家庭教師田口の視点(127ページ目)
(ぜひ、楽しむようにお読みくださいね。いい知恵をもらった、という具合に、、。目が疲れるというような方は、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)
2018年4月2日
視点余話です。
実は、先日、とんでもないミスをしてしまいまして。
で、ミスをしたにもかかわらず、相手のお母さんのミスであるかと思っていると思われかねないようなメールを送ってしまって、、。
以下、まことに恥ずかしい話です。
あるとき、あるお母さんから、
「まだ領収書をいただいてません」
というメールをいただいたんです。
え?って思って、すぐに返答を差し上げました。
今から思うと、ずいぶんとぼけたメールですね!「どうなっているのでしょうね」なんて。とりようによっては、「そちらの手違いでは?」と私が言っていると思われかねないメールですね。そんなつもりもなかったのですが、今読んで、自分自身への自信に赤面です。
たまたまですが、パソコンで教えている2軒のお宅が、我が家から近く、お互いも近い(おそらくお互いにお知り合いではないとは思いますが)という感じで、これまた、たまたま2軒とも領収書を銀行に提出する必要があるらしく、振り込んでいただいた毎翌月初めに領収書をお持ちすることにしているんです。(つづく)
2018年4月9日
視点余話のつづきです。
「3月初めにお持ちしていますが」と上のメールで書いてますが、どうも、それが間違いらしいのです。いまだに、お持ちした記憶があるつもりでいるんですけど、それが、決定的に自分の勘違いだと気づかされる「証拠」に出会ってしまったのです。
確かにお持ちしたけど、でも、念のためと思って、お近くのもう1軒のお宅に、
「2月分の領収書を受け取っていますか?」
と、直後の授業中お聞きしてみたんです。絶対お持ちしているって、自信満々で、、。私は、確かにお持ちしているはずだって、、。
でも、パソコンの向こうから、
「いいえ」
という声を聞いて、頭から火が吹きました。
「じゃあ、そのうちに、3月分といっしょに、2月分もお持ちしますね」
と、思いっきり、冷静に、少し明るめにお答えしました。
心の中では、「やばっ。やばっ」
どうも、銀行によってか、あるいは、ご家庭の事情によってか、毎月期限までに領収書が必要だったり、必要でなかったり、領収書の書き方が細かく要求されたり、されなかったり、があるんです。
で、このパソコンの向こうのお宅は、それほど提出期限に関しては、うるさく言われていないようですが、
「まだ領収書をいただいてません」
と言ってこられたお宅は、どうもこの領収書をすぐにでも受け取りたいという感じだったのです。
問題は、こちらですね。
「3月分といっしょにお持ちする形でもいですか?」
というメールを差し上げたところ、いつも3月末に3月分を振り込まれるこのお宅が、今回に限って、すぐに振り込まれ、その旨伝えて来られ、領収書をできる限り早くほしい旨もお伝えになりました。コピーで送ってくれてもかまわない旨も、、。
ずいぶん切迫した状況を察し、翌日は、雨の予報なのですが、お持ちすることを決意しました。雨の中、自転車で、2軒のお宅とも領収書をお持ちしました。
で、正直に謝ろうと心に決め、事前に、この事情を切迫しておられたお宅に、メールでお伝えしたところ、
「私も勘違いはよくしますので」
という返答をくださり、許していただきました。
まだ冷たい雨は、自分をしかりつけているようでした。
いろいろすいませんでした。。。
本当に「やばっ」って、縮みあがった失敗でした。次回は、私の勘違いの原因分析と対策をお伝えしますね。もう2度と同じ間違いをしてはなりませんよね!(つづく)
2018年4月16日
勘違いの原因分析ですが、「勘が狂った」という感じかと思います。
私は、先払いを基本的に求めないという形をとっていますので、その月の分は、月末までに振り込んでいただく(パソコンで教えているお宅の場合)という感じでお願いしているんです。
そうすると、振り込むタイミングが、そのお宅、そのお宅で違ったりします。
この2軒のお宅は、一方のお宅が20日ごろ振り込まれ、もう一方のお宅が月末に振り込まれるという感じでした。
で、当初は一方のお宅は、20日ごろに領収書をお持ちし、もう一方のお宅は月末ごろお持ちし、ということをしていたのですが、途中から、月末に2軒ともお持ちするという形に変えたのです。
簡単に言いますと、2回お持ちしていたのが、1回になった。それで、「勘が狂った」ということなのでは、と考えられます。
言い訳にならない言い訳なのですが、どうしてこんなことになったかの原因分析をすると、こんな感じかと思います。
いまだにきちんとお持ちしたと認識している自分がいるのです。いかに自分の感覚が不正確か、思い知らされました。ご迷惑をおかけしたお宅には、本当に恐縮です。
自分の感覚を信じすぎてはいけない、ということを痛感しました。
で、そういう結論から、以下のような対策をすることにし、それを先方にもお伝えしました。
1、お持ちした直後に、先方にその旨、お伝えする。
2、お持ちした直後に、手帳などに、その旨記録する。
記憶や感覚は私をだますかもしれませんが、記録は、書かれた文字は、正確に事実を残してくれるでしょう。
人がスケジュール管理を手帳に頼るのも、それが理由ですね。
一度失敗したら、それに学んで、その次からいかに失敗せずに、こなせるようになれるかが大事だと子どもたちには伝えているので、その手本を示すためにも、きちんとしなければなりませんね。
子どもたちでも、一度ミスをしたりして、問題点を指摘され、すぐに修正してミスをしないようにしてくる子とそうでない子では、長い目でみて、ものすごく大きな差が出ます。
小さな失敗を、そのつど修正し対策をするというのは、人間についても、企業にとっても大事ですね。
いい教訓となりました。
シュン。。。
2018年4月23日
以前うつの子で、ある高校をやめさせられた子をご紹介しましたが、この子、関関同立レベルと、東京6大学レベルの大学を受験して、すべて受かりましたよ。今年受かったのではなく、去年の1月ごろの受験の結果なんですけどね。
ずいぶんゆっくりしたご報告ですが、で、本当はもっと早く載せようと思っていたのですが、その時々に載せたいと思ったことを優先しているうちに、つい遅れてしまいました。この「視点」らしいと思ってお許しください。この「視点」は、その時々、思ったことを気軽に書き、気軽に読んでいただく(で、しかも皆さんのご参考になる)、というスタンスでいるものですから。
彼の弟さんを今も教えているのですが、で、お兄さんである彼、今、東京6大学のひとつ(MARCHのひとつでもあります)に通っているのですが、京都に帰ってくると、必ず私に土産物を買ってきて、くれるんです。弟さんの授業中、コンコンとノックしてきて、、。うつのときとは全く違った明るいニコニコ顔で、、。
この前は、なぜか、赤いタオル生地のハンカチとお菓子でした。
ありがとう!
今、彼をご紹介したページを探してみたのですが、見つかりません。確か、とりあげたと思うのですが、、??そのうち見つかったら、お知らせしますね。
その代わり彼の弟さんをご紹介したページをお伝えしますね。
です。弟さんは、このページでは「小さいころ、軽度の知的障害と診断された子」として紹介されています。この子に関しては、このページの最初から一番下までお読みいただければ。
いずれ、弟さんに関しても、がんばっている様子をお伝えしたいと思っていますが、今回は、このうつだった子のがんばった様子をご紹介していきますね。
うつとどう闘い、克服していったかなど、そばに寄り添って感じたことを、いろいろとご紹介していこうと思っています。
彼、あるとき、お母さんに
「田口先生がいなかったら、自分は死んでいたかも」
と言ったことがあるそうです。なぜ、彼がこのようなことを言ったかなども、私なりの視点で書かせていただきますね。
高校2年生の3月頃にうつが治りかけてから、10か月くらいの努力ののちに、これだけの成果ですから、立派ですね。(つづく)
2018年4月30日
うつ(の子)なんて自分に関係ない(わ)、という方もおられるかもしれませんね。
でも、うつに関して、多少なり知識を持つことは、教育、子育てをする上でとてもプラスになると私は考えています。
仮にうつになりかねないような周りの状況下でもうつにならないような子育ては、「いい子育て」でもあると思われるからです。
少なくとも、私はうつの子たちとかかわる中で、多くのことを学ばさせていただきました。現実に、そういう子たちとかかわることと、頭の中でイメージしていたものとは、ぜんぜんちがいました。
ユニバーサルデザインという概念がありますね。簡単に言いますと、障がい者にとって住みよい社会はだれにとっても住みよい社会という発想ですね。
うつにも、こういう発想が大事なような気もしてます。
うつを未然に防げる子育ては、だれにとってもいい子育てという感じでしょうか?
もしお子さんがやる気がない状況に見えるとしたら、それはほんのわずかかもしれませんが、誰かがその子を「うつっぽい」状況に追い込んでしまっているのかもという視点も重要かもしれません。
ということで、次回はどうして彼がうつになってしまったか、というあたりから書き出してみますね。
彼、もともとは「友だちからいじられてもまったく気にならなかった」(彼のことば)という子だったんですよ。それが、ある時、突然友だちのちょっとした言葉にも深く傷つくようになったのです。いわば、心の中にぽっかり傷をあけられてしまって、それがあいたままの状態で人にさわられて、その心の中の傷がうずき続ける、さらにその傷が広がってしまう、という感じでしょうか?私たちの目に見えぬところで、彼は心の中の血を流していたと言ってもいいかもしれません。
彼とかかわる中で、私はそういう彼の状況を感じ取りました。
もともとは強気な性格が180度近く変わってしまったんです。
自らを死に追い込みかねないようなことさえするようになってしまったのです。
これは、この病気の怖いところです。「心のカゼ」とも言われている病気なのですが、深刻な面、怖い面もあるんですね。(つづく)
(次回はページを変えて)
※もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。
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いじめられないために。いじめをなくすために。知識のしずく「その1」
学校からいじめをなくすには。知識のしずく「その2」
変質者によって、子どもが殺されないために。知識のしずく「その3」
兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」
「勉強しろと言わないように」ということに関して。知識のしずく「その5}
「選挙制度、政治制度の改革」に関して。知識のしずく「その6」
政治への向き合い方について。知識のしずく「その7}
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