がどんな場面で言われたかは覚えていますよ。
冗談を冗談として受けとりあえるというのは、お互いに心の余裕がないとできないとも思っています。(つづく)
2020年3月5日(木)
前のページ(149ページ目)の2020年2月20日(木)の算数、理科、社会は天才的に高い点をたたき出すのに、国語だけ異常にできない小学生のお話のつづきです。
算数、理科、社会では優等生だった彼が、気の毒に国語では音読ができないし、授業中居眠りするしで、塾の国語の先生から、しょっちゅう怒鳴られていたわけですけど、私は彼にもまったく怒りませんでした。
前に申したように、音読はできないけど内容は理解できるという、彼独特の不思議な「頭の性質」みたいなものがわかったので、それにそって、教えていきました。形式段落ごとに、いっしょに内容把握していくことから、始めてめていったのですよね。
そうしたら、何日かしてお母さんが
「3か月後には成績が上がりますから、少し待ってください」
みたいなことを、塾の国語の先生に言われたということを私に言ってこられました。きっと、私に期待してのことでしょうが、私は、そんなこと、お母さんに約束した覚えはなかったのですけどね。
私は、
「そうですか」
と冷静に応じましたけど、ちょっと直感的に「んん?」って思ってしまいました。
あくまで、その場での直感的なもので、あとで、どうして「んん?」って感じたか、そのときの自分を分析しなおすというようなことが多いのですが、仕事柄、こういうものに対する「嗅覚」みたいなのは発達していて、何か漠然とした不安を感じたような気がしたのでしょうね。彼のことを思って。
お母さんの名誉のために申しておきますが、ごく普通のきちんとした方ですよ。(つづく)
2020年3月9日(月)
前のページ(149ページ目)の2020年2月24日(月)の 「つい最近問い合わせがありまして、それがとても「まさか!」という感じのもの」というお話のつづきです。
実は、「アメくれた子」さんからせがまれて、このつづき、だれよりも先にお伝えしました。ここにも熱心な読者がいるということに感謝しなければなりませんね。ありがとう!(この子が人見知りというのがいまだに信じられません!)
1週間後には受験というきわめて切迫した状況の子でしたね。
で、電話でやりとりした翌日におじゃましたけど、本人が「今日は授業を受けない」旨、お母さんを通じて伝えてきたということでしたね。
こんな緊急事態にまさか!という感じだったのですが、お母さんから、前日に電話で聞いていたこと以外にも、いろいろお話を聞いて、無理もないという印象をもちました。
彼、精神的にやられていたんですね。
私は、日ごろから、頭のいい子ほどかかわりが難しい、周りのかかわりによるブレが大きいと感じているのですが、この子もそういう感じでしたね。
なまじ頭がいいものでしたから、塾やご両親の期待が大きく、それにつぶされてしまったというのが実情のようです。お気の毒です。
お話を聞いて、納得をして翌日にまたおじゃまする約束をして帰りました。(つづく)
2020年3月12日(木)
「アメくれた子」さんのお話が少し出たので、「チョコくれた子」さんのお話も少ししますね。
ずっと取り上げずにいましたしね。ほかにも取り上げたいこと、取り上げたい子がいっぱいあって、つい、、。
「アメくれた子」さん同様、最近は一人でもがんばるようになってくれ、学校の宿題を予定より早く仕上げることがときどきできるようになってきました。それだけで、
「やったー」
とばかり、とても喜んでくれているので、それまでなかなかそういうことができずにいたことがわかりますね。
ご存じのように、今コロナウィルスのため、学校が全国的にお休みになっていますよね。「チョコくれた子」さんのところもそうで、学校から、その休み期間中の宿題が出ているのですが、苦手な数学の宿題、昨日確認したら、最後まで終わっていました。立派ですね!
で、昨日は、その宿題のわからないというところをやっていったのです。いつもは2時間教えているのですが、昨日は本人の希望で早めの時間帯の1時間半教えることになりました。例によって、最初のちょっとだけ、しんどそうな、スローな感じなのですが、すぐにものすごく集中してくれて、私が
「もう(終わりの)時間だよ」
と言ったら、
「はや!」
と言って驚いていました。
いまだになぜ数学が苦手なのかわからないほど、センスがいいです。頭のいい子ですよ!
確かに、私も早く感じました。1時間半があっという間に終わったという感じです。
本人が集中していると、私も時間が異常にはやく過ぎるように感じるのですが、昨日は1時間半だったせいもあるのか、特にはやかったですね。
本当に、おおげさに表現しているわけではないのですよ。この子はしり上がりに集中していく子なので、1時間半ではもったいない感じなんですけどね。(つづきはまたいつか)
2020年3月16日(月)
視点余話です。
「新コロ」って、知り合いの方が使っているので、いい略かもって思って、使ってみたら、「アメくれた子」さんから、「コロナ」のほうがいいと言われました。どうしましょ?
まあ、それはいいとして、私は、新型コロナウィルス報道について、たまにネットやテレビなどで情報をえるのですが、どうもしっくりしないことが多く、民放のテレビ局の一部に、「国民の味方」的立場からか、政府の対応を批判する論調が強く感じられ、「そんなに日本の政府は悪いのかなあ?」と思ってしまったりして、現時点でできるだけ正確な情報を知りたいと思っていたら、ユーチューブでこんなのに出会いました。
https://www.youtube.com/watch?v=iE_g_StinjI&list=LLp9wA-K6NiHu_rFChobyd_A&index=4&t=27s
これは、
というタイトルの、なかなか説得力のあるお話です。ご参考にしていただけたら。
いろいろ私がえた知識からいいますと、予防策は通常のカゼやインフルエンザと変わることはないけど、さらに気を付けなければいけないのは「クラスター」の視点のようですね。今、とても大事なことかと思い、とりあげてみました。
個人的な感想ですが、日本政府も日本人もうまく対応しているほうではないかと思います。
2020年3月19日(木)
前々々々回の算数、理科、社会は天才的に高い点をたたき出すのに、国語だけ異常にできない小学生のお話のつづきです。
「3か月後には成績が上がりますから、少し待ってください」
とお母さんが、塾の国語の先生に言われたという話でしたね。
おそらく本人に厳しい先生に対する抑止効果をねらってのことと思いますが、一方で、私以上に本人に対するプレッシャーがかかるのではないかと気になりました。
私はいつもこういうとき、与えられた条件のもとでやるべきことをやるだけのことと淡々と対応するようにしているのですが、本人の心にはどういう影響を与えるのかと、、。
国語の音読ができず、成績が悲惨というのは、当然のことながら私には初めての経験でしたので、先が見通せない感じでした。とても無口な子だったので、心のうちはわかりませんでしたが、とりあえず、私の目の前では淡々と取り組んでくれました。
形式段落ごとに文章を理解してもらい、そのうえで、設問ひとつひとつをいっしょに解いていきました。彼が塾の授業中居眠りしていたというのが信じられないくらい集中してくれました。というか、楽しそうでした。
結果は1か月くらいで成績がクラス平均を上回り、塾の国語の先生も驚かれたようです。やはり頭のいい子だったのですね!
彼はときどき算数や理科の質問も私にしてきたのですね。そのとき、図もかかずに(こういう子は頭の中に図をかいているのですよ)問題を正確に解き、つまずく問題も私が簡単なヒントをあげると、それだけでいとも簡単に問題を解いてしまうので、すごい子だなと感心したのを覚えています。
その後国語も上位を維持し、全国でもトップクラスの中学に合格しました。それから、本人は寮生活に入ったので、私の手を離れましたが、「東大にいく」と言っていたというお話はお母さんからお聞きしました。
2020年3月23日(月)
前々々々回の 「つい最近問い合わせがありまして、それがとても「まさか!」という感じのもの」というお話のつづきです。
おじゃました初日に本人が授業は翌日にしてほしい旨お母さんを通じて言ってきて、翌日またおじゃましたのです。
そうしたら、今度は本人が布団にもぐったままお母さんに対して無反応だったようで、この日も授業はできませんでした。
実は、初日も布団にもぐっていたようですが、お母さんと会話はしたらしいのですね。ところが2日目のこの日は言葉を交わすこともなかったようです。
家のドアの前で待ちながら、再度お母さんが家の中に入り声かけをしてくださったのですが、相変わらず本人は無反応だったらしく、この日も断念せざるをえませんでした。
私も専門家なので、教えることさえできれば、私という人間を知ってもらえて、私の授業の質をわかってもらえて、スムーズにいけると思っていたのですが、最初の教えるということができない現状では、私にはどうしようもありませんでした。
とてもとても残念です。「家庭教師馬鹿」にはこれほどつらいことはないです。
結局2日目もそのまま帰り、3日目以降に関しては、本人の様子を見て、連絡してくださるというお話をいただきました。(つづく)
2020年3月26日(木)
視点余話です。
このページ冒頭のマクドナルドのお話のつづきです。
あれなんという名前だったかなあと思って「アメくれた子」さんに聞いたら、本人から、それの名前の書いてある紙を見せていただきました。
「ああ、『チャレンジ体験』だったね」
と言って、お礼を伝えました。「アメくれた子」さん、きっと私がなぜ聞くのか不思議に思ったでしょうが、下を読んでいっていただいたら、わかっていただけるかもしれませんね。
聞いたら、すぐに紙を見せてくれるあたり、机の整理が行き届いている証拠ですね!一人でもずいぶん勉強するようになってきています。確か一番苦手だったかと思われた数学もスムーズに宿題をやってくれるようになりました。本人は否定していますが、本来は頭のとてもいい子です!
がんばれるようになったのはご両親のご協力のたまものですね。ありがとうございます!
そう、チャレンジ体験という、中学生に職業体験をしてもらう授業カリキュラムみたいなのがあるんですね。京都の公立中学ではこういう名前でやっているのですが、で、ほかのところでどういう名前でやっているのか、そもそもやっているのか、子どもたちにいちいち聞いたことないので、わからないのですが、京都の公立中学でこれを毎年実施しているのは確実です。
なぜって、マクド(マック)にも、この「チャレンジ体験」の中学生がやってくるからです。そこで、例のおもしろい言い方(お客さんによっては危険かもしれないですけどね。私はこれ(を言われるの)が大好きです!私はこの方の1ファンです!)をしてこられる店員さんから、またまた飛び出したセリフがあるのです!(つづく)
2020年3月30日(月)
私が基本的に人の悪口を言うのが好きでないというのは、このホームページ全体から、感じ取られた方も多いかと思います。
ですから、こういうお話をするのは好きではないのですが、やはりこの家庭教師業界の実態というものを皆さんが知っておかれた方がいいと思いますので、今回はページの最後でもあるので、こっそりと書かせていただきますね。
こっそり書くからと言って、私は根も葉もないことを書くことはありません。
根も葉もないことかどうかは皆さんの経験からご判断いただくしかないのですけどね。でも、ありうると感じられる方は多いのではないかと思います。
私は、今はほぼこのホームページと口コミからしか家庭教師先を募集していないんです。昔はいくつかの業者を通して紹介していただいたことがあるんですけどね。ホームページを通して問い合わせてくださった方の中には、10年以上このホームページの存在をご存じなかった方もおられ、
「こんなホームページがあったんですね。ずっと家庭教師を探していたのですが、最近になって初めて知りました」
と言ってこられる方もおりました。
かつては仕事をいただくうえで、複数のルートをもっておくことはとても大事だと思って、業者への登録もして、そこからのご紹介もできるだけ喜んで受けるようにしていたんですね。
でも、いくつか、ええ?という思いをして、次第に業者の方々と距離を置くことになったのです。一言で言いますと、教えるということの経験がなく、それがどういうことかわからない方が業者の方の中には結構おられるという感じでしょうか?
わかっておられる、立派な方もおられますけどね。そうでない方もおられ、ため息つくことも多かったんです。具体的に記していきますね(ちなみに、とりあげるのは、もう10年くらいかそれ以上前のお話です。今は改善されているかもです。ご参考にしていただければ。今だから冷静に書けるようなところもあります。へ~、田口にもそんなことあったんだ、という感じで、お読みただけたら)。(次のページ(151ページ目) の最後につづく)
(次回はページを変えて)
※もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。
「とび授業」のすすめ
視点目次(サイトマップ)
優先相談お受けします
いじめられないために。いじめをなくすために。知識のしずく「その1」
学校からいじめをなくすには。知識のしずく「その2」
変質者によって、子どもが殺されないために。知識のしずく「その3」
兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」
「勉強しろと言わないように」ということに関して。知識のしずく「その5}
「選挙制度、政治制度の改革」に関して。知識のしずく「その6」
政治への向き合い方について。知識のしずく「その7}
大学入試改革の問題点について。知識のしずく「その8」
家庭教師先募集の要項
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私の2作目の本紹介いたします
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