掲示板からご参考になりそうなものを抜き出しました(14)

 一番下の書き込みから、順にお読みください。

こんばんは

  投稿者:日暮  投稿日:2010年 4月24日(土)19時44分11秒
  こんばんは。書き込みが遅くなってしまいました。
こんなゆっくりのペースですけど、お許しください。

椿さん、ご丁寧にありがとうございます。田口先生のおっしゃられる通り、まったく気にしていません。私が優しいかどうかはわかりませんけど(笑)。
それに、今、掲示板を読み返していたら、私もCMさんのお兄ちゃんと妹さんを勘違いして書いてしまったことに気がつきました。CMさん、申し訳ありません。

ドラ君も先生の魔法にかかってきているようですね(^^)。リアルタイムでのメールのやり取りって、とても大切だと思います。親子でどのような会話をしているのか、ありのままの言葉で伝えてもらって、その中で田口先生がドラ君のネックになっているところを一つずつ解消していかれたのではないでしょうか。椿さんの書き込みを拝見していると、私もなぜかうれしくなります。とても前向きな文章で、ほのぼのとした温かみを感じます。

x=xの解は、すべての数!「なるほど〜」とパソコンを前に唸ってしまいました。この答えからも改めて田口先生のすごさを感じます。先生は物事の本質を一言で表現してしまうのですよね。しかも、その言葉がす〜っと頭の中に入ってくるから不思議です。なんでだろうな〜といつも思います。私は「x=xはすべての数」というフレーズを死ぬまで忘れないと思います、きっと。

誰に向かって書いているのかわからない文章になってしまいました。ゆっくりのペースですが、また投稿させていただきます。
 

では、そのままに、、、

  投稿者:椿  投稿日:2010年 4月14日(水)17時01分18秒
  田口先生、ありがとうございます。
では、お言葉に甘えて、修正せずにこのままにさせていただきます。m(_ _)m
(修正の仕方、分かりました。ありがとうございます。次回からお世話になります。)
日暮さん、すいませんでした。

今、学校から帰ってきたドラに、先生から掲示板の修正の仕方きいてくれてたん?と聞くと、「あ゛っ!!わすれてたっ。たははは。」と。
こんな、とほほな親子ですが、皆様、これからもよろしくお願いします。

「視点」のバナナ事件読ませていただきました。
凄く、深いお話ありがとうございます。何度も読んで心に刻み込みたいと思います。
 

椿さんへ

  投稿者:田口  投稿日:2010年 4月14日(水)00時41分3秒
編集済
   日暮さんは、優しい方ですから、きっと、大丈夫かと思いますよ。
 このままのほうが掲示板らしく、味があっていいような、、。??

 授業中、息子さんに、修正のしかた伝えてもらうようにお願いしたのですが、あの程度では難しかったですか?

 もう一度申しますと、この掲示板の一番下のほうに「自分の投稿の編集・削除」というボタンがありますので、一度、修正に挑戦して見られてはいかがでしょう。

 先ほども申したように、日暮さんに、椿さんの思いは伝わったかと思いますので、もうこのままにされても、おそらく問題はなかろうかと、、。

 いかがでしょう?日暮さん?

 ところで、日暮さん、x=xは、厳密にいいますと、解けるんです。というか、日暮さんも踏まえておられるような感じもしてますが、、。中学生相手には、解けない、と説明するのがいいかと思いますが、、。
 x=xの答えは、「すべての数」です。
 まあ、こんな問題出す人いないと思いますけどね。
 「頭の体操」にはなる問題でしょうかね。
 ご参考まで、、。

 また、何かあれば、お越しください。僕も、ぜひ、その後のことをお教えいただきたいです。日暮さんが、僕のホームページ、本をよくお読みになってくださっていることはよくわかります。本当にありがとうございます。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
 

す、すみません。

  投稿者:椿  投稿日:2010年 4月12日(月)15時37分36秒
  日暮さん、すいません。お名前を、間違えてしまってました。
先生〜〜、すいません。修正ってどうしたらいいのですか? 教えてください。
 

そうそう。

  投稿者:椿  投稿日:2010年 4月12日(月)01時45分35秒
  そうそう、一緒です。小暮さんと同じで、「こんなとき、田口先生なら、なんて、考えるのだろう。」は私もよく思います。
で、先生の著書をめくってみたり、視点を拾い読みしてみたり・・・。
同じところを読んでも、その時々で、(こちらの状態によって、)感じ方が・・・読み取れるところが、違ったりするんですよね。
何回読んでも、その度に発見があるというか、「あれ?ここ、以前、読んだっけ? 」と思うほど、別のものに感じてしまう事だってあるほどです。

10ヶ月ほど前(去年の6月末からお世話になってます。)始めの頃は、勉強は出来るようになりたい気持ちはあるものの、勉強はできるだけしたくないし、先生が出してくださる宿題もどうにも進まない・・・とにかく気持ちがついていかない。といった状況だったように思います。
授業の時も20分ほど前からPC前に座り、緊張している状態。
恥ずかしながら、私も一緒に緊張。家中ピタッと空気が止まったような緊張。
今、思い出すと笑ってしまうのですが・・・でも、そのときはとにかく、初めてのことでしたから。

我が家が家庭教師の先生をお願いするって事、考えてもみないことでした。
家庭教師の先生=ドラえもんのスネオくんちのイメージが・・・。だって、我が家はのび太くんち。
なので、PCでの授業なのに、実際、家に先生に来て頂いたかのような緊張なのでした。

そんな私達に、確か「ただ、分かりやすい授業をしたいだけなので、緊張しないで。」という様な事をいっていただいたような気がします。

先生の言葉は、いつも、ど真ん中に軽く、すとんと入ってくるんです。先生ご自信が、ブレないからなんでしょう。私たちのブレを気付かせてくれて、更に私たち自身で、そのブレを中心に納めるようにして下さる。(決して無理やり中心に引っ張り込むようなことはされずに。)

さて、さて、緊張しまくっていた私たちでしたが、今はなんだか頼もしいですよ。授業前、鼻歌歌いながら、PC前に2山ほど、いろんな教科の問題集や参考書、教科書、ノートなどを、どすっ、どすっ、と置いて、それをペラペラ見ながら時間を待っています。PCはリビングの一角にあるので、私たち家族も時間までは、ガヤガヤと好きなことをやってますが、本人、気にする様子もないです。

ほんとに、随分変わりました。ドラも、私も。先生のおかげです。
先生は「視点」で、「お母さんのメールの賜物です。」といってくださっていました。ありがとうございます。
そう考えたことはなかったのですが、、、
とにかく先生に本人の今の状態を分かっていただこうと思って、出来るだけ、私の思い込みが入らないように、お伝えできればと考えてメールさせていただいてました。

きっと、「視点」を読まれた方は、どんなメール? と思われたでしょう?
毎回、本人の様子そのものなのです。私は文章を書くことが得意ではなく、まとめることが出来ないという事もあって、本人の言ったことや、私との会話を、そのまま、その時の本人の気持ちなんかも一緒に伝わればいいな。といった感じで、先生に送信。
私のメールはたいしたものではないのです。箸にも棒にもかからないメールを、先生が魔法で、包むことによって、それを授業の材料に変えてしまわれるそんな感じなのかと・・・。
ん?なんか違いますか?

だめだ、眠くて、頭が回らなくなってきました。
すいません。今日はこの辺で、また書きます。
おやすみなさい。   すたこらさっさ。
 

田口先生へ

  投稿者:日暮  投稿日:2010年 4月11日(日)15時59分27秒
  ご返事ありがとうございます。
返事を書いて下さった時間を見て驚きました。
とてもお忙しい中、アドバイスをして頂いて、何てお礼を申し上げてよいのか、ありがとうございます。

先ほど、視点をのぞきました。なんと私の名前が登場しているではありませんか!テレビに自分の名前が登場したような心境で、うれしいです。
田口先生の視点やご著書を学んで、一番成長したのは私自身です。勉強、人間関係、日常のささいなことを違う見方で考えられるようになりました。そのとき決まって思うのが、「こんなとき田口先生ならどうやって考えるかな?」です。
壁にぶつかったとき、田口先生のリズム良い言葉が頭に浮かんできます。先生の言葉は、ときに抽象的で何を意図しているのかわからないときもあります。でも、あるとき、それが具現化する瞬間があって、それが楽しいです。

アドバイスをして頂いた「バツパターンを教える」の意味、まだ考えています。「極めて単純化する」というのは、「パーツに分ける」という考え方に近いのかなと今のところ考えています。
英文を一つの文として捉えるのではなくて、パーツに分けて考えさせて、そのパーツを比較させて違いを見つけさせる、そんなイメージでしょうか。三人称単数の問題だったら、主語と一般動詞だけに線を引かせてそこだけに注目させる、という意味だと今のところは理解しています。でも、先生のアドバイスを半年後に見返したら、違う意味に気付けるかもしれません。

その子がわかるレベルまで単純化するのは、実は高い技術が必要ですよね。問題を見たら瞬間的に解き方がわかる、余裕がある教え方をしないと、単純化はできないと思います。
「なるほどと、子供が納得して興味を持てる」ような説明も同じく、教える側に高い能力が求められるわけで、一朝一夕にはできません。
田口先生は、このことを見抜いたうえで、アドバイスをされているのでしょうね。
悔しいですが、私には「はい、そうしてみます。」と簡単にマネできません。少しでも、その高みに近づけるように頑張りたいと思います。(「x=xはなぜ解けないの?」という質問をされたら、「解けないものは解けない」と言ってしまいそうです。だって、そもそも「x=x」は解く必要がない自明な事実ですよね・・。)

今回頂いたアドバイスの中で、特に有難かったのは、「具体的な問題を出しながら英作してもらっている」という先生の教え方の一端を知れたことです。
田口先生は、さっと書いておられますが、とても貴重な示唆だと感じました。
お決まりの問題を解かせるのではなく、その子が間違えたところを教える側が即興で問題を作って、目の前で解いてもらう。それも、少しずつ問題の文章や問い方を変化させていく。教える側の血が通った問題を解かせる。「一つ一つ、イメージ豊かにフォローしていく」というのもこういう意味なのかなと思いました。
このアドバイスを頂いて、進むべき方向が少し見えてきました。
ありがとうございました。

太陽君のお母さんに、宿題のチェックをお願いしたら、快諾してくださいました。「とりあえず、答えが言えたり書けたりできれば十分ですから、それができていたら褒めてあげてください」とお願いしました。あとは、授業中になんとかしてみます。(「○○だけれでも、できる」の精神で。)教える側が工夫して「何とかできる」という所を見せないと、お子さんも自分から動いてくれませんよね。あせらず、じっくりやってみます。

私への返事の「これですべて答えたことになっていますでしょうか? 」という最後の何気ない言葉。お忙しい中、これだけ丁寧に答えてくださった上に、先生のお心遣いに思わず感動しました。この掲示板、それから視点の中でも、先生はお子さんに向かって「ありがとう」と何度も声をかけていらっしゃいます。これって、なかなかできることではないといつも感じています。先生は、いつも相手の立場で物事を考えていらっしゃるような気がして、これがお子さんとの信頼関係の要なのかなと思っています。(生意気なことを申し上げて申し訳ありません。)

また、ご報告させて頂きます。
今後ともよろしくお願い致します。

日暮さんへ

  投稿者:田口  投稿日:2010年 4月 5日(月)01時07分3秒
編集済
   すいません。遅れに遅れてしまって、、。
・「物質が水に溶ける」の「溶ける」の意味、
・「体積が大きくなる」の意味(たぶん体積という言葉を知らなくて、何かが膨らむというイメージがない)、
・鉄や銅が金属かどうか、
・「蒸発」とはどうなることか、
は、いずれもなかなかいい質問かと思います。
 というか、子供から受けた質問で、おかしな質問と思ったような質問はありません。子供って、知識や関心や得意にでこぼこがあって、大人からみたら、とんでもないことを聞いてきたりしますが、あるいは、こちらが当然と思っているようなことがわからなかったりしますが、それが頭が悪いということにつながるということはないかと思います。
 たとえば、僕に「x=xはなぜ解けないの?」と聞いてきた子がいて、それを説明するのに、計6時間くらいかかったりした子がいますが、で、僕はその子に説明するのに、普通の説明をすると、ことごとくはじき返されたのを覚えていますが、じゃあ、その子が勉強できないかというと、学年トップでした。最低点が社会の87点で、ほかはすべて満点近かったです。というか、テスト前は、どうかなあと心配して、結果満点をとれないと、くやしがるという感じの子でした。

 とにかく、いろいろな質問を子供はしてきます。それが、なるほどと、子供が納得し興味を持てるようになったら、いい方向に行くと思いますが、、。

 うちの娘なんか、小5のころかな、妻に「雨はなんで降るの?」と聞いてきて、妻が「パパに聞いて」と言ってくるので、説明してあげましたが、なかなかいい質問かと思っていました。ほかには、「紙はぬれると、どうしてくっつくの?」とか、いい質問でしょ。
 鋭い質問だねえ、とか、頭いいねえ、とかいったりしていました。

 そちらの太陽君のような間違いは、おそらく直るのに時間がかかるかと思います。
 で、これは、ご両親にも、協力を求められて、チェックをお願いすることでしょうか?

 きわめて遅いスピードで改善するかと思いますが、これを忍耐強くしてあげることかと思います。急いで結果を出そうとすると、かえって、本人にいらぬプレッシャーをかけることになるかもしれません。
 深く掘り下げる、ということの意味はわかりませんが、同じ答えが出る問題を、いろいろさせて、見たいな意味で、いろいろな問題に取り組ませるというのもひとつでしょう。同じ答えのために、こういう設問もあるんだよ、というようなことをわからせるということです。
 ほかには、こちらで、問題を解けても、それが本当にわかっているか、図が正確にかけているかをご覧になるとか、直接「これはどういう意味?」と聞いてみるとか、聞きながら、どのくらいの理解をしているかを確認していく、という手もあります。

 単純に、問題集をいっぱいやらせるというのも手ですが、彼の場合、いっぱい間違えるみたいなことがあれば、一人でさせたとしても、一つ一つ、イメージ豊かにフォローしていくことが必要になるかと思います。

 Heが3人称単数だから、sがつく、というのを、おそらく何回書かせても身につかないでしょう。
 KY母さんの息子さんは、やはりそのあたりで間違えたりします。もう少しよくできますが、、。最近は、よくわかってきています。あと少しというところです。彼の集中力の賜物でしょう。ほめていたと、KY母さん、お伝えください。
 で、僕は、彼に具体的な問題を出しながら、英作をしてもらっています。
 「あなたは今なにをしていますか?」
 という英語に対して、What are you do?と彼は書いたりしていましたが、というか、それができても、また少し文章を変化させると、間違えたりしてしまいましたが、ずいぶん、できるようになってきました。
 で、そのコツは、「バツパターン」を教えることかと思います。
 ヒントをあげますね。

 彼は、僕がbe+〜ingと言っても、その直後くらいで、平気で間違えます。それは、きっと、英語になれていないからなんですよね。僕たちが黒人の顔がみな同じにいえるように、見分けがつかないわけです。ですから、たとえば、黒人どうしの違いは、目をみるだけでわかるとか(実際はどうかわかりませんが)、きわめて単純なものに集約してしまって、そこだけチェックポイントにして、それだけ確認してみるとかする、という感じでしょうか?たとえがよかったかな?
 英語に関していうと、すくなくとも、それが英語になっているか(英語になっていれば、点数になる可能性はあるわけで、英語になっていなければ、その瞬間に、どういう設問でも、バツです。ですから、バツパターンに、まず、はまらないという意識をもたせるための練習が必要かと、、。)のきわめて単純なパターンから、練習するということをするといいかもしれません。
 その子がわかるレベルまで、思い切って単純化して、つまり、世間的な説明を理解させるということから入るのでなくて、自分でチェックできるようにする、ということが必要かと、、。

 この程度のヒントで、お考えになってみてください。ご参考まで、、。

 これですべて答えたことになっていますでしょうか?
 

「家庭教師を求める人」さんへ

  投稿者:田口  投稿日:2010年 4月 4日(日)01時17分44秒
編集済
   書き込みありがとうございます。返答がおくれてしまって、申し訳ありません。
 「2時間5000円という指導料を公開し、「これより安い料金を公開している家庭教師は、後付けで追加請求する、ローン系教材を購入させる、職務意識が著しく低く、相談や苦情にも行き当たりばったり応じる、安い料金を払うのももったいない程技術が劣る、などの粗悪講師であると疑うべきである」」
とのことですが、出所を確認しないと、どの文脈で、かかれたことかわからないので、なんともいえない部分もあるのですが、あくまで、一般的な話としてさせていただきますね。

 個人的な感想を言わせていただければ、必ずしもそんなことはないと思います。
 つまり、安い料金でも、しっかり教えてくれる家庭教師はいるような気がします。
 とくに、学生さんで、そういう方はおられるのではないでしょうか?
 なぜなら、普通のバイトよりも、それでも割がいいと思われますから、、。

 ただ、教えながら、あるいは、教えていないところで手を抜く可能性はあります。そして手を抜かない人は、その分を請求してくる可能性も、、。また、そもそも能力の低い方である可能性もあります。
 そうすると、かえって高くなる可能性があるので、いくつか、注意点を申しあげますね。

 ほかに、請求してくる可能性はないのか、事前に確認された方がいいでしょう。
 それと、能力がある方なのか、目の前で、問題を説明してもらうかして、確認してみてはいかがでしょう?そういうのを嫌がる方は結構いるかもしれません。でも、そういう反応で、その方のひととなりがわかるかと思います。
 そちらで求められている家庭教師の能力に、見合う方かどうかも、チェックが必要でしょう。英語を教えてほしければ、英語をどう教えるのか、具体的につめていかれるといいと思います。やる気を出させてもらいたいのであれば、そのために、どういうアプローチをされるつもりなのか、聞かれるとか、具体的に聞いていかれれば、おおよその、その方の能力は、わかるかと思います。
 今までの教師としての経験も念のため聞いておくといいかもしれません。

 僕は、教える前に必ず体験授業をお勧めし(先方が体験授業などいらないから、すぐに教えてほしいといってこられても)、その前後に、ご家庭の質問を受けるという形をとっているのですが、それは、きちんと僕を理解していただくためにです。ホームページと違うとか、あとで、思われてはいやですからね。
 そちらも、ぜひ、そういう機会を設けられて、慎重に決められることでしょう。僕のホームページの中の「よりよい家庭教師へのアプローチ」などをお読みになって、最低限はこうあってほしいというような家庭教師像みたいなものを、描かれておくというのも手かもしれません。
 僕に関しては、ここに書き込まれているお母さん方に、率直に聞かれるという手もあるかと思います。僕は、そんなことかかないで、とかいうことは、一切ありませんので、お母さん方も、率直に答えてくださることでしょう。それは、きっと、家庭教師を選ばれるにあたって、とても参考になるのでは、と思います。
 宮さんというかつての教え子も書き込んでくれています。彼女も書き込んでくれるかもしれません。僕を押付けようなんて意図はまったくありませんので、ご安心ください。
 僕は、基本的にそういう発想を持たない人間だと思ってください。

 僕自身は、「KY母」さんがおっしゃっているように、僕が教えている時間以外の時間で、どう勉強してもらえるかも、とても大事かと思いますので、そのために、お母さん方とメールや連絡ノートで話しあったり、事前に、教えることになりそうな問題をみておいたり、テストがかえってくれば、テストをチェックして、今後の指導に生かそうとしたり、します。
 おそらく、その時間は教える時間よりもはるかに長いのでは、と思っています。
 もちろん、その時間に対して、対価を要求していません。

 なお、いわずもがなのことかもしれませんが、家庭教師で、高い料金を設定してくるから、いいと思うのも危険です。詐欺に近いと思われるほど、レベルの低い家庭教師もいますので、、。ですから、やはり、事前にメールで、あるいは、電話で、あるいはじかにお会いして、しっかりと、その方の能力を、確認されることでしょう。
 この程度で、答えになっていますでしょうか?また、何かあれば、ご遠慮なく、、。遅れうことはあっても、必ず返答させていただきます。

 日暮さん、少しお待ちくださいね。よく読んで返答させていただくつもりです。お母さん方のお話で大体のところは、お分かりいただけたかもしれませんが、、。

質問があります。

  投稿者:家庭教師を求める人  投稿日:2010年 3月29日(月)23時10分55秒
  家庭教師を本業にしているという、ある方のWebページに、2時間5000円という指導料を公開し、「これより安い料金を公開している家庭教師は、後付けで追加請求する、ローン系教材を購入させる、職務意識が著しく低く、相談や苦情にも行き当たりばったり応じる、安い料金を払うのももったいない程技術が劣る、などの粗悪講師であると疑うべきである」旨が記載されていますが、この理論は一般的なのでしょうか?
確かに、安い料金には裏があるといいますけど…。

情報交換の流れを断ち切るようで申し訳ありませんが、ぜひともお答えくださいませ。
 

テストの誤答です

  投稿者:日暮  投稿日:2010年 3月28日(日)17時48分12秒
  田口先生へ

ご丁寧なお返事をありがとうございます。
先生の貴重なお時間を頂戴して申し訳ありません。でもアドバイスを頂きたいので図々しくも投稿させて頂きます。
もしお許し頂ければ、この掲示板でみなさんと意見交換がしたいなと思っています。節目ごとに、私の教え子の様子をご報告させて頂きたいです。教え子の名前は太陽君にします。太陽のように明るい男の子です。

「水蒸気って何?」と聞かれたときの、私の顔。困惑した顔をしていたかもしれません。
「いい質問だね」と言って答えてあげられる余裕が大切ですね。先生が視点の中で繰り返し大切だとご提言されている「余裕」。簡単なようで、実はすごく難しいことだと感じます。奥が深いです。

水蒸気のほかに、わかっていなかったことは、

・「物質が水に溶ける」の「溶ける」の意味、
・「体積が大きくなる」の意味(たぶん体積という言葉を知らなくて、何かが膨らむというイメージがない)、
・鉄や銅が金属かどうか、
・「蒸発」とはどうなることか、

などです。

質問には、一つ一つ丁寧に答えるようにしています(当たり前ですが)。金属は漢字に「カネヘン」がついているよ、という感じで説明しています。説明をすれば、結構わかってくれます。すべてを丁寧に説明したいのですけど、時間の制約があるので難しいです。

太陽君のテストの誤答例です。

理科

(1)「(酸化銅の実験で)このような化学変化を何というか」−「酸素」

(2)「(植物で)束のようになったaとbをまとめて何と言うか」−「葉緑体」
  *aは道管、bは師管

(3)「(雲の実験で)ピストンを引くとフラスコ内の温度はどうなるか」−「小さくなる」


社会

(1) 「次の文章が説明している国を答えなさい。
    1950年から朝鮮民主主義人民共和国と戦争を起こした。」−「朝鮮戦争」

(2)「冷戦とはどういうことか説明しなさい。」−「核兵器のいやでみんな戦っていないこと」
  *太陽君の答えをそのまま書きました(日本語が変です)。


社会の(1)は問題文をよく読んでいないのかなと思います。問題文に線を引かせるようにしていますが、なかなか改善しません。
理科の(1)や(2)も、問題文をしっかり読んでいないのが原因かなと当初は思いました。でも、よくよく考えると何か違うような・・。

テスト直前に問題集で、

・「酸化銅は銅と何が結びついたか」−「酸素」
・「銅と酸素が化合することを何というか」ー「酸化」
・「道管と師管をあわせて何というか」−「維管束」

という問題を繰り返しやりました。

ですから、太陽君はこれらの用語を知っています。テスト直前に問題集を解いたところ、正解できました。
テストでは文章が空欄になっていたり、図や表も出てきます。太陽君は、問題集と違う文章や形式で出題されると、以前に問題集で解いた問題(同じ問題)だと気がつかないようです。
テストの答案が返却された後に「銅と酸素が化合することを何というか」と太陽君に聞いてみました。すると「酸化」と答えました。
正直、太陽君がテストのときにどうしてこのような間違いをしたのかわかりません。
田口先生のように想像力を働かせてみたのですが、う〜ん・・・。この状態が1年近く続いています。
前回の私の書き方が不正確でした。応用問題が解けないといいますか、問題集と同じ出題形式の問題は解けるけど、出題形式や問いの文章が変わると途端に解けなくなります。

今回のテストは、理科、社会ともに教科書ワークを一緒に覚えました。(派遣元には内緒でボランティアで教えました。ですから、「今後も」というわけにはいきません。)一問一答は全問正解できるようなりましたし、ワークの練習問題も3回繰り返し解いています。目の前で解かせて、教科書ワークの問題は解けるようになったことも確認しました。
でも、答えを暗記してしまっているというか、覚えた用語が太陽君の中で宙に浮いているといいますか、そんな感じがしました。

問題を解く数を増やして問題に慣れさせた方が良いのか、一つ一つの知識を腑に落ちるところまで掘り下げた方がいいのか迷っています。一つ一つの知識を掘り下げるにも、授業中にすべての問題を確認して説明することはできません。
太陽君が理解したかどうか、確認するためのいい方法はないでしょうか?
解く問題数を増やした方がいいでしょうか?

太陽君のお母さんとは1年ほど前から連絡ノートのやり取りしています。宿題の状況や授業中の様子を書き込んでいます。お母さんも太陽君の様子をときどき書き込んでくれます。連絡ノートの効果は大きいです。連絡ノートの存在は知っていたのですが先生のご著書を読ませて頂いて連絡ノートの目的を知りました。何気ない道具(ツール)にも先生の哲学がつまっているんだなと感じています。

太陽君のお母さんは、とても気さくな方です。
授業時間を増やすのは経済的に厳しそうですが、簡単なチェックをお願いすれば、快諾してくださると思います。やる気をそがないようなやり方でお願いしても、きっとご協力頂けると思います。
太陽君の話では「勉強しなさい」とあまり言わないそうですし、先回りをされないお母さんだと思います。だからこそだと思いますが、太陽君はそこそこやる気があります。(点数が上がればもっとやる気を出してくれそうです!!)
「学校の授業は一方的で嫌だ」と太陽君はよく言いますが、家庭教師の授業は楽しそうに受けてくれます。お母さんが太陽君の勉強にあまり関わらず、太陽君も学校の授業を聞かず、
が続いて今の状況になってしまっているのですが、太陽君にやる気があることだけが救いです。

「満点BON!」の使い方を具体的にご紹介頂いてありがとうございます。企業秘密を教えて頂いたようなものですね。ありがとうございます。テキストの使い方一つでも、お子さんが自分で勉強できるように、田口先生は補助輪に徹していらっしゃるなと感じました。
私はすべてを自分で教えようとして、時間が余計に足りなくなっているのかもしれません。
宿題も、授業中に一緒に解いた問題しか出していません。そのほうが、太陽君もわかりやすいだろうと思ってきましたが、実は教える自分が安心したいだけかもしれません。次の授業のときに、「宿題がまったくわからなかった」と言われるのが怖いです。
教科書ワークの「要点のまとめ」も、太陽君と一緒に教科書を読んで穴埋めをしています。今後の教え方の見通しがついたら、ご両親にもチェックをお願いしてみます。
そのあとで、テストで得点できるように、どうやって太陽君の理解を深めるかがやはり鍵ですね。

それにしても、「満点BON」だけでお子さんに高得点を取らせる力量にはただただ脱帽です。
要点のスピードチェックは10問程度ですし、そのあとの練習問題も2ページだと
思うのですが・・これで十分というところが信じられません。
繰り返し同じ問題を解いてもらうだけで、このような成果が出るものでしょうか。
類題を先生がお作りになられたり、知識の肉付けをなされたりしますか?
教科書(学校のプリント)を覚えてきたかのチェックまでしないとなかなか90点以上は取れないと思います。
私は、教科書ワークの問題量(満点BONより多い)だけでは、足りないような気がして・・。

解説をノートに書いてきてもらう件ですが、ノートに解説を丸写ししてもらうのではなく、答えを出すまでの考え方をノートに一言書いてきてもらおうかな、と思っています。
例えば、「He plays tennis」という問題だったら「主語が三人称単数だからplayにsがつく」という感じです。
やはり難しいでしょうか。今回のテストの答案を見ていても、太陽君は問題集で正解できた問題を間違えるものですから、問題を解いて○と×をつけるだけで十分か心配です。とんでもない考え方で、答えを導いてそうで、、。本当は一問一問解き方を目の前で確認できるといいのですが、時間的に難しいです。
解説の丸写し、「ただ」書いているというのは、確かに本人にとっては楽しくはないですよね。「遊びと勉強の境界をなくす」、ご著書の中で感銘を受けた言葉の一つです。
 

日暮さんへ

  投稿者:田口  投稿日:2010年 3月26日(金)01時13分53秒
   はじめまして。
 返事が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
 ホームページのファンにもなってくださり、僕の本もよんでくださり、感謝しています。本当にありがとうございます。

 ご質問の件ですが、「理科の飽和水蒸気量を教えているときに「水蒸気って何?」という質問をされてしまい、自分で教科書を読んで問題集を解いてきてもらうのも無理かな」と思われるお気持ちはわかりますが、個人的には、水蒸気って何?という質問はとてもいい質問で、多くの子が結構わかっていないまま、なんとなくわかった気になってしまっているという感じではないかと思います。僕でしたら、そのような質問には、「いい質問だね」と言って答えてあげますが、、。かなりかしこい子でも、とんでもない質問をしてきたりすることはありますよ。そんなとき、「レベルの低い質問だなあ」みたいなものを、顔にでてしまわれないか、は注意されたほうがいいかと、、。
 これ自体は、質問することに、問題がないかと思いますが、文脈からすると、おそらく、もっといろいろ、「わかっていない」状況が起きているのでしょう。
 差し支えなければ、さらに例があればお教えいただけますでしょうか?

 「問題集をノートに解いてきてもらって、できなかった問題を「しつこくチェックする」方法が最善でしょうか?」とのことですが、ご両親に手伝っていただくことはできませんでしょうか?時間が足りなければ、増やしていただけないか相談され、難しいようであれば、ご両親に簡単なチェックをお願いする、という形をとられるといかもしれません。
 で、そちらが、必要とあれば、しつこくチェックされて、、。
 連絡ノートでか、直接にか、子どもさんの家での様子を聞きながら、チェックの結果なども教えていただきながら、、。たまに、「こんなのもわからないの?」とかいわれるご両親もいらっしゃるので、くれぐれもそのような、やる気をそぐような言い方を避けるようお願いされて、、。
 解説をノートに書いてもらう、と言うやり方は、本人が進んでやるというのでなければいい効果を生むかどうか、、。解説をノートに取るというのは、せいぜい本人がわからないところくらいにすべきでしょう。ただ、それも、危険な感じがするのは、そもそもわからない、理解できないものを、書き出すというのは、楽しいことだろうか?という感じがするからです。ただ書いているというのは、子どもの理解力をあげることはないと思います。
 楽しくないことをしているという意識が子どもさんにあったら、それもプラスには作用しないでしょう。
 とてもよくできる子で、わからないところに関して、丹念に解説をうつすという子はいますが、それは、その子が、そういうことが好きで、そうすると勉強に夢中になれるというようなところがあるからだと思います。
 そちらの教えている子ですと、そういうレベルまで期待するのは気の毒な感じもします。とりあえず、答えを埋められる(覚えている)、ということで十分かと思います。で、わからないかも、と思われるところは、時間の取れる範囲内で、チェックし説明してあげるという感じでしょうか。
 僕の教えている子は、中学生の多くが理科は「満点BON!」を使っています。で、満点BONで、使い方を説明しますと(ほかの市販されているテキストでもおそらく同じような感じで使用が可能かと思いますが)、はじめに、その単元の「要点のスピードチェック」みたいなところがありますから、それを上の解説を見ながら、自分で解いてもらい、答えあわせをするということをしてもらいます。一度、一緒にやりながら、こんな感じで、というのを具体的に示してあげるといいかと思いますが、、。
 宿題として出すなら、ご両親にも、みてもらうといいかもしれません。で、ある程度の質問には、ご両親にお答えいただいて、それでもわからないところとか、さらに聞きたいというところは、授業のときに聞いてきてもらうという感じでいいかと思います。
 とりあえず、答えを言えれば十分くらいなところから、出発されてはいかがでしょう?
 応用問題はぼろぼろ、とのことですが、応用問題のどこをどう間違えたのか、もう少し具体的にお話いただくことはできますでしょうか?

 正直、問題と答案そのものをみさせていただきたいくらいです。ただ、そんなわけにも行かないでしょうから、例を挙げるような感じでもいいですし、どういう問題をどう間違えたのか、お手数ですが、できる範囲で結構ですので、お書きいただけますでしょうか?

 ときどき、今回のように返答が遅れることがあるかもしれませんが、かならず返答をしますので、よろしくご理解ください。
 とりあえず、今回はこのような返答でよろしいでしょうか?
 

はじめまして

  投稿者:日暮  投稿日:2010年 3月21日(日)18時43分15秒
  田口先生、はじめまして。日暮と申します(ペンネームです。好きな漫画から拝借しました)。家庭教師を3年ほどしています。このホームページを初めて読んだのは2年前。それから田口先生の大ファン(隠れファン)になりました。あっ、ヤフーからやってきたと記憶しています。

正直に言うと、最初に視点を読んだときには半分くらい納得できませんでした。でも、実際に子供を教えていくうちに、「ああ、視点の中で田口先生はこういうことをおっしゃっていたのか」と気が付くことが多くて、その度に視点を読み直しています。田口先生の言葉は、本当に不思議で、教え方に行き詰まったときに、ふと頭に浮かんでくるのですよね。田口先生は、すべてを見抜いているというか、預言者というか、今ではそんな印象です。多くのお母さんが言う「田口先生の魔法」を、間接的にですがまさに自分自身の中で体感しています。ご著書も拝見しました。この視点の内容と重なる部分もあってとても興味深く読ませて頂きました。

それで、どうして今回思い切って掲示板に投稿させて頂いたかというと、教え方についてのヒントを頂けないかと思いまして。特に宿題を出し方に悩んでいます。今、どう教えたらよいのかわからない中学2年生(今春に中学3年生)がいます。1年生の終わりから週2回(1回1.5時間)教えているのですが、成績はかなり悲惨です。1年生のときは、5教科の成績が通知表で1と2でした。この1年間は、英語と数学を中心に教えてきました。英語と数学はともに3、なんとか平均点が取れるようになりました。ただ、教えていない他の教科は2のままです。もう受験生ですし、他の教科も引き上げたいのですが、英語と数学で手一杯で他の教科まで手が回りません。理科や社会の宿題だけでも出そうかと思っているのですが、理科の飽和水蒸気量を教えているときに「水蒸気って何?」という質問をされてしまい、自分で教科書を読んで問題集を解いてきてもらうのも無理かなと・・・悩んでいます。

宿題はそこそこやってきます。英単語20個覚えてくる宿題で、次の時間にテストをすると15個くらいは正解します。授業中は真面目に勉強しますし、やる気も普通程度にはあります。ですから、何とかサポートしてあげたいと思っています。こういうお子さんに、どのように宿題を出せばよいのでしょうか?例えば、問題集をノートに解いてきてもらって、できなかった問題を「しつこくチェックする」方法が最善でしょうか?○と×だけだと理解度をこちらがチェックできないので(水蒸気を知らないレベルのお子さんなので)、解説をノートに書いてもらう方法にしようかとも考えています。ただ、うまくいくかとても不安です。

このホームページの「掲示板からご参考になりそうなものを抜き出しました(1)」に、似たような相談があったのですが、田口先生はテストに出そうな所を一つ一つクリアーしていくというアドバイスをされています。マネをさせて頂きました(すみません)。私が同じ方法で教えると20点が40点ぐらいにはなりましたが、80点にはなりません。典型的な問題は解けても、応用問題はボロボロでした。田口先生と私のスキルには雲泥の差がありますから、私の教え方が悪いというだけです。田口先生も、「経験がない人が私のマネをすると、ケガをする」とご発言されていますが、その通りケガをしました。これ一つをとってみても、やはり田口先生はすべてを見抜いていらっしゃるなと自分の浅はかさを痛感します。掲示板で先生がおっしゃっていた「個々人によって設定するノウハウ」・・知りたい・・とても興味があります。

視点を読んでいると、塾などで大量の問題を解いている子(解かされている子)よりも、田口先生のもとで基本を固めた子の方が点数が良いというか、健全な勉強ができていると感じます。どうしたら、大量の問題も解くことなく基本をしっかり固め、なおかつテストでも高得点が取れる、先生のような教え方ができるのでしょうか。視点のどこかで、市販の参考書1冊で田口先生が教えて数学90点以上を取ったお子さんをご紹介されていたのですが、私からすると奇跡です。だって、あの問題集に載っている問題数は本当に少ないです。どうやって教えたら、こんなことができるのか、見当もつきません。知恵をお借りできないでしょうか。深く考えてみたいです。
この掲示板には先生の教え子の方やお母さんもいらっしゃるので、もしよければ私にヒントをください。
 


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