家庭教師田口の視点(111ページ目)
(ぜひ、楽しむようにお読みくださいね。いい知恵をもらった、という具合に、、。目が疲れるというような方は、プリントアウトされてから、お読みください。無理をされませんよう)
2016年12月6日
今回は、この言葉。
よいサッカー選手は自分よりもボールを動かす。
どなたの言葉か知りません。はじめてこの言葉を知ったとき、意味がはっきりとはわかりませんでした。
はっきりとはわからないけど、何か自分が生きるうえで多少なりと参考になりそうだと思うと、何度か思い出しては、考えてみる言葉があるんですけど、この言葉もその一つです。
で、あれこれこの言葉を考えたのち、
教育、子育てに体を使うほど、子供は育たないかも、、。
と思うようになりました。「え?いきなりサッカーの話をされて、いきなり結論を言われても、、」と言われそうですね。
この発想、誰かにものを教えるとき、教育、子育てをするとき、大事な発想とは思うのですが、ピンとこないという方、少しお待ちくださいね。
私は、中日ドラゴンズファンだということで大学を名古屋大学にしたという人間(埼玉出身なのに、小学校の時から、なぜか(いまだに理由不明)ドラキチ(中日ファン))で、サッカーよりも野球のほうに興味のある人間ですが、で、野球もいい言葉がいっぱいありますが、今回は、私なりに、サッカーに関するこの言葉の意味のおおよそをとらえられたと思うので、これをご紹介してみますね。
家庭教師田口の視点(21ページ目)の一番最後で、2006年当時のサッカー日本代表のオシム監督が「一流のサッカー選手は、足が痛いとかは言わない。頭が痛い、というんです」といっておられたというお話を、ちらっと書きました(ずいぶん前!)。で、これサッカーというスポーツがものすごく頭を使う、知的なものだということを表現しているものですが、これは、おそらくあらゆるスポーツに関して言えることではないかと思います。
さらに、これは、教育に関しても言えて、「一流の教師は、体がしんどいとは言わない。頭が痛いというんです」と言い換えることができるでしょう。
サッカーも教育も、頭でするもので、自分の体を使うことばかりしていては、一流とはいえないということなのでしょうね。
監督として極めて有能だったオシム監督の言葉ですから、私には、強いメッセージ性を感じます。
ですから、何かの折に、ふとこの言葉もよぎることがあります。
よくよく考えると、「よいサッカー選手は自分よりもボールを動かす」も「一流のサッカー選手は、足が痛いとかは言わない。頭が痛い、というんです」と似たような発想からきた言葉のように響きませんか?(時間がないという方はあまり考え込まれないでくださいね!)
教育、子育てに体を使うほど、子供は育たないかも、、。一流のサッカー選手が自分ができるだけ動かずボールを動かすようにするのと同様に、上手な子育ては、自分が動かず、子供を上手に動かすようにする、と、、。
たぶん、私たちが思っている以上に、子育ては頭でするべきものなのでしょうね。
私は、このホームページ全体で、私の本で、教育、子育ての知恵、コツ、発想を、できるだけ具体的にお伝えしてきているので、また、あれこれ拾い読みしてみてください。で、頭で育てる、子供たちを動かす発想を身につけていただければ、、。
そう言えば、昔は、「1週間で(あるいは2週間で)、このホームページをすべて読破しました」みたいなメールをくださるお母さんとかがおられたのですが、最近はそういうことがないですね。少しさびしいですが、仕方ないですね。
あまりに巨大になって、ちょっとやそっとでは読み切れなくなってしまっているのでしょうね(私も、あきもせずよく書いたものですね)。無理はなさらないでくださいね。皆さんのペースで拾い読みをし、必要でしたら、ご興味のあるところを、繰り返しお読みいただければ、、。
繰り返して読むに値する内容にしてあるつもりです。
体よりも頭を使う教え方、子育て、教育のため、少しでもお役立ていただければ、、。
で、子育てが少しでも楽で、楽しめるものになっていただければ、、。
2016年12月13日
今回は、以前、家庭教師田口の視点(108ページ目)の2016年9月21日の下のほうでご紹介した子の様子お知らせしますね。朝起きれなくて、でも、「遅刻して学校の先生から叱られたから」ということで、朝きちんと起きだしたという子でしたね。
まだ、たまに自力で朝起きられないこともありますが、昔のまったくアラームに反応しなかった状況からすれば、ずいぶん起きるようになってきています。
少なくとも、一度は自分で起きだし、アラームを止めるようになったらしく、そのあとまた寝てしまったり、とかはたまにあるものの、自分で何とかしようという気持ちがひしひしと伝わるような感じになっています。
前の家庭教師田口の視点(108ページ目)の2016年9月21日の下のほうには、下のカギカッコ内のような書き込みをして、彼をご紹介しました。
まだ、完ぺきに一人で朝起きられるという感じにはなっていませんが、お母さんが朝心配して起こしに来られている(私が何度も申し上げているところの「甘い環境」ですね〈これと「厳しい言葉」がセットになったら、子供をよからぬ方向にもっていきかねないことはご想像つきますでしょ。逆の「甘くない環境」と「優しい言葉」が大事なんでしょうね〉。本当はこれをされないほうが、本人は早く起きられるようになるのですが、お母さんのお気持ちもわかりますね)らしいのですが、先日、本人みずから「お母さん、起こさないで」と言い出したみたいで、ここからも、この子の強い気持ちが伝わってきますでしょ。
しかも、彼がお母さんに「起こさないで」と伝えたという話をしているとき、とても生き生きしていました!
私は、そんな彼を、彼の友達のお母さん(このお宅も教えています。というか、私にこちらのお宅を紹介してくださったお宅です)を通じて、ほめていただいたり、もちろん、親御さんからも、おじいさんからもほめていただき、私もほめてあげて、支援しています。
授業中、しょっちゅう私の顔を見るということもなくなりましたし、ものを書くとき、顔をノートに異常に近づけるということもなくなりましたし、提出物をきちんと出すようにするというのも継続してくれていますし、いじめられる可能性のある彼の性癖(彼は、一部の子からいじめられていました。また、どちらかというと端正な顔立ちにもかかわらず、女の子から、気持ち悪いと言われていたのです。例によって、自分の行動のどこが嫌われかねないかの自覚がなかった感じでした。いじめにあいかねない行動などに関しては家庭教師田口の視点(109ページ目)ご参考に)みたいなものを伝えたら、それを改善してくれました。
テスト前でなくても、一人で勉強するというのも継続してくれています。
こうしたら、おのずと、成績は後からついてくるでしょう!
2016年12月20日
以前テレビで、
「深刻な事態になったときほど、明るく接するようにする」
という内容の、あるボランティアを率いておられる方の言葉を知って、なるほどと思いました。
幼稚園児だったときの娘がいじめられて、今にも泣きそうな顔で帰ってきたとき、妻は心配そうにしていましたが、私は、
「これは、チャンス!」
と思って、娘に接したという話は、家庭教師田口の視点(8ページ目)の2003年7月15日に詳しく書きだしましたが、実際、チャンスだったということはそこをお読みになった方にはわかっていただけるかもしれません。
生まれつきの娘は、とても性格が悪く、今の優しい、芯(しん)の強さを感じさせる子からは、想像がつかないくらいひどかった(ものすごく泣き虫、ものすごくわがまま)のですが、私にとっては、私の教育の能力を磨く、絶好の材料に見えたので、この子を授かってよかったと思います。
息子が生まれつき、とても性格のいい子だというのと正反対でした。教育者としては、息子はつまらないです。
二人とも、今は「人間関係の達人」で、周りの子が寄ってくる、ものをくれたがるという性格で、もちろん、この二人の姉弟の間で、けんかするのを見たことがありません。じゃれあいみたいなのは見たことありますけどね。
うちの子といじめれれている子を比べてみて、つくづく思うのは、子供って、というか人間て、好きな子にはものをいくらでもあげたくなるのに、嫌いな子になると、ものをとったり、隠したり、壊したりを当たり前のようにしてしまうということなんですね。
不思議なくらいみんな息子にものをくれたがる。なんでだろう?って思うくらい。
性格の悪さからくる大方のトラブルは、娘は幼稚園までにクリアし、小学校以降は、トラブルらしいトラブルはほとんどなく、先生に気づかれないところで、先生を助けてあげるということを得意としていました。
私がぼそっと
「先生の知らないところでいじめをこっそりなくせるといいね」
みたいなことを、たまあに言ったりするのを、きちんと聞いてくれていたんでしょうね。
トラブルにみまわれたとき、「これは、チャンス!」と思えるかは、きっと子育て、教育についても、大違いと言えるのでしょうね!
「深刻な事態になったときほど、明るく接するようにする」
いい言葉ですね!
2016年12月27日
視点余話です。
実は、私の娘、今年の春に、某国立大学の医学部看護学科に合格して、今下宿中です。
当然今1年生です。
うちの娘のことなんかご興味のない方も多いだろうと思うのと、例の合格実績を並べ立てるというのがどうなのかという気持ちもあり(私の能力相応の実績は毎年出しているつもりですが、それよりも、伸び悩んでいる子、がんばれない子をどう立ち直らせたか、その後どういう実績を出させたか、みたいなほうが本来の家庭教師の能力を示しているし、皆さんのご興味のあるところと思っていますので、また、この「視点」でそれを書き出していますので)、娘の合格実績は載せずにいました。
でも、上(前回の書き込み)で、娘と息子をとりあげたので、ついでに書きたいことが出てきて、娘の今をちらっととりあげることにしました。(このホームページをずっと読んでくださった方は「あ、あの娘さんですね」と思っていただけるかもしれません)
視点余話ですから、気軽にお読みただければ、、。
今年の夏のことです。
息子(中2)が娘の下宿先に泊まることになりました。
息子にとって、初めての一人旅。
娘に現地をいろいろ連れていってもらったらしい。2人のいい思い出になったことでしょう。
確か5泊くらいしてきたと思うのですが、その時の娘の同級生の反応が興味深かったです。
娘いわく
「みんな、信じられないっていうの。自分の弟を下宿先に泊めるなんてって」
どうも、ほかのみんなのところは、そんなに兄弟姉妹間で仲が良くないということらしいです。
へ~と思って聞いていましたが、確かに、うちの子どもは仲がいい。
仲が良すぎて、心配なくらいです。
どこが心配かですって?
二人とも、婚期が遅れるのではないかって、、。
なぜって、息子は、どうもこの世の中で一番の美人を娘だと思い込んでいるようなところがある(この息子、妻の作る料理は何でもおいしいという、目の前のものをいつも一番いいものと思うようなところがあるという「いい子」で、娘を美人だと思うのも、その延長線上にあるみたいです)し、娘も息子のことがとても好きらしい。
娘は、今、一生独身でいるかも、みたいなことを言いだす始末で、婚期が遅れるどころか、、という感じ。
娘には、
「そりゃあ、わからないよ」
と言ってはみましたが、自分の今までを見ても、好きな人ができて、相手の人もすいてくれたら、突然結婚となることは十分あると思うんですけど、どうなんでしょう???
ところで、ここの医学部看護学科はとても忙しいみたいです。看護学科どこもそうなのでしょうか?
それでも、娘、毎朝6時~7時くらいの時間に「おはよう。」というスカイプメッセージを送ってくれます。私が娘の万が一のセキュリティのために、お願いしたのですが、、。
きちんきちんとありがとうね!!
(次回はページを変えて)
※もし、この「視点」全体から、読みたいところを探したいという方は視点目次(サイトマップ)をお使いください。ほとんどあらゆるタイプの頭の子、性格の子をとりあげてきています。かかわりの基本は同じですが、少しずつ、子どもたちによって、かかわりに変化をさせています。きっと、ご自身のお子さんと似た子も発見することでしょう。私が、どういう子にどうかかわって、子どもたちを変えてきたか、成績を上げていったか、などを、具体的に記していっていることがおわかりいただけるかと、、。ぜひご参考に、、、。繰り返し繰り返し読むに耐えうるものにしてあるつもりです。
「とび授業」のすすめ
視点目次(サイトマップ)
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いじめられないために。いじめをなくすために。知識のしずく「その1」
学校からいじめをなくすには。知識のしずく「その2」
変質者によって、子どもが殺されないために。知識のしずく「その3」
兄弟姉妹げんかをなくす方法。知識のしずく「その4」
「勉強しろと言わないように」ということに関して。知識のしずく「その5}
「選挙制度、政治制度の改革」に関して。知識のしずく「その6」
政治への向き合い方について。知識のしずく「その7}
大学入試改革の問題点について。知識のしずく「その8」
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