家庭教師田口の視点(137ページ目) 

 (このページの最初の書き込みは視点余話になっています。授業風景や私の能力などを感じたい方は2回目の書き込みからどうぞ。ぜひ、楽しむようにお読みくださいね。いい知恵をもらった、という具合に、、。目が疲れるというような方は、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう

2019年2月4日

前のページ(136ページ目)の一番上の視点余話のつづきです)

 マクドナルドのお話に戻りますね。

 たまたま(本当に偶然)、つい最近、朝日新聞の2018年8月1日付で、特派員メモ「マイストローいいね」という記事を見ました。

 それによると、どうも台湾では、今年2019年から「プラスチック製の使い捨てストローの規制」が始まるらしいのです。

 それを受けて、ガラス製やステンレス製のストローなどがお店で売られていて、売れ行きがいいらしいです。しかも、専用の洗浄ブラシも買えるみたいです。

 あんな細い管をどう洗浄するのでしょうね。そもそもブラシってどういう形状をしているのでしょう?

 自分にとっては、とてもタイムリーな記事に、へー、と思って、読ませていただいたのですが、エコという観点からも、マイクロプラスチックという観点からも、マイストローは日本でも検討されるべきでは、と思いました。

 そうしたら、

「ストローいりません」

をマクドナルドのお店で店員さんにお伝えするのに、私があれほど神経を使うことはなかったのに、と思いました。

 家庭教師田口の視点(135ページ目) では

それで、意を決して、ストローをいらない旨、お店の方にお伝えし始めたのですが、そのときから、意外にも、私の小さい、地味な「格闘」が始まってしまったのです」

と書き出しましたが、マクドナルドのお店で、むとんちゃくにストローいらない旨お伝えしたら、当初はお店の方の反応が、意外にも、さまざまで、多少のとまどいと連携ミスがあったこともあり(マニュアルにないことなんでしょうね!「ストローいりません」と言われたら、なんて)、これは申し訳ないと思って、こちらもあれこれ「地味な工夫」をしていったのですが、書ききれないので、詳細は次回の視点余話に書き出していきますね。

 京都市内のマクドナルドのあるお店で、注文の最後に少し遠慮気味に「ストローいりません」と言っている男性がいたら、私だと思ってください(いちいち人の注文に耳を傾けている人はいないと思いますが)。

 あ、このお店では、「ストローいりません」とどなたかがお伝えになっても、今は戸惑われる店員さんはおられないと思いますよ(そもそもそんなこと伝えませんって??)。さすが、マクド(マック)!

 こういうハプニングを楽しむ余裕が必要なのでしょうね!教育、子育ても含め、、。(次のページ(138ページ目)の2回目の書き込みに続く)

(次回からは、5か月くらい前から教えている、「平均的な子」をご紹介しますね。前のページ(136ページ目)でとりあげた「読破」君のおかげでこういう子の成績をあげるのが簡単に感じます)

 

 

 

2019年2月11日

 今回から、教えた当初の学力(彼の場合教えたのが主に数学でした。ですから、数学についての学力です。その後、理科、作文も教えていきました)が、おそらくは平均的と思われる子をご紹介しますね。4か月くらい前に、掲載のご了解をいただいていたのですが、「読破」君の書き込み(そういえば、「読破」くん偏差値60台の高校に受かりましたよ!中1のとき偏差値30台でしたから、ものすごい成長ぶりですね!)でなかなか区切りがつかず、こんなに遅れてしまいました。

 昨日、あらためて、プライバシーのため、少しいじった「お母さんからのメール」(下記)をお見せして、ご了解をお願いしたところ、「楽しみにしてます」とのご快諾をいただきました。恐縮するとともに、感謝申し上げます。ありがとうございます!

 今、彼は、学力的にも、勉強の仕上げ方みたいなものに関しても、平均的な子ではなくなってきています。彼の名は「平均から急激進化」君にしましょうか?

 まず、お母さんからのその「お問い合わせのメール」をどうぞ。

はじめまして、突然すみません。

田口先生の『子どもの学力を伸ばす16の習慣』拝読させていただきました。ホームページも大変、興味深く、隅々まで拝見させていただきました(ありがとうございます!私の本は親御さんの中には、子育てのバイブルのように扱ってくださる方もおられます。そういうメッセージに触れるたびに、「わが意を得たり」とうれしくなります!ホームページも隅々お読みくださり(でも皆さんは無理されないでくださいね)、ありがとうございます!そういう言葉が何よりも私のエネルギー源です)。

私は、〇〇に住んでおります、Aと申します。中学3年の息子が、高校入試に向けて頑張って勉強しておりますが、なかなか成績が上がらないでおります。特に、数学が…。定期テストでは、80点くらいは取れているのに、8月に受けた地元の模試では、20点台しか取れませんでした。決して難しい模試ではなく、中学生がみんな受ける、[〇〇模擬テスト]というものです。本人としては、夏休みにしっかり勉強したつもりだったのに、20点台しかとれず(でも、確か、私が教えて1か月くらいあとの模試で60点台か70点台に急上昇しましたね。「いきなりこんなに上がってビックリ」してくれたようでうれしいです!それからは、ずっと高得点をキープしていますね!)、かなり落ち込んでおります。本人は連立方程式の文章問題が特に出来ない!式が浮かばない!と言っております(教えていて、のみこみはいいですし、とてもそういう子には見えませんでした。気になることと言えば、あとで述べますように、宿題の丁寧さに甘いところがあったというあたりでしょうか?このくらいは、最初は仕方ないですね。でも、このあたりも彼は、5か月たった今はほぼ克服してきていますね!)。

田口先生のような立派な先生に、息子なんかをお願いするなんて失礼なのでは(いえいえ、私は教える子を選べるほど立派な人間ではありません。単なる「ほかに能のない家庭教師馬鹿」です)…とも考えましたが、頑張ってる息子の成績をどうにかあげてやりたいと、失礼を承知でメールをさせていただきました。
どうか、一度体験授業をしていただけませんでしょうか。スケジュールも拝見しました。本当にお忙しいのに申し訳ありません(いえいえまったく大丈夫です。でもあのときは確かに受験が迫っていたころで、忙しかったですね)。息子と話してみたところ、土曜日の朝にお願い出来ないかなぁと思っております。どうぞ、よろしくお願いします。

 

 次回は、この子の進化ぶりをお伝えしていきますね。お母さんが送ってくださるメールもご紹介しつつ。私の体験授業後の反応とか、宿題に対する反応とか、彼の生き生きとした様子が伝わってきて、読んでいて楽しいです。ホント単なる読み物としても面白いです!家庭教師馬鹿にはとても励みになります!(つづく)

 

 

 

2019年2月18日

 下は、平均から急激進化」君のお母さんからの、はじめて私の宿題が出たときの反応を書いてくださったメールです。ギャー!ワー!という本人の気持ちが伝わってくるようなメールですね。最初手探りで、本人と相談しながら宿題を伝えてみたところ、本人が「がんばります」という感じだったので、とりあえず出してみたのですが、やはり多かったですね。その後、彼の様子をみて、彼にあわせて減らしていきましたよ。もちろん。私の基本は、個々人の適性に合わせることですので。

 子どもたちは、環境(この場合宿題)がどんなに厳しいものであっても、かかわり次第ではがんばれる、どんなに楽な環境でも、かかわり次第ではがんばらない、という典型をここにも見ることができますね(「環境と言葉」に関しては

家庭教師田口の視点(47ページ目)

家庭教師田口の視点(48ページ目)

家庭教師田口の視点(74ページ目)

ご参考に)。

 実は、これ、未送信だったメールのようです。ホームページに掲載するということで、わざわざお母さんが最近送ってくださいました。ありがとうございます!本人にも了解済みとのことです。結構楽しいメールです。プライバシーにさわる部分以外は元のメールを極力いじくらないというのが私の基本で、改行がなく、読みにくいかもしれませんが、ご了解ください。

おはようございます。早朝にすみません。急ぎではありませんが、相談させてください。

昨日はありがとうございました。宿題が沢山出たことを、笑いながら、『やべー、死ぬ!マジ、エグい!マジ、笑える!マジかよー、終わった!マジで?マジで?くそー、やってやろうじゃねーか!はっ!やっぱ無理だろう!1日何ページだよ?はっ、マジ終わったわー!』と、叫んでました。文字で書くと嫌がっているみたいに見えますが、中学生(本人)特有の表現なだけで、怒っているわけでも、嫌がっているようではないようです。『でも、楽しい!塾がどんだけぬるいか、わかるわぁー』『京大レベルはこんななんか?』というので、『こんなのまだまだです』と答えておきました。(田口先生は京大レベルも教えてると話てあったので聞いてきたのだと思います)基本、本人はMなのでちょっと困難な状況は嫌いではないのだと思います。かえって、やってやろうじゃねーか!と、なるのですが、その気持ちが長続きしないというか、自分に甘いというか。昨夜も、早々に寝ちゃいました。自分で目覚ましをかけたようなのですが、起きない。起こして!と前もってお願いされている時は起こすのですが、今日はそうでは無かったので、起こしませんでした。ずっと目覚ましがなっていたので、『なってるよ!』とだけ言ったら、『やっぱり朝は無理だわ!』と言って起きませんでした。前にも朝は無理だね、夜やってゆっくり起きた方がいいねー!って話したのに、またまた同じことになってしまって。寝る時には、やろうと思ったんだと思いますが、眠さには勝てないんですね。でも、それじゃいつまでたっても成績も上がらないですよねー。志望校の点数に全然届いていないのに…。彼なりに頑張っているんだとは思いますが、これで間に合うのかなぁと心配になります。私に頑張ってることをアピールしてきたり、模擬テストの社会の過去問をやったら80点だったとか、いいことばかり言ってきます。でも、これは自分を甘やかしているだけなんじゃないかなぁと思っています。あまり言ってもと思い、本人には否定的なことは言っていません。『80点やったじゃん!良かったねー!』と返したりしています。田口先生のホームページにやってるやってる!という子の方が危険!と書いてあったような…。こんな風で大丈夫なんでしょうか?全く勉強してないわけじゃないですが、足りてるのかな?と不安になります。分からないところをやることは辛いことだけど、わかるように頑張ってるのかな?と不安になります。

 今は、お悩みのほとんどは、私の知らないうちに解決しているように感じるのですが、いかがでしょう?いい子ですよ!

 

 

2019年2月25日

 平均から急激進化」君に、私は特に頭を悩ませることはありませんでした。彼が相当悩んでいたことはお母さんからいただいた最初のメールからご想像がつくかと思いますが、前のページでご紹介した偏差値30台から60台に伸びた「読破」君や京大に受かった「作文全部ひらがな」君(「作文全部ひらがな」君は全国でもトップレベルの高校に受かって、そこから京大に受かっています。前にも述べましたように、2人の差は私が教え始めた時期の差かもしれません)のように、「初期状態」があまりにも深刻な子たちをいっぱい教えているので、むしろ、楽でした。

 ただ、塾や学校で経験できないような「わかりやすさ」を提供し、「やればできる」「わかった!」などを自ら感じるようにもっていってあげただけと言っていいでしょう。

 実は、彼平均から急激進化」君は塾に行っていて、伸びなかった(彼のような子が模擬テストで20点台というのは塾に問題があるとしか思えません)ので、そういうことをきちんと教え、子どもたちに「感動」を与えられない塾も多いのかもしれません。

 お母さんから、塾の実態をお聞きして、詳しくは申せませんが、

「よく塾として成り立ってるなあ?」

と感じました。「読破」君の行っていた塾は大手の塾でした(前のページまでずっと「読破」君についてお読みになった方は、ずいぶんひどい塾だなあと思われたことでしょう)し、有名無名関係なく、「わかる」という感動を与えることなく、子どもたちをおきざりにしてしまう塾はあるのでしょう。そういう先生はおられるのでしょう。

 私はおきざりにしないように心がけています。

 どなたでもわかる例をあげましょう。

 たとえば、pollution(ポリューション)の「汚染」という訳をいつまでも覚えられないある高校生に、

「がんばって覚えろ」

みたいなことは私は、いっさい言いません。その代わりに、覚え方を伝えます。

 その子はサッカー部の男の子なので、

 「ゴールのpoll(ポール)にtion(たちしょん)で、「汚染」というのは、どうか?」

と言ったら、頭に入るようになりました。「たちしょん」なんて、田口は下品だと思われるかもしれませんが、じつは、こういう過激な感じで覚えるほうが頭に入りやすいのですね。「うんこ漢字ドリル」などがはやっているのもそういうところからきているせいかと。

 ただ、女の子は「たちしょん」に抵抗があるかもしれませんので、別の覚え方を工夫しますが。

「田口、もっと品よく教えろー」

と言わないでくださいね。本人の頭にいかに入るかだけを考えている人間で、とっさに思いついたのがこれだったのです。もちろん、いつもこんなんばかりではないですよ。教える子によって、ちゃんと教え方変えてますしね。私の場合、子どもたちとの相性の問題は、まずないです。

 1回だけ、

「余計なものまで、いっしょにしっかり頭に入っちゃったじゃない!」

と、ある仲のいい女の子(当時高校生)から怒られたことありますけど、その子とは社会人となった今も仲いいですよ!(あ、そういえば、その子、トップページにリンクしてある

掲示板からご参考になりそうなものを抜き出しました(9)

に載っている「宮」さんです。)

 あ、だれでも「作文全部ひらがな」君みたいに京大に受かると思われないでくださいね。本人の(潜在的)能力、性格、教え始めるタイミング、それから教えることのできる時間などの制約があるものですから。これは、言わずもがなのことかと思いますが。私は、その制約のもとで、最も良い結果が出るよう、日々最善を尽くすだけ、と思っています。

 私のひそか~な究極の目標は、望んで努力すればだれでも京大に受かれるということを示すことではあるのですが、、。「作文全部ひらがな」君はその有力な事例になりうると感じています。

(次回はページを変えて)

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。
 

 

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学校からいじめをなくすには。知識のしずく「その2」

変質者によって、子どもが殺されないために。知識のしずく「その3」

兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」



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政治への向き合い方について。知識のしずく「その7}


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